たしかな保冷保温機能と、おしゃれなデザインが人気のthermos(サーモス)の水筒ですが、洗う時に毎回、パッキンを取り外すという方も多いことでしょう。
ところが、パッキンを取り外して洗った後、元に戻す段階になって、パッキンの表裏や上下がわからなくなることはありませんか?
そんな困った問題を解決すべく、thermosのパッキンの種類や付け方についてまとめました。
thermosのパッキンの取り付け位置と個数
まずは、thermosの水筒のパッキンの位置と個数をタイプ別にみてみましょう。
【ストロータイプ】
・パッキン=キャップの内側に取り付ける、本体との間のせんパッキン
【コップタイプ】
・パッキンセット=注ぎ口部分の内部せんパッキンと、本体との間の外部せんパッキン
【マグタイプ】
・パッキンセット=フタ内部のフタパッキンと、本体との間のせんパッキン
【2ウェイタイプ】
・直飲み用パッキンセット=飲み口部分のフタパッキンと、キャップと本体との間のシールパッキン
・コップ使用時用パッキンセット=注ぎ口部分のフタパッキンと、本体との間のせんパッキン
【スポーツタイプ】
・パッキンセット=飲み口部分のフタパッキンと、キャップと本体との間のシールパッキン
以上、代表的な5つのタイプの水筒ですが、ストロータイプの使用パッキンは1個です。
他のタイプは、注ぎ口や飲み口部分と、本体との間の合計2個、パッキンが使用されています。
このように、パッキンの付け外しを忘れないよう位置と個数を確認することは、thermosの水筒のパッキンの付け方を知る上で、最初の重要なステップです。
ストロータイプのパッキンの付け方
まずは、お子様に大人気のthermosのストロータイプの水筒から、パッキンの付け方をみていきましょう。
ストロータイプのパッキンには、1箇所突起があります。
この突起をキャップの裏側の穴に差し込み、ぴったりはまるまで押し込みます。
そして、そのままパッキンの全周を溝にはめ込み、こちらもしっかりと指で押し込みます。
その後、キャップの表の窓からパッキンが見えることを確認し、完了です。
もし、パッキンが見えないようでしたら、パッキンが正しく付いていないため、再度やり直してみてください。
最後に、飲み口の下にストローを段差位置まで差し込み、飲み口をキャップの裏側から穴に通し、表側から引っ張っれば、使用できる状態になります。
この時、一つ一つの取り付けをしっかり、隙間のないように行うのがポイントです。
もし、正しく取り付けができているか不安な方は、一度少量の水を入れてフタをし、逆さまにして漏れないかを確認しましょう。
2ウェイタイプの直飲み用キャップのパッキンの付け方
では、続いてthermosの2ウェイタイプの水筒を例に、それぞれのパッキンの付け方をみてみましょう。
この2ウェイタイプは、「直飲み」と「コップを使用して飲む」、両方ができる水筒です。
それぞれ使用時は直飲み用キャップと、コップに注ぐ時の中せんの2つを使い分けます。
こちらの項では、直飲み用キャップのパッキンをみていきましょう。
直飲み用は、キャップのフタ部分の裏側に小さなフタのような形状のフタパッキンが、キャップ本体の内側にはリング形状のシールパッキンが、それぞれ付いています。
このフタパッキンは小さいので、外した時になくさないように気をつけましょう。
ではまず、フタパッキンの付け方ですが、パッキンの凸部をフタの裏側の丸い穴にしっかり押し込みます。
次に、キャップ本体の内側の溝にシールパッキンの平らな面を浮かないようにしっかりはめ込み、完成です。
こちらの2個のパッキンは大きさも形も全然違うので、それぞれ取り付け場所を迷ったり、間違えたりすることもなく、簡単にできますね。
また、スポーツタイプなどの直飲み用パッキンの付け方も、こちらと同じですので、ご参考になさってください。
2ウェイタイプのコップ使用時のパッキンの付け方
では、thermosの2ウェイタイプの水筒を、コップタイプとして使用する時の、中せんのパッキンの付け方をご説明します。
こちらのタイプは、中せんのフタ部分の裏側にフタパッキンが、中せん本体の下部にせんパッキンが、それぞれ付いています。
まず、フタパッキンですが、フタの裏側の突起部の2ヶ所の穴とパッキンの2ヶ所の穴を合わせて全体を被せ、ふちがぴったりはまるまで押し込みます。
次に、せんパッキンですが、中せんの溝に合わせて上下を確認し、浮きがないようにはめ込みます。
この時、中せんを閉めるための上部の溝ではなく、一番下の溝がパッキンをはめ込む溝ですので、ご注意ください。
また、コップタイプの水筒はこちらと同じパッキンの付け方です。
ちなみに、しっかりパッキンがはめ込まれておらず、隙間があると、フタパッキンやせんパッキン、はめ込んでいる本体部分にも汚れがたまりやすくなってしまいます。
また、漏れや保温保冷効果が落ちてしまう恐れもありますので、再度指で押しこんで、隙間がないかを確認しましょう。
thermosのパッキンの交換
他にも、thermosのパッキンの正しい付け方がわからなくなる場面があります。
それは、パッキンを交換する時です。
ここでは、パッキンの交換についても触れておきます。
使用方法や使用頻度にもよりますが、thermosは消耗品であるパッキンの交換目安を1年としています。
実際、1週間に数回の使用で1年以上経つと、漏れたり、保冷保温効果が落ちたと感じる方もいるようです。
この場合、まず、パッキンの劣化が考えられますので、オンラインショップなどでパッキンを購入し、先ほどご紹介した手順で取り付けましょう。
それでも、不良が改善しない場合は、キャップや中せんの割れや欠け、ひびが入っていることも考えられます。
そんな時は、フタやキャップ、中せんなどとパッキンがセットになったユニットを購入し、せん自体を丸ごと交換すると良いでしょう。
また、パッキンやせんを交換するには外す前の状態をスマホなどで撮影しておくと、パッキンの付け方も間違えません。
さらに、不良が起こった際の状態を記録しておけば、万が一せんごと交換しても不良が直らなかった場合、メーカーに問い合わせる時にも、役に立つかもしれません。
thermosのパッキンを長く使う方法
では最後に、正しい付け方で取り付けたパッキンや、交換したパーツ、そしてthermosの水筒自体を長く使うための方法をご紹介します。
まず、パッキンですが、使用のたびに毎回外して洗い、よく乾かしてから取り付けることが大切です。
パッキンを取り外さずに付けたままにしておくと、汚れが沈着したり、カビが発生したりして、不良の原因となってしまうからです。
さらに、使用して1年経つ頃には「漏れないか、視認できる損傷がないか」を点検することをおすすめします。
キャップやフタ、せんなども同様に、使用の度に洗って、定期的に不良がないかをチェックしましょう。
また、水筒自体も、例えば「保冷専用タイプには熱い物は入れない」、「隙間につまる原因となるような固形物の入った飲み物を入れない」など、注意が必要です。
その他にも、食洗機で洗わないことなど、取扱説明書に従って正しく使用して、パッキンなどの消耗パーツをまめに交換すれば、結果、長く使えてお得ですよね。
パッキンの付け方がわかれば洗うのも交換するのも抵抗なし!
thermosの水筒のパッキンは、形や大きさ、取り付け位置などが分かりやすく、一度付け方を覚えれば簡単にできます。
そうなれば、日々のお手入れで毎回取り外して洗うことも、抵抗なくできますね。
また、どのタイプの水筒もパッキンや交換パーツが販売されていますので、是非、自分でパーツを交換してみましょう。
隙間なくパッキンを取り付け、水筒自体を正しく使用すれば、お得に長く愛用できることでしょう。