近年アウトドアに出掛ける人が増えています。
アウトドア用品を揃えていくにつれて、自分の好きなブランドも出てくるのではないでしょうか。
特にアウトドアウェア用品で人気なのがフリースです。
この記事では、モンベルとパタゴニアで人気のフリースを中心に、比較してご紹介していきます。
人気ブランドモンベルの創立者!辰野勇氏のすばやい決断力とは?
日本発祥の人気アウトドアブランド、モンベルは日本の風土にあった様々なアウトドア用品を開発、販売しています。
その製品はどれも高品質で、リーズナブルなものばかりです。
1975年、辰野勇氏によって創業されたモンベルは、2014年の国内売り上げが540億円にまでになりました。
一代で、国内最大手のアウトドアブランドに成長を遂げたのです。
本人も登山家であり、アルプス三大北壁の一つ、「アイガー北壁」の登頂に世界最年少で成功を果たしたことが有名です。
登山は、天気が崩れそうな時、「登山を続けるか・下山するか」の一瞬の決断力で生死を分けることがあります。
その経験で培った早い決断力が、モンベルを国内最大手のアウトドアブランドへと導いたと言えます。
また、社会活動にも積極的で、自然保護活動や社会福祉活動も行っています。
近年は、モンベルのツアーイベントに参加する人へ「エコツーイズム」の精神を継承することで、自然保全やその地域の文化、伝統の継承にも力を入れています。
そんな、日本最大手のモンベルと同じく人気のアウトドアブランドのパタゴニアの時代背景などにについて、ご紹介します。
モンベルと時代が重なるので、比較してみてはいかがでしょうか。
人気ブランドパタゴニアの歴史背景とは?環境保全にも尽力!
パタゴニアの創設者イヴォン・シュイナードもまた、自身がクライマーでした。
1953年、14才の時に岩に登ることの楽しさを覚えたのです。
1984年に世界遺産に登録されることになる、アメリカ合衆国、カリフォルニア州のヨセミテに挑みます。
ヨセミテに挑戦するようになり、クライミングに繰り返し使用できるギアを、自身で作るようになりました。
ギアを作るために、独学で鍛造を学び、やがてこれがビジネスへと発展していきます。
徐々に、クライミング・ギアをシンプル性、軽量性、耐久性、機能性など改良していき、利益を上げていきました。
その後1970年代になると、外国で買い付けてきた、ラグビーシャツが仲間の間で好評だったことをきっかけに、それを販売、成功し、ウェア部門設立へとつなげます。
現在の【パタゴニア】というブランド名は、ウェア部門設立時にできたブランド名です。
環境保全の面でモンベルと比較すると、パタゴニアも環境問題に、力を入れています。
ペットボトルを再利用して作った、リサイクルポリエステルをフリース生地などに使用しています。
また、自社製品の2級品や古着などをポリエステル素材に作り替えて、商品を作っています。
モンベルとは、また違った形で、環境保全に力を入れているブランドなのです。
比較されることが多い!モンベルとパタゴニアの過去の深い関わり!
同じアウトドアブランドで、商品などの比較がされることの多いモンベルとパタゴニアですが、実は過去に深い関わりがありました。
モンベル創業から3年目、1977年に創業者である辰野氏は、ドイツ最大の登山専門店「スポーツ・シュースター」に売り込みをかけます。
売り込みをかけた男性も登山家で、この時話が弾みました。
このことがきっかけで、寝袋や防寒具の輸出を開始します。
この2年後、同社のパーティーでパタゴニア創業者でクライマーでもある、イヴァン・シュイナード氏と出会い、とても話が合い、取引がはじまります。
モンベルは、パタゴニアの代理店をしていた時期があるのです。
パタゴニアの代表素材の、「シンチラ」を共同開発し大ヒットさせたり、モンベルの代表素材である雨具の素材を提供したりしました。
モンベル・パタゴニア共に利点も沢山ありましたが、結果的にモンベルは自身のブランドを確立させたいという理由で、パタゴニアから撤退を決めました。
モンベルの人気おすすめフリース!保温力と通気性の両立!
では、モンベルのフリースの特徴をご紹介します。
モンベルのフリースは全体的に、暖かさだけではなく、特に通気性に優れています。
汗をかいても蒸れにくく、快適な着心地なので、アウトドアやウィンタースポーツなどにぴったりです。
また、着た時に腕や体が動きやすいような、裁断の工夫がなされています。
バックパックを背負った際の、フリースの着心地にもこだわっています。
素材はシーンや季節にやって選べるように、生地の厚さや多種類の素材のフリースが販売されています。
ご紹介する、おすすめの人気フリースがこちらです。
●クリマエアシリーズ
軽量で、とても高い保温力がある中厚手のシリーズです。
体に程よくフィットするので、アウターの下に着たり、アウターとして着たりと幅広い時期に使えます。
機能性もさることながら、見た目も良いのでアウトドアだけではなく、普段使いも出来る万能フリースです。
【クリマエア キャスティングセーター】
・参考価格 14,364円
・生地 クリマエア®【ポリエステル】(肩、ひじ) 12デニール・バリスティック® エアライトナイロン
すでに一つ持っている人が、そのデザインと機能性に惹かれて買い足すことも多いです
では、パタゴニアの人気おすすめフリースとも比較してみます。
パタゴニアの人気おすすめフリース!モンベルのフリースと比較しよう
次に、アウトドアシーンでとても人気があるパタゴニアのフリースをご紹介します。
●Rシリーズ
こちらは、1・2・3に分かれ、番号が大きくなるにつれて、生地が厚手になり保温力が高くなります。
【R-1】は、フリース素材特有の毛羽立ちが無く、フード付きのものやプールオーバーなど色々なデザインがあることが特徴です。
Rシリーズの中で最軽量で、持ち運ぶ時にかさばりません。
【R-3】はRシリーズで最も保温性に優れています。
極寒の地で、裏返しにして中間着として着用出来る、リバーシブルタイプです。
そして、Rシリーズの中で、最も人気のおすすめフリースは【R-2】です。
フリース好きの人の間では、「フリースの最高峰」と称されるほど、質がいい製品です。
素材はポーラテックサーマルプロとポーラテックパワードライで出来ていて、保温力と通気性を兼ね備えたフリースです。
少しタイトなデザインなので、かさばらず、極寒時には中間着としても活躍し、冬場は普段使いも出来ます。
コンパクトで、持ち運びが便利なところも、人気の理由です。
また、防臭機能が付いているので、アウトドアに出掛けて、数日洗濯ができなくても気持ち良く着られる点も、評価されています。
値段は、少し高く感じる人もいるかもしれませんが、「洗濯しても軽く10年はもつ。」
というレビューも多いので、ファンは多いです。
【パタゴニア:フリース ジャケット メンズ R2ジャケット】
・参考価格 44,950円
パタゴニアとモンベルのフリースを比較すると、どちらも機能性、デザイン性に優れていると言えます。
後は実際に使ってみると、どちらが自分の好みか発見できるでしょう。
他と比較しても見つからない!モンベル・パタゴニアと言えばこの商品
次にモンベル、パタゴニアの代表商品をご紹介します。
モンベルの代表的なフリースと言えば、シャミースジャケットです。
シャミースの素材は、100パーセントポリエステルで出来ています。
他のブランドのフリースと比較しても、モンベルのシャミースは最軽量で、最も薄いフリ生地です。
極細のマイクロファイバーで、断熱効果も高く、薄い生地でも暖かさをキープできます。
伸縮性に優れ、着心地がいいので、アウトドアやスポーツに最適です。
【モンベル:シャミースジャケット メンズ】
・参考価格 5,184円
リーズナブルで高品質なので、一着は試してみてもいいのではないでしょうか。
次にご紹介するのが、こちらです。
パタゴニアのフリースと言えば、【レトロX・ジャケット】といっても過言ではないくらい、定番で人気です。
こちらのフリースは、人気がありすぎて、どこにも売っていないという事態を招く年もある様です。
流行り廃りのない、かっこよさと、防風性の高さ・保温性兼ね備えたアウトドア向けのフリースです。
【パタゴニア:クラシック レトロX メンズ ジャケット】
・参考価格 45,022円から
今までご紹介してきた、パタゴニアやモンベルのフリースと比較すると、スペックの面では劣るかもしれません。
しかし、「最先端のフリースとは真逆のレトロ感がかっこいい。」と、大人気です。
ハイスペックでかっこいいフリース!ご自身にぴったりの一着を
モンベルとパタゴニアのフリースを比較しながらご紹介してきました。
両方とも、機能性、デザイン性に優れているので、後はご自身の好みになってきますよね。
モンベルのフリースはアウトドアブランドの中でも、特にリーズナブルで、パタゴニアのフリースは少し高価だけど、かなり長持ちするものもある様です。
皆さんにぴったりの一着が見つかるといいですね。