バーベキューでパン作り!おすすめは棒を使った簡単レシピ

最終更新日:2019/09/18

バーベキューでお手製パンを手作りできたらと考えたことはないでしょうか。

オーブンがないのにパン作りができるのか疑問に思う方もいるかもしれませんが、オーブンがなくても美味しいパンを焼くことができます。

そして、小さな子供でも挑戦できるので、イベントに取り入れるのもおすすめです。

この記事では、バーベキューコンロで焼ける棒パン作りについてご紹介していきます。

バーベキューでパン作り!棒を使えば簡単!?

バーベキューといえば、肉や野菜を焼くイメージが強いですが、実はパンを焼くことも可能です。

「オーブンがないのに焼けるの?」と言いたいところですが、棒があれば小さな子供でも楽しくパン作りをすることができます。

この棒パンは、地域の育成会や、会社のイベントなどでも取り入れられていることが多いようです。

みんなで火を囲みながら自分でパンを焼くので、出来上がったパンは自分で作ったという達成感があります。

野外でのおやつ作りというのは、なかなか日常で体験できることではないので、子供から大人まで一度は体験しておきたいイベントの一つになります。

こちらの棒パンは、スウェーデンの子供が冒険遊びの時に、小枝の先で棒パンを焼いている姿をみて日本に広まったといういわれがあります。

ぜひ、棒パンを取り入れて、いつもと違ったバーベキューを楽しんでみてください。

棒パンを作るために必要なものを準備しよう

それでは、棒パンに必要なものをご紹介します。

<準備するもの>

・竹の棒(直径3~5センチ・長さ1~1.5メートル)
・金バサミ・軍手
・ボウル
・アルミホイル
・サランラップ
・生地材料

竹の棒がなければ、木でも代用できます。

竹の場合は、破裂防止のために節毎に穴をあけておきましょう。

焼く温度ですが、バーベキューコンロの強火の遠火で炙る位がちょうどよく焼けます。

そして、肝心の生地ですが、バーベキュー会場で一から作るとなると、気温の関係で発酵がうまくいかない場合があります。

パン生地の発酵は、気温が25度以上が好ましい環境にあります。

そのため、時期によっては自宅で生地を作って持参するというのも、棒パンをスムーズに焼きあげるためのポイントです。

もしくは、インターネットで検索すると、棒パンの生地の販売している業者もありますので、そのようなサービスを利用するというのも手です。

バーベキューで棒パンを作ろう!生地の作り方

バーベキューで、生地から棒パンを作る時のレシピをご紹介します。

<材料>

・強力粉 300g
・砂糖 大さじ4
・塩 小さじ1
・ドライイースト 5g
・ぬるま湯 50ml
・牛乳 100ml
・卵 1個
・常温にもどしたバター 50g

<作り方>

①ボウルに全ての材料を入れてまとめます。

②生地がつるつるしてくるまで、こねたり、叩いたり、伸ばす作業を繰り返します。

③生地がまとまったら、ボウルにラップをかけて、約1時間ほど発酵させます。

④生地が2倍に膨らんだら、生地を2つに分けてガス抜きをします。

⑤生地の上に濡れ布巾をかけて20分ほど休ませます。

⑥生地をさらに4つに分けて、細長く伸ばしたら、棒に巻きつけていきます。

⑦全体的に霧吹きで水をかけたら、20分ほど二次発酵させます。

⑧生地が2倍に膨らんだのを確認したら、強火の遠火で炙りながら、20分程度くるくる回します。

⑨竹串を刺して、生地が焼けたことを確認できたら完成です。

肉を焼きながら同時進行で作ると、ちょうど肉を焼き終えた頃にパンの生地が出来上がります。

コンロの火もちょうど良い火力に安定し、焦げる心配が少ないでしょう。

棒パンの美味しい簡単アレンジ

「バーベキューでパン生地を作るのは大変!」という方に、もっと手軽で簡単に作ることのできる棒パンレシピをご紹介します。

材料は、ホットケーキミックスと水だけです。

作り方は、ホットケーキの粉が棒にまきつくような硬さを調整しながら水を加え、あとは生地を棒に巻きつけて焼く工程はまったく同じ要領になります。

こちらの生地を少しずつ、つけて焼いて生地を足していくことを繰り返すと、お馴染みのバームクーヘンが出来上がります。

ホットケーキミックスを使うと、パンというよりもデザート感覚に近い味と食感になるため、好みが分かれるかもしれません。

なお、どちらの生地から作った棒パンでも、生地にくるみ類などのナッツを加えたり、角切りチーズを生地の中に練りこむと、美味しいアレンジになります。

棒パンの他にもバーベキューでパン作りに挑戦しよう

棒パンの他にも、バーベキューで作ることのできるパンはいくつもあります。

ここで、ダッチオーブンを使用した手作りパンについてご紹介します。

ダッチオーブンは、鋳鉄製という素材であることから、オーブンのない環境でパンを作るのにうってつけの代用道具となります。

それは、周囲から均一に火を通すことができるという、ダッチオーブンならではの特性が活かされるからです。

それでは、ダッチオーブンで作る、大人向けのワインとチーズに合う本格パンのレシピをご紹介します。

<材料>

・強力粉 300g
・ドライイースト 7g
・砂糖 小さじ2
・塩 小さじ1
・オリーブ油 小さじ2
・ぬるま湯 200cc
・くるみ

<作り方>

①ぬるま湯とくるみ以外をボウルの中に入れます。

②ぬるま湯をまずは160cc入れて生地をよく練ります。

③生地がつるつるになってきたら、ボウルに入れて蓋をして20分ほど一時発酵をさせます。

④生地が2倍の大きさに膨らんだら、くるみを混ぜます。

⑤ガス抜きをしながら、好きな大きさに分けて、再び湿った布巾をかけて二次発酵をさせます。

⑥生地が膨らむのを確認したら、ダッチオーブンに入れ、弱火から中火で15分程焼きます。

⑦竹串を刺して、中が生焼けになっていないか確認ができたら完成です。

ダッチオーブンで焼いたパンは、ふっくらとした食感で、本格的な味を楽しむことができます。

また、ダッチオーブンが用意できない時は、スキレットでもパンを作ることができます。

スキレットの場合は、小さくちぎって、お花の形ようにちぎったパンを並べて焼くと、ふっくらとしたパンに焼き上がります。

最後に、チーズをかけても美味しいですよ。

バーベキューで棒パンにつけるバターを手作りしよう

ここまで、バーベキューで楽しむ棒パンやそれ以外のパンの作り方のご紹介をしました。

そこで、ぜひ焼きたてあつあつのパンに、手作りのバターをのせて食べてみたいと思いませんか。

せっかくなら、青空のもとでバターも手作りしてみましょう。

500mlのペットボトルを使って、子供でも簡単に作れるバターのレシピをご紹介します。

<材料>

・生クリーム(乳脂肪40パーセント以上) 200cc
・塩 ひとつまみ
・500mlのペットボトル

<作り方>

①冷たい生クリームと塩をペットボトルに入れて蓋をしっかりとしめたら、ひたすら振ります。

②水分がなくなり固形物が見えてくるまで振り続け、固まったら完成です。

作り方はこのようにとても簡単で、火を使うこともないため、子供にまかせても作ることができます。

出来上がったバターを、ぜひ焼きたてのパンにのせて食べてみましょう。

バーベキューではお手軽に作れる棒パンで子供も大人も笑顔に

棒パン作りは、小さな子供でも作ることができ、野外料理を楽しむ一環として、地域のイベントなどでも取り入れられているレシピであることがわかりました。

一見、難しそうに思えるバーベキューでのパン作りですが、発酵さえ失敗しなければ、特別な道具を使用する必要もなく楽しめます。

棒パンに限らず、自分で作ったという実感は、美味しさがひときわ増すものとなるでしょう。

ぜひ、バーベキューレシピにパン作りを取り入れてみてください。