ジェットボイルで簡単登山飯!ミニモの使い方を一緒にご紹介

最終更新日:2019/02/13

登山であっても、キャンプ同様クッカーは重要なアイテムの1つです。

ご来光を眺めるなら尚更、1泊することになりますのでクッカーは欠かせません。

登山の場合、いかにコンパクトに収納できるかがクッカーに求められますが、そこでオススメなのがジェットボイルのミニモなのです。

この記事ではジェットボイルについてと、ミニモの使い方についてご説明していきます。

ジェットボイルとはどんなメーカー?

ご来光を眺めるために登山をする場合、その山に1泊することになりますね。

標高が高いでしょうし、ましてや夜であれば気温も低いでしょうから温かいものを飲食したくなりますよね。

そこで登場するのがクッカーです。

クッカーとは、鍋やフライパンなどの調理器具のことをいいます。

そのため、クッカーがあればお湯も沸かせてご飯を炊くなどの使い方も可能となるのです。

しかし、登山の場合はザック1つで登る方がほとんどですので、いかにコンパクトに収納できるクッカーであるかが重要になってきます。

そんなときにオススメなのが、ジェットボイルのミニモというクッカーなのです。

ジェットボイルはアウトドアクッカーを取り扱うメーカーのことをいいます。

2001年と比較的最近生まれたメーカーですが、「アウトドアシーンにおいても気軽に料理を楽しみたい」という創設者の思いから、アウトドアクッカーの開発をはじめたそうです。

「小さな火力であっても最大限の仕事をさせる」ということを目的としていて、試行錯誤しながら実験を繰り返し行った結果、ジェットボイルが誕生したのです。

ジェットボイルの基本構造とは?

登山にジェットボイルのミニモがオススメだと、先ほどお伝えしました。

ここでは、そのジェットボイルの基本構造についてお話をしていきます。

ジェットボイルには、ミニモ以外にも「マイクロモ」や「フラッシュライト」などといったモデルがあります。

これら全てに共通する機能をご説明します。

メインとなるクッカー(コンパニオンカップ)には、アルマイト加工というメッキ加工が施されおり、より高い耐久性となっています。

また、汚れも付きにくくなるため、お手入れしやすいのも嬉しいポイントです。

さらに、クッカーの底にフラックスリングという金属をつけることで、熱を受ける面積を広くすることが可能となり、少ない燃料なのに素早い調理が可能となります。

そして、フラックスリングは熱効率を高めてくれることにも役立ちます。

一般的なクッカーは30~40%ほどの熱効率を上げてくれるのですが、フラックスリングが付いたジェットボイルの場合は80%以上を熱効率を高めてくれるのです。

それにも関わらず、ガスの消費量は従来の約半分に抑えられます。

使い方の1つにお湯を沸かすこともあるのですが、ジェットボイルを使えば500mlのお湯をMAX135秒で沸かすことができるのです。

登山において重要な、「コンパクトに収納できること」もジェットボイルは可能です。

ジェットボイルには、ふたからボトムカバーまで10個のパーツに分かれますが、それら全てをクッカーのなかに収納できるように作られています。

ミニモであれば、収納すれば直径127mmで高さ152mmのサイズですので、ザックのなかでも場所をあまりとらなくても済みそうですよね。

ジェットボイルの基本構造についてお話ししたところで、そのなかの1つ「ミニモ」について、つぎからお話ししていきます。

ジェットボイルのミニモはどんなもの?

先ほどは、ジェットボイルの基本構造についてお話をしてきましたね。

ここからは、そのなかの1つである「ミニモ」についてお話をしていきます。

スペックからご説明すると、つぎのとおりです。

容量:1L
重量:500g
サイズ:直径127mm×高さ152mm(収納時)
素材:アルミニウム(カップ本体)

つぎに、ミニモの特徴には、つぎのようなものがあります。

◆クッカーの口が広い

従来のものと比べて、口を23mm広くし高さを45mm低く設計することで、調理において最適といえるサイズとなっています。

クッカーは調理後そのまま食器としても使用できるので、高さが低くなったことでスプーンなどの持ち手がカップに触れにくくなり、より安全に使用することにつながっています。

◆細かい火力の調節が可能

火加減を細かく調節できるので、強火で急速沸騰させることはもちろん、小さい炎によるとろ火での火加減の煮込み料理まで幅広く楽しむことが可能です。

◆サーモレギュレートテクノロジーを搭載

これは低温環境であっても、自動的に火力を一定に保つテクノロジーのことをいいます。

ガスが気化しにくい環境でも、常温時同様の火力を発揮することができるのです。

これは、ミニモ以外ではマイクロモとスモーにしか搭載されていないものです。

こういった特徴により、ミニモは登山の際もオススメといえるクッカーなのです。

つぎの項からは、使い方についてご説明します。

使い方は簡単!ミニモの着火方法

ジェットボイルの基本構造とミニモの特徴について知れたところで、ミニモの使い方についてここからご説明していきましょう。

まずは、バーナーなどを組み立てることからはじまりますが、バーナーを安定するスタビライザーから風防まで下から順に簡単に取り付けることが可能です。

だいたい30秒程度でセッティングは完了します。

風防まで取り付けたら点火します。

点火をするときは、火力調整ツマミを回転させて点火ボタンを押すだけで簡単にできますよ。

このとき、マッチやライターが必要なので、持って行くことを忘れないでください。

また、クッカーをのせてから点火すると、小さな爆発を起こすことがあります。

これを防ぐために、風防まで取り付けたところで点火します。

点火できたらクッカーをのせるようにしましょう。

着火方法はここまでですが、お湯の沸かし方までご説明します。

クッカーの底ぶたは軽量カップとして使うことができるので、沸かしたい量の水をはかることができます。

水をクッカーに入れたら、ふたをしてお湯を沸かします。

あとはお湯が沸くまで待機すれば完了です。

もし、お湯を沸かすこともできましたら、サーマルクッキングにも挑戦してみましょう。

サーマルクッキングの使い方も知っておこう!

サーマルクッキングとは、ジェットボイルならではの調理方法でもあります。

ジェットボイルは抜群の保温性を備わっていますから、火を消しても冷めにくいといった特性があるのです。

その特性を活かした余熱調理による使い方を、サーマルクッキングといいます。

ボトムカバーの上に、取り外したクッカーを置いて定められた時間を待つだけの調理方法です。

ガスを使わないで済むので、経済的で省エネなところが魅力ですね。

ですから、もしお湯を沸かしたら、カレーや雑炊などのレトルト食品をサーマルクッキングしてみましょう。

お湯が沸騰したら火を止めてクッカーを外し、そのなかにレトルト食品を入れて、定められた時間待つだけで完成です。

ミニモであればレトルトだけでなく、インスタントの袋ラーメンにも最適ですので、ぜひ登山に行ったときは試してみてください。

使い方をマスターしたら!ミニモで簡単登山飯!

ジェットボイルのミニモの使い方をご説明しましたので、ここでは登山にオススメのレシピをご紹介します。

【コンソメスープ】

【材料】

・ミックスベジタブル
・卵
・コンソメ
・ウインナー(輪切りにカット)
・塩コショウ
・水

【作り方】

①ミニモに水を入れて加熱し、沸騰したら火を止めます。

②卵と塩コショウ以外の材料を全てミニモに入れ、軽く混ぜ合わせたら弱火で再加熱します。

③材料が煮えてきたら塩コショウで味を整えます。

④最後に溶き卵を入れて、ひと混ぜすれば完成です。

【チーズリゾット】

【材料】

・焼きおにぎり
・チーズ
・牛乳

【作り方】

①焼きおにぎりとチーズをミニモのなかに入れます。

②牛乳を足していきます。

③温めながらほぐします。

④混ぜ合わせて温まったら完成です。

どちらもすぐに完成するので、登山などにおいてスピーディーに調理できるのは嬉しいポイントですよね。

しかも材料があれば、ほぼ混ぜるだけの簡単レシピですので、登山に行かれた際は作ってみてくださいね。

ミニモで登山飯を味わおう!

コンパクトに収納できて、熱効率の良いジェットボイルのミニモ。

登山にはもちろん、ソロキャンプにおいてもオススメのクッカーです。

材料さえあれば、簡単で時短な登山飯を調理できますので、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょう。

そして夜は登山飯を味わい、ご来光を眺めるときは淹れ立てのコーヒーを味わうのも良いですね。

こちらも合わせてご覧ください。