キャンピングカーで満喫!北海道の冬を遊び尽くす!

最終更新日:2019/08/14

キャンピングカーでの旅行というと、夏やグリーンシーズンがメインだと思われるかもしれません。

しかし、冬だからこそキャンピングカーの持つメリットを生かすこともできるんですよ。

広い北海道は、キャンピングカーで巡るのに最適です。

冬の北海道は、冬にしか味わえない感動や景色が満載です。

そんな北海道を、キャンピングカーを使って遊び尽くしてみませんか。

冬の北海道こそキャンピングカーで巡ってほしい

冬の北海道というと、雪や厳しい寒さで、観光や旅行には向いていないと思われがちです。

確かに、グリーンシーズンのような観光はオフシーズンになりますが、冬でしか味わえない北海道ならではの魅力もあります。

キャンピングカーで、冬の北海道を満喫してみましょう。

キャンピングカーユーザーにとって、冬の北海道はほかのキャンパーや観光客が減るため、あまり周りに気を遣わずに旅をすることができるというメリットもあります。

オフシーズンということで、旅行という意味では少し寂しいこともあるかもしれません。

しかし、静かな環境で、極寒の夜に見上げる満点の星空は鳥肌が立つくらい美しいでしょう。

また、雪原を昇る朝日を独り占めすることもできるかもしれません。

凍った湖の上を歩けるかもしれません。

冬でしか味わえない感動を満喫することができるのです。

北海道に行く前にキャンピングカーに付けておくべき装備

北海道は場所によっては氷点下20度にもなる極寒の地なので、ヒーターなしでは過ごせないと思っておきましょう。

冬の北海道に行く際に、キャンピングカーに必ずつけておきたい設備は『FFヒーター』です。

キャンピングカーでは定番の暖房器具なので、冬キャンプをする人にとっては付けておいて当たり前の設備です。

FFヒーターとは、エンジンを動かさずに使える燃焼式ヒーターのことです。

駐車中でエンジンを停止しても使用できるため、一晩中付けておくことができます。

燃料はガソリンや軽油なので、燃料の確保も簡単です。

心配なのが一酸化炭素中毒ですが、FFヒーターは車外の空気を取り込んで燃焼し、排気ガスはマフラーから車外に排出されます。

そのため、つけっぱなしで寝ても大丈夫なようになっています。

ただ、万が一のために一酸化炭素警報器を設置しておくことをおすすめします。

FFヒーターは燃費も良いため、一晩で燃料を使い切ってしまうということもほとんどありません。

冬のキャンピングカーには必須の暖房器具なので、北海道キャンプを考えている人はぜひFFヒーターを取り付けましょう。

冬ならではのスポーツが満喫できる!

キャンピングカーで冬の北海道に行く目的といえば、ウィンタースポーツではないでしょうか。

北海道の雪でスキーやスノーボードをすることは、多くのスキーヤーやスノーボーダーの憧れです。

ただ、北海道のスキー場は今では世界的な人気を集めており、外国人スキーヤーも多く見かけるようになりました。

周辺のホテルなども取りにくいですよね。

そんなとき、キャンピングカーであれば気軽にスキー場に向かってスキーを楽しめます。

キャンピングカーはウィンタースポーツに最適なのです。

スキーやスノーボードを楽しんだら、すぐに暖かいキャンピングカーで仮眠や休憩、食事もゆったりと取ることができますし、FFヒーターがあれば車内で快適に過ごせます。

キャンピングカーを基地として、さまざまなスキー場を巡り渡ったり、早朝から夕方まで時間を気にせずウィンタースポーツを思う存分楽しむことができます。

FFヒーターを活用すれば、ウエアの乾燥もキャンピングカー内でできますよ。

ウィンタースポーツをする人にこそ、冬のキャンピングカーをおすすめしたいです。

冬の北海道はイベント盛りだくさん

ウィンタースポーツ以外でも、北海道の冬ならではの楽しみがあります。

雪があるからこそ、北海道の冬は魅力があるのです。

北海道では、冬のイベントも多く開催されており、キャンピングカーを使ってイベントに参加してみるのも楽しいですよ。

札幌の「さっぽろ雪まつり」はとても有名ですよね。

北海道のイベントはこれだけではありません。

◎層雲峡(そううんきょう)氷瀑まつり

上川郡上川町層雲峡で開催されている神秘的なイベントです。

石狩川河川敷を利用し、川の水を吹き付けて作られた氷柱や氷のトンネル、アイスドームなどが展示され、夜には美しくライトアップされます。

アイスクライミングや氷の滑り台など、アクティビティを体験することもできますよ。

夜には、氷でできた居酒屋「北の氷酒場」も土日祝限定で営業しているため、運転手以外はアルコールで体を温めましょう。

◎阿寒湖氷上フェスティバルICE・愛す・阿寒 冬華美

北海道釧路市阿寒湖温泉で開催されています。

花火といえば夏のイメージですが、澄み切った冷たい夜空に打ちあがる花火は輪郭も澄み切って美しいです。

なんといっても、打ち上げ場所は氷の張った湖の上です。

迫力のある打ち上げから、障害物が何もない真っ暗な夜空で花火が開くまでを、間近で見ることができます。

ご紹介した以外にも、流氷を見るツアーなど、北海道の各地ではいろいろなイベントが開催されていますので、イベントを目標にしてキャンピングカーで旅行を楽しんでも良いですね。

キャンピングカーで名物料理を楽しめる

キャンピングカーでの旅の楽しみは、行った先々の食材を車内で調理して食べられるというところにもあります。

北海道はご存知の通り、海鮮も豊富でそれも楽しみのひとつです。

車内で調理ができて、ダイニングでゆったりと食事ができると、旅先でもほっとくつろぐことができます。

冬のキャンピングカーでしたら、メニューは鍋にしてみてはいかがでしょう。

代表的な鍋である石狩鍋をはじめ、北海道では魚を使った鍋が多いです。

三平汁も鮭が主役の鍋で、酒粕を使用するのが特徴です。

鮭だけでなく、ニシンやタラを使うこともあります。

食材や味付けは地域ごとに違いがありますので、行った土地の味付けで作ってみてください。

そして、カジカ汁という鍋もあります。

こちらは、カジカという魚を使って作ります。

カジカという魚は見た目があまり良くなく、少し抵抗感を覚える人もいるかもしれません。

しかし、味は絶品ですので、ぜひとも挑戦してほしいです。

石狩鍋、三平汁、カジカ汁は北海道の三大海鮮鍋と呼ばれていますので、北海道に行ったらぜひ新鮮な食材で作って食べてみましょう。

キャンピングカーの運転は気を付ければ怖くない

冬の北海道をキャンピングカーで旅する際に、避けられないのが雪道や凍結道の運転です。

キャンピングカーはもともと運転席が高いため視界を確保しやすく、吹雪の運転ではメリットもあるのですが、やはり車体が重く雪道の運転には気を遣う必要があります。

スタッドレスタイヤがマストであることはいうまでもありませんが、普通車の運転よりは注意をして運転をしなければなりません。

いちばん重要なのが、スピードを出さないことです。

キャンピングカーは、重量があるため普通車よりもブレーキの効きが遅いです。

スピードには気を付け、後ろの車が気になるようであれば見通しの良い場所でハザードを出して譲りましょう。

そして、キャンピングカーがブレーキが効きにくいことを踏まえて、雪道では車間距離をしっかりと取ります。

そうしておけば、前の車の急ブレーキにも対応できます。

降雪の中の運転は、ホワイトアウトといって視界が奪われてしまう状態になることがあります。

雪の中走っていたら突然目の前に前の車が現れる、ということもあり得るのです。

それに対応できるように、車間距離は大切です。

そして、急ブレーキは厳禁です。

雪道で急ブレーキを踏むとタイヤがロックして、ハンドル操作ができなくなり危険です。

ブレーキをかけるときは、エンジンブレーキを効かせてからゆっくりブレーキを踏みましょう。

雪道の運転は、慣れない間は少し怖いかもしれませんが、十分に注意して対策してから運転すれば心配ありません。

キャンピングカーがあれば、冬の北海道も怖くありません。

キャンピングカーで冬の北海道を満喫してみませんか。

一度は体験してみたい

キャンピングカーの北海道旅行というと、夏ばかりがクローズアップされますが、雪を楽しみに行くという考えも素敵ですよね。

普段、雪に慣れていない地方にお住いの人は、はじめは運転に苦労するかもしれませんが、慣れれば怖くありません。

冬の北海道の、本当に凍えるような寒さや美しい雪景色を一度体験してみるのも良い経験になりますよ。