バーベキューといえば肉ですよね。
牛や豚、チキン、ホルモン系と、いろいろな肉を楽しむのがバーベキューの醍醐味でもあります。
そこで、当記事では子供から大人まで人気のチキンに着目します。
チキンは部位によって、焼き方を変えたり、また漬け込みをすることでさらに美味しく食べることができます。
ぜひ、バーベキューでチキン料理のバリエーションを増やしてみませんか?
バーベキューにチキンは欠かせない!人気の秘密は?
チキンは、子供から大人まで食べやすいうえに、価格もリーズナブルなので、大勢で集まるバーベキューには選ばれやすい肉です。
また、チキンは全体的に脂肪分が少なく、健康的であると人気です。
そのため、多くの食の場面で、チキンのヘルシーな食べ方が着目されています。
そして、チキンはヘルシーなだけではなく優れた栄養素を持ち合わせており、筋肉や皮膚、髪、内臓など、身体の組織を作るのに欠かせないタンパク質の宝庫です。
さらに、チキンには、多くのアミノ酸とビタミンが含まれているため、同時に摂取することでよりタンパク質の摂取を高めることができます。
このように、人間にとって大切な栄養素を含んでいるチキンですが、チキンも他の肉と同じように部位によっては肉の硬さや食感、味、脂分が変わってきます。
またその部位に適した調理方法や、漬け込みレシピがありますので、ぜひチキンを美味しく食べるためにも、チキンについての知識を深めていきましょう。
料理の基本!チキンの部位の特徴
各部位を知っておくと、レシピもイメージしやすくなりますので、ぜひ特徴を抑えておきましょう。
●セセリ
よく動かす首の肉なので、身が引き締まって旨味の強い部位です。
一羽からとれる量が限られるため希少部位になります。
●むね肉
胸の部分の肉で、脂身が少ないためさっぱりしています。
高タンパク質で低カロリーということから、よく使われる部位です。
ハーブなどで漬け込みをして調理するととてもジューシーさが増します。
●ササミ
むね肉の一部で、さらに低カロリーです。
火を通し過ぎると硬くなってしまうので気を付けましょう。
●手羽元
羽の根本で、ダシがよく出るため、煮込み料理やスープにも適した部位です。
●手羽中
手羽先の先端部分を除いた場所で、よく動かす部位のため、身が引き締まっています。
串焼きに適しています。
●手羽先
羽の先の先端の部分で、ゼラチン質と脂肪分が多く、美容食材としても好まれています。
唐揚げや煮込みに適しています。
●もも
足の付け根で、脂肪が多く身も食べやすくふっくらとしており、唐揚げや煮込みに適しています。
●皮
コラーゲンが多いので、美容食材としても喜ばれますが、脂肪分も多いため食べすぎには注意が必要になります。
これらが、主にチキンの主要部位になっています。
では、特にバーベキューで人気のある部位はどこでしょうか。
おすすめの焼き方も含めて、次章で見ていきましょう。
バーベキューに人気のチキンの部位は?
実際に、バーベキューで焼くのに適したチキンの部位を知っておくと、準備の際に迷わず済みます。
●もも肉
もも肉は、バーベキューコンロで焼いてもパサつきにくいので、初心者でも扱いやすい部位です。
ネギと一緒に串に刺して焼き鳥にしたり、漬け込みダレで仕込んでグリルすると美味しくいただけるでしょう。
●手羽先
バーベキューコンロにそのままのせて焼くと火の通り方にムラができやすいため、ホイルで包んで軽く蒸し焼きした後に、炭火に直接あてることをおすすめします。
●手羽元
バーベキューの残り野菜と一緒に手羽元を煮込むと、旨味たっぷりのダシがとれるので美味しいスープができます。
これらの部位は、バーベキューで特に扱いやすいチキンの部位になります。
バーベキューで、チキンを扱う予定であれば、以上の部位を準備しておくと良いでしょう。
次章では、ただ焼くだけではなく、漬け込みダレでさらに美味しくいただく方法をご紹介します。
バーベキューに役立つチキンの漬け込みレシピ
チキンをより美味しくいただくためには、ひと手間加えて、特製の漬け込みダレで仕込んでからグリルすることをおすすめします。
漬け込みダレに漬けることで、チキン独特の臭みも消えるので、ただ焼くだけよりも格段に美味しさが増します。
そこで、旨味を増す漬け込みダレの作り方をご紹介します。
●タンドリーチキンの漬け込みダレ
・にんにくチューブ 5センチ
・しょうがチューブ 5センチ
・ケチャップ 大さじ2
・レモン汁 大さじ2
・カレー粉 大さじ1
・パプリカパウダー 小さじ1
・塩 大さじ1/2
・醤油 大さじ1/2
・ヨーグルト 100グラム
●やみつき塩漬け込みダレ
・ニンニクチューブ 5センチ
・酒 小さじ2
・鶏ガラスープ 小さじ
・ごま油 大さじ1
・塩コショウ 多め
●西京みそ焼き漬け込みダレ
・塩コショウ 少々
・西京味噌 大さじ3
・みりん 大さじ1/2
・酒 大さじ1/2
これらの調味料を合わせて、お好みのチキンの部位を一晩漬け込みます。
漬け込む時間は、最短30分位でも問題ありませんので、バーベキュー場に到着してからでも作ることができます。
しかし、漬け込み時間が長いほど肉も柔らかくなるので、可能であれば前日に準備しておくことをおすすめします。
もちろん、バーベキュー以外でも、普段の食事でも時短料理として活躍しますので、漬け込みダレをストックしておくのも良いですね。
漬け込みダレを馴染ませることで、しっかりと味が染み込むので、バーベキューでも美味しくチキンをいただけることでしょう。
パサつきやすい部位をもっと柔らかくするための漬け込み方法
前章では、肉にしっかりと下味をつける漬け込みダレのご紹介をしましたが、肉自体をもっと柔らかくする方法を知っておきましょう。
これによって、バーベキューで扱いやすい肉に該当しなかった、むね肉やササミも美味しくいただくことが可能になります。
●肉を柔らかくする漬け込みダレ
・料理酒
・塩
・フォーク
①焼くと身がパサつきやすいむね肉やササミに、フォークで穴を空けます。
②皮にも同じように穴を空けます。
③袋の中に肉を入れて、料理酒と塩を入れてよく揉みます。
④冷蔵庫に入れて、半日以上寝かせます。
この下準備をすることで、バーベキューではパサつきを感じやすい部位のチキンも柔らかく食べることができます。
万能漬け込みダレで野菜も美味しく食べよう
バーベキューでありがちなのが、肉は減っても野菜だけが残ってしまうということです。
そこで、野菜も一緒に美味しく焼いて食べられる漬け込みダレをご紹介します。
もちろん、野菜だけでなく、肉から味付け玉子まで、あらゆる食材に適した万能漬け込みダレになりますので、ぜひ色々な食材で応用してみてください。
●万能漬け込みダレ
・醤油 200ml
・みりん風調味料 200ml
・酢 50ml
・料理酒 50ml
・白だし 50ml
・しょうが 少々
・ニンニク 少々
・鷹の爪 2本
①これら全てを混ぜ合わせ弱火で煮ます。
②10分程グツグツとさせたらタッパーに移し粗熱をとります。
③冷蔵庫で保管します。
こちらの万能漬け込みダレで野菜を漬け、ぜひバーベキューで焼いてみてください。
一緒にチキンを漬け込んでおいてもいいでしょう。
バーベキューの野菜レシピの幅が広がりますので挑戦してみてください。
チキンは部位の特徴を知っておくことが美味しく食べるポイント
チキンは、部位によって硬さや食感が変わってくることがわかりました。
その際に、漬け込みダレで味を漬けたり、肉を柔らかくすることで、焼くには適していなかった部位も美味しくいただけます。
また、漬け込みダレは、野菜の旨味を増すことができます。
ぜひ、漬け込みダレのレパートリーを増やしてバーベキューのチキン料理を楽しんでください。