登山靴の定番!ダナーライトのサイズ感は?

最終更新日:2019/01/15

数多くの旅雑誌やアウトドア雑誌で取り上げられることの多い「ダナーライト」をご存知でしょうか。

ダナーライトの履き心地やサイズ感は「買いたい。」と思っている方からしたら、気になるものですよね。

ダナーライトの魅力や履き心地についてご紹介いたします。

ダナーライトとは?

ダナーライトは、アメリカの「ダナー」というブーツメーカーの販売しているブーツです。

ダナーは、1932年にアメリカのオレゴン州で創業しました。

創業当時は、労働者が作業をするときに履くワークブーツという、くるぶし丈のブーツの製造・販売を行っていました。

第二次世界大戦中には、「造船所の靴」と呼ばれる木こり用の作業靴のメーカーとして名をあげました。

その後、1960年代になると「マウンテントレイル」というモデルのハイキングブーツの生産を始めます。

当時のバックパッカーにはこの「マウントレイル」は、大変な人気だったと言われています。

1979年には「ダナーライト」が生産され始めます。

これは、現在でも大変人気なブーツでアウトドアブーツの定番と言われています。

ダナーの代表的なモデルとされているのが、「ダナーライト」と「マウンテンライト」です。

ちなみに、商品名に「ライト」とついているのには理由があります。

これらが開発された当時のブーツは、ヨーロッパ製の堅く重たいブーツが主流でしたが、「軽く、動きやすい」ということを売りにしたため、「ライト」とついています。

そんな、ダナーライトのサイズ感や履き心地はどのようなものなのでしょうか。

ダナーライトのサイズ感の合うものの選び方

ダナーライトには、型番によってワイズ(足の幅)が異なります。

また、アメリカのブランドということで、少々大きめに作られています。

ダナーのミリタリーモデルにはN・R・W・EWと表記されています。

ほかにも、N(狭い足幅)・R(平均的足幅)・W(広い足幅)・XW(Wより広い足幅)といった表記もあります。

欧米人に比べ、広くて薄い足の人が多い日本人には、WもしくはXWを選ぶことをおすすめします。

また、自分に合ったサイズ感を選ぶためには、「2cm小さいものを選ぶ」といいでしょう。

具体的にどういうことかというと、普段使いのスニーカーが26.5~27cmのものだと仮定します。

サイズ感の合ったものを選ぶとなると、USサイズの7.5(25.5cm)のものがサイズ感があっているということになるのです。

ご説明したUSサイズはメンズでの場合です。

レディースの場合サイズが違うので、選ぶ際には注意しましょう。

サイズ感があったダナーライトを履きたい!ダナーライトの特徴は?

ダナーライトはサイズ感の合ったものをきちんと履いていると、とてもかっこよく履きこなすことができます。

では、ダナーライトの履き心地は一体どうなのでしょうか。

通常のブーツは「足が蒸れやすい」という点があります。

ダナーライトは、世界で初めてゴアテックスを使ったブーツとして知られています。

ゴアテックスを使っているため、ブーツ内への水の侵入を防ぎ、水蒸気は逃がすという特長を持っています。

ハイキングブーツを使うと想定された山では、スコールに遭遇してしまう可能性もあるため、この機能は大変役立ちます。

快適に履けるのは嬉しいですね。

また、ダナーライトはブーツのサイド部分に「コーデュラナイロン」というナイロンが使われています。

これは、超軽量・高強度というのが特徴で、軍隊でも使われている素材です。

・その強度は、ナイフで切り裂いても破れることはないといわれています。

サイド部分のほかに使われているレザーも「フルグレイン防水レザー」というレザーで、普通のレザーは水に弱いのですが、これは大変水に強いです。

このため、ダナーライトを履いて川に入ったとしても、履き口から水に水が入らない限り、浸水してしまうことはありません。

サイズ感の合ったダナーライトを長く履くために

ダナーライトは、普段からのメンテナンスをしっかり行うことで長く履くことができ、味が出てきます。

長く履いている方の中には、約20年もの間愛用している方もいます。

サイズ感が合ったダナーライトを、長く愛用するにはどうしたらいいのでしょうか。

ダナーライトのメンテナンスには、に必要なものは以下の通りです。

・レザーを拭くためのタオル
・馬毛ブラシ
・ミンクオイル(ケアオイル)

メンテナンスの行程をご説明します。

①ダナーライトの靴ひもを取り除きます。

②馬毛ブラシで、汚れを払い落とします。

③タオルでミンクオイルなどのケアオイルをレザー部分に薄く、塗りこみます。

④全体に塗りこんだら、最後にブラシで磨いて完了です。

これを、月に1回ほど行うといいでしょう。

普段のメンテナンスは、レザー部分に着いたほこりをタオルで乾拭きしてください。

ダナーライトのナイロン部分に関しては、靴用のフォーミングシャンプーを使って、マイクロファイバーの布を使って洗うときれいに保てます。

ダナーライトよりも安価なブーツ?

ダナーライトは、機能が優れているだけあって少々価格が高いです。

【ダナーライト】

参考価格:59,400円

簡単に買うことのできない価格ですよね。

実は、ダナーライトよりも価格が手頃な商品があるのです。

【ダナーフィールド】

参考価格:27,000円

このダナーフィールドは見た目・サイズ感はダナーライトとほとんど変わりません。

この2つの共通点は3つです。

・デザイン

・ゴアテックスを使っている

・ビブラムソールを使っている

ダナーフィールドもダナーライトと同様、川に入ったとしても浸水する恐れのないしっかりとした仕様です。

よく見てわかる違いとしては、

①シューレースホールの数

ダナーライトは上部3つがフック上の金具、ダナーフィールドはすべてシューレースホールになっています。

②タグ

生産国がアメリカからベトナムになっているため、ダナーライトにあったアメリカ国旗のロゴからゴアテックス製を示すものに変わっています。

③ロゴの場所

ダナーライトは踵の上部にあったロゴが、ブーツの側面にきています。

この3点が挙げられます。

ダナーライトよりもリーズナブルな価格で同じようなものが手に入るので、ダナーライトをあきらめていた方でも買いやすいですね。

ダナーライト以外にはどんなブーツがあるの?

ダナーのブーツはアウトドアではもちろん、普段使いとしても使うことができます。

先述した通り、大きめのサイズ感ので選ぶときには注意してください。

ここでは、ダナーライト以外のおすすめのブーツをご紹介します。

・男性向け

【DANNER ダナー OCONTO オカント D-1803】

参考価格:20,800円

クラシックな見た目のワークブーツ。

無駄のないデザインで9~7分丈などのパンツと相性がいいです。

【ダナー マウンテンライト】

参考価格:59,400円

1982年に発売開始から現在まで、多くの人に愛されています。

ダナーライトにも使われている、ゴアテックスを採用していて水の侵入を防ぐような工夫も施されています。

・女性向け

【ダナー ウイメンズ マウンテンライトカスケード 】

参考価格:59,400円

丸みを帯びた見た目で、赤いシューレースが可愛らしいのが特徴のブーツです。

過去に映画で登場した女優が履いていたものをベースに作られています。

ダナーの商品の中でも優しい色合いのものなので、ブーツに抵抗のある方でも履きやすいでしょう。

【ダナー ウイメンズ ダナーライトミリタリー TAN】

参考価格:60,480円

ダナーライトをミリタリー使用にしたものです。

明るい色合いが特徴的です。

ブーツ全体を一色で仕上げているため、ダークトーンなコーディネートに合わせるとブーツが差し色になります。

自分だけのダナーライトを履こう

ダナーライトについてご紹介してきました。

ダナーライトは、メンテナンスを行うことで長く履き続けることができます。

それだけでなく、ブーツに味が出てくることも魅力です。

劣化を防ぎ、何より愛着も湧いてくるでしょう。

上質なレザーを使ったダナーライトを育てて、味わい深い経年変化を楽しみましょう。

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