【北海道で初キャンプ】服装ポイントやおすすめキャンプ場14選

最終更新日:2022/02/05

「転勤でせっかく北海道に引っ越しをしてきたのだから、北海道にいるうちに道内のキャンプ場へ行ってみたい」という方も多いのではないでしょうか。
ただ様々なキャンプ場が道内に点在しているので、どんなキャンプ場があるのか、北海道は夏でも寒いの?など、わからないことも多いでしょう。
そこで今回は北海道で初めてキャンプをする方に向けて、北海道のキャンプ事情や服装ポイントなどご紹介します。
北海道のおすすめキャンプ場をロケーション別で厳選していますので、ぜひ最後までご覧ください。

様々なキャンプ場がある北海道-北海道のキャンプ事情とは

北海道は広く、関東地方と面積を比べるとその面積は関東地方の約2.6倍。まさに「北海道はでっかい道」という言葉を実感できる広さを誇っています。
北海道は大きく分けて道央・道南・道北・道東・オホーツクの5つのエリアに分けられており、その5つのエリアごとに様々なキャンプ場があります。
ファミリーに人気の施設が充実しているキャンプ場から、ソロキャンプ、ツーリング旅に人気の自然豊かな山間のキャンプ場、海水浴が楽しめる海沿いのキャンプ場など、多種多様なキャンプ場があるのも北海道のキャンプ場の魅力。地元の特産品を購入してBBQで味わうのも、北海道キャンプの醍醐味のひとつとなっています。
キャンプ場の場所によっては近くに買い物できる場所がないことも多く、また、ガソリンスタンドが近隣にない場合も多いので、キャンプ場へ行く際は買い出しや燃料に注意が必要です。

北海道キャンプ場の営業開始時期について

寒さが厳しい北海道。冬期営業しているキャンプ場は少なく、多くのキャンプ場は4月下旬から営業を開始し、9月~10月下旬で終了します。
子供の夏休み期間はどのキャンプ場も多くの方で賑わい、特に土日や人気のキャンプ場は予約するのも大変困難なので、春~夏にキャンプ場へ行く場合は、訪れるキャンプ場のホームページで最新情報を確認し、早めに予約することをおすすめします。
近年ではキャンプ人気が高まり、北海道でもガイドブックには掲載していない、オープンしたばかりのキャンプ場も増えました。入場制限を設けているキャンプ場もありますので、事前に空き情報を確認するといいでしょう。

北海道でキャンプする際の服装と装備について

キャンプの服装や装備は季節によって異なり、季節によって対策を講じなければなりません。
では、北海道でキャンプをする際は、どんな服装でどんな装備が必要なのでしょうか。シーン別にご紹介します。

春の服装

キャンプ場の予約が始まる春。道南から桜が開花することからもわかるように、北海道でも道南と道北とでは気温差が異なります。
ただ春の訪れが早い道南でも朝晩の気温差が激しく、日中は多少暖かくても夜はぐっと冷え込み、朝の気温が一桁の日も珍しくないため、重装備は必要ありませんが、ある程度の防寒対策は必要です。
服装は、

  • ヒートテック
  • フリース・軽めのダウン
  • 裏起毛のパンツ
  • 厚みのある靴下

がおすすめ。後は寒い時に羽織れるブランケットなどを用意するいいでしょう。防寒対策としてホットカーペット、石油ストーブなどの暖房器具があるとより安心です。
北海道の春は思っている以上に寒いので、事前に気温をチェックし、その気温からマイナス5℃程度引いた感覚で防寒対策を行うことをおすすめします。

夏の服装

北海道の夏は本州ほど暑くはなりませんが、それでも場所や時期によっては30℃以上超えることも珍しくありません。
日中は半袖・短パンでもいいですが朝晩冷え込むことも多いので、朝晩は温度調節や虫対策のためにも長袖・長ズボンなど重ね着ができるものを用意すると安心です。
夜も暑いイメージがありますが、北海道の夏は比較的涼しく、夏の終わり頃はむしろ寒く感じることもあるので、テント内は厚手の銀マット+シートで寒さ対策と地面の凸凹を軽減し、封筒型の寝袋で就寝するといいでしょう。封筒型の寝袋にすることで、暑い時は掛け布団代わりとしても使えるのでおすすめです。
また、夏はこまめな水分補給を心がけ、熱中対策もしっかりと行いましょう。

秋・冬の服装

北海道の夏は短く、あっという間に秋が訪れます。
紅葉が見頃を迎える頃には一気に気温が下がり始め、日中ポカポカ陽気の日が続いたと思ったら、急に冬を感じるほどの寒さが押し寄せてくることも珍しくありません。
10月でも場所によっては初雪が降るほど寒い日にもなるので、秋も春同様の防寒対策は必須です。
北海道の冬は大変寒さが厳しいですが、人が少なく空気が澄み、星空も綺麗だと真冬にキャンプを楽しむ方も少なくありません。
冬キャンプは冷気を防ぐためにも、服装は、

  • ベースレイヤー:速乾保温機能に優れたインナー
  • ミドルレイヤー:フリースまたはパーカー
  • アウターレイヤー:ダウンジャケット・防水パンツまたはダウンパンツ
  • 足元:冬用の靴下やスノーシューズ

といったレイヤリングと言われる重ね着が基本。ニット帽とネックウォーマーも必須です。寝る時は冬用シュラフであれば、上下スウェットなど寝やすい服装で問題ありません。
人気のあるコテージを利用する場合は、朝と夜の気温差をあまり気にする必要がないので、普段家で過ごすような動きやすい服装を選ぶといいでしょう。
冬キャンプは寝床のセッティングが重要なので、石油ストーブやホットカーペットはもちろん、厚手銀マットやコットなど、用途や目的に合わせた暖房器具を活用しましょう。

【ロケーション別】北海道のおすすめキャンプ場

様々なキャンプ場がある北海道。そこで、おすすめキャンプ場をロケーション別で厳選してご紹介します。開設されないキャンプ場もありますので、詳しくは各ホームページをご覧ください。

近くに道の駅の駅があるキャンプ場

  • マオイオートランド(夕張郡長沼町東7線北4番地、0123-88-0700)
  • キャンプ場近くに道の駅「マオイの丘公園」があり、キャンプ場を利用すると隣接している長沼温泉の入浴券がもらえます。多彩なキャンプサイトとアクティビティを楽しめるので、キャンプ初心者の方にも大変おすすめです。

  • 三石海浜公園オートキャンプ場(新ひだか町三石鳧舞161番地2、0146-34-2333)
  • 道の駅「みついし」が近くにあり、BBQに必要な肉や魚、野菜が買えます。北海道の中でも人気が高いキャンプ場なので、予約は早めが必須。敷地内に温泉もあります。

山に囲まれた自然溢れるキャンプ場

  • オートリゾート苫小牧ARTEN(苫小牧市字樽前421-4、0144-67-2222)
  • 樽前山の麓にあるファミリーキャンプに人気のキャンプ場。温泉も隣接し、乗馬やバードウォッチングなど雄大な自然を満喫できます。

  • 沼田町ほたるの里オートキャンプ場(沼田町字幌新612、0164-35-1166)
  • 自然に恵まれたキャンプ場で、時期によっては夜に園路を散策しながらほたるの光を観賞できます。施設も充実しているので、子供連れの方も安心して利用できます。

川遊びができるキャンプ場

  • 丸瀬布森林公園いこいの森オートキャンプ場(紋別郡遠軽町丸瀬布上武利、0158-47-2466)
  • 園内に流れる川で川遊びや釣りが楽しめ、園内にはSLが走っている子供に人気のキャンプ場です。日帰り温泉もあるので、連泊で利用する方も多いです。

  • 穂別キャンプ場(勇払郡むかわ町穂別稲里553番地、0145-45-3244)
  • キャンプ場内をサヌシュペ川が流れており、水深も浅いので、小さなお子様も安心して水遊びができます。近くには樹海温泉もあります。

海水浴ができるキャンプ場

  • 豊浦海浜公園キャンプ場(虻田郡豊浦町浜町、0142-83-2222)
  • キャンプ場と海水浴場が一体となった施設。海水浴ができる期間は海の日の3連休~お盆くらいと短期間なのでご注意を。天然豊浦温泉しおさいが隣接しています。

  • 浜中モイレ海水浴場(余市郡余市町浜中町40−1)
  • シリパ岬とモイレ山に囲まれた砂浜の海水浴場があり、キャンプも無料で楽しめます。夏はファミリーキャンプや海水浴客などで賑わっています。

湖畔で楽しめるキャンプ場

  • 洞爺水辺の里財田キャンプ場(虻田郡洞爺湖町財田6、0142-82-5777)
  • 洞爺湖畔のキャンプ場。湖畔を眺めながらのキャンプはロケーション抜群。遊歩道で自然を感じながら散策ができ、ロングラン花火期間中は花火を楽しめます。

  • 美笛キャンプ場(千歳市美笛、0123-25-2752)
  • 支笏湖に面した大自然の中にある人気のキャンプ場。オートキャンプサイトの他、砂浜サイトなどもあり、色々なサイトでキャンプを楽しめます。

愛犬家におすすめのペット可のキャンプ場

  • かなやま湖オートキャンプ場(南富良野町字東鹿越、0167-52-2002)
  • 自然の地形を利用して作られたオートキャンプ場で、管理棟近くには広ドッグランがあり、カヌーや釣りも楽しめます。

  • 安平町鹿公園キャンプ場(勇払郡安平町追分白樺2-1、0145-25-4488)
  • 名前の通り鹿がいるキャンプ場で、公園内にはドッグランがある他、水遊びができる川やアスレチック遊具がある、愛犬家はもちろんお子様連れにもおすすめのキャンプ場です。

【札幌近郊】日帰り可能なおすすめキャンプ場

  • オートリゾート滝野(札幌市南区滝野247番地、011-594-2121)
  • 札幌市内から約40分ほどで行ける人気のキャンプ場で、滝野すずらん公園の入園券を無料でもらえます。サイトも豊富で、センターハウスでは色々なものや施設が全て揃っています。

  • 定山渓自然の村キャンプ場(札幌市南区定山渓、011-598-3100)
  • 札幌市中心部から車で約1時間、テントサイトは1泊500円、日帰りなら170円とリーズナブルで、北海道では数少ない通年営業しているキャンプ場です。

まとめ

北海道の大自然を独り占めできるキャンプ。
地元食材を使って料理を楽しみながら、非日常を味わってみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介したキャンプ場以外にも魅力あるキャンプ場がたくさんありますので、服装にも注意しながら、ご家族、お友達はもちろん、お一人でのソロキャンプも楽しんでみてください。