アウトドアの楽しみと言ったら、やはり食事ではないでしょうか。
簡単にバーベキューを楽しむのもいいですが、炊飯するのも非常に面白いです。
「飯盒」が炊飯をする道具として定番ですが、最近注目されているのがクッカーです。
炊飯だけでなく、焼いたり煮たり、様々な調理法が可能な万能調理器具です。
クッカーも様々なメーカーで製造販売されていますが、特にプリムス社の商品がおすすめです。
今回は、そんなプリムス社のクッカーのご紹介と、炊飯の方法をご紹介します。
老舗メーカープリムス社の歴史
プリムス社とは、スウェーデンにあるアウトドア製品を開発・販売する会社です。
その歴史は古く、1892年に設立されました。
設立当時は、燃料に圧力をかけてガス化し、世界で初めてすすの出ないストーブの販売を行っていました。
そして、そのストーブをラテン語で「最初の」という意味のプリムスと呼ぶことに決め、それがそのまま社名となりました。
すすの出ないストーブは故障や不具合が少なく、信頼できるストーブとしての地位を確立していきました。
その評判の良さから、南極点やエベレストなどの過酷な冒険をする際に装備として選択されています。
そして今現在も、いかに環境にやさしく、使いやすく、軽い製品かを求めて開発・研究を続けています。
プリムス社としては、高い山や南極点などの過酷な環境へ向かう特別な方だけのために製品を作っているのではない、という姿勢です。
そんな大きな冒険でなくても、小さなちょっとした冒険や日常的な用途として、ぜひ使用してほしいということです。
非常に信頼できる老舗メーカーなので、炊飯目的にもクッカーを購入するのがおすすめです。
プリムス社クッカーをご紹介
それでは、信頼できるプリムス社のクッカーをご紹介します。
最初にご紹介する商品は「イージークックNS・ソロセットM PCKK202 」です。
調理器具として非常に万能で、お湯を沸かす、炒め物、鍋、炊飯、すべての調理を問題なくおこなえます。
また、アルミで作られており、年伝導率が非常に高く使い勝手がとてもいいです。
さらに表面には、ハードアドナイズド加工という特殊加工がしてあり、焦げ付きにくくなっています。
重さは250グラムと軽量です。
値段もお手頃価格となっており、3000円台で購入可能です。
使い勝手の良さや値段の面からも、アウトドア初心者が購入するのにおすすめです。
次にご紹介するのは「ライテックトレックケトル&パン」です。
こちらは1.0リットルの大型の鍋サイズのクッカーです。
注ぎ口がついており、非常に使い勝手がいいです。
また、裏面に滑りにくい加工がしてあり、転倒しにくくなっています。
さらに、鍋の蓋をひっくり返してフライパンとして使えるように、取っ手までついています。
色々な使い方ができるクッカーなので、これ1つ持っておけば様々なシーンで使用可能です。
こちらの値段も3000円台で購入できるので、初心者でも手を出しやすいですね。
クッカーを使って炊飯してみよう~準備
クッカーを作って炊飯をする前に、準備することがいくつかあります。
それらをきっちりと準備して、炊飯にかかりましょう。
まずは、米と水の準備です。
米と水の分量をしっかりと量りましょう。
ここをいい加減に量ってしまうと、後から修正するのが非常に大変です。
米と水の分量は米1に対して水1.2の割合で量りましょう。
米はしっかりと擦り切って、水は水平な場所で正確に計量してください。
しっかりと計量できたら、つぎは火の準備です。
アウトドア初心者がいきなり火を起こすのは、とても大変です。
初めはアウトドア用のガスバーナーなどを使用するのがいいでしょう。
プリムス社の製品が品質的におすすめですが、どこのメーカーでも構いません。
アウトドア上級者なら炭火で炊飯してみるのもいいかもしれません。
炭火を起こすにはまず、枯れ枝などの細い枝や木を準備しましょう。
そして、それを格子状に組んで、その上に炭を置きましょう。
炭を置く際ですが、なるべく空気が通りやすいように意識して置いてください。
その後、火をつけて炭に火が移りだしたら、うちわなどで扇ぎしっかりと炭に火を移しましょう。
できれば、弱火のゾーンと強火のゾーンと二種類作るのがおすすめです。
クッカーを使って炊飯してみよう~火にかける
しっかりと準備ができたら、クッカーを使って実際に炊飯してみましょう。
ここでは、クッカーはプリムスの製品を使います。
クッカーに計量した米と水を入れて、火にかけましょう。
最初は強火で、火にかけてください。
少しすると、中の水が沸騰してコトコトと音が鳴ってきます。
さらに時間がたつと吹きこぼれが見えてきます。
吹きこぼれてきたら、火を中火にしてもう少し様子を見ましょう。
吹きこぼれがある程度収まってきたら、弱火で10分加熱してください。
10分たったら、火からあげてさらに10分蒸らしましょう。
蒸らし終わったら、完成です。
完成直後のクッカーは熱々です。
火傷には十分注意して、食べてください。
アウトドアで炊飯は、かなり上級者のメニューです。
しかし成功すれば、炊飯器で炊くよりも、ふっくらと格段に美味しいご飯が炊けていることでしょう。
ぜひ、挑戦してみましょう。
炊飯するときの注意点
炊飯をするときには、いくつか注意点があります。
まず使う道具ですが、今回はプリムスのクッカーを使用することをおすすめしてきました。
焦げ付きが少なく、熱伝導性にも優れているためです。
しかし、それ以外の道具でも炊飯は可能です。
その際、なるべく焦げ付きにくいものを使用する方がいいでしょう。
また、アウトドアで炊飯する場合は、風に十分注意が必要です。
風があまりに強いと火が安定しません。
火の安定は炊飯には不可欠です。
風よけを用意するか、風の影響を受けにくい場所を選びましょう。
色々準備をして炊飯に臨んでも、どうしても失敗してしまう場合があります。
水分が多すぎで米がべちゃべちゃとしている場合は、もう一度火にかけて水分を飛ばしましょう。
そのときの火加減は極弱火にしてください。
もうすでに炊飯の過程を終えているので、そこから火をかけると、焦げてしまう可能性があります。
火加減には十分注意しましょう。
また、逆に焦げてしまった場合は、焼きおにぎりやチャーハンなどのレシピを変えて対応しましょう。
さらに真っ黒こげに焦げてしまった場合は、潔く諦めましょう。
もったいないからと言って無理に食べてしまうと、お腹を壊してしまうので絶対に食べてはいけません。
プリムス社のその他おすすめ製品
プリムス社のクッカーをご紹介しましたが、クッカー以外にも様々なアウトドア商品を開発・販売しています。
そのいくつかをご紹介します。
まずは「P-153 ウルトラバーナー」です。
非常にコンパクトな設計ながら、圧倒的な火力が人気です。
4本足のゴトクは、非常に安定した設計となっています。
炊飯をする際も、これを使えば簡単にお米を炊けるでしょう。
次に、ランタンをご紹介します。
おすすめのランタンは「2245ランタン」です。
すりガラスが発行体を囲んでおり、優しい光を放っています。
テーブルランタンとして使うもよし、ソロキャンプ用の灯りとして使うもよしの代物です。
もちろん吊り下げることもできます。
バーナーとして使用していたガスボンベを、ランタン用に使いまわすことも可能です。
最後に、キャンプファイヤーシリーズの「カモト オープンファイアピット S」という商品をご紹介します。
これは、折り畳み式の焚火台です。
キャンプには火が必要不可欠ですね。
キャンプファイヤーとして使用することもできますし、焼き網が付属としてついているので、バーベキューをすることもできます。
折り畳み式なので持ち運びにも非常に便利です。
プリムスの製品はどれも品質が高く製品が多いので、ぜひ利用してみましょう。
プリムス製品でアウトドアを楽しもう
アウトドア用品は様々なメーカーで販売されています。
各社、様々な工夫を凝らし、多数の商品を販売していますよね。
その中の老舗ブランド、プリムスは、非常に信頼性の高い製品を多く販売しています。
製品の質もよく、堅牢な設計となっています。
もし、どの製品を購入するか迷ったら、プリムス社の製品を購入してみるのをおすすめします。