アルコールストーブの燃料と種類について

最終更新日:2023/12/16

アルコールストーブの燃料と種類について

コンパクトで持ち運びが簡単にできるアルコールストーブ。シンプルな作りなので、故障することがほとんどなく長期間使うことができます。そんなアルコールストーブの燃料にはどのようなものを使えばいいのでしょうか。この記事ではアルコールストーブの燃料や余った燃料の処理方法、おすすめのアルコールストーブなどをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

アルコールストーブの燃料とは

キャンプで使う燃料には、石油ストーブの燃料の灯油やホワイトガソリンなどのガス、電池などを使う電気などがあります。
しかし、アルコールストーブは名前の通り、アルコールを燃料とするストーブです。

アルコールストーブの燃料には、燃料用アルコールメタノールイソプロパノールなどのアルコール系燃料が使用できます。
燃料用アルコールは飲むと有毒なので、使用するときには注意が必要です。

ガスストーブと比較すると燃料消費量は劣りますが、火力は十分にありますので、沸騰させるのにそれほど時間はかかりません。
アルコールストーブの火力調節は、ダイヤルやコックなどの調節機構を使用して行うことができます。
ただし、火力調節の幅は広くないため、細かな調整は難しい場合があります。

アルコールストーブの燃料ボトル

アルコールストーブの燃料を持ち運ぶ場合は、小さな容器に入れると荷物を減らすことができます。
ただし、アルコール燃料ボトルの口が広いとこぼれる可能性があるため、先が細くなっているタイプを使用するとよいでしょう。

また、100均の容器を燃料入れにすることも可能です。
ただし、100均の容器を使用する場合は、アルコール耐性のある素材であるかどうかを確認してから購入しましょう。

アルコールストーブの燃料の継ぎ足しは危険

アルコールストーブを使っているときに燃料が少なくなり、火力が弱くなってきたときに燃料の追加を考えることもあると思います。

アルコール燃料は引火しやすいので、使用中のアルコールストーブに燃料を追加すると、注いでいるアルコールに引火し、火災ややけどなどの危険性があります。

火が弱まっているから大丈夫と言うことはありません。
大変危険なので、アルコール燃料を追加するときは必ず火を消してから追加し、再び火をつけてアルコールストーブを使用しましょう。

アルコールストーブの燃料の処理方法

アルコールストーブで調理が終了しても、まだ燃料が残っているという場合もあると思います。
燃料が余ったら、以下の方法で処理しましょう。

  • 使い切る

最も簡単な方法です。
燃料がなくなるまで燃やしきってしまいましょう。

  • 容器のまま持ち帰る

火を消し、容器が十分に冷えたら、しっかり蓋をします。
袋などにいれて中身がこぼれないように、そのまま持ち帰りましょう。

  • 燃料ボトルに戻す

火を消し、十分に冷えたら、残った燃料をこぼれないように注意しながら燃料ボトルに戻しましょう。

おすすめのアルコールストーブ

最後に、おすすめのアルコールストーブを3つご紹介します。

  • エバニュー

エバニューの「Ti アルコールストーブ」はチタン素材のアルコールストーブで、上からだけでなく下の段からも炎がでる仕組みになっています。

燃料アルコール30mlで約5分燃焼でき、400mlのお湯を沸かすことができます。

  • ソロストーブ

二次燃焼系の焚き火台で有名なソロストーブの「アルコールバーナー」は、真鍮素材のアルコールストーブです。
はじめは黄金色ですが、使いこむほど黒ずんでいき、経年変化を楽しむことができます。

  • トランギア

トランギアの「アルコールバーナー」は、タンク用の蓋がついているので、燃料を入れたまま持ち運ぶことができます。
また、火力調整用蓋をスライドすることで、火力を細かく調節することができます。

燃料を適切に取り扱いながらアルコールストーブを使おう

アルコールストーブは、燃料を適切に取り扱い、使い方さえ覚えれば、簡単にキャンプやアウトドアで料理を楽しむことができます。
ぜひ、あなたのアウトドアライフにアルコールストーブを取り入れてみてください。

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