昨今のアウトドアブームがきっかけで、モンベルの寝袋を購入したという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、使用した後の寝袋はきちんとケアをしないと、カビが生えてしまうといったトラブルが起きることがあります。
そこでこの記事では、アウトドア初心者の方に向けて、寝袋の使い方やたたみ方、ケアの方法についてご紹介していきます。
モンベルの寝袋を購入!
近年のアウトドアブームでキャンプデビューを果たし、寝袋などのキャンプ用品を購入した方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
その中には、購入したキャンプ用品がモンベルの物だったという方もいらっしゃることでしょう。
モンベルは大手のキャンプ用品メーカーです。
「function is beauty」と「Light&Fast」をコンセプトに、家族でのキャンプグッズから本格的な登山グッズまでを手掛けています。
ですから、モンベル製品をキャンプ用品店で目にする機会は多いのではないでしょうか。
そんなモンベルの寝袋には、マミー型や封筒型など、様々なラインナップがあります。
この記事では、購入した寝袋を大切に使えるように、寝袋の使い方やたたみ方、ケアの方法についてご紹介していきます。
購入したモンベルの寝袋の使い方
「モンベルの寝袋を購入して、いざキャンプ!」といきたいところですよね。
しかし、快適に寝袋を使うために揃えておくことをおすすめしたいグッズや、より体が休まるような使用方法があります。
そこでこの項では、寝袋を使う上で用意しておきたいグッズや、覚えておきたい使い方をご紹介していきます。
■シュラフカバーで保護しよう
シュラフカバーは、その名の通り寝袋にかけるカバーです。
寝袋が汚れるのを防ぐだけでなく、水がしみてくるのを防止したり、傷や破れから守ることができます。
また、保温性能が少し向上するというメリットもあります。
寝袋を大切に使いたい場合には手元に揃えておくことがおすすめですよ。
■マットレスを敷こう
キャンプ泊でマットレスがあるのとないのとでは、寝心地に大きな違いがあります。
マットレスを敷くことで、地面がデコボコしていても体が痛くありませんし、体温を地面に奪われることも防いでくれます。
連泊でキャンプを楽しもうと思ったら、睡眠時にしっかりと休息をとることが重要になりますから、よりよい寝心地のためにマットレスも用意しておきましょう。
■適切なたたみ方を押さえておこう
寝袋は、中綿の素材によって、適したたたみ方があります。
そのたたみ方については、次の項から詳細にご説明していきます。
ダウン寝袋はたたみ方不要!ワイルドに押し込んでよし!
「寝袋を出したはいいが、元の袋にしまおうとするときつくて入らない!」というのは、寝袋を使っていてよくあることだと思います。
「元々袋に入っていたのだから、きれいに収納できるはず」と、ついついむきになってしまいますよね。
しかし、力任せに収納しようとして、大切なモンベルの寝袋が壊れてしまってはショックです。
そこでここからは、寝袋のたたみ方についてご紹介していきます。
まずは、中綿としてダウンが入っているタイプの寝袋の収納方法です。
たたみ方と言いましたが、ダウンが入っているタイプの寝袋は、たたんで収納しません。
寝袋の足元の方から、くしゃくしゃにして空気を抜きながら収納袋に押し込んでいきましょう。
寝袋の全体が収納袋にはいったら、袋の形を整えて、口紐をしぼれば収納完了です。
化繊寝袋は丁寧に収納!たたみ方を覚えよう!
引き続き、寝袋のたたみ方についてご紹介していきます。
この項では、中綿に化学繊維が使われているタイプの寝袋のたたみ方をお伝えします。
中綿に化学繊維が使われているタイプの寝袋は、きれいに畳んで収納することで、収納袋にぴったりと収まりますよ。
具体的なたたみ方は以下の通りです。
①まず、広げた寝袋を横方向に半分に折ります。
これで、寝袋が細長い形にしてください。
②次に、寝袋を縦方向に半分に折ります。
③折り目を起点として、寝袋の中の空気を抜くようにしながら、くるくると丸めていきます。
④ベルトやひもがある場合には、寝袋が丸まった状態で縛り付けます。
⑤丸まった寝袋を、収納袋に納めていきます。
この時、回転させながら円筒の側面をまんべんなく押し込むようにすると、スムーズに収納ができます。
以上の手順でたためば、きれいに袋に収まることでしょう。
モンベルに限らず、あらゆる寝袋はここまでにご紹介した方法で収納できますよ。
コンパクトにしたいなら圧縮袋を活用したたたみ方を!
どうしても寝袋のたたみ方がうまくいかなかったり、かさばるからより小さく収納したいという方には、圧縮袋(コンプレッションバッグ)を使用して寝袋を収納する方法をおすすめします。
コンプレッションバッグは、アウトドアで重宝されるバッグの一種で、縫い付けられたベルトを締めることで内容物を圧縮することができます。
衣服やシュラフなど、体積のあるものをコンパクトに運べることから人気のある商品ですよ。
もちろんモンベルからも発売されています。
ただし、圧縮袋は運搬時にコンパクトにする目的で使うバッグですから、寝袋を家で保管する場合には圧縮袋にしまいっぱなしにしないようにしましょう。
中綿が傷んでしまい、保温効果が減少してしまう可能性があります。
忘れちゃいけない寝袋のケア!モンベルの寝袋を大切に使おう!
寝袋は、使った後にきちんとケアをしないと、カビてしまうようなトラブルに見舞われる恐れがあります。
せっかく購入したモンベルの寝袋が、たった一回の使用でカビだらけになってしまっては、悲しいですよね。
そこで、寝袋を使用した後のケア方法についてご紹介します。
■干す
一晩使った寝袋には、たくさんの湿気が含まれています。
この湿気と、寝袋の中についてしまった皮脂などが原因で、寝袋にカビが生えてしまうのです。
そこで、一度使った寝袋は収納する前にしっかりと干すことで、中にこもった湿気を追い出してあげましょう。
注意すべき点は、直射日光に当てないという事です。
直射日光に当ててしまうと、生地や中綿にダメージを与えてしまう可能性があります。
しっかりと湿気が逃げるように、風通しのいい日陰で干して下さい。
■洗濯する
何度か使った寝袋は、汗や皮脂が浸み込んで汚れてきます。
そこで、ひどい汚れがついてしまったり、シーズンオフで長期間保管する前だったり、30回~50回使用したくらいを目安に洗濯を行うことをおすすめします。
洗濯の方法は、浴槽などにぬるま湯を張って、そこに適量の洗剤を入れてから寝袋を浸します。
ダウンの寝袋の場合、ダウン用の洗剤を使わないと保温力が低下する恐れがありますので、ご注意ください。
ダウン用の洗剤は、モンベルなどのアウトドアメーカーからも販売されています。
その状態で、水の濁りがなくなるまで押し洗いとすすぎを繰り返してください。
最後に、洗濯機の脱水機能などを利用して軽く水分を飛ばし、日陰で干します。
乾燥には、コインランドリーの乾燥機を使うこともおすすめです。
■保管方法
長期間寝袋をしまっておく場合には、ここまで説明した方法で洗濯をし、十分に乾燥させてから行ってください。
保管時には、先ほど紹介したたたみ方で付属の収納袋にしまうのではなく、余裕を持った大きさの袋に収納することをおすすめします。
なぜならば、狭い袋の中に長期間収納していると中綿やダウンがつぶれてしまって、保温効果が低くなってしまう恐れがあるからです。
また、密閉できる袋に乾燥剤とともに収納しておくと、湿気対策になってカビを予防することができますよ。
寝袋の収納・ケア方法を知って大切に使おう!
以上、寝袋を使う上で揃えた方がいいアイテムをご紹介したり、寝袋の収納方法やケア方法をお伝えしてきました。
寝袋はキャンプ中に体を休める場所となる重要なアイテムですから、しっかりとケアをして大切に使っていきたいですね。
間違っても使用後にケアをせずに放置してしまって、カビさせてしまう事の無いようにしましょう。