初心者でも楽しめるサビキ釣りに挑戦!仕掛けは自作するの?

最終更新日:2019/10/21

一度は挑戦してみたい趣味として、釣りが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

初めて釣りに挑戦するのであれば、サビキ釣りをやってみませんか?

初心者でも釣れやすくて難しい操作も必要ないため、非常におすすめの釣りです。

小型のアジやイワシなど、食べて美味しい魚を狙えるのもいいですよね。

この記事ではサビキの仕掛けや、サビキに慣れてきた頃に挑戦したい仕掛けの自作についてもお伝えします。

サビキ釣りに挑戦!初心者でも釣れるレジャー釣り

皆さんは釣りと聞いて、どのようなシーンをイメージしますか?

水辺に座って、ウキのついた釣り竿を垂らしている姿を想像するかもしれませんね。

しかし、今回ご紹介するサビキ釣りはウキを使わない方法がポピュラーで、釣り糸の先には針の他にカゴが付いていますから、一見してみると一般的な釣りのイメージと違う印象を持つかもしれません。

しかし、サビキ釣りは初心者にもおすすめできる、初めて釣りをする人でも釣りやすい方法なんですよ。

もしこれから初めて釣りに挑戦するのであれば、ぜひサビキ釣りに挑戦してみてください。

次の項からは、サビキ釣りの準備として、仕掛けをはじめとする釣り用具についてご紹介していきます。

後半部では、サビキ釣りに慣れてきた方のために、仕掛けを自作する方法もご紹介しますよ。

サビキ釣りのやり方!なれないうちは仕掛けを自作より購入が吉!

この項では具体的に、サビキ釣りについてご紹介していきます。

サビキ釣りの特徴はなんといっても、仕掛けに取り付けられたたくさんの針と、周囲にエサをまくためのカゴの存在です。

サビキ釣りでは、カゴに入れたエサをばらまくことで小魚を集めて、小魚が間違って釣り針を食べたところを釣り上げます。

そのような性質から、針にエサを取り付ける作業がいりません。

「釣りの生き餌は気持ち悪いから触りたくない」という人でも、気軽に楽しめるのがサビキ釣りと言えるでしょう。

それではサビキ釣りの方法をお伝えします。

最低限必要となるのは、釣り竿とリール、サビキ釣りの仕掛けに加えて、エサとなるアミエビです。

いずれも釣具店で購入することができますよ。

また、サビキ釣りの仕掛けは自作することもできます。

しかし、初心者のうちは釣り糸の扱いに不慣れでしょうから、仕掛けを自作することは避けておいて、市販のものを素直に使ったほうがお手軽に釣りを楽しむことができるでしょう。

今後釣りに慣れてきて、自分なりの工夫をした仕掛けで魚を狙いたいと感じたり、もっと安く仕掛けを揃えたいと思ったときには、ぜひ自作に挑戦してみてくださいね。

サビキ釣りにトライ!釣りの流れを知っておこう!

続いて、サビキ釣りの流れをお伝えしていきます。

釣り場となる防波堤に着いたら、早速釣りの準備をしましょう。

サビキ釣りの仕掛けをセットする方法は2種類ありますが、どちらも非常に簡単です。

1つめは、カゴを釣り糸の一番先に付ける「下カゴ」と呼ばれる方法です。

釣り竿にリールを取り付けて、そこから伸ばした糸にサルカンを取り付けます。

そして、サルカンの先に市販のものや自作したサビキ釣りの仕掛けを取り付けて、仕掛けの先にオモリ機能のついたカゴをセットしましょう。

もう1つは、リールから伸ばした釣り糸と仕掛けの間にカゴを取り付ける「上カゴ」と呼ばれる方法です。

先程と同様に、リールから伸ばした糸にサルカンを取り付けて、そこにカゴを取り付けます。

更にサルカンにサビキ釣りの仕掛けを取り付けて、仕掛けの先にはオモリを取り付けましょう。

これらのうち、初心者におすすめなのは下カゴです。

釣り糸が絡まりにくく、エサの補充も簡単ですから扱いやすいですよ。

サビキ釣りの方法!

引き続き、サビキ釣りの流れをご紹介していきます。

釣り竿の準備ができたら、早速釣りを開始しましょう。

手順としては、まずは仕掛けに取り付けたカゴにアミエビを詰めて、足元の水面に沈めます。

沈め始めたら釣り糸の様子に注目してください。

仕掛けが沈んでいる間は糸が張っていますが、底までたどり着くと糸が緩みます。

糸が緩んだ状態ではアタリに気づけませんし、仕掛けが絡まる恐れがありますので、早急に糸が張った状態になるようにリールを巻き取ってください。

狙いたい水深に仕掛けをセットできたら、竿を2~3回上下させて、カゴからアミエビをばらまきます。

すると、仕掛けの周囲に魚がいればよってきます。

カゴの中のアミエビがなくなったら、仕掛けを引き上げて再び餌を入れてから水中に沈めます。

釣りをしていると、釣り竿にコンコンと振動が伝わってくるかもしれません。

その振動は、魚が釣り針に食いついた印です。

しかし、慌てて釣り上げてはいけません。

サビキ釣りは針がたくさんついているため、一度に数匹食いつくまで待ったほうが得です。

ただし、釣り竿に伝わってくる振動が非常に大きかった場合は、その時点で釣り上げてしまいましょう。

大型の魚がかかった場合、魚が暴れたはずみに仕掛けが絡まってしまう可能性があるためです。

自作の仕掛けが絡まったらショックですし、市販の仕掛けもある程度お金がかかっていますから絡まったら嫌ですよね。

釣り上げた魚は、針に気をつけながら取り外し、クーラーボックスなどで保管しましょう。

サビキの仕掛けの自作方法!まずはライン結びを覚えよう!

前項ではサビキ釣りの基本的な流れをお伝えしました。

サビキ釣りに慣れてくると、「もっとたくさんの針も扱えそうだ」と感じたり、「魚にアピール力がある針を使いたい」といった要望を持つかもしれません。

そういった方は、ぜひサビキ釣りの仕掛けの自作に挑戦してみてください。

市販されているサビキ釣りの仕掛けと差別化を図れば、自然と釣果も変わってきますよ。

もちろん、釣果は良くなるだけではなく悪くなる可能性もあります。

しかし、釣果が上がるまでの試行錯誤も自作釣具の楽しみです。

海で釣りをするときだけでなく、自宅でも釣りに関わる作業を楽しめますので、釣りにハマってしまった方には是非おすすめしたいです。

まずは、仕掛けを自作するために釣り糸を結ぶ基本的な方法を覚えましょう。

●外掛け結び

針に糸を取り付けるための基本的な結び方です。

①糸を端から20cmくらいのところで折り返して、二重にしておきます。

②糸の折り返した側を先端として、針の胴に添えます。

③糸の折り返して余っている方を持って、針と、糸のもう片方を一緒くたにして5回以上巻き付けます。

この時糸の折り返した部分が作るループを完全に覆わないようにして残しておきましょう。

④余った糸の端をループに通して、軽く引き締めます。

⑤糸を巻き付けられている側の糸が針の内側に来るように結び目を整形してから、両側から糸を引いて完全に固定します。

⑥最後に、糸の余った端を切って完成です。

●8の字結び

仕掛けのメインラインにエダス(針がついている枝分かれした糸)を結びつけるための基本的な結び方です。

①結びつけたい糸同士を添えて、まとめて扱います。

この時、針が着いている方をメインラインの上側に揃えましょう。

②結びたい場所をつまみ、一回転分ひねってループを作ります。

③ループの中に、両方の糸の端を通して、引き絞れば完成です。

サビキ釣り用の仕掛け!自作のために仕組みを知ろう!

前項では仕掛けの自作に必要となる結び方を学びました。

ここでは、実際にサビキ釣りに使う仕掛けの構造を知っていきましょう。

サビキの仕掛けは、メインラインとなるモトスと、そこに結び付けられたエダスで構成されています。

モトスの長さは、モトスの端とそれぞれのエダスの間隔を20~25cm程度とれる長さにして、両端にサルカンを取り付けます。

かごを取り付ける側のサルカンはクリップ式にすると便利ですよ。

エダスの長さは、7~8cmくらいにして、モトスに5本くらい取り付けるのが定番です。

エダスの針には魚がアミエビと勘違いするように装飾を施します。

魚の皮や、スキンと呼ばれる樹脂製の帯を結びつけて、アピール力を増しましょう。

以上が基本の構成です。

工夫できるポイントとしては、エダスの長さや数、取り付ける間隔のほかに、取り付ける針の大きさや装飾があります。

例えば、エダスを長くすると絡まりやすくなったりアタリに気づきにくくなりますが、より自然なモーションをするので魚に針だと気づかれにくいです。

このように、様々なポイントで仕掛けの差別化ができますので、行きつけのフィールドに合わせて自作を楽しんでみてください。

初心者におすすめのサビキ釣り!仕掛けは購入しても自作も楽しい!

初心者でも手軽に楽しめるサビキ釣りについて、仕掛けに着目してご紹介してきました。

釣り竿を始めとする釣り用具は釣具店でひととおり購入できますので、ぜひお試しくださいね。

サビキ釣りに慣れてきたら、仕掛けの自作も楽しいです。

フィールドに合わせて、自分だけのよく釣れる仕掛けを作ってみてくださいね。

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