登山におすすめしたい登山靴に、「ザンバラン」の「フジヤマ」があります。
ザンバランは、登山靴として古い歴史があり、登山におすすめしたい靴のひとつです。
ここでは、ザンバランのフジヤマの手入れの仕方などを詳しくご紹介していきます。
登山靴として有名なザンバランとは?
登山靴として世界的にも有名なザンバラン。
その歴史を辿ってみましょう。
ザンバランは、創業1929年、イタリアの靴職人であったジュゼッペ・ザンバランによって始まった登山靴ブランドです。
場所は、イタリアの北部にあるドロミテ山の麓の町で、そこに本社があります。
ザンバランは登山家でもあったため、より登山に適した靴を自ら求めたり、登山仲間たちの声を靴作りに反映させることができました。
ザンバランの登山靴の特徴として、「レザーを使用していること」が挙げられます。
レザーには高品質のイタリアンレザーの使用し、靴のタイプに合った革を選ぶことによって、壊れにくく撥水や保湿力のある靴になっています。
ザンバランが丈夫な靴であるということは、手入れも楽に済むのではないでしょうか。
ザンバランは、現在も伝統的な技術が引き継がれているだけでなく、最新の技術も積極的に取り込んでいます。
そして、ザンバランの名が有名になったともいえる画期的な開発で、新しいソールが誕生します。
それは、「ビブラムソール」といい、ゴムのソール製造会社として有名だったビブラム社との提携により作られました。
このビブラムソールは、今でも登山靴のソールとして人気があります。
次項では、ザンバランのフジヤマの魅力に迫っていきます。
ザンバランの登山靴!フジヤマの魅力を知ろう
前項で、ザンバランが登山靴で有名なことをお話ししてきました。
ここからは、ザンバランの中で有名な「フジヤマ」の登山靴についてご紹介していきます。
フジヤマといえば、ザンバランの看板商品であり、今でも人気があり続ける登山靴になっています。
ザンバランは、革を用いていますが、フジヤマの場合、靴全ての部分に上質なレザーが使われています。
また、頑丈に作られているため、長く使えるのが魅力のひとつでもあります。
あとは、「ノルウィージャン製法」といって、靴職人がひとつひとつのフジヤマを手縫いで作っています。
この製法は、2重ステッチを行うことによって、丈夫でさまざまな機能に優れています。
例えば、天気の急な変化に対応できるよう、防水・防寒機能があります。
丈夫で機能的なら長く使えますので、手入れをしっかりとやっておきたいものです。
現在よくあるトレッキングシューズと比べると、少しデザインが古く感じますが、そこが伝統的な雰囲気をかもし出しており、味のある靴になっています。
登山のあらゆるシーンで使うことができ、登山を楽しむ方に使っていただきたい登山靴です。
手入れはどうなの?ザンバランのフジヤマの口コミを参考に!
登山靴として評判の良いザンバランのフジヤマですが、ここからは口コミを参考にしてお話ししていきます。
フジヤマは、どういう点が評価されているのでしょうか。
ある人は、その「伝統的なデザインに惹かれている」ようです。
また、「革でできているため、履いた時の気持ちよさがいい」という方もいます。
頑丈に作られているにもかかわらず、履いた感覚が柔らかく感じるのは、本当に気持ちがいいものだと思います。
革ならではの柔軟性がいいのかもしれませんね。
しかし、中にはこういう意見もありました。
「全て革靴となっているため、重く感じる」というものです。
現代風の軽い靴が好みであれば仕方ありませんが、多少重く感じるのも登山靴らしいですし、長く履き続けることを思えば、フジヤマを選ぶこともありだと思います。
あとは、「革でできているため、手入れがどの程度必要なのか」というところが気になりますね。
手入れをせずにいたため、「革が固くなってしまった」方や、「カビがはえてしまった」などという人もいます。
次項からは、フジヤマの手入れについてお話ししていきます。
ザンバランのフジヤマを使用前にする手入れ
ザンバランのフジヤマを購入したら、していただきたい手入れがありますので、順にご説明していきます。
①防水・保革スプレーをする
靴から靴ひもをはずして、靴全体にスプレーをします。
30cm位離して行うといいでしょう。
スプレー使用の際は、換気に十分気を付けてください。
ジェルタイプもありますので、お好みで使いましょう。
②ブラッシングする
スプレーが乾いたら、ブラシでブラッシングをします。
革を落ち着かせ、ムラがある部分をなくします。
よく乾かしてから行うことが大事です。
③ワックスを塗る
防水機能を高めるためには、ワックスを塗ると有効です。
なお、ワックスは革の風合いが変化しやすいため、気になる方は試し塗りをしてから、本格的に塗ってください。
ザンバランのフジヤマが長く使えるかどうかは、このような手入れをしっかりやることが大事になります。
フジヤマ使用後の手入れの仕方をマスターしよう!
前項では、使用前の手入れのお話をしましたので、ここからは、使用後の手入れの仕方をお話ししていきます。
①靴の点検
インソールと靴ひもを取り外します。
靴に擦りや破れなどがないか確認してください。
靴の中の砂などは逆さまにして取り除きましょう。
靴が濡れたり、湿っぽくなっている場合は、新聞紙などで吸湿してください。
②表面の汚れを落とす
表面の汚れを落としていきます。
ブラシでブラッシングしたり、布で拭いて汚れを落としましょう。
③靴底の汚れを落とす
固いブラシで靴底の汚れを落としていきます。
④靴の内側の汚れを落とす
靴の内側の汚れを落とすスプレーを吹きかけ、30分置いたら、布で拭きます。
⑤汚れがひどい場合は専用の洗剤を使用する
ブラシなどで落ちない汚れは、専用の洗剤を使用してください。
⑥靴を乾かす
靴を風通しのいいところに置き、乾燥させましょう。
直射日光は革に良くないため、陰干しでお願いします。
手入れが面倒に思うかもしれませんが、ザンバランのフジヤマをカッコよく履きこなすためにも必ず行うようにしましょう。
フジヤマを長く使うためのメンテナンス方法は?
ザンバランのフジヤマの手入れの方法はお伝えしましたので、ここからはメンテナンス方法をご紹介します。
〇革が乾燥してしまった場合
革に潤いがなく乾燥してしまった場合は、保革成分が入っているワックスやローション・スプレーを使用してください。
ワックスなどを塗り込む際は、指に少しのせる程度で、少しずつ革になじませて伸ばしていきます。
1~2日後、ブラッシングをして、革に光沢を蘇らせましょう。
〇革の色合いや風合いを取り戻したい場合
長年使用していて、靴に擦れができたり、紫外線で色が変わってしまった場合には、ヌバックローションがおすすめです。
革が本来もっていた色合いやツヤを元に近い状態にすることができます。
戻り具合は、革の種類によって異なりますので、革に合ったローションを使うことが大事です。
ザンバランの伝統的な登山靴フジヤマを履きこなそう!
ザンバランのフジヤマには、現代の靴にはない伝統的なデザインや丈夫さがあります。
メンテナンスをしっかりやれば、10年以上使うことも可能です。
手入れの仕方も詳しくお話ししましたので、登山のお供として長く使えるようにしましょう。