キャンプでよりリラックスして過ごすには、アウトドアサンダルがあると便利です。
この記事では、キャンプ用サンダルを用意するメリットをお伝えした上で、キャンプ用サンダルの選び方やおすすめアイテムなどを、シーズン別に分けてご紹介します。
キャンプ用サンダルを使うメリット
アウトドアでキャンプ用サンダルを使用することは、外履き用の靴だけでは味わえないメリットがたくさんあります。以下に、そのメリットをご説明します。
リラックスできる
キャンプなどアウトドアシーンでサンダルを利用するメリットは、第一に足元からのリラックス効果が挙げられます。キャンプではテントの設営やアクティビティなど、一日足を酷使して動き回るものです。
そのような時、テント内では履き心地の良いサンダルを履くようにすると足元が開放され、心身のリラックスに繋がるでしょう。
テントの出入りがスムーズ
キャンプでは、足首をしっかりサポートするスニーカーなどを履く事が多いものですが、そのままですとテントを出入りする時スムーズではありません。
キャンプでは何度もテントを出入りするものですが、その際はサンダルを用意しておくと脱ぎ履きしやすく、ストレスにならないでしょう。
水辺のアクティビティにも使用でき、手入れも簡単
水濡れに強い素材でできたサンダルは、水辺で遊んだりする時にも便利です。
汚れてもそのまま丸洗いができるので、アクティブに過ごしたいキャンプシーンでも気軽に扱えます。
アウトドアからタウンまで活躍
せっかく購入したサンダルも、キャンプの時期だけ使うのでは少しもったいないもの。
機能性が高くデザインがおしゃれなサンダルなら、キャンプが終わったあともタウンユースも可能です。メンズもレディースも、カジュアルなファッションにサンダルはよく合います。
キャンプ用サンダルの選び方
キャンプ用サンダルは、使用用途に合わせて選ぶと間違いがありません。どのように使いたいのか、しっかり目的にフォーカスして選びましょう。以下に、キャンプ用サンダルを選ぶのに重視したいポイントをご紹介します。
シーンで選ぶ
キャンプなどアウトドアで使用するサンダルは、どのようなシーンで履くのかを想定して選ぶと良いでしょう。アクティビティなどを計画している方は、その場面にあったサンダルを選ぶと怪我がなく安心です。
- 水辺
- 岩場
- テント内でのリラックス用
水に強い素材で、滑りにくいソールの脱げにくいもの。ベルトタイプやストラップ付きのものがおすすめです。安全のためにも、ソールは厚めのものが良いでしょう。
足にフィットし、しっかりホールドしてくれる、滑りにくいシューズタイプがおすすめです。つま先を怪我から守るために、足先まで覆われているクロッグタイプのサンダルが良いでしょう。
テント内で足を開放しリラックスするには、軽量でクッション性が高く履き心地の良いサンダルがおすすめです。
サンダルを履いてリラックスしている間に、外靴や靴下を乾燥させることもできます。
素材で選ぶ
サンダルの素材によってそれぞれ特徴が異なります。水濡れに強いものや軽量なもの、汚れが落としやすいものなどがありますので、以下に詳しく解説します。
EVA素材
合成樹脂の一種のEVA素材は、ゴムと似ている性質を持つので、適度な柔軟性と弾力性を持つ素材です。低温の環境になっても硬くなりにくい特徴があります。
水濡れや汚れにも強いので、海や川でのアクティビティにおすすめです。
ラバー素材
ゴムでできたラバー素材のサンダルは、水に強いことが一番の特徴です。汚れも落としやすいのでビーチサンダルなどにもよく使われる素材です。
気温が低いと劣化が進み、硬くなることがあります。
ポリエステル素材
ポリエステル素材は、速乾性に優れ軽量なことが特徴です。ポリエステル素材でメッシュ生地になったサンダルなら、蒸れにくく乾きやすい上、軽いので長時間履いても疲れにくいでしょう。
機能性で選ぶ
サンダルには素材や種類などにより、滑りにくさやフィット感など、機能性が異なる場合があります。キャンプ用のサンダルを購入する時は、機能性の特徴も考慮すると良いでしょう。
滑りにくいもの
活発に動くキャンプでは、安全に過ごすため滑りにくいサンダルがおすすめです。
ソールに溝がないサンダルだと、足場の悪い所では滑って転倒する危険性もないとは言えません。キャンプ用サンダルは、靴底には凹凸加工がしてありしっかりしたグリップ力のあるものを選びましょう。
フィットするもの
キャンプ用サンダルは、足にぴったりと合うものを選びましょう。
大きさに余裕のあるサンダルのほうがリラックスできるのでは?と思う方もいるかもしれませんが、サイズの合わないサンダルは歩きにくい上、脱げやすく危険です。
できれば購入時は試し履きして、フィット感や履き心地を確かめることをおすすめでします。
速乾性・通気性が良いもの
活動的に過ごすキャンプシーンでの足元は、結構汗をかくものです。
キャンプ用サンダルは、速乾性と通気性に優れたものを選ぶと快適でしょう。
軽くコンパクトなもの
サンダルは使う時だけ取り出し、キャンプの行き帰りは持ち運ぶという方も多いでしょう。折りたたんだり丸めたりしてコンパクトになるサンダルなら、パッキングが苦手でも荷物の隙間に入れることができます。
ただし、軽くコンパクトに収納できるサンダルは、ソールが薄いことが多いもの。足場の悪い所で履くと危ないです。ソールが薄いサンダルは、テント内でのリラックス用にすると安全でしょう。
夏キャンプにおすすめのアウトドアサンダル
夏キャンプでは水中でも流されにくいサンダルや、安全で怪我をしない構造なのに軽くて脱ぎ履きしやすいサンダルを利用したいですよね。
夏キャンプを快適に過ごせる、おすすめのサンダルのいくつかをご紹介します。
クロックス
- クロックバンド クロッグ
- スウィフトウォーターリバーサンダル
軽くて疲れず、履き心地の良さが人気のクロックス。メンズからレディース、キッズまで幅広く展開しており、クロッグサンダルの代表格とも言えるでしょう。種類やカラーも豊富なので、家族皆で履くこともできますよね。
クロックスでは、定番品とも言える「クロックバンド クロッグ」が夏のキャンプにおすすめです。かかと部分にバンドがついているので脱げる心配がなく、水辺のアクティビティなどでも大活躍します。バンドは動かせるのでスリッパのようにして履くことも可能。
独自開発されたソフトな素材を使用しているので、履くほどに足に馴染むフィット感も魅力です。
2つのベルトがしっかりと足をホールドしてくれる、クロックスの「スウィフトウォーターリバーサンダル」は、水の中でも脱げる心配がありません。水遊びで安心して使えるでしょう。
クロックバンドクロッグも、スウィフトウォーターリバーサンダルも水陸両用なので、お子様などが水場を見つけても靴を履き替えることなく、そのまま入っていって遊ぶこともできます。しかもその後は自然乾燥しますので、手入れも楽です。
ワークマン
リーズナブルな価格なのに、おしゃれなデザイン性と高い機能性でファンが多いワークマン。
ワークマンでは、水陸両用の「フィールドサンダル」や、脱ぎ履きしやすい「カバーリングサンダル」がキャンプシーンで人気です。
- フィールドサンダル
- カバーリングサンダル
つま先がしっかり覆われている安全なラウンド設計で、3層構造のソールはクッション性も抜群。スニーカー感覚で履けるのに、水陸両用というのが非常に嬉しいポイントです。
キャンプが終わっても、男性女性ともタウンユースでおしゃれに履けます。サイズはM(24.5〜25.0cm)から販売されています。
酷使された足がゆったりくつろげるサンダルが、ワークマンのカバーリングサンダルです。弾力の異なるEVA素材を2種類使用し、快適なクッション性を実現しました。
かかとのバンドがないので、脱ぎ履きがしやすくノンストレス。足を締め付けない設計なので、キャンプでのリラックスシーンにぴったりです。
モンベル
- アクアグリッパーサンダル
- スプリットトゥ アクアグリッパー
夏キャンプで水辺のアクティビティを楽しむ予定なら、モンベルの「アクアグリッパーサンダル」や、よりしっかり足の甲をホールドできる「スプリットトゥ アクアグリッパーサンダル」がおすすめです。
いずれもサンダルも、アクアグリッパーというモンベルオリジナルの滑りにくいソールを起用しています。水中の岩肌に対して、驚きのグリップ力を発揮する、水遊びに最適なサンダルです。男女兼用なので、ペアで揃えることも可能ですね。
冬キャンプにおすすめのおしゃれなスリッポンサンダル
冬キャンプでは、防寒性と保温性を重視した、足元が暖かいサンダルがおすすめです。寒い季節の定番とも言っても良い、おしゃれなスリッポンサンダルを以下にご紹介します。
SUBU
SUBU(スブ)のサンダルは、秋冬に履けるサンダルとして登場しました。寒い季節に素足で履くことを想定し、足元を暖かくする工夫がなされたサンダルです。軽いナイロン素材のアッパーの甲の部分はダウンのような暖かさ、そして素足でも履けることを想定した内側には、ポリエステル素材で保温力の高い中綿が施されています。インソールも暖かさを重視し、起毛加工されたポリエステル素材を使用。
そして、スブのサンダルは靴下と組み合わせてもとてもかわいく、おしゃれが楽しめることも特徴です。
スブではシックなものからポップなものまで、さまざまなカラーバリエションを展開していますが、2020モデルではシックなブラックが特に人気を集めました。
スリッポンタイプで脱ぎ履きが楽なので、テントからの出入りがスムーズです。
キャンプ用サンダルを履く時の注意点
サンダルは足全体をカバーしていないので、怪我防止のためにも危険な場所へは立ち入らないようにしましょう。登山などもキャンプ用サンダルのままでは行ってはいけません。
また、100均にもサンダルは販売されていますが、あまりソールの滑り止め機能などはないようです。機能面や履き心地などを考慮して、安全で使い勝手の良いキャンプ用サンダルを選びましょう。
最後に
ここまで、キャンプで快適に過ごせるサンダルをいろいろご紹介してきましたが、ご紹介したアイテムは店舗や地域、販売期間などにより在庫状況が変動していることがあります。入手したいアイテムがある時は、事前に店舗に確認してからの購入がおすすめです。