七輪でバーベキューを楽しむコツをブログから学ぼう!

最終更新日:2019/10/06

バーベキューをするとなると、バーベキューコンロが主流になっていますが、昔ながらの七輪を使うという方法もあります。

七輪は、見た目にも風情があり、特に魚や海鮮を焼くときなどは絵になります。

また、七輪は見た目だけでなく、燃料の節約や火おこしにかかる時間が短くて済むことから、実はバーベキューには非常に扱いやすい道具でもあります。

そこで、七輪をこよなく愛する人達のブログを参考に、七輪でバーベキューを楽しむコツを探っていきましょう。

七輪とはどのようなもの?

七輪は、少量の燃料と赤外線効果により、食材をじっくりと焼き上げることのできる道具で、屋内、屋外とどちらでも使用が可能です。

しかし、テント内や車内などの換気が十分にできない空間での使用は、一酸化中毒を引き起こしてしまう可能性もあるため避けましょう。

そして、七輪には、2種類のタイプがあるのをご存知でしょうか。

ひとつは、「切り出し七輪」といって、珪藻土の塊を削って中をくり抜いて作られたもの、もう一つは「練りだし七輪」といって、粘土状にした珪藻土を金型でプレスしたものです。

「切り出し七輪」から説明すると、こちらの七輪は、昔ながらの職人による製法で作られており、熟練した技が必要になるため、大量生産には向きません。

大事に使えば一生ものの七輪になるほどの耐久性もあります。

ただし、その分価格は高価になります。

昔の七輪といえば、すべてこの切り出し七輪でしたが、昨今はこちらの切り出し七輪を製作している工場はわずかとなり、携わる職人も減少してしまいました。

近年市場に多く出回っているのは「練りだし七輪」のほうで、粉砕された珪藻土を練って型にはめ、機械でプレスして作っているため、大量生産に向いており、安価で手にすることができます。

しかし、切り出し七輪と比べて、耐久性の面では劣る一面があります。

七輪を愛用する方のブログによると、ひとまずバーベキューで七輪を試してみたい方は、まずは練りだし七輪から使用してみることをおすすめしています。

ブログで学ぶ!七輪の火のおこし方のコツとは

七輪の火おこしのコツを、経験者のブログから学んでみましょう。

七輪は、下部に数センチの送風口の扉があります。

ここを開け閉めすることで火力が調整できるようになっていることを、まずは覚えておきましょう。

①七輪に火皿をセットします。

②2個ほどの木炭を置いて、着火剤をのせましょう。

③着火剤に点火したら、その上に炭を重ねてください。

この炭を重ねるときのコツがあり、炭と炭の間に隙間を作り、空気の通り道を作ります。

空気がしっかりと循環していれば、バーベキューコンロよりも少ない量の炭で燃えるのが七輪の特徴になります。

あとは、送風口から入った空気を取り込み、炭が勢いよく燃え上がるのを待つだけです。

ブログでおすすめ!七輪で楽しむバーベキューメニュー!

「バーベキューは、七輪で!」というキャンパーのブログから、おすすめの食材をご紹介します。

●焼き魚

七輪で焼いた魚は、ふっくらジューシーに旨味が行き渡り、とても美味しく焼きあがります。

特に、サバ、ホッケ、ししゃもがおすすめです。

●焼き鳥

スーパーで安い串を買っても、七輪で焼くことでプロ級の焼き鳥が出来あがります。

●焼きトウモロコシ

採れたてのトウモロコシに醤油をたらして七輪で焼くと、驚くほどの甘い焼きトウモロコシが完成します。

●焼きハマグリ

高い遠赤外線効果で、身がふっくらと焼き上がります。

●焼きおにぎり

カリカリの香ばしさと、中はふっくらした焼き上がりができるのは七輪ならではとも言えます。

このように、七輪では肉以外のメニューを美味しく頂くことができるので、バーベキューにはとても重宝します。

バーベキューコンロと七輪の違いとは?ブログを参考にしよう

バーベキューで、バーベキューコンロを使おうか、七輪を使おうか迷ってしまう方のために、両者の違いを見ていきましょう。

●バーベキューコンロ

<メリット>

・持ち運びが簡単で、比較的丈夫

・安価で手に入り、大人数でのバーべキューには一度のたくさんの食材を焼くことができる

<デメリット>

・火おこしに時間がかかり、後始末に手間がかかる

●七輪

<メリット>

・木炭が少量でも、高い燃焼効果があり、火おこしにも時間がかからない

<デメリット>

・コンパクトでも重量があるので、持ち運びが大変

・落とすと割れてしまう恐れがあり、水に濡れると溶けてしまう可能性がある

両者には、それぞれこのような違いがありますので、よく検討したうえで選ぶと良いでしょう。

七輪でトラブルを起こしてしまった方のブログを見ると、消火のために七輪に直接水をかけてしまったという方がいます。

その結果、急激な温度変化のために割れてしまうといったトラブルに見舞われているため、くれぐれも気を付けてくださいね。

七輪の保管やメンテナンス

繊細な七輪ですが、保管次第では、何度も使用することができます。

また、切り出し七輪は一生ものの七輪と言われてはいますが、メンテナンスをしっかりとしていくことも大切です。

まずは保管場所ですが、水気や湿度のないような、風通しの良い場所を選びましょう。

万が一、ヒビが入ってしまったとしても、珪藻土は他の素材で補修することができないので、ステンレス製の針金を巻いて補強する他ありません。

そして、七輪に巻きつけられている金属のベルトですが、このベルトはヒビが広がらないように補強する役割を担っています。

そのため、このベルトの状態をしっかりと確認しておくことも大切です。

もしも、熱でベルトが緩んでしまっていたら、新しいベルトに交換しましょう。

ベルトの素材には、真鍮や鉄がありますので、新しい物を準備した場合は、そのベルトにドリルなどで穴を開けて、10mm~15mmの釘を打ち七輪に固定しましょう。

さらに、塗装が剥がれてしまった場合は、水性塗料を塗ってあげることで見栄えが良くなります。

これは、七輪の外側に関して言えることで、内側は炭火で焼けてしまうので塗装の必要はありません。

このように、メンテナンスを怠らなければ、七輪は長く愛用できる道具の一つです。

七輪を長年使用している方のブログでは、切り出し七輪を20年以上使い続けているという方もいるようです。

ぜひ、自分好みの七輪に育てて、赤外線の力でバーベキューをさらに美味しいひとときにしてみてはいかがでしょうか。

バーベキューに欲しい!ブログでおすすめされている七輪とは?

ここまで、七輪の魅力についてご紹介しました。

バーベキューで七輪を使いたいけれど、使い終わった後の消火作業や、メンテナンスが面倒だという方に、ブログでおすすめの七輪があります。

それは、鉄板で作られている七輪で、「ザ・シチリン」というものです。

本来、七輪は珪藻土を使用して作られていますが、その天然素材ゆえのデリケートな一面が壊れやすさを引き起こし、持ち運びには多少不向きであることが難点でありました。

しかし、「ザ・シチリン」は、1.5キロという非常に軽い重量で、片手で持ち運びが可能です。

素材は鉄板で作られていますが、七輪の良いところを全て引き継いで設計されているため、煙突効果と下部の送風口の扉が、火おこしの時間を短縮させています。

また、後片付けは、水をかけて丸洗いができるため、きれいに保つことができることもポイントが高いと言えます。

バーベキューは七輪を使って楽しもう

七輪は、珪藻土素材と木炭によって発生する赤外線効果で、食材の旨味を引き出し、外はカリカリに、中はふっくらとした焼き上がりを実現してくれる調理道具です。

火おこしの時間にも手間とらないため、少人数のバーベキューであれば、七輪はとても扱いやすくおすすめです。

また、昔ながらの七輪の難点を克服する金属製七輪というものもあります。

七輪で、ぜひいつもと違った雰囲気のバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか。