登山の魅力と忘れてはいけない持ち物は?女子必見!

最終更新日:2019/07/28

登山と聞くと、どのようなイメージがあるでしょうか。

「わざわざ山を登りに行くなんて信じらない!」といったようなイメージをする人もいるかもしれません。

しかし、多くのアウトドア雑誌などでは、登山はとても身近な趣味として取り上げられています。

また、山ガールという言葉が流行したように、女子に人気の趣味としても注目されています。

そこで、当記事では登山デビューを考えている女子の皆さんに、山の魅力と忘れてはいけない山での持ち物をご紹介します。

登山の魅力を知ろう

登山と聞くと、長い山の坂道をひたすら登り続ける、苦しい修行のようなイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、山道もずいぶんと整備され、桜チップの遊歩道や木製の階段など、とても歩きやすいように舗装された箇所も多く見られます。

そのため、散歩感覚で山を歩く人も増え、登山が身近なものになってきました。

女子同士でハイキングを楽しむ光景もたびたび見られます。

また、山頂には食事や買い物ができる山小屋も充実し、最低限の持ち物だけという軽装でふらっと楽しめるようなスタイルで楽しむ人も多いでしょう。

そのような登山を楽しむ人達に、登山の素晴らしさを尋ねると、「山頂に着いた時の景色や達成感がたまらない」という声を耳にします。

さらに、山頂を目指すまでの美しい自然の風景や、鳥のさえずり、凛とした空気なども、日常では味わえない気分を体験できるものです。

そのような山の中での時間に癒されて、いつの間にか疲れやストレスから解放されるのも登山の魅力の一つと言えます。

女子旅ならぬ女子ハイク!まずは手軽な山から

登山の魅力に気づくと、「どこの山に行こうかな?」と週末がくるのが待ち遠しくなるかもしれません。

女子旅ならぬ、女子ハイクと称して、仲間と一緒に近くの山にハイキングに行くのも楽しいでしょう。

そこで、まずは手軽な山歩きから始めましょう。

体力に自信のない人は、山頂までロープーウェーで行くことのできる山もあります。

最初は、そのように乗り物を利用して山に親しむというのもいいでしょう。

まずは山の雰囲気を楽しむことが大切です。

ロープーウェーを降りたら、山頂付近を散策しハイキングコースを巡って登山気分を楽しみましょう。

そこで、都心から行ける女子におすすめハイキングコースをご紹介します。

●高尾山

東京都八王子市高尾町2205

ケーブルカーとリフトにより山頂付近まで行くことができます。

山頂からは、スカイツリーや房総半島、富士山を眺めることができます。

まるで、東京とは思えない静かな大自然溢れる景色に癒されるでしょう。

●宝登山

埼玉県秩父郡長瀞町長瀞

ロープーウェーで山頂まで行くことができます。

時期にもよりますが、山頂では季節の花を楽しむことができるでしょう。

2月が見頃の蠟梅の時期は、山頂一面に蠟梅のいい香りが漂い、たくさんのハイカーで賑わいます。

●谷川岳

群馬県利根郡水上町大字湯桧曽字湯吹山国有林

ロープーウェーに乗ること10分、絶景の景色を眺めながら山頂に到着します。

到着した付近は、ほぼ森林限界なので高山の気分を味わうことができます。

ロープーウェー終着駅付近を歩くだけも、かなりの見応えあるパノラマが広がりますが、谷川岳山頂に行くにはこの地点からさらに歩いて2~3時間はかかるため、体力に自信のない方はここで引き返す人も多くいます。

また、ここから山頂に行くには、しっかりとした装備が必要なため、トライする場合は次章でご紹介する持ち物を参考にしてください。

登山に必要な持ち物とは

それでは、登山に必要な持ち物をチェックしていきましょう。

女子に限らず、登山をするのに基本の装備をご紹介します。

・登山靴

自分の足に合ったサイズで、スニーカーではなく登山靴を選びましょう。

素材は、ゴアテックスなどの防水性があるものがおすすめです。

・ザック

日帰りであれば30L位の大きさのものを用意しましょう。

ザックにはザックカバーが付いているタイプもありますが、ない場合はザックカバーも用意しましょう。

これがあることで、雨に打たれても中の荷物が濡れずに済みます。

・雨具

必ず忘れないようにしましょう。

山の天気は変わりやすいので、出かける時に晴れていても油断は禁物です。

素材はゴアテックスなどの、防水、撥水性の良いものがおすすめです。

寒い時には風をよけるための防寒具としても役に立ちます。

・帽子

山は日差しが強いため、日焼け対策と熱中症対策のためにも帽子をかぶりましょう。

・ストック

登る山にもよりますが、高低差の大きい山や、滑りやすい山に登る時はストックがあると便利です。

・防寒着

登っている最中は汗をかいて暑くても、休憩中は体を冷やす恐れがあります。

また、山頂付近は気温も低くなるので、防寒着で寒さから身を守る必要があります。

・タオル

山では汗をかくので、替えのタオルを忘れないようにしましょう。

寒い時は、タオルを首に巻いて防寒対策することもできます。

・行動食

登山はエネルギーを多く消費するので、体力を維持するためにもカロリーを摂取することは大切です。

飴やチョコレート、クッキーなど、小腹がすいた時にエネルギー補給できる物を忘れないようにしましょう。

・地図+時計

平時であればスマートフォンで自分の現在地がすぐにわかるのでとても便利ですが、万が一スマートフォンの電源が切れてしまった時のことを考えて、地図と時計は忘れないようにしましょう。

山の中で道に迷った時に、地図があればチェックすることができます。

これらの物は、必ず持ち物リストに入れてください。

日帰り登山でも、備えあれば憂いなしで、自分の安全を守るためにもとても大切な持ち物です。

登山に慣れてきた女子におすすめ!縦走登山

低山などでのハイキングに慣れてくると、本格的な山に登りたい衝動にかられてくるのは自然な流れでしょう。

するといよいよ本格的な山ガールのスタートになります。

とはいえ、女性でも2500メートルを超えるようなアルプス級の山に登ることができるのか、最初は不安に思うかもしれませんが、大丈夫です。

日本でも、北アルプス連峰などと呼ばれている山々を登る際は、登山口までバスや車で目指しますが、だいたい登り始める地点は2000メートルを超えた辺りからであることがほとんどです。

そして、時間をかけながら山頂を目指し、一日に上る標高にも限界があります。

だいたい、山では高度差300Mを登るのに、約1時間かかると言われています。

一日に3~4時間歩くというのは平地では問題ない人でも、山では3時間歩いてやっと1キロという距離を歩くようなイメージです。

2000メートル付近から登り始めて、3~4時間登ることで山頂付近に辿り着ける山もあれば、途中アップダウンがあり、2日かけて山頂に辿り着く山もあります。

そのように登る山にもよりますが、登山口はかなり標高の高い場所に位置しているので、女子でも本格的な縦走登山は可能です。

ただし、日頃から低山で体を慣らしたり、体力をつけておくことが肝心です。

縦走登山は、稜線まで出てしまえばそこからは標高差はほとんどないため、まるで空中散歩をしているようです。

雲海を眺めながらの散策は、山に登った人にしか味わうことのできない最高のご褒美です。

そして、山頂に構えられた山小屋は、疲れた登山客が安心して過ごせるような快適な設備が整えられ出迎えてくれます。

初めての縦走は、そのような山小屋を利用して体験することをおすすめします。

山のエキスパートとの出会いにも溢れ、たくさんの情報交換の場にもなります。

では、次章では縦走登山に忘れたくない女子ならではの持ち物をチェックしましょう。

縦走登山に!女子ならではの忘れてはいけない持ち物

縦走登山に出掛けた際に、以下の持ち物があると助かります。

・生理用品

山小屋にも販売されているかと思いますが、いざという時のため用意しておきましょう。

・拭き取り化粧落とし

登山は、日中日焼け止めクリームを顔に塗っていることと思いますので、お肌のためにもお化粧や日焼け止めクリームはその日のうちに落としましょう。

山では水が貴重なため、クレンジングする際に水を必要としない拭き取りタイプの化粧落としを用意しましょう。

・保水マスクパック

縦走中は、稜線を歩く時間が長いため、天気がいい日は木々が生えていない森林限界で直射日光を浴び続けることになります。

そのため、お肌の負担をケアしてあげるために、日焼けで乾燥したお肌を保湿するためのマスクパックを持参するといいでしょう。

女子に大敵な、しみ・そばかす予防にも、夜寝る前にパックをして翌日に備えましょう。

持ち物だけじゃない!登山では山岳保険も重要

ここまで、登山の魅力や持ち物についてご紹介してきました。

そこで、この章では持ち物以外に気を付ける点をお伝えします。

女子でも楽しめる登山には、魅力がたくさんあることがわかりましたが、山はいつ何が起きるかわかりません。

山に行く時は経験者の人と同行することをおすすめします。

そして、自分の体力に合った山を選びましょう。

そして、いざという時のために山での事故や遭難に備えた山岳保険についても知っておく必要があります。

これは、登山中にもしも遭難した場合には、莫大な捜索費用がかかるために用意された保険です。

保険の種類にも、本格的な登山を対象にしたものと、ハイキング程度の登山を対象にしたものと分かれています。

また、年間で契約するタイプのものと、単発で契約するものに分かれていて、それほど登山に行かないという人はその都度、数百円で契約できるものもあります。

アウトドアブランドでも有名なモンベルでも、野あそび保険といって、250円から手続きできるプランがありますので、一度各保険会社のホームページをチェックしてみてください。

万全な準備をして登山を楽しもう

登山は、万全な準備と体力を整えて臨めば、とても楽しく魅力的なスポーツです。

また、生涯を通して楽しめる趣味の一つにもなることでしょう。

お伝えしたように、持ち物や山岳保険について改めて確認し、楽しい登山ライフを充実させてください。

こちらも合わせてご覧ください。