最近はアウトドアブームが続き、山飯やキャンプ飯もブームとなってきました。
外での料理となると、まずは、飯盒を使ってご飯を炊いてみたくなりますね。
今回はアウトドアブランドで有名な「ロゴス」から発売されている丸型の飯盒を使ったお米の炊き方をご紹介していきます!
最近よくみかけるようになったロゴスとはどんなブランド?
ロゴスというブランドは、まだ新しいイメージがありますが、創業した会社は、実はとても歴史が長く90年もの歴史があります。
1983年にキャンプ用品の販売を開始したのがきっかけで、アウトドア用品の販売が始まり1985年には「ロゴス(LOGOS)」というブランドが本格展開をスタートしました。
そして、1992年に直営店のLOGOSショップが設立され、「大三商事株式会社」から「株式会社ロゴスコーポレーション」に社名を変更しています。
ちょうどこの頃から、ロゴスを目にする機会も増えてきたように思いますね。
今では北海道から沖縄まで、日本全国に直営店がある程にまで成長しました。
取り扱い商品は、テントやバーベキュー用グリル、クッカー、飯盒(丸型・兵式)など、キャンプには必要なものが一通り揃い、全てロゴスのアイテムで揃えるファンもいるほどの人気ブランドです。
アウトドアブランド以外にもワークウェアを販売するブランドももっていることから、機能性素材にも強い魅力があります。
ロゴスは、「海辺5メートルから標高800メートルまで」に愛用されることを目標としたポリシーをもっています。
数少ない日本発信のアウトドアブランドなので、これからの成長が楽しみなブランドの一つですね。
山飯って何?山飯に必要な道具とは?ロゴスのギアをご紹介!
山飯や山ご飯ともいわれていますが、登山やキャンプで山の中で料理をすることです。
最近では山飯のレシピ本も発売されるほど人気で、それにともなって山飯用のキッチン用品にも人気が出てきました。
最低限、ガスバーナー、ガスカートリッジ、クッカーがあれば料理ができますが、ロゴスは登山用品ではなく、キャンプ用品の専門店です。
そのため、テントやタープ、寝袋はもちろんのこと、バーべキュー用のグリルやコンロは発売されていますが、登山用のコンパクトなガスバーナーは残念ながら今のところ発売されていません。
クッカーは、鍋やフライパンはもちろんのこと、ヤカン、ホットサンド用のフライパン、ダッチオーブンなど、色んなものが発売されています。
見た目のデザインもかわいらしく、ロゴスのアイテムは女性にも大変人気があります。
このようなロゴスのアイテムの中に、山でご飯を炊くのに必要な「飯盒」も発売されています。
しかし、「飯盒でご飯を炊くのって、なんだか難しそう」と思われる人が多いかと思いますが、慣れてしまえば、飯盒でご飯を炊くのは簡単なのです。
そして、炊飯器で炊くよりも、早くておいしく炊くことができます。
それでは次に、ロゴスの丸型飯盒でご飯を炊く方法をご紹介します。
飯盒でご飯を炊いてみたい!丸型飯盒でご飯を炊いてみよう!
飯盒でご飯を炊く方法は、慣れてしまえば簡単です。
そしてなんといっても、炊飯器で炊くよりも早くておいしく、飯盒炊きを覚えてしまったら、炊飯器が使えなくなるかもしれません。
筆者自身も、今では家の中で飯盒を使ってご飯を炊いています。
それでは、飯盒炊きの方法をお伝えしていきます。
まずはお米を洗い、20分~30分ほど、水につけておきます。
この作業は炊飯器でご飯を炊くときと同じですね。
水の量は、お米1合で180ml~200ml、好みにもよりますので、固めが好きな方は少なめで設定しましょう。
ここで、ロゴスの丸型飯盒を使うと、飯盒の内側にメモリがついているため便利です。
飯盒の中蓋にお米1杯分が2.5合ですので、飯盒の内側のメモリに合わせて水の量を調節しましょう。
お米を水につけて時間が経ったら、お米を炊いていきます。
まずは強火で沸騰するまで待ちましょう。
飯盒の中の熱で蓋がカタカタ開かないように、上にオモリを乗せておくと、圧力がかかってふっくら炊き上がります。
外で炊いている場合は、石を乗せておくだけで十分です。
沸騰してきたら吹きこぼれてきますので、今度は弱火にして炊いていきます。
このとき、蓋の隙間から蒸気があがってきますので、この蒸気が出てこなくなるまで弱火で火にかけておきます。
蒸気があがってこなくなったら、火を止めて、飯盒をさかさまにして10分ほど蒸らします。
飯盒が熱くなっているので、やけどしないよう、厚手の手袋を使用しましょう。
蒸らし終わったら完成です。
もしお米に芯が残っていたら、ここで水を足して再度弱火にかけます。
また、ご飯が焦げすぎていた場合、弱火の火が強い可能性がありますので、もっと弱火にして炊いてみましょう。
ロゴスの丸型飯盒はご飯を炊く以外にもこんな使い方が!?
ロゴスの丸型飯盒ではご飯を炊く以外にも便利な使い方があります。
味噌汁やカレー、煮物、インスタントラーメンなど、鍋代わりにも使うことができます。
また、お湯を沸かせば、レトルト食品を温めることもできます。
筆者がよくやるのは、冬山の登山中に、飯盒の中に雪をいれて、雪を溶かしてもっていったワンカップで熱燗を作ります。
雪の中で飲む熱燗は絶品です。
丸型飯盒は形が丸いので、リュックなどで持ち運ぶ場合、飯盒の中にガスカートリッジや食材などの備品を詰めておくこともできますので、収納にも大変便利です。
その他、食器として使ったり、中の蓋をフライパン代わりにしたり、温めたお湯で湯たんぽ代わりにしたり、さらには炭を入れてストーブ代わりにすることも可能です。
また、水や砂、石などを運ぶなど、サバイバルのような使い方もできます。
キャンプをしない人でも一つもっておくと、炊飯器が壊れた場合にも使えるので、大変便利です。
ただ、ロゴスの丸型飯盒は5合炊きなので、キャンプ向きで、一人登山に行く人には、ちょっと大きすぎるサイズかもしれませんね。
丸型飯盒と兵式飯盒ってなにが違う?メリットデメリット
飯盒とは、もともと軍隊の装備品として誕生したもので、中に食料を入れて運んだり、食事をするときの器として使用するものでした。
日本ではお米を主食としているため、お米を炊くことができるように改良されたものが、兵式飯盒と呼ばれています。
兵式飯盒はリュックにくくりつけても安定するように変形した形になっていますので、リュックなどにくくりつけて持ち運ぶ場合は、丸型よりも兵式飯盒がおすすめです。
洗いやすさや、運びやすさ、収納のしやすさを考えると、丸型飯盒のほうが使い勝手がよいので、使用する場面によって選びましょう。
最近は飯盒が本来のご飯を炊く用途以外にも使用されるようになってきました。
主に、インテリア用品として使用されていることが多く、植物をいれるプランターにしてみたり、小物入れやキッチンに置いて、乾麺をいれてみたり、様々な使い方がされています。
ロゴスの飯盒はそれほど高くなく、2,000円代から購入できます。
使い方次第で幅広く活用できますので、ぜひ色々な使い方を試してみてください。
アウトドア用品は災害時にも便利!使い方は覚えておこう!
飯盒は元々、軍隊用だったため、作りは頑丈で、多少乱暴に扱ったところで簡単には破損しない丈夫さをもっています。
また、ガスや電気がなくてもご飯を炊くことができますので、飯盒の使い方は覚えておいても損はありません。
「鍋でもご飯は炊けるのでは?」と思っているいる人がいますが、鍋よりもご飯を炊くことを専用としている飯盒のほうが、おいしく炊けますし、ご飯を炊く用途以外にも使用できるので、飯盒は一つもっていると大変便利です。
上記でも案内したように、物を入れたり、洗いやすさを考えると、兵式飯盒よりも、ロゴスの丸型飯盒は使い勝手がよいのでおすすめです。
自宅のガスコンロを使用して飯盒でご飯を炊くこともできますので、いざというときのために、練習しておいてもいいかもしれませんね。
家の中で飯盒を使うときは、吹きこぼれに注意してください。
最近は日本国内でも自然災害が増えてきています。
すぐに使用する予定がなくても、災害はいつやってくるかわかりませんので、思い立ったときに準備しておくのがおすすめです。
携帯用のガスコンロがあると大変便利ですので、こちらもぜひおすすめのアイテムです。
使い方を覚えたら、旬の食材を使ったご飯も炊いてみよう!
飯盒の使い方は一回やってみると意外と簡単です。
普通にご飯が炊けるようになったら、今度は旬の食材で炊き込みご飯もおすすめです。
春先には、潮干狩りで採ったあさりを使って海であさりご飯、たけのこを使ってたけのこご飯もおすすめです。
ぜひ色んなレシピに挑戦してみてください!