ダナーのコンバットハイカーの正しい手入れ方法を覚えよう!

最終更新日:2019/05/26

質の良い登山靴をせっかく気に入って購入しても、正しい手入れ方法を覚えていないと、残念ながら長持ちしません。

ダナーのコンバットハイカーはそのフォルムや質感、履き心地においても定評があるので、正しく適切な手入れをしていれば、長く愛用できます。

そこで今回は、ダナーのコンバットハイカーを長持ちさせるための手入れ方法と、手入れ時に使うとよいアイテムや注意点など、さまざまな観点でご紹介します。

ダナーのコンバットハイカーの手入れをする前に押さえることとは?

ダナーのコンバットハイカーを手に入れる際には、使用する前後に手入れをすることも念頭に置いておきましょう。

特に押さえておくべきことは、ダナーのコンバットハイカー自体がヌバック素材でできていることです。

例えば、メッシュやポリエステルなどを用いているシューズは、質感を気にすることなく丸洗いが可能ですし、とりわけ丁寧な手入れを必要としないのが一般的です。

しかし、普段履く運動靴とは異なり本格的な登山靴は、靴の素材に革や特殊な素材を使用している製品が多く、ダナーのコンバットハイカーもそのひとつに当たります。

ダナーのコンバットハイカーは、もともとはアフガンでの戦線に活躍するよう設計されたブーツなので、その耐久性、性能については群を抜いていて、登山家にも大変人気があり、手入れを正しく行っていれば長く使用できます。

汚れたからと言って簡単に丸洗いし、干しておけばよいものではないので、適切なアイテムを使用した入念で丁寧な手入れ方法を覚えておきましょう。

そこで、次からは人気のダナーのコンバットハイカーの手入れ方法についてご紹介します。

ダナーのコンバットハイカーを最初に手入れするときには?

ダナーのコンバットハイカーを購入したら、最初にヌバックローションや防水ジェルなどのアイテムを使い、履いているうちにできてしまう傷を防止し防水加工を強化するように手入れします。

購入時のダナーのコンバットハイカーの表面のヌバックは、手触りがさらさらとして見た目も明るく乾燥しています。

この状態で登山をしてしまうと、岩や石などで表面が傷つき破れたりして、靴の状態が悪くなります。

長年愛用するつもりでいるなら、まずはさまざまな対策をしておく必要があります。

そのうちのひとつとして、防水に注目した製品が防水ジェルです。

【コロニル:防水ジェル レザージェル 230ml CN044019】

参考価格:2,160円

容量:230ml

色:Colorless

素材:ゲル

使用対象製品:靴・バッグ・小物等

使用対象素材:スムースレザー、起毛皮革(ヌバック・スウェード・ベロア)

こちらの製品を最初に塗布し、ヌバックによくなじませておくと、優れた防水力を発揮します。

また、ヌバックを傷から守るにはこちらの製品がおすすめです。

【コロニル:ヌバックローション】

参考価格:2,160円

容量:100ml

カラー:1.ブラウン 2.無色

使用対象製品:ヌバック革製登山靴全般

コロニルのヌバックローションは、スポンジでも手入れできるのがポイントです。

カラーも2種類あり、特に無色はどの色にも対応するので人気です。

ダナーのコンバットハイカーをレザーワックスで手入れする方法

ダナーのコンバットハイカーを、防水ジェルとヌバックローションで手入れしたら、次に、革専用のワックスを使います。

レザーワックスの特徴は、ヌバックローションだけでは補いきれない油分や、ヌバックに必要な栄養を補給して、更に表面を滑らかにする効果があります。

【コロニル:アウトドアアクティブ レザーワックス】

参考価格:1,280円

容量:75ml

防水50%、保革50%使用の、革専用ワックスです。

ヌバックに適量塗布し磨き上げると、ヌバックの明るくさらさらした表面が、つややかで滑らかな質感に変化し、深みのある色合いと輝きを持つ仕上がりになります。

もちろん見た目だけでなく、革に付いてしまう傷から守る対策効果もありますので、手入れの際には必ず使いましょう。

ダナーのコンバットハイカーをナノクリームで手入れする方法

更に、ダナーのコンバットハイカーを防水用のナノクリームで手入れします。

最初に使用した防水ジェル以上の防水効果が期待され、靴紐に対しても塗布できる優れものです。

【Collonil(コロニル):防水クリーム ナノ クリーム 50ml】

参考価格:1,242円

容量:50ml

使用対象製品:革製登山靴全般

こちらの製品は、ナノレベルの成分でできており、革の隅々まで効果がいきわたるように作られています。

特に注目すべき点は滑らかに塗布でき、防水効果が長時間にわたって持続するところです。

登山をする時には、登山靴が雪や風雨にさらされ、水分がヌバックに染みて傷みやすくなる恐れがあるので、防水対策は万全にしておきましょう。

防水対策は傷防止とともに大変重要ですので、怠らないようにしましょう。

ダナーのコンバットハイカーの手入れをするのに使うブラシは?

登山靴の手入れをするのに、必ずブラシを使います。

ブラシは、靴底や革の表面についたほこりや砂などの汚れを落とすほかに、ワックスを塗布した後によくなじませるためにも使用します。

たわしを使って汚れを落としている方もいますが、基本的には、登山靴の手入れ用として売られている製品を使うことをおすすめします。

そこで、ダナーのコンバットハイカーの手入れにも適したブラシを挙げていきます。

【コロニル:クリーニングブラシ 16cm×4.2cm×3.3cm CN044049】

参考価格:1,296円

使用対象製品:丈夫な靴全般

使用対象素材:丈夫な皮革

クリーニングブラシは、靴底にこびりついた砂や泥を洗浄する際に用います。

もし革の表面に付着した汚れを落とすときに使うなら、優しくなでるように使用するのがコツです。

【コロニル:馬毛ブラシ 17cm×5.4cm×4.5cm CN044042】

参考価格:1,620円

使用対象製品:皮革製品全般

馬毛を使ったブラシは、それほど頑固ではない汚れを優しく落とし、革の表面を滑らかに磨き上げるときに必要な製品です。

【コロニル:1909 ファインポリシングブラシ 14.9cm×4.8cm×3.8cm CN044009】

参考価格:2,249円

使用対象製品:皮革製品全般

使用対象素材:皮革全般

馬毛ならぬヤギの毛を使った、柔らかくて優しい毛のブラシですので、仕上げ用の磨きこみにぴったりです。

ダナーのコンバットハイカーの手入れをする際の注意点

ダナーのコンバットハイカーを手入れする際に、注意しておきたいことがあります。

購入したら、履く前に前述の防水ジェルやレザーワックスを塗布し、よくなじませたら一晩から二晩、乾燥させます。

この時よく乾いていないと、革の表面にムラができてしまいますので、しっかりと乾かしてから次の作業に移りましょう。

馬毛ブラシに少量の水をつけ、比較的力強く、革の表面をブラッシングします。

ある程度ブラシで磨きぬいたら、マイクロファイバーの布やストッキングなどで、更に丁寧に磨きます。

このブラッシングとマイクロファイバーの布やストッキングでの磨き作業を、何度も繰り返し丁寧に行うことで、ワックスのべたつきが消え、表面にきれいな光沢が生まれます。

この時きちんと磨ききっておらず、ワックスのべたつきが残っている状態で使用すると、汚れが張り付き手入れしてもきれいに落ちません。

見た目も悪くなってしまう場合がありますので、きちんと磨ききりましょう。

また、丁寧に磨くことで、見た目の美しい仕上がりもさることながら、革の傷つきやひび割れもしっかり防止します。

もし、今までご紹介してきたワックスやブラシの購入に迷ったら、ダナーのコンバットハイカーを購入するお店で、手入れする際にどのケア製品を選んだらよいか聞くのもよいでしょう。

ケア製品のセットでの紹介をしてくれたり、磨き方のコツも丁寧に教えてくれたりしますので、ぜひ相談してみましょう。

ダナーのコンバットハイカーの手入れの仕方をしっかり覚えておこう

ダナーのコンバットハイカーの手入れ方法や、使用するアイテムについて紹介してきました。

ダナーのコンバットハイカーを購入したら、登山に使用する前に素材に合ったケア製品で手入れをしておくことが大切です。

そして、防水と耐久性を高めるためにも、日頃から手入れをすることが必要です。

ワックスを塗ったら、ムラがないように丁寧によく磨きこみ、きれいに仕上げるよう心掛けましょう。