冬キャンプの寒さ対策には何を使っていますか?
実は冬キャンプのテント内の底冷えには手軽に使うことができるホットカーペットがおすすめです。
そこでこの記事では、冬キャンプにホットカーペットがおすすめな理由をはじめ、ホットカーペットの使い方・敷く順番についてご紹介します。
またキャンプにおすすめのホットカーペットや選び方や、ホットカーペット使用時の結露対策と注意点についてもお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
冬キャンプにはホットカーペットがおすすめ
冬キャンプで使う暖房器具には、薪ストーブや石油ストーブなどがありますが、小さなお子さんがいるとストーブの使用は火傷をしてしまう場合もあり、ちょっと心配になってしまいますよね。
そこでおすすめなのがホットカーペットの使用です。ホットカーペットなら火を使わないので、一酸化炭素中毒や火傷の心配がいりません。また小さなお子さんだけでなく初心者の方でも安心して暖を取ることができ、地面から底冷えしやすい冬キャンプに最適なアイテムのひとつです。
もちろん、区画の中にコンセントが設置されているAC電源サイトを利用することが大前提となりますが、電源サイトではない場合でも、ポータブル電源やバッテリーを持参してホットカーペットを使用する方法もあります。
ホットカーペットを使用するなら、最近人気のこたつを使ったお座敷スタイルのキャンプにもピッタリですし、手軽に使える暖房器具としてはソロキャンプにもおすすめです。
ホットカーペットの消費電力
ホットカーペットを電源サイトや持参したポータブル電源で使用するには、限られた電気容量に収まるかどうかの確認が必要です。
電源サイトは一般的に10Aまで使用できることが多いです。これをワット数にすると1000Wになります。
2畳用(175cm×175cm)のホットカーペットの場合、メーカーや機種により多少は異なりますが、定格消費電力はおよそ500Wから700W程度、3畳用(195cm×235cm)は2畳用の1.5倍程度の消費電力が目安となりますので、このほかの消費電力の大きい家電を同時に使うことがなければ、問題なく使用できるでしょう。
ただし、ブレーカーが落ちてしまうと大変なので、事前に確認することはお忘れのないようにお願いします。
ちなみにホットカーペットよりも消費電力が少ない電気毛布はシングルサイズ(140×80cm)で30~60W程度とされています。
電源なしキャンプサイトでホットカーペットを利用するには
先ほども少し触れましたが、電源なしのキャンプサイトでもお手持ちのホットカーペットの消費電力をまかなえる大容量ポータブルバッテリーがあればホットカーペットを使うことはできます。
200~400Wのホットカーペットもありますので、電源なしのサイトを利用する場合には、消費電力が少ないホットカーペットを持っていくというのも手です。
ただし電源サイトを選んだほうがバッテリーなどの荷物も必要ないのでベストと言えるでしょう。
ホットカーペットの使い方・敷く順番
ホットカーペットを効率よく使用するには、マットやシートなどを敷く順番が大切になります。
地面からの冷えを防ぎつつ、空気の層を作ることで暖かさを逃がさないように重ねていきましょう。
地面から重ねる順番は以下になります。
- グランドシート(ブルーシート)
- テント
- インナーシート
- 銀マット(断熱用マット、アルミマット)
- あればエアーマット(インフレーターマット)
- ホットカーペット
- ラグ
ホットカーペットがあれば高額な冬用シュラフではなく、日頃使っている3シーズン用のシュラフで心地良く眠りにつくことができるのも嬉しいですね。
キャンプにおすすめのホットカーペットと選び方
冬キャンプは夏キャンプに比べ荷物がかさ張るものです。そのためキャンプ用としても使えるホットカーペットは、できるだけコンパクトに折り畳んで収納できるものを選ぶと良いでしょう。
3~4人用のテントを使う場合はテントの底面が200cm×200cmのものが主流のため、すっきり収まる2畳タイプがおすすめです。
もっと大きなテントであれば、3畳サイズもご検討してみましょう。
特に「ニトリ」や「山善」ではコンパクトになるだけでなく消費電力が少ないモデルもあり冬キャンプにおすすめです。
- 「ニトリ」ならホットカーペットもお手頃価格で購入できます。豊富なサイズ展開も◎。
- 「山善」からは2畳タイプで小さく折りたためる、とてもコンパクトなホットカーペットなどがあります。
このほか、着せ替えカーペットを展開している「パナソニック」やお手頃価格が魅力の「アイリスオーヤマ」などからもキャンプにおすすめのホットカーペットが販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。
ホットカーペットの結露対策と注意点
冬キャンプでは、テント内と外の気温との温度差によりどうしても結露が発生しやすくなってしまいます。
結露が発生するとテント内の壁をつたって落ちてきた結露がホットカーペットを濡らすことで故障や漏電の原因になってしまうこともあります。
そのためホットカーペットを使用する際には、テントよりもひと回り小さめのサイズを選び、落ちてくる水滴をホットカーペットに付けないように工夫する必要があります。
また定期的な換気を行うことで結露の発生を防ぐこともできます。
また温度を低く調整できるものであれば、寝るときに付けていても安心ですが、高温のまま調整の利かないタイプは低温火傷を起こしてしまう危険があるため、忘れずにスイッチをオフにしましょう。