涼しく快適なコールマンのオアシススクリーン!設営方法は?

最終更新日:2019/01/15

テントは今やアウトドアだけでなく、ピクニックやビーチ、運動会などさまざまなシチュエーションで使用されています。

一家に1つテントがあれば、さまざまな場所で活躍すること間違いないでしょう。

今回はコールマンの「オアシススクリーン」というタイプのテントに注目します。

暑い時期に活躍するという特徴を持つ、オアシススクリーンのテントの魅力や設営方法などを詳しくご説明していきます。

コールマンのオアシススクリーンとは?設営はどうなの?

コールマンのオアシススクリーンのテントは、70年代にアメリカで発売が開始されたテントです。

当時の日本は三角テントが主流だったので、馴染みのない四角い形のテントを見て、珍しく感じる人が多かったようです。

その後日本でも発売されたオアシススクリーンのテントには、特徴の1つに「フルスクロール」という機能があります。

これは、全方位から風を通すメッシュの窓のことで、風の通りがよくなり、暑い時期のアウトドアで活躍する造りになっています。

フルスクロール部分にはフラップがついているので、すべて閉めれば涼しい時期のキャンプにも対応できます。

また、テントには「スカート」とよばれるものがついています。

これはテント内に虫の侵入を防ぐ働きがあり、設営後のテントの裾が広がっている見た目からその名がついたのです。

オアシススクリーンのテントは3本のポールで構成されているテントで、自立できないタイプのテントです。

ペグ打ちまで完了すると自立しますが、これは構造上、強度の弱さへと繋がってしまいます。

そのため、現在販売しているコールマンのテントの基準からすると、強度に不利な点が多いことから、残念ながら現在は生産が中止されています。

しかし、中古品であればまだ購入は可能なので、気になる人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

もっと詳しく知りたい!コールマンのオアシススクリーン

ここではコールマンのオアシススクリーンを、もう少し詳しくご紹介していきます。

メリット、デメリットに分けてそれぞれご説明していきます。

【メリット】

■withフラップ

普段は風を通して涼しいメッシュ部分には、すべてにフラップがついています。

そのため、すべて締めきると風や寒さ対策になります。

また、昼寝や着替えをするプライベート空間として使用でき、テントから少し離れる際の防犯対策にもなります。

■風に強い

スチームフレームを使用しているため、風に強いタイプなので、しっかりとペグ打ちしておけば強風でもびくともしません。

海沿いで使用しても問題ないでしょう。

【デメリット】

■自立しない

3本のポールで設営する構造で、ペグ打ちまで完了させないと自立できない仕組みになっています。

ペグ打ちをすると、テントを張った後の移動はできないので、微調整すら不可能です。

設営場所を決める際は十分注意しましょう。

■壁面の傾斜

テント内部は壁面が傾斜になっています。

ローテーブル、ローチェアなら問題ありませんが、高さのあるキッチンテーブルなどを壁面に寄せて設置すると、頭に壁面がぶつかってしまいます。

高さのあるアイテムを設置する際は注意が必要です。

コールマン・オアシススクリーン設営の手順①

ここからはコールマンのオアシススクリーンのテントの設営方法をご紹介していきます。

設営するテントの種類は「オアシススクリーンテント170T2800J」で、オアシススクリーンの中では定番商品になります。

まずは気になるスペックをご説明します。

【オアシススクリーンテント170T2800J】

定員:4~8人用
サイズ:360×400㎝
材質(タープ):ポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水、シームシール)
耐水圧:1200㎜
ポール:FPR(11㎜)、スチール(19㎜)
重量:8.3㎏
カラー:グリーン&ベージュ
セット内容:本体×1、ルーフボール×3、センターポール×2、サイドポール×4、ペグ×13、ハンマー×1

オアシススクリーンテント170T2800Jは、UV-TEXという、紫外線を99%カットする嬉しい機能が備わっています。

自立しないタイプのテントになるので、設営するには少しコツを用します。

慣れるまでは2人以上で設営するとよいでしょう。

コールマン・オアシススクリーン設営の手順②

ではコールマンのオアシススクリーンの設営手順を詳しくご紹介します。

①まず、設営場所を決めましょう。

オアシススクリーンテントは設営した後に動かすことができないので、場所を見極めてから設営を開始しましょう。

②次に、フレームを組み立てます。

③テント本体を広げておきます。

④②のポールをテント本体にセットしていきます。

穴を通す際は、ポールの向きを確認しながら慎重に行って下さい。

急いで無理に通すとテント本体を傷つけてしまう恐れがあるので、注意しましょう。

⑤テントが寝たままの状態でペグ打ちをします。

⑥最後にタープを起こして、きちんと自立させたら完了です。

全方位スクリーンタープなので風を通し、夏場などの暑い時期には活躍するでしょう。

また、ヘキサなどと組み合わせて使用すれば大きな日よけができあがり、より過ごしやすくなります。

自立式でないこちらのテントは、慣れるまで設営に苦労するでしょう。

とくに最後のタープを起こす作業は、苦戦する人が多いと聞きます。

設営後もちょっとしたテントのゆがみが気になり、ペグ打ちをやり直すこともあるようです。

しかし設営後の使い心地はとてもよいので、ほかのテントへ移ることなく、長年愛用している人が多いと言われています。

オアシススクリーンテントは連結して使える

コールマンのオアシススクリーンテントは、同じくコールマンから販売しているBCキャノピードームテントと連結して使用することができます。

2つのテントを連結することで、より広くプライベート空間を確保できます。

また、寝室と作業スペースを分けることが可能になるので、効率的かつ快適なキャンプにすることができます。

連結の仕方はとても簡単です。

まず、オアシススクリーンテントの設営を完了させておきます。

次にBCキャノピードームテントを設営します。

オアシススクリーンテントのキャノピーとは反対の部分に、ドームテントのキャノピー部分を繋げます。

重ね合わせるようにして、隙間の三角を閉じましょう。

先に設営したテントに、もう1つのテントを押し入れるだけで連結は完成します。

連結すると大型になるので、最初にオアシススクリーンテントを設置する場所を注意して選ぶことが大事です。

設営後の移動はできないので位置決めの際は十分広い場所で行いましょう。

コールマンのオアシススクリーンテントのメンテナンス

コールマンのオアシススクリーンテントを長く愛用するには、日ごろのメンテナンスが大切です。

使用後にできるメンテナンスは、どんなものがあるのでしょうか。

まず、テントを使用したらたたむ前に干すことが大事です。

テントは湿気が溜まりやすいので、乾かさずに収納するとカビが生える原因となります。

もし、キャンプ場で干す時間が取れない場合は、自宅に帰ってから乾燥させましょう。

物干し竿や車の上、広げて干せる場所ならどこでも大丈夫です。

テント使用後は必ず乾燥させてください。

それでも万が一、カビが生えてしまったら「カビソフト除去スプレー」を使うことでカビを除去することができます。

使用方法は簡単で、カビが生えた部分にまんべんなくスプレーを吹きかけます。

10分程たつと、カビは茶色く変色します。

さらにその部分にスプレーを吹きかけ、30分ほど待つとカビは完全に消えます。

薬品のにおいと成分を飛ばすために、スプレー後は乾燥させることを忘れないようにしましょう。

また、テントは設営していると砂埃や雨などで汚れてくることがあります。

汚れが気になるときは、お風呂の浴槽で洗うことができます。

気になる洗濯方法ですが、まず浴槽に水をため、粉せっけんを溶かします。

浴槽にテントを入れて、優しく足で押し洗いしましょう。

汚れた水を捨て、きれいな水ですすいだら、日陰で涼しい場所に干して乾かします。

汚れが目立ってきたら定期的に洗濯をして、テントをきれいに保ちましょう。

暑い時期はオアシススクリーンテントで快適なキャンプへ

コールマンのオアシススクリーンテントは全方位フルスクロールで風を通し、夏場でも快適なキャンプを行うことができます。

フラップを閉めれば涼しい時期も使用でき、連結すれば大型のテントとしても利用できる特徴もあります。

自立しないテントのため慣れるまで設営には時間を用しますが、使い心地がよいことで愛用したくなること間違いなしでしょう。

ぜひメンテナンスをしっかり行って、長く使用できるようにしてくださいね。

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