登山をするには様々な登山アイテムが必要となります。
ウェアやシューズ、携帯食やもしもの時の医療キットなど様々です。
特に登山をする時に重要なアイテムと言えば、ザックではないでしょうか。
ザック1つで、身体への負担を減らし、より安全に登山をすることが可能です。
様々なメーカーが登山用のザックを販売していますが、特におすすめなのがグレゴリーのザックです。
街用のリュックで人気のメーカーですが、登山用のザックも数多く販売しています。
今回は、そんなグレゴリーのザックの魅力とザックの修理・メンテナンス方法をご紹介します。
グレゴリーのザックが支持される理由
グレゴリーのザックはなぜ多くの登山者から支持されるのでしょうか。
その魅力をご紹介します。
まず1つ目の魅力は、安定性です。
ショルダーハーネス部分に内蔵ワイヤーフレームが装備されており、重心が偏りにくい設計となっています。
安定して背負うことができるので、背負うというより着ている感覚に近いと表現されます。
2つ目の魅力は、フィット感です。
グレゴリーは人間工学に基づき、独自のショルダーハーネスやヒップベルトを開発しています。
そのショルダーハーネスとヒップベルトは可動式となっており、様々な体型にフィットします。
このフィット感が、先ほど述べた安定性にもつながってきます。
3つ目の魅力は、多機能性です。
グレゴリーのザックは登山者が喜ぶような使い勝手の良い様々な機能が備わっています。
レインカバーが標準装備されていたり、ザックのサイドにボトルポケットがあったり、どこからでも荷物を取り出せるコンパートメントなどが備わっています。
こういった機能が、登山者にとってのちょっとした手間を省いてくれてるため、非常に重宝されます。
最後の魅力は、永久保証です。
グレゴリーのザックは永久保証となっており、製品の欠陥が認められれば、無償で修理交換が可能となっています。
また、商品の欠陥ではない場合でも、有償で修理もしてくれます。
様々な魅力のあるグレゴリーのザックを一度使ってみてはいかがでしょうか。
グレゴリーザックの修理・メンテンスのポイント
グレゴリーのザックは先ほどご説明した通り、メーカーに依頼することによって、修理交換することが可能です。
しかし、なるべく長く愛用するために、個人で修理やメンテナンスをすることをおすすめします。
それでは、修理・メンテナンスのポイントをご紹介します。
まずは、ジッパー部分を見てみましょう。
砂などの異物が詰まっていないか、確認してください。
また、荷物を詰めすぎるとジッパーやその周辺部分に、大きく負荷がかかるので気を付けてください。
次にショルダーハーネスと本体の付け根部分を確認してください。
この本体との付け根部分は、荷物の重さにより大きな負荷がかかり続けるポイントです。
糸のほつれや布の破れがないか確認しましょう。
小さなほつれ程度なら、自分で修理するのをおすすめします。
次に背面パットをチェックしてください。
背面パッドは、大量の汗を吸い込みます。
洗濯をしないと汚れが溜まり、ウレタンフレームの劣化や悪臭の原因となります。
後ほど洗濯方法をご紹介します。
最後にバックル部分を確認しましょう。
確実に固定でき、ぱちんと外れるか確かめてください。
バックルは重い荷物を背負う際に肩への負担を減らす、重要な部分です。
長く使用し劣化すると素材の弾力性を失い、緩んで固定しにくい状態になってしまいます。
また、ザックの下の方にある部品なので、誤って踏みつけて破損してしまうこともあります。
非常に重要な部分なので、しっかりと確認してください。
グレゴリーのザックの洗濯と保管の方法
グレゴリーのザックは、非常に頑丈で長く愛用することができます。
しかし、長く愛用すればするほど、自然と汚れが溜まってきます。
背面パッドは多量に汗をかくので、その汗が原因で悪臭を発する場合もあります。
長く快適に使い続けるために、適切な洗濯をしていきましょう。
その洗濯の方法と、さらに合わせてその後の保管の方法をご説明します。
まず、洗濯前の準備として、外せるパーツはすべて外しておきましょう。
また、ジッパー類は全て開けておいてください。
準備が整ったら、ザック全体を濡らしてください。
水でも構いませんが、ぬるま湯の方が汚れが落ちやすいでしょう。
全体的に濡らしたら、目立つ汚れの部分を中性洗剤を使い、スポンジやブラシでこすり洗いをしてください。
目立った汚れ部分を洗い終わったら、ザック全体を押し洗いします。
大きめの桶や浴槽にぬるま湯をはり、中性洗剤を加え、押し洗いを行います。
じゃぶじゃぶと繰り返しているうちに、黒い汚れがにじみ出てくるでしょう。
ある程度洗ったら、汚れた水を捨て、洗剤をすすぎましょう。
水が濁らなくなるまで、何度も繰り返してください。
すすぎ終わったら、しっかりと水気を切り乾燥させます。
ザックをひっくり返して干すと、水が自然と滴り落ちます。
また、直射日光を避け、陰干しをするようにしてください。
完全に乾燥したら、同じく直射日光のあたらない場所に保管してください。
また、湿気のない風通しの良い場所を選びましょう。
さらに、型崩れを起こさないよう、丸めた新聞紙などを詰めておくとより良いでしょう。
メーカーに修理に出す前に、自分でメンテナンスと修理を行うことも大切です。
メーカーへの修理依頼方法
個人での修理やメンテナンスをしっかりと行っていれば、そう簡単にグレゴリーのザックは壊れないでしょう。
しかし、長く愛用し続けていれば、個人で修繕不可能なくらい破損してしまうこともあります。
そういった場合は、メーカーに修理の依頼を行いましょう。
グレゴリーは製品に欠陥が認められる場合、無償で修理・交換を行うことができます。
また、それ以外の場合でも、有償で修理をしてくれます。
無償になるか有償になるかは、まず、メーカーに問い合わせる必要があります。
メーカーに問い合わせる方法は2通りあります。
1つ目はカスタマーセンターに連絡して、修理を依頼する方法です。
2つ目は、グレゴリーの直営店に直接修理したいザックを持ち込んで依頼する方法です。
直営店が近くにあれば、直接持ち込む方法をおすすめします。
メーカーに問い合わせて見積もりを出してもらうと、診断料はかからないものの、別途送料がかかってしまいます。
ザックは大きな荷物なので、意外と送料がかかってしまいます。
そのため、直営店が近くにあれば、直接持ち込んで修理を依頼する方が余分な費用を払わずに済みます。
近くに直営店がない場合に限っては、メーカーに依頼してください。
修理の費用と時間の目安
グレゴリーのザックの修理の依頼方法はご説明した通りです。
それでは、実際にかかる費用とその修理期間はどれくらいかかるのでしょうか。
メーカーはその修理代金の目安表を掲示しているので、1つ1つご説明していきます。
●ほつれに関する修理
費用は、2500円~行っているそうです。
期間は2~3週間です。
●ウェビング交換修理
費用は、3000円~行っています。
期間はこちらも2~3週間です。
ちなみにウェビングとはザックに平行に縫われている横のベルトのことを指します。
●あて布修理
費用は、3500円~行っています。
修理期間は3~4週間です。
●ジッパー交換の修理
費用は、4500円~行っています。
期間は3~4週間です。
●ショルダーハーネス交換
費用は、7500円~と少し高額となっています。
期間は3~4週間です。
この提示している費用と期間は目安であり、きっちりとメーカーに出してから見積もりと期間を聞いてください。
大体の修理の場合、費用も期間も提示しているよりも、安く短く済んでいる場合が多いようです。
新品でザックを購入するに比べたら、絶対に安く済むのでおすすめです。
グレゴリーザックのおすすめモデル
グレゴリーのザックはいくつかの種類があります。
最後にグレゴリーザックのおすすめのモデルをご紹介します。
最初に紹介するモデルは、バルトロとディバです。
バルトロは男性向けに販売されたモデルで、ディバは女性向けのモデルとして販売されています。
このモデルの特徴は、まるで着ているかのようなフィット感です。
「レスポンス・サスペンション」という背面機能が搭載されており、背負う人の体形や歩いている時の体の姿勢に合わせて、自然と体にフィットします。
しっかりとザックが体にフィットすれば、実際の荷物の重さより軽く感じ、体への負担を少なくすることもできます。
体力に自信のない方におすすめです。
続いてご紹介するモデルは、スタウトとアンバーです。
スタウトが男性向け、アンバーが女性向けのモデルです。
こちらのモデルの魅力は、非常に軽量かつオールラウンドに使用できる点です。
日帰り登山から、泊まりの縦走をする登山まで対応することができます。
初心者から上級者まで幅広く支持されている商品です。
他にも、様々なモデルがあるのですが、共通しているのがその耐久性です。
丁寧に修理とメンテナンスを行えば、一生もののアイテムとなるでしょう。
グレゴリーのザックを長く愛用しよう
グレゴリーのザックは非常に丈夫に作られています。
修理とメンテナンスを行えば、長く使用することができます。
さらに、メーカーの修理システムも充実しているので、安心して購入できます。
登山に行く時に、どのザックを購入して良いかわからない場合は、グレゴリーのザックを購入してみてはどうでしょうか。