【クーラーボックスの改造】改造するメリットと改造アイデア5つ

最終更新日:2024/04/21

【クーラーボックスの改造】改造するメリットと改造アイデア5つ

夏キャンプで使おうと安いクーラーボックスを購入したが保冷力に物足りなさを感じている方、あるいは、古くなって保冷力がなくなっているかもと感じている方、使いやすくカスタムしたい方。
そんな悩みを抱えている方におすすめしたいのが、クーラーボックスの「改造」です。
改造と聞くと難しそうに感じますが、今回は誰でも簡単・手軽にできる改造ばかりを集めました。ぜひお試しください。

クーラーボックスを改造するメリット

キャンプに欠かせないクーラーボックス。
食材やドリンクを入れたりと大活躍のクーラーボックスですが、購入してから物足りなさを感じている方も多いのではないでしょうか。
そこでぜひ挑戦してほしいのがクーラーボックスの改造です。ではクーラーボックスを改造することでどんなメリットがあるのでしょうか。

保冷力がアップする

クーラーボックスはメーカーによりますが、大体寿命は10年と言われています。
10年以上経ったクーラーボックスは断熱材の劣化により保冷力が劣るので、保冷剤を入れてもすぐに溶けてしまい、中に入れておいた食材やドリンクが痛む危険性がありますが、クーラーボックスを改造することで保冷力をアップさせることができます。
壊れてはいないけど保冷力が弱くてクーラーボックスの買い替えを考えているなら、まずは思い切って改造してみてはいかがでしょうか。

収納を増やせる

クーラーボックスは保冷力を高める以外にも、工夫次第で収納を増やして機能性のある使い勝手の良いクーラーボックスに変身させることができます。
100均の材料を活用することで、費用をかけることなく使い勝手の良いクーラーボックスになりますので、それらを活用して収納を取り付けてみてはいかがでしょうか。

クーラーボックスの保冷力がアップする改造方法

クーラーボックスは改造することで保冷力がアップしますが、ではどのように改造すればいいのでしょうか。
そこで材料費もかからずに誰でも簡単にできる、保冷力がアップするクーラーボックスの改造方法についてご紹介します。

アルミシートを使ったクーラーボックス改造のやり方

材料

  • アルミシート
  • アルミテープ
  • ハサミ
  • 両面テープ
  • ドライバー

作り方

  1. クーラーボックスを分解する

    ドライバーを使って本体から蓋、蝶番、取っ手などすべての部品を外して全体を分解させます。
    元に戻せるよう、どの部品にどのネジがついていたのかを忘れずに、また、ネジや部品を無くさないように注意しましょう。
  2. アルミシートとアルミテープを発泡スチロールの外側に貼る

    次に本体の中心部分にあった発泡スチロールに、アルミシートとアルミテープを外側に貼っていきます。
    発泡スチロールをぐるっと囲むように両面テープでアルミシートで覆い、アルミシートのつなぎ目や底の細かい箇所はアルミテープを貼るといいでしょう。
  3. 発泡スチロールを本体を元に戻す

    貼り終わった発泡スチロールを本体を元に戻します。
  4. 蓋部分も本体同様改造し、本体とフタを留め直して完成

    次に蓋部分も本体同様に分解し、中に入っている発砲スチロールにアルミシートとアルミテープを使って全体を覆います。
    後は蝶番など本体を蓋を留め直せば完成です。

注意点

無理に分解すると破損してしまうので、分解する際は細心の注意を払って行いましょう。
また、クーラーボックス全体を分解しますので、元の戻す時に困らないよう、部品とネジをひとまとめにしておくと安心です。

分解できないクーラーボックスの場合は、クーラーボックスの内側にアルミテープを貼り、その上からアルミシートを両面テープで貼り付け、底面のアルミシートで覆った発泡スチロールを敷くことで保冷力がアップします。

発泡ウレタンを注入してクーラーボックスを改造

本体の中にある発泡スチロール自体が劣化している場合、ホームセンターで購入できる発泡ウレタンを注入して保冷剤をアップさせることができます。
方法は前述と同じくクーラーボックスを分解し、もともと発泡スチロールがあった箇所に発泡ウレタンを注入し固めて、発泡スチロールと同様の保冷効果をもたせるのですが、この方法は上級者向けです。

それは、発泡ウレタンを吹き付けた後すぐに膨らむので量の調整が難しく、側面にウレタンが上手く貼り付いてくれないこと。そしてウレタンがしっかり固まるまでに数日かかる点です。
完成後蓋がしまらないなど失敗する方も多いので、発泡ウレタンを使用する場合は蓋の断熱材のみ使用するなど、部分的に使うと失敗せずに済みます。

収納力がアップするクーラーボックスの改造アイデア

クーラーボックスに小物収納を取り付ける

おすすめは100均の台所用品ケース。
水抜き穴が付いているので、ゴミや水が溜まらず安心です。吸盤を取り付ける穴にビスを使って取り付けましょう。
他にも100均のベルトをネジで固定し、好みの小物を引っ掛けて取り付ける方法も簡単でおすすめ。
100均には革製から調整可能なビジネス用ベルト、色柄が豊富なガチャベルトなどがありますので、クーラーボックスに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

100均のマグネット用取り付けパネルを活用しても

裏側に両面テープが付いているので、それをクーラーボックスのお好きな箇所に取り付けるだけの簡単な方法。
後はマグネット付きの収納ポケットを取り付ければ完成です。

ドリンクホルダーを付けたり、収納式のテーブルを取り付けたりなど、工夫とアイデア次第で使い勝手の良いクーラーボックスになります。
高いクーラーボックスを改造するのは勇気がいるので、ホームセンターなどであえて安いクーラーボックスを購入し、自分好みに改造しするのもおすすめです。

キャスター付きクーラーボックスに改造する方法

クーラーボックスは重く、中に入れると更に重くなるので持ち運びに苦労することがあります。
車をテントの隣に停められるオートサイトならまだいいですが、フリーサイトの場合は駐車場からサイトまで遠い場合も多いため、重いクーラーボックスを運ぶのは足腰に負担がかかります。

そこでおすすめしたいのが、キャスター付きクーラーボックスへの改造です。
材料は市販されているキャリーカートと木の板のみ。
クーラーボックスの大きさにカットした木の板に、クーラーボックスの脚がはまるように4つ穴を開けます。
穴を塞がないよう板に滑り止めシートを取り付け、ベニヤの裏側に 位置留めの木端を取り付けて完成です。
ぜひお試しを。

改造で保冷力がアップしたクーラーボックスは釣りにも最適

釣りが趣味の方にこそクーラーボックス改造がおすすめ。
キャンプ同様、釣りもクーラーボックスは欠かせない道具の1つ。
改造することでより使いやすいクーラーボックスになります。

上記でご紹介した方法で保冷力をアップさせるのはもちろん、ロッドホルダーを取り付けてクーラーボックスと一緒に持ち運びできるようにしたり、小物を取り付けてティッシュグリップやプライヤーを入れてすぐに取り出せるようにしたりなど、釣り用に改造することでより便利に楽に釣りが楽しめます。

また、手持ちのクーラーボックスに穴を開け、魚を生きて持ち帰るためのブクブク(エアポンプ)装置を取り付けるのもおすすめ。「エアーポンプ取付キット ブク栓」という商品を使うことで、お手持ちのクーラーが魚を活かすクーラーへと改造できます。

最後に

クーラーボックスは意外と簡単に改造できますし、改造することでより保冷力がアップし使い勝手の良いクーラーボックスになります。
お手持ちのクーラーボックスが劣化した時はもちろん、あえて安いクーラーボックスを購入して、自分の好きなように改造するのもおすすめ。
どれも簡単な方法なので、ぜひ挑戦してみてください。

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