保冷保温機能の実力が支持され、爆発的人気のthermosのタンブラーですが、別売の蓋があることをご存知の方は、意外と少ないようです。
この蓋は、保冷保温機能をさらに高め、便利グッズとしても重宝するので、ご家庭やアウトドアシーンでも役立ちます。
もう既に、thermosのタンブラーをお持ちの方にも、これから購入を検討されている方にとっても、耳よりな情報である「thermosのタンブラーと蓋」についてご紹介します。
thermosのタンブラーってどんなもの?
まず、thermosといえば、世界初のガラス製魔法瓶を製造したブランドで、水筒に弁当箱、調理器具などが有名です。
その大半の製品が、thermosの代名詞ともいえる、保冷や保温の機能に優れています。
そのため、屋外利用にも適しているので、アウトドア用品ブランドとお思いの方もいらっしゃるほどです。
そんなthermosの製品の中でも、特に人気のあるものが、魔法瓶構造の真空断熱タンブラーです。
中でも、シンプルなステンレス素材の無地タイプは、一家に一つはあるのではないかというくらい、定番の売れ筋です。
また、このタンブラーの種類は実に30を超え、カラフルなタイプやイニシャル入りのタイプなど、豊富なデザインがあります。
さらに、容量別にみても300~600mlまでthermosのタンブラーは7種類あり、便利な蓋や底のカバーなど、あわせて使えるグッズも人気です。
このように、保冷保温機能と飽きが来ないデザイン、豊富な種類が、thermosのタンブラーの特徴です。
では、さらに、他のカップとthermosのタンブラーとの違いについて、みていきましょう。
他のカップとthermosのタンブラーの違い
まず、冷たい飲み物を入れるガラスコップとthermosのタンブラーの違いです。
【ガラスコップ】
・4度の水を室温20度で3時間放置した結果:16度
・結露する
【thermosのタンブラー】
・4度の水を室温20度で3時間放置した結果:約8度
・結露しない
このように、3時間でガラスコップはthermosのタンブラーの倍、水の温度が上昇しています。
さらに、thermosのタンブラーは、結露しないという点もあり、滑らず置いた周辺も濡らさないので安心ですね。
次に、キャンプなどのアウトドアで、温かい飲み物を入れるホーローカップと比較してみましょう。
【ホーローカップ】
・100度のお湯が50度に下がる時間:約20分
・熱くなるので取っ手がないと持てない
【thermosのタンブラー】
・100度のお湯が50度に下がる時間:約40分
・真空層のある魔法瓶構造で表面が熱くならない
この比較でも、thermosのタンブラーはホーローカップの倍の時間、温かい温度をキープしています。
逆に、ホーローは熱伝導が良い分、保冷保温力がなく、さらに、取っ手付きでは重ねられないので片付けや持ち運ぶ際に不便ですよね。
以上の比較でお分かり頂けたであろうthermosのタンブラーの実力ですが、さらに蓋をするとどうなるのか、いよいよ次項でご説明します。
タンブラーに蓋をすると保冷保温効果は倍増
冒頭でご紹介したように、thermosのタンブラーには別売の蓋があります。
まずは、この蓋をすることによって、タンブラー内の飲み物の温度を保つ効果は、どのくらいアップするのかをみてみましょう。
例えば、thermosのタンブラーに95度の熱湯を注ぎ、1時間放置した場合です。
【thermosのタンブラー蓋無し】
・40~50度
【thermosのタンブラー蓋有り】
・70~80度
結果、その差は歴然ですね。
thermosのタンブラーに蓋をすると、蓋が無い時に比べて保温効果は2倍以上になるということです。
また、蓋無しでも、5時間以上は氷をキープできるthermosのタンブラーも、蓋をした場合はさらに、10時間以上経っても氷が残るくらい、保冷効果がアップします。
まさに、朝まで氷が解けないという謳い文句通りですね。
それでは次に、この蓋について、詳しくみていきましょう。
thermosのタンブラーの蓋と代用品
thermosが、タンブラーの関連商品として販売している蓋は、タンブラーの飲み口にはめ込むタイプで、ゴムパッキンがついています。
しかし、スライド式の飲み口の部分にはパッキンが無く、密閉構造ではありません。
それでも、あれだけの保温保冷効果があるのですから、スゴイですよね。
また、thermosのタンブラーのうち、この蓋の適合する容量は320ml、340ml、400ml、420mlです。
600mlのタンブラーには、はまりませんので注意が必要です。
どうしても、600mlのタンブラーに蓋が欲しい場合は、100均などで手に入る、シリコン製の蓋を被せておくのも良いでしょう。
さらに、アイデアを利かせたタンブラーの蓋の代用品には、カップアイスクリームのプラスチックの蓋や、筒入りチップスの蓋なども、サイズが合えば有効です。
ちなみに、600mlのタンブラーの直径は8.5cmです。
そこまで規格外の大きさではないので、中には、テイクアウトコーヒーの簡易プラスチック蓋がピッタリはまる場合もあります。
他社の、蓋だけを販売しているメーカーなどで探すのも良いですが、工夫を凝らして代用できないか、いろいろ試してみるのも面白いですね。
タンブラーに蓋をするメリット
では、保冷保温効果倍増という点以外に、thermosのタンブラーに蓋をするメリットをみてみましょう。
thermosのタンブラーの蓋は、黄、緑、ピンク、青、黒の全部で5色あります。
キャンプやバーベキュー、パーティーなどでは、カラーによって、誰のコップか認識できるので、大勢集まるシーンで、タンブラーを色分けできるのは便利ですね。
他にも、タンブラーをそのまま置いておくと、室内でも埃が浮かんでいたり、屋外では、小さな虫が飲み物の中に浮いてしまったりすることもありますよね。
蓋には、埃や虫などが入らないようにする、カバーの役割りもあるのです。
さらに、飲み物の香りを逃しにくくしたり、炭酸類も気が抜けにくくなるので、より美味しく味わうことができるのも良い点ですね。
また、完全密封ではなくとも、持ち運びの際に蓋をしているとこぼれにくい、というメリットもあります。
このように、蓋をするメリットは多々あり、一度蓋を使用すると、もう蓋無しで使用することはできなくなってしまうかもしれませんね。
thermosのタンブラーの蓋の口コミ
では、実際、thermosのタンブラーに蓋を使用している方々の口コミをみてみましょう。
まず、多かった口コミは、「キレイな発色で気に入っている」、「オフィスで映える色合い」など、カラーに関しての好評価です。
やはり、使用する人の気分を上げたり、リラックスさせたりと、カラー効果は大きいようです。
さらに、スライド式の飲み口は、大人も子供も扱いやすいと評判です。
また、蓋とおそろいの、タンブラーの底にはめ込むカバーを一緒に使用している方も多くいらっしゃいます。
この底カバーは、ガラスやデリケートな素材の机などに、タンブラーを置いたときのクッションになり、滑り止めにも良いとおすすめされています。
他には、タンブラー内に一部、蓋のはめ込み部分が入るので、飲み物を満タンに入れると溢れてしまうなどの注意喚起もみられます。
ともかく、保冷保温効果アップには欠かせないという評価が多く、皆さん、もう、蓋を使用せずにはいられないようですね。
thermosのタンブラーと蓋は飲み物をより美味しくする!
もともと、CMや他商品で、知名度や信頼性の高いthermosブランドですが、タンブラーもその代表格に入る人気商品です。
人気の最大の理由、「確かな保冷保温機能」が、蓋をすることにより倍増するとなると、試さずにはいられませんね。
thermosから出ているカラー蓋を選ぶも良し、自分で工夫して蓋の代用品を探すも良し、屋内でも屋外でも、カバーとして、実用インテリアとして、重宝することでしょう。