【登山初心者向け】モンベルの登山靴のベストな選び方とおすすめ

最終更新日:2024/02/01

【登山初心者向け】モンベルの登山靴のベストな選び方とおすすめ

サイズ、デザイン、カラーなどさまざまな種類が豊富なモンベルの登山靴。シーンに合った選び方ができるとして多くの登山者に人気があります。今回は、登山初心者に向けた、モンベルの登山靴の選び方や、登山レベルに合わせたおすすめの登山靴をご紹介します。登山靴を使用した後のお手入れ方法や、モンベルでそろえられる登山用のアイテムについてもお伝えしますので、ぜひ一度ご覧ください。

モンベルとは

モンベルは少年の頃から登山に関連したビジネスを起こすことに夢を抱きながら、トップクライマーとなり、クライミングスクールを開校させた辰野勇(タツノイサム)氏が1975年に創業した日本の登山用品メーカーです。
現在では登山アイテムの他にキャンプ用品やトラベル用品なども幅広く販売していて、「mont-bell」のロゴはあらゆるシーンで見かけることがあると思います。
モンベルでは創業以来、アウトドア用品のエリアを超えて、さまざまな分野へ活動の範囲を広げ、自然を相手にするアイテムを扱うモンベルだからこそできる使命があると、7つのミッションを掲げています。

モンベル 7つのミッション

  1. 自然環境保全意識の向上
  2. 野外活動を通じて子供たちの生きる力を育む
  3. 健康寿命の増進
  4. 自然災害への対応力
  5. エコツーリズムを通じた地域経済活性
  6. 一次産業(農林水産業)への支援
  7. 高齢者・障害者のバリアフリー実現

このモンベルの7つのミッションは、私たちが生きてく上で大切な「何か」そして「もの」を教えてくれているのでないでしょうか。

モンベルの登山靴の選び方

登山靴を選ぶときのポイントは、まず目的に合ったもの、そして求める機能、さらに自分のサイズに合わせることです。
モンベルの登山靴は、このあらゆるポイントを網羅しています。
それでは基準となる登山靴の選び方とモンベルの登山靴のカテゴリ分けを見ていきましょう。

登山靴選びのポイント

◆カットの高さ

登山靴は、その目的によってカットの高さが異なります。
一般的にはローカット、ミドルカット、ハイカットに分類されます。

【ローカット】
・足首を動かしやすいの歩きやすい
・軽登山向き
・ハイキングなどの整備された道に向いている

【ミドルカット】
・歩きやすさとホールド感がある
・日帰りの登山向き

【ハイカット】
・足首はしっかりホールドされる
・本格的な装備の登山向き
・縦走や岩稜帯歩き

◆ソールの硬さ

登山靴はソールの硬さもスタイルによって選ぶポイントです。

【やわらかい】
・スニーカー感覚で履ける
・キャンプや野外イベント向き

【中間】
・適度なやわらかさ
・日帰り登山や低山歩きに向いている

【硬い】
・ソールがほぼ曲がらない
・岩場などの狭い場所でも安定がある

◆サイズ感

登山靴のサイズ感や実際のサイズはメーカーによって異なりますので、実際に履いて感覚を確かめましょう。
まずサイズを確かめるには、登山用の靴下を履いて試着します。
そして登山靴を履いた状態で歩いてみてフィットするかをチェックします。
ちょっとでも痛いなと思ったら、靴紐で調節したり、店員に具体的にどこが痛いのか、もしくは違和感があるのかを伝えましょう。
登山靴のサイズ感は、まず紐を緩めた状態でつまさきが触れるまで足を入れたらかかとに指を入れて、指一本分のスペースがあれば適正サイズです。

◆防水性

山の天気はとても変わりやすく、突然の雨が降ることもあります。
雨に濡れた登山靴は不快なだけではなく、歩きづらくなります。
そのため防水機能のある登山靴はマストです。

モンベルの登山靴のカテゴリ

上記の選び方のポイントを踏まえた上で、モンベルの登山靴のカテゴリに照らし合わせてみましょう。

●アルパイン用
 冬の雪山登山や長期縦走を目的としたタイプが多い

●トレッキング用
 雪のない季節を想定したタイプ

●ハイキング用
 ハイキングやウォーキングなどに向いているタイプ

この3つのカテゴリの中からさらに日帰り向けや、小屋泊向け、テント泊向けに分類されます。
また、登山靴のタイプもローカットからハイカット、そしてメンズ、レディース、キッズ向けなどあらゆるシーンに対応しています。

モンベルの登山靴の評価が高い1番のポイントは、さまざまな足の形に対応しているところです。
サイズが合っていても普段は幅広の4Eサイズを履いているなら登山靴もその幅に合わせたものが必要ですが、モンベルの登山靴はワイドなタイプが充実してるので、いつも靴選びに苦労している方でもぴったりのタイプを見つけられると思います。

モンベルの目的別おすすめ登山靴

それではモンベルのユーザーからの評判が高い登山靴を目的やシーン別にご紹介します。

アルパイン用登山靴(ハイカット)

「アルパインクルーザー」

アルパインクルーザーは冬山に対応している保温性のあるタイプや、春・秋向けのものまでラインアップが豊富です。

  • アルパインクルーザー3000(男女兼用)

保湿材入りで3000m級の冬山登山に対応しているモンベルの登山靴の中でも最高峰モデルです。
幅広のワイドタイプもあります。

  • アルパインクルーザー2800(男女兼用)

軽量で保温性のあるタイプです。
耐摩耗性と通気性に優れています。
幅広のワイドタイプもあります。

  • アルパインクルーザー2500 Men’s/Women’s

春〜秋の縦走や、積雪時期の低山用の軽量で全天候で使えるタイプです。
男性用と女性用でサイズ展開が異なります。
男性用は幅広のワイドタイプがあります。

  • アルパインクルーザー2300 Men’s/Women’s

軽量で蒸れにくい通気性があるので夏の縦走や積雪量が少ない時期のトレッキングに向いています。
男性用と女性用でカラーとサイズ展開が異なります。
男性用は幅広のワイドタイプがあります。

  • アルパインクルーザー2000 Men’s/Women’s

柔らかな履き心地で、積雪量の少ない時期のトレッキングや重い荷物を背負った縦走に向いています。
男性用と女性用で、カラーとサイズ展開が異なります。
男性用は幅広のワイドタイプがあります。

  • アルパインクルーザー800 Men’s/Women’s

軽量で柔らかな履き心地で夏場のトレッキングや長期縦走に向いています。
男性用と女性用でカラーとサイズ展開が異なり、どちらも幅広のワイドタイプがあります。

「テナヤ ブーツ」

テナヤブーツは男性用、女性用、そして男性用には幅広のワイドタイプがあります。
1番の魅力は高いフィット感と着脱が簡単なBOAフィットシステムを採用しているところで、甲と足首の2カ所で調節が可能です。
ハイカットタイプなので、夏の長期縦走やハイキングに向いています。
男性用と女性用でカラーとサイズ展開が異なります。

トレッキング用登山靴(ミドルカット)

「マウンテンクルーザー」

  • マウンテンクルーザー600 Men’s/Women’s

軽量で軟らかいので軽装備のハイキングに向いています。男性用と女性用でカラーとサイズ展開が異なり、どちらにも幅広のワイドタイプがあります。

  • マウンテンクルーザー400BOA Men’s/Women’s

軽量で、BOAフィットシステム採用でフィット感に優れています。全天候型なので軽装備のトレッキングに向いています。男性用と女性用でカラーとサイズ展開が異なります。男性用は幅広のワイドタイプがあります。

  • マウンテンクルーザー400 Kid’s 

子供用のマウンテンクルーザーで、ゴアテックスファブリクスがアッパーに採用されているので防水透湿性に優れています。サイズが22cm〜24cmまで展開しているので、女性の方でも履けます。

「タイオガブーツ ナロー Women’s」

足幅の狭い女性に最適な木型を使用した登山靴です。透湿性の良いゴアテックスファブリクスの性能を発揮させるためにポリエステルメッシュを使用し、樹脂製パーツとレザーで補強することで、横方向へのブレが軽減されています。色はオレンジとターコイズの2色展開で、サイズは22cm〜26cmまで対応しています。

ハイキング用登山靴

「トレールウォーカー」

男性用、女性用の他、ワイドタイプや、BOAフィットシステム採用のタイプもあります。
軽量で、ハイキングやキャンプ用に向いています。
普段用のスニーカーとしても活躍します。
男性用と女性用でカラーとサイズ展開が異なります。

「スペース GV Men’s/Women’s」

全天候対応の上質のスエードレザーは履くほどに足の形に馴染み、つま先から微調整が可能なレーシングシステムでフィット感にも優れています。
男女共にカラー展開が豊富で、おしゃれにこだわる方におすすめです。

モンベルの登山靴はどこで買える?

モンベルの登山靴は、公式オンランインショップの他、全国各地のモンベルストアや、アウトレットモールなどで購入できます。
初めて登山靴を購入される初心者の方は、実店舗でフィット感やサイズ感をしっかりと試す方法がおすすめです。
また、価格をおさえて購入したい方は、中古品店や、アウトレットショップを利用すると良いでしょう。

モンベルの登山靴のお手入れ方法

モンベルの登山靴は、こまめにメンテナンスを行うことで、長く履くことが可能です。
しかし、通常よりも過酷な条件で使う登山靴は使用による破損や経年劣化は必ず起きます。
そのため、使用前には必ずコンディションをチェックをし、使用後はお手入れをしっかりとしましょう。
安全性を考える上で重要なパーツともいえるソール(アウトソール・ミッドソール)部分は、モンベルの修理サービスで有償で交換や張り替えをおこなっています。
詳しくは、モンベルの販売店やカスタマー・サービスに問い合わせましょう。

モンベルの登山靴のお手入れはまず汚れの除去を行います。
中敷を取り出し、中敷きと靴の内部を乾燥させます。
汚れの度合いに応じて専用洗剤を使いブラシで洗い、革タイプなら汚れを拭き取る、ファブリックタイプはブラッシングをして汚れを取ります。
次にアッパー部分の汚れを落とします。
この時ヌバックレザー製品の場合は専用ブラシを使いましょう。
水洗いで汚れを落とし、専用洗剤を使えば皮革パーツの油分はそのままに汚れだけを落とすことが可能です。
また、アウトソール(靴底)に付着した土やゴミは、水洗い、もしくは歯ブラシを使ってきれいにしましょう。
なかなか取れない石などはマイナスドライバーを使用すると便利です。
登山靴を洗い終えたら、直射日光を避け、風通しの良い場所で2〜3日程度乾かします。
きれいになった登山靴は最後にはっ水処理をします。
登山靴の保管は風通しが良く、湿度の少ない場所で保管します。
購入した際の箱や高温になりがちな車のトランクなどは劣化の原因になるので、避けましょう。

モンベルなら登山に必要なアイテムが全てそろう

モンベルは登山靴の他にも登山に必要なアパレルやアイテムを多数販売してます。
せっかくなら、モンベルで全てそろえて、すてきなコーデをめざしませんか?

  • ウエア

モンベルのアパレルでは登山に最適なレインウエアや防寒着を始めとしたアウターや、Tシャツ、アンダーウエア、ソックスなどが販売されています。

  • 手袋

あらゆる場面を想定したタイプが取りそろえられたトレッキンググローブは、カラフルなタイプが多いので、登山ファッションのアクセントにも効果的です。

  • ヘルメット

頭の安全を守るヘルメットもぜひそろえておきたいアイテムの一つです。
モンベルのヘルメットは、日本人の頭部形状に合うデザインで軽量タイプなので特におすすめです。

  • アイゼン

雪山登山には欠かせないアイテムです。
モンベルでは6本爪のアイゼンが人気です。
アイゼンの他にも、滑り止めに効果的なコンパクトサイズのリバーシブルグリッパーもおすすめです。

  • ブーツケース

山まで電車やバスなどの公共交通機関を利用する時の持ち運びに便利です。

  • ハット

通気性や速乾性に優れたタイプのキャップや、遮光性や遮熱性のあるハットが登山者に人気です。

モンベルはウォーキングもできる靴も充実

モンベルの靴は、ウォーキングの他にもビジネスシーンやキャンプにも活躍する靴がそろっています。

  • 「アーバンクルーザー/アーバンクルーザー500」

男女兼用タイプの靴で、アーバンクルーザーはトラベルシーンからジャケットまでのコーデができ、アーバンクルーザー500はアッパー部分のステッチがチロリアンデザインでトラベルシーンからウォーキングまで活躍するタイプの靴です。

  • 「ウッドランド ウォーカー Men’s/Women’s」

イタリア製スエードレザーがおしゃれでシンプルなデザインが人気の靴です。
キャンプからカジュアルなーシーンまで活躍します。
男性用と女性用でカラーやサイズ展開が異なります。

こちらも合わせてご覧ください。