寒い時期のキャンプの暖房アイテムとして便利なのがホットカーペットですよね。
キャンプ初心者でも手軽に取り入れられて、寒い時期のキャンプへのハードルを下げてくれるホットカーペット。
今回はキャンプでホットカーペットを使用する際の敷く順番についてご紹介します。
キャンプにホットカーペットがオススメな理由
寒い時期のキャンプは暖房アイテムが必須です。
そこでぜひ取り入れて貰いたいのが、ホットカーペットです。
ストーブなど燃焼系の暖房機器と違い、一酸化炭素中毒の危険がなく、地面からの冷気をシャットダウンしてくれます。
また、ご家庭でも使用できるのでコストダウンにもつながります。
すでにご家庭で使用しているものがある場合は、それを流用してもいいですね。
冬用シュラフがなくても、3シーズン対応のシュラフでもぬくぬくほかほかで気持ちよく眠ることができます。
シェルター内に敷くと、快適お座敷キャンプを味わうこともできます。
冬キャンプはもちろん、まだまだ肌寒い春秋の夜の必須アイテムとなること間違いなしです。
では、次の項では敷く順番についてご説明していきます。
ホットカーペットをテント内で使う際の敷く順番は?
ホットカーペットがテントの暖房におすすめ、というお話を先程の項でお伝えしました。
また、できることなら、より効果的にホットカーペットを使いたいですよね。
そこで、ここではキャンプの時にテント内でホットカーペットを使う際の順番をご紹介していきましょう。
次の順番で敷いていきます。
下から
①グランドシート(ブルーシートでも代用可)
②テント
③インナーマット(ある場合のみ)
④銀マット(アルミシート)
⑤ホットカーペット
⑥ホットカーペットカバー(ラグ)
上記のように、ホットカーペットの下に銀マット(アルミシート)を敷くのがポイントです。
銀マット(アルミシート)には、保温・断熱の効果があります。
そして、温かいほうに銀面を向けて使用しましょう。
銀面を上に向けて使用することで、ホットカーペットの熱を逃がさないようにすることができます。
ホットカーペットを敷く順番を間違えるとどうなる?
効果的にホットカーペットを使うおすすめの順番をお伝えしましたが、実はそれだけではありません。
キャンプでホットカーペットを使う場合は敷く順番が大切で、順番を間違えるとホットカーペットの温かさを活かせなくなってしまいます。
では、間違えた順番とはどのようなことなのでしょうか。
先程ご紹介した順番から考えていきます。
例えば、先程は最後にホットカーペットが来るようにしていましたが、そこを銀マット(アルミシート)と入れ替えてしまうなどです。
また、銀マット(アルミシート)を敷かなかったりすることです。
このようにすると、保温性や断熱性が薄れてしまうので、ホットカーペットの効果が活かせません。
また、ホットカーペットと体の間にいろいろなものを重ねすぎるのも、温かさを感じにくくなってしまいます。
ホットカーペットの温かさを最大限に活かすためにも先にご紹介した順番を参考に設営するようにしましょう。
敷く順番以外に注意する点は?
敷く順番の注意点はわかったかと思いますが、それ以外にも注意点があります。
・電源サイトを予約する
キャンプでホットカーペットを使用する場合は、電気自動車やキャンピングカーの場合は例外として基本的には「電源サイト」であることが必須条件となります。
電源のないサイトに比べると多少割高になることが多いです。
キャンプ場によっては、利用料が別途必要となる場合もあります。
・アンペア数の確認をする
事前に電源サイトのアンペア数を確認しておきましょう。
大抵10アンペアから20アンペアのサイトが多いです。
ホットカーペットの消費電力は6アンペアから8アンペアなので問題はありませんが、ほかの電化製品と併用する場合は注意が必要です。
・低温やけど
「低温やけど」についても注意が必要です。
長時間同じ場所に直接熱が当たり続けることがある場合は、低温やけどになる可能性があります。
ホットカーペットの上にホットカーペットカバーやラグを順番に重ねることによって、低温やけどのリスクを軽減することができます。
それ以外にも、ホットカーペットのタイマー機能を利用するなどして、安全に利用するようにしましょう。
・積載問題
ホットカーペットは畳んだ状態でも大きく、車の積載に大きく影響します。
コンパクトカー等、積載量に限界がある車の人は注意が必要です。
キャンプ場によってはレンタルしてくれるところもあるので、うまく活用しましょう。
レンタル料は1,000円前後のところが多いです。
レンタルの場合は、一緒に屋外用電源コードも借りられるか確認をしておくとさらに荷物を減らすことができます。
・結露問題
基本的にホットカーペットは、室内での使用を目的として作られています。
屋外での使用を考えた商品のように、結露など水分に対する耐性は強くないので、濡れてしまわないように注意することが必要です。
そして、テント内を温かくすることも、外気との気温差で必然的に結露が発生しやすくなるので注意しましょう。
また、テント内側の壁面に触れるような使い方をしないためにも大きさ選びは重要です。
テントの床面に対して、大きすぎないものを選ぶようにしましょう。
キャンプにオススメ!ホットカーペット3選
ホットカーペットの順番や注意点がわかったところで、オススメのホットカーペットをご紹介していきます。
【山善(YAMAZEN):ホットカーペット本体(1畳タイプ)小さく折りたためるタイプSUS-100】
参考価格:11,900円
本体サイズ:タテ88×ヨコ176cm
材質:ポリエステル100%
消費電力:200W
消費電力量(1時間あたり):約160Wh
本体重量:1.5kg
ソロキャンプには1畳用がオススメです。
【山善(YAMAZEN):ホットカーペット本体(2畳タイプ)小さく折りたためるタイプSUS-200】
参考価格:9,778円
本体サイズ:タテ176×ヨコ176cm
材質:ポリエステル100%
消費電力:520W
消費電力量(1時間あたり):約230Wh
本体重量:2.8kg
2~3人のデュオキャンプ、ファミリーキャンプには2畳用がオススメです。
【山善(YAMAZEN):ホットカーペット本体(3畳タイプ)小さく折りたためるタイプSUS-300】
参考価格:22,200円
本体サイズ:タテ235×ヨコ195cm
材質:ポリエステル100%
消費電力:7400W
消費電力量(1時間あたり):約490Wh
本体重量:4.1kg
4~5人のファミリーキャンプには3畳用がオススメです。
このような商品がオススメになります。
また、ホットカーペットの大きさは利用人数とテントの広さに応じて選ぶようにしましょう。
キャンプで一緒に持っていくべき便利なアイテム
それでは最後におさらいも含めて、キャンプでホットカーペットを利用する場合に、必要なものをリストアップしました。
・屋外用電源コード
サイトの電源をテント内へ引き込むために、電源コードが必要です。
雨などでの感電を防ぐためにも、必ず防雨対策された屋外用のものを使用しましょう。
長さは10mもあれば、どのようなサイトレイアウトにしても、余裕をもって使用することができます。
・銀マット(アルミシート)
敷く順番でもご紹介しましたが、地面からの冷気を遮断するためにも、銀マット(アルミシート)は必須アイテムです。
可能であれば厚みのあるものを用意すると、寝心地、座り心地が格段にアップします。
・ホットカーペットカバー(ラグ)
寝心地、座り心地の機能面はもちろんですが、敷くことによってテント内のオシャレ度を上げることができます。
敷くホットカーペットカバーやラグによって雰囲気を変えることができるので、お気に入りのものを持っていきましょう。
ホットカーペットを持ってキャンプへ行こう!
いかがでしたか?
ホットカーペットの魅力と敷く順番についてはご理解いただけたでしょうか?
敷く順番以外にも注意する点はいくつかありますが、ストーブなど燃焼系のギアに比べるとキャンプ初心者には取り入れやすい暖房アイテムかと思います。
寒い時期のキャンプにホットカーペットを取り入れて安心安全にキャンプを楽しみましょう!