飯盒の形はなぜあの形なの?さまざまな理由と便利な使いかた

ものには形があり、その形になったのは、なにかしらの理由が必ずあります。

デザイン性なや機能性なのか、はたまた製造過程からなのか、理由はさまざまです。

今回は、キャンプなどで使われる飯盒の形について、お話します。

また、飯盒を使ったご飯の炊きかたも、併せてご覧ください。

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飯盒はヨーロッパ製?

キャンプで食事をするときに欠かせない道具である飯盒。

お米を炊いたりするときに使われていますよね。

飯盒が日本にやってきたのは、西洋の文化が伝わってきた江戸時代末期のことです。

もともと、ヨーロッパが発祥の道具といわれています。

日本では、軍隊の兵士が食事をとるときに使われていました。

その丈夫な飯盒は、現在も陸上自衛隊やキャンプで使うアウトドア用品として活躍しています。

みなさんは、飯盒でお米を炊くことを何といっていますか?

飯盒でご飯を炊くことを、飯盒炊爨(はんごうすいさん)といいます。

もちろん、炊飯といっても間違いではありませんし、差支えありません。

ただ、炊飯というと、お米を炊くことに関してなので、「何で炊いても良い」といった解釈になります。

つまり、炊飯器でお米を炊くときなどですね。

反対に、炊爨の「爨」という文字は、煮炊きを表す文字のため、飯盒でお米を炊くニュアンスに関連します。

「キャンプで飯盒炊爨した」などどいうと、一目置かれる存在になるかもしれません。

飯盒の形は特徴があります。

この形になった理由はあるのでしょうか。

飯盒の形状には理由がある?

飯盒を使ったことがあったり、見たことがあるかたは想像できるかと思いますが、飯盒の形は特徴があります。

上から見てみると、まるで大豆やアイマスクのような形です。

この形は、兵式飯盒といいます。

さきほどお話したとおり、軍隊の兵士が使用していたため、このようなネーミングが付けられたといわれています。

では、この形状でないといけない理由があるのでしょうか。

理由を紐解いてみました。

諸説あるなかで有力なのは、外での焚火で炊く場合、火力が不安定になります。

そこで、大豆のようなアイマスクのような、あの形が発揮します。

飯盒の底に均一に火があたらない状況でも、対流によってお米全体に熱が回る仕組みになっているのです。

鍋や釜を使ってもうまく炊けない場合でも、兵式飯盒を使うと簡単に炊けてしまいます。

こうしたことが計算されて、飯盒の形が決まったとすると、とてもすごい発見ですね。

現在はキャンプ用のコンロなどが販売されていて、火力も安定しているかと思います。

しかし、この独特の形をした飯盒を使えば、キャンプの雰囲気もグッとあがることでしょう。

携帯しやすい形状にしたのが理由説

均一に熱が伝わり、おいしくご飯が炊けるのは、あの形だからこそなのですね。

また、軍事用品として使われていたことに、あの形になった理由が隠されている説もあります。

現在の日本では考えられませんが、ほんの数十年前まで、戦争がありました。

兵隊は、1人1つの飯盒を腰から下げて戦場に向かっていたのです。

長引く可能性のある戦争には、食糧も各自確保しなければなりませんよね。

そのため、腰から下げたときに邪魔にならず、大量に飯盒を運ぶときに、ぶつかり合わない形になっているともいわれています。

また、窪みのない丸型よりも片手でつかみやすく、環境の変化が起こりやすい戦場では、使い勝手も良かったのではないでしょうか。

キャンプなどのアウトドアに使用する場合も、ほかの荷物がありますから、携帯しやすい形状というのは便利です。

そして、お米を炊いて器に移すことなく食べれるのも利点の1つです。

飯盒はお米も水もはかれる便利な形状

では、飯盒を使って、お米を炊いてみましょう。

【道具】

はじめに、飯盒炊爨に必要な道具を用意しましょう。

・飯盒
飯盒にも種類がありますが、一般的な形の兵式でOKです。

・薪
ホームセンターなどにも販売されています。

・無洗米
無洗米を選ぶ理由は、お米を洗わなくていいので手間がかかりません。

・耐熱グローブ(皮手袋)
火傷しないように、準備しておきましょう。

・トング
薪をくべたりするのにあると便利です。

・焚き火台
かまどがない場合に、あると便利です。

【お米をはかる】

飯盒炊爨する道具を準備したら、お米をはかります。

計量カップを使ってお米をはかっても良いのですが、なんと飯盒の蓋でお米がはかれます。

飯盒の上の蓋は3合で、中蓋は2合です。

すりきりではかれば、お米もはかれる便利な形状なのです。

【お米を研ぐ】

無洗米でない場合はお米を研ぐ必要があります。

ここで、ちょっとした裏技をご紹介します。

飯盒にお米と水を入れて蓋を閉めます。

上下左右に振って、水を捨てます。

この工程を何度か繰り返せば、簡単に綺麗にお米が研げますよ。

【水加減】

美味しく炊くためには、水加減も重要です。

飯盒の中には、2つの目盛りがあります。

下の目盛りはお米2合のときにあわせる目盛りです。

そして、お米4合のときは、上の目盛りに合わせて水を入れましょう。

水を入れたら、30分ほど浸漬します。

十分に水分を吸収したお米は、ふっくらしたご飯が炊けますよ。

飯盒炊爨の火加減は?

多少の失敗もキャンプの醍醐味といえますが、せっかくなら美味しく炊きたいですよね。

失敗しないコツを見てみましょう。

【火加減】

かまどがあるキャンプ場なら、火をおこす準備をします。

もしかまどがなければ、焚き火台を使うと良いでしょう。

よりキャンプの形を味わいたいかたは、ファイヤーグリルも鉄板アイテムです。

飯盒炊爨で最も重要となるのは、火加減です。

スイッチを入れれば炊ける炊飯器とは違います。

弱火過ぎると芯が残ってしまったり、強火過ぎると焦げてしまいます。

昔からいわれているのは、「はじめチョロチョロなかパッパ」です。

では、細かい手順を見てみましょう。

①お米を十分に吸水させた状態の飯盒を火にかけます。

②はじめは中火です。

飯盒の底に火があたるのが、中火の目安です。

③飯盒から湯気が出てきたら強火にします。

火がメラメラと立ち上っているのが、強火の目安です。

蒸気で吹きこぼれが起こるので、飯盒の上に石などの重りを乗せておきましょう。

重りを乗せることで圧力がかかり、美味しく炊けますよ。

④吹きこぼれが落ち着いてきたら、中火にします。

中火に落とす理由は、強火のままにしていると、焦げやすくなるからです。

⑤グツグツと煮えている音がしなくなれば、できあがりです。

飯盒をひっくり返す理由は?

炊き上がったら火から下して、飯盒を上下逆さまにするように、ひっくり返します。

逆さまの状態で、約20~30分蒸らしましょう。

ひっくり返す理由は、お米全体がやわらかく、ふっくらとする効果があるからです。

火から下した飯盒はとても熱く、一番熱いのは火が直接当たっていた底の部分です。

中の状態はというと、底の部分は少し焦げついていて、上部は熱い蒸気があります。

これをひっくり返すことで、底の焦げつきを抑え、上に溜まった蒸気も全体にまわるようになるのです。

とんとんと叩きながら逆さまにするかたもいらっしゃいますが、叩く必要はありません。

もし、新聞紙が用意できるようであれば、飯盒を新聞紙で包んで蒸らすと、短時間でもふっくらと蒸らすことができますよ。

ぜひ試してみてくださいね。

飯盒炊爨ならではのご飯の味を、楽しんでみましょう。

独特の形をした飯盒を眺めながらの食事も、良いものですよ。

失敗を恐れずにチャレンジしてみよう

誰しもが、はじめから上手に炊けるわけではありません。

何度も失敗してもいいのです。

この失敗こそ、アウトドアの醍醐味といえます。

そのうちに、火加減のタイミングが掴めてきますよ。

キャンプならではの食事を、ぜひ飯盒と共に味わってみませんか?