キャンプ中に発生してしまう事故は、ちょっとした不注意や配慮不足で起こってしまうものです。
キャンプの事故の中では、生死に関わる大事故に発展するケースもあります。
こちらでは、そんな災難にならないよう、キャンプ中の注意点をお伝えしていきます。
また、親子で安心して楽しめる、神奈川のキャンプ場も一緒にご紹介していきます。
キャンプ中の事故で注意するべきこと
大自然の中、家族や友人たちと過ごす時間は素晴らしいものですよね。
神奈川というと、都会というイメージが強いかもしれませんが、実は自然あふれる場所もありキャンプ場もたくさんあります。
キャンプを楽しむことは大いに素晴らしいことだとは思いますが、事故の危険性についてもしっかりと認識しておかなくてはなりません。
特に、子供は興味心が強く、大人が危険だと判断して近寄らないような場所でも、どんどん足を踏み入れてしまうこともあります。
中でも、大人が準備に夢中になっている間、子供が川遊びをしているときは要注意です。
川にある石は、大変滑りやすいものです。
石に滑り、転んで意識を失ってしまえば、浅瀬の川でも死亡事故になりかねません。
他にも、スズメバチやマダニなどの害虫による被害や、カセットコンロなどでの事故も多発しています。
キャンプを行う前には、これらの危険性をよく理解し、対策を考えておくことが賢明です。
特に、子供の水難事故は、大人が監視していないときに起こるのが大半です。
少し目を離した隙に、最悪な結果にならないよう、しっかりと見守っておきましょう。
神奈川のキャンプ場で実際に起こってしまった悲しい事故
実際、キャンプ中、事故が多発していることは事実です。
こちらでは、神奈川で起こってしまった、悲しい事故についてお話します。
神奈川のとあるキャンプ場では、十数人もの人が亡くなった事故が発生しました。
当時、神奈川県全土に大雨洪水警報が発令されており、警察官が増水の危険性を警告する退避を何度も促していましたが、数十人の方たちは退避を拒否しました。
そのため、ダムの放流により水かさが一気に増え、流されてしまったのです。
自然災害を甘く見てはいけません。
もし、ダムの放流のサイレンを耳にしたら、すぐに立ち退くことが大切です。
また、事故現場を見ると、中洲でのテント設営も大きな原因となっています。
そもそも、中洲は川底の土砂が堆積してできた場所であり、テントを設営するべき場所ではありません。
川が増水すれば、中洲に取り残される可能性もあり、また水没する可能性も考えられます。
神奈川の事故に限らず、中洲での事故は多く発生しています。
もし、天気が怪しくなってきたと感じた場合は、避難勧告が発令していないとしても、早めに避難するのが賢明でしょう。
キャンプ場を下調べすることで事故を防ぐ
神奈川で起こってしまった水難事故ですが、いち早く危険を察知し、退避することができていれば、防げたものではないかと思います。
キャンプ場は、どんなに整備された場所であっても、危険が隣り合わせであることは忘れてはいけません。
安全にキャンプを楽しむために、事前の準備、そして対策を万全にしておきましょう。
キャンプでの事故を防ぐためには、キャンプ場をよく下調べしておくことも大切なことです。
川に限らず、キャンプ場では、スズメハチなどの害虫、熊やイノシシなどの危険な野生動物に遭遇することも考えられます。
安全なキャンプ場であるかどうかを調べるには、まずは、キャンプ場の情報サイトなどの口コミを参考にしてみましょう。
口コミ等で、豪雨対策に力を入れているキャンプ場や、長い間事故が発生していないキャンプ場であれば、それだけで、安全面は高いキャンプ場であることが分かりますね。
詳しく知りたいのであれば、地元の観光協会に直接問い合わせてみるといいでしょう。
また、小さな子供がいる家族の場合、急な体調不良、ケガなどのトラブルも予想されます。
キャンプ場近辺に病院があるかどうかも、調べておくと安心です。
すぐに診察してもらえるよう、保険証も持っていくようにしましょう。
事故を未然に防ぐ!自分の身を守るために行うこと
キャンプ場でテントを設営するときは、基本的にキャンプ場の管理者の許可を得ている場所に限ります。
そして、最低限の安全面を考えると、管理者のいるキャンプ場を選ぶことです。
しかし、管理者がいるキャンプ場であっても、24時間体制で管理者が管理しているわけではありません。
あくまでも、キャンプは自己責任が原則になります。
そのため、キャンプ場の天候やその変化には、常に気を配る必要があります。
特に、川の付近でテントを設営する場合は、増水のリスクを考え、大雨洪水警報が発令されたら、すぐに退避することです。
神奈川で起こってしまった事故のように「これくらい大丈夫」という考えが、命取りになることもあります。
もし、ダムが決壊すれば、急激な土石流が流れてくることも想定されます。
そうなれば、非難に間に合わない可能性も大きいでしょう。
何か起こってからではなく、事前に予測して素早く行動をできるように対策をしておくことが大切です。
そのためにも、天候や地形をよく確認しておき、万全な状態でキャンプを楽しみましょう。
子供連れも安心して楽しめる神奈川のキャンプ場①
ここまでお伝えしたように、キャンプ場でキャンプを楽しむときは、全てが自己責任です。
事故にならないように、事前の準備、対策をしっかりと考えておきましょう。
こちらでは、子供連れにも安心でおすすめな、神奈川のキャンプ場をご紹介していきます。
・野島公園
野島公園は、野島山を中心に周囲は海に囲まれた「野島」という島にあります。
敷地内には、展望台があり、横浜の海を360度一望することができます。
天候に恵まれれば、スカイツリーや富士山も見えるそうです。
4月頃にもなると、キャンプ場そばにある海岸では、アサリなどの潮干狩りを楽しむ人たちで賑わいます。
バーベキューは予約制ですので、事前にお問い合わせください。
また、ゴールデンウィークや夏休みなどの期間は、たくさんの人たちが訪れますので、駐車場へ入場できない場合があります。
事前に問い合わせてみるか、公共機関などを利用しましょう。
子供連れも安心して楽しめる神奈川のキャンプ場②
前項から引き続き、神奈川のおすすめキャンプ場をご紹介していきます。
・清川リバーランド
清川リバーランドは、神奈川県清川村の東丹沢にあります。
自然に囲まれた施設では、魚釣りや魚のつかみ取りができるところが魅力的です。
魚のつかみ取りができる川は、川幅も広く浅瀬ですので、小さな子供でも安心して楽しむことができます。
また、つかみ取りで取った魚は、バーベキュー場で食べることもできます。
自分で取った魚を、堪能できる体験は、子供にとっても貴重な体験になるでしょう。
周辺には温泉施設も充実していますので、疲れた身体を癒すのにもおすすめです。
・河内川ふれあいビレッジ
大井松田ICから30分と、交通にも便利なキャンプ施設です。
河内川に併設されているので、天然の川で遊ぶことも可能です。
また、鮎釣りなど釣りを楽しむこともできます。
施設内には、整備された浅瀬な小川もあるので、小さな子供を遊ばせるのにも安心ですね。
さらに、小川ではつかみ取りも楽しむことができます。
神奈川は都心なイメージがありますが、意外にもたくさんのキャンプ場があります。
どの施設を利用するにも、事故だけには注意して、思い切り自然を堪能してくださいね。
準備をしっかりとしてキャンプを楽しむ
より安全にキャンプを楽しむには、事前準備、そしてある程度の対策を考えておくことが、とても大切です。
状況に応じた判断も必要になってきます。
現実から離れ自然の中で楽しむキャンプは、大人も子供も羽を伸ばせる場所です。
せっかくのキャンプが台無しな結果にならないよう、最善の注意を払い、キャンプを楽しんでくださいね。
この記事でご紹介した神奈川のおすすめキャンプ場にも足を運んでみてはいかがでしょうか。