洗練されたデザインと、品質の高さが人気のアウトドアメーカー「スノーピーク」。
そんなスノーピークの人気製品「まな板セット」をご存知ですか?
まな板の内側に包丁をセットし、折りたたんでコンパクトに持ち運びできる、アウトドアで便利な調理グッズです。
人気の「まな板セット」ですが、アウトドアで使ったあと、きちんとお手入れしないとカビたり、錆びてしまうかもしれません。
そうならないための、「まな板セット」のお手入れ方法をご紹介します!
スノーピーク「まな板セット」ってどんなアイテム?
まず、スノーピーク「まな板セット」について簡単にご説明します。
折りたたみ式の天然木まな板の内側が包丁の形にくり抜かれていて、くり抜かれた部分に付属の包丁がマグネットで軽く固定されています。
この包丁を固定した状態で、まな板を折りたたむと半分のサイズになり、なおかつ内側に包丁を収納するため安全に持ち運びが可能になります。
包丁がマグネットで固定されているため、まな板を開いた時に飛び出してくる危険性も少なくなっています。
サイズは「L」と「M」があります。
Lサイズはまな板が縦23.6cm(折りたたみ時11.8cm) × 横36cm × 厚さ3.4cm、包丁は一般的な家庭用の三徳包丁を少し小さめにしたくらいのサイズです。
Mサイズはまな板が縦20cm(折りたたみ時10cm) × 横25.6cm×厚さ3.4cm、包丁は一般的なペティナイフくらいのサイズになっています。
まな板の接地面にはコーナーにそれぞれゴム製の滑り止めの脚がついており、調理中のガタつきや滑ってしまう危険を防いでくれます。
天然木にスノーピークのロゴが焼印されているまな板は、見た目もとてもスタイリッシュでナチュラルなので、アウトドアでとっても映えます。
しかし、同時に天然木のまな板は傷みやすく、カビたり、黒ずんだり、反ってしまうこともあります。
「まな板セット」をスタイリッシュに維持するために、しっかりお手入れしていきましょう。
使用前のスノーピーク「まな板セット」のお手入れ
スノーピーク「まな板セット」を購入したら、まず使用前に行ってほしいお手入れがあります。
それは、「オリーブオイルを全体に塗ること」です。
ダッチオーブンのシーズニングなどと同じで、オリーブオイルを使ってまな板をコーティングしていきます。
そうすることで、カビや乾燥し過ぎによる反りを防ぐ効果があります。
やり方は簡単で、刷毛やキッチンペーパーを使って、まな板全体にしっかりとオイルを塗ってください。
このとき、まな板の側面にも同じくオイルを塗布することを忘れないようにしてください。
食品をカットするのに使わない部分も木目から水分を吸収してしまうので、全面きちんとコーティングしてあげることが重要になります。
塗り終わったら、半日ほど乾燥させた後、再び余分なオイルを拭き取って、また半日くらい乾燥させるだけです。
とても簡単ですね。
これでカビの発生やニオイを抑えることができますので、月に1度はオイルコーティングをおこなってくださいね。
使用中のスノーピーク「まな板セット」のお手入れ
スノーピーク「まな板セット」を使うときは、まず、まな板全体に水をしっかりかけてください。
そして、余分な水分を乾燥した布巾でしっかりと拭き取ってください。
こうしたお手入れにより、食材から出る水分やニオイがまな板に染み込んでしまうことを防げます。
アウトドアの環境では難しいかもしれませんが、食材をカットするごとに水で流して布巾で拭けば、食材の色やニオイが付着することを更に防ぐことが可能です。
可能であれば、水分が出にくい野菜からカットしていき、ニオイのある生姜やにんにく、ネギなどはその次になります。
最後に肉や魚など水分もニオイも出る食材をカットし、時間をあけずに、すぐにまな板を洗うようにします。
カットする順番を工夫し、すぐに洗えば、色やニオイなどがまな板に吸収されてしまうことを最小限にとどめることができますよ。
使用後のスノーピーク「まな板セット」のお手入れ
使い終わったスノーピーク「まな板セット」は、すぐに洗剤でしっかり洗い、十分に乾燥させましょう。
使用後にお手入れもせずに、水につけっぱなしにしたりするのはNGです。
肉や魚を切ったあと、洗剤で洗う前にお湯をかけないように注意してください。
そうすることで肉や魚から出たタンパク質がお湯で固まってしまい、汚れが落ちにくくなってしまいます。
しっかりと洗ったら、一度清潔な布巾で水分を拭き取ってください。
この時、内側のマグネットの周りの水分も忘れずよく拭いてください。
拭き終わったら、立てかけるなどして十分に乾燥させます。
直射日光に当てると、乾燥しすぎて反りが出てしまう恐れがりますので、陰干しすることをおすすめします。
カビや黒ずみが発生!そんなときのお手入れはどうするの?
久しぶりにキャンプ道具から、「まな板セット」を取り出してみたら、カビが発生していたらショックですよね。
夏場や梅雨の時期などは、特に気を付けなくてはいけません。
スノーピーク「まな板セット」は天然木でつくられていますので、カビや黒ずみが発生してしまうこともあります。
包丁によってできた細かいキズや溝に発生したカビや黒ずみには、レモンとあら塩でこすってみるのが良いでしょう。
キズや溝にクレンザーのように塩が入り込んで、汚れを落としてくれます。
塩には木を修復させる作用もあるため、とても理にかなった洗浄方法です。
それでも取れないしつこいカビや黒ずみには、紙やすりを使って軽く研磨して、該当箇所を削り落としましょう。
まな板を研磨したあとは、オイルコーティングでのお手入れを忘れずに行うようにしてください。
通気性のいいケースで、「まな板セット」のカビを防ごう!
これまでのお手入れをしっかりとやっていただけば、「まな板セット」をきれいに保てるはずです。
さらに、もう一つ「まな板セット」を素敵に保つなら、収納ケースにもこだわってみてはいかがですか?
購入時に収納されているビニール製の透明の袋は、「見た目があまりよくない」と評判がイマイチで、ビニール製なので通気性も十分ではありません。
持ち運びのケースにもこだわって、スノーピーク製で揃えてみてもいいかもしれません。
スノーピークから販売されている「キッチンメッシュケース」なら、「まな板セット」にジャストフィットするように作られているため、持ち運びのケースにぴったりです。
メッシュなので通気性もよく、湿気によるカビを防いでくれます。
黒ベースでシンプルながら、存在感のあるスノーピークのロゴがカッコいい、このケースなら「まな板セット」の魅力をさらに引き立ててくるでしょう。
また、「そこまでお金はかけたくないけど、ビニール製のケースは嫌」という方には、100均ショップでメッシュケースを探してみてもいいかもしれません。
100均ショップなら、色々なサイズのメッシュケースが販売されているので、スノーピーク「まな板セット」にぴったりなサイズのメッシュケースが見つかるかもしれませんよ。
メッシュケースを使って、より通気性のいい状態を保ってあげれば、カビも生えにくくなるでしょう。
スノーピーク「まな板セット」なら、アウトドア調理がますます楽しくなる!
いかがでしたか?
スノーピーク「まな板セット」は、天然木のナチュラルでスタイリッシュなまな板です。
皿の代わりにカッティングボードに料理をのせるように、スノーピーク「まな板セット」にできあがった料理を載せても絵になるカッコよさです。
しかし、黒ずんでいたりカビが生えていたりしたら、せっかくのカッコよさも台無しですね。
これまでにご紹介したお手入れをおこなって、スノーピーク「まな板セット」をいつまでもきれいに使いましょう!