旅行やレジャーを十分に楽しむために、あるいは、仕事の出張などで、旅館やホテルに連泊することはありませんか?
そんなときに、一日ごとにチェックインとチェックアウトが必要なのか、案外わからないものですよね。
また、登山でお世話になる山小屋は、旅館やホテルと比較して、チェックインとチェックアウトがどう違うのかご存知ですか?
この記事では、宿泊施設を利用する際のさまざまな疑問点についてご紹介していきます。
ホテルに連泊!チェックインとチェックアウトはどうする?
旅館やホテルに連泊する場合、チェックインとチェックアウトはどうしたらいいか、案外わからないものですよね。
例えば、チェックアウトが11時の場合、毎日その時間に、部屋を出なくてはいけないのでしょうか?
それとも、最終日の11時までに、チェックアウトすればいいのでしょうか?
まず、連泊する場合は、その日ごとにチェックインとチェックアウトをする必要はありません。
チェックインは、旅館やホテルに到着したときに、チェックアウトは、旅館やホテルを出発するときにだけ行えばいいのです。
また、精算方法は、宿泊施設ごとで違いがあります。
チェックインのときに、前もって宿泊代金を支払う場合と、チェックアウトのときに支払う場合、どちらかになることが多いです。
その点は、ご利用になる各宿泊施設に確認し、対応するようにしてください。
連泊する場合は、その都度、チェックインとチェックアウトする必要がないとわかりました。
では、連泊する場合の、荷物や部屋の掃除などについて、次項からお話ししてきます。
連泊する際の荷物はどうする?
旅館やホテルに連泊する場合、その都度チェックインとチェックアウトが必要ないとすれば、荷物はどうしたらいいのでしょうか?
結論から言いますと、連泊する場合、荷物はそのまま部屋に置いておいて問題ありません。
ただし、貴重品は、自分でしっかり持っておくか、フロントで預かってもらいましょう。
もしくは、部屋に備え付けの金庫へ保管しておくようにしましょう。
しかし、荷物を置いておいて問題ないとはいっても、日中はルームメイクの都合上、部屋は開放された状態になります。
部屋に置いておいた荷物のことが心配になってしまいますよね。
基本的に、自分の荷物はスーツケースやバッグなどにすべて入れておいて、使用するときにだけ出し、部屋を空ける際には鍵をかけておくといいでしょう。
また、より安心したい場合には、スーツケースなどをワイヤーロックで、室内に据え付けられているテーブルや冷蔵庫などとつないでおくと安心できます。
それでは、次に、連泊した場合の「掃除」について、お話ししていきましょう。
部屋の掃除は?連泊した場合どうなる?
連泊する場合、基本的には、毎日留守中に部屋の掃除をしてくれる旅館やホテルが多いです。
もちろん、さきほどお話ししたとおり、毎日チェックインとチェックアウトの手続きをする必要はありません。
ただし、掃除をしてもらえる時間が決まっているところもありますので、その点は、宿泊される施設に確認してみてください。
留守中の掃除に関して、着替えなどの物が、室内のいたるところに散らかっている場合、宿泊施設側はお客様のものを勝手に片づけたりすることができません。
結果、掃除可能な場所も限られてしまうので、掃除をお願いする場合には、部屋はなるべく片づけておくようにしましょう。
反対に、掃除が不要という方は、あらかじめフロントに連絡したり、ドアノブに「掃除不要」のカードをかけておく必要があります。
宿泊施設によっては、連泊する際、シーツなどのリネン類の交換を断ると、お礼として何かしらのサービスを受けられるところもあるようです。
リネン類の交換が必要ないと思われる方は、宿泊施設に確認してみましょう。
チェックイン後に外出!鍵はどうする?
それでは、旅館やホテルに連泊している間、外出をする際には、部屋の鍵の扱いはどのようにしたらいいのでしょうか。
チェックインした後に外出する場合、その都度、部屋の鍵をフロントへ預けなくていいことが多いです。
特に、「カードキー」タイプの部屋だと、鍵の持ち歩きが自由な場合が多いです。
その理由としては、万が一鍵を紛失してしまっても、カードキーの場合、鍵とカードの情報を容易に変更することができるからです。
それに対して、普通の鍵を紛失した場合、ドアについている鍵穴ごと鍵を取り換えなければならないため、数万円程度の交換金がかかってしまう場合があります。
さらに最悪の場合、その拾われた鍵を使い、部屋に入られてしまうという危険性もあります。
そのようなことを考えると、チェックアウトまでの外出時は、鍵をフロントへ預けておくと安心かもしれませんね。
また、フロントに鍵を預けることによって、そのお客様が不在というのが宿泊施設側に明確にわかります。
清掃で客室に入ることを考えると、宿泊施設側にとっても、鍵を預けた方が都合がいいようです。
アーリーチェックインとレイトチェックアウトとは?
「アーリーチェックイン」と「レイトチェックアウト」をご存知でしょうか?
「アーリーチェックイン」とは、予定時刻より早めにチェックインできるシステムのことを言います。
通常のチェックイン時刻より早めに部屋に入れるので、現地に早く到着した場合は、少し休憩したりできるメリットがあります。
ただし、利用するには前もっての予約が必要で、追加で料金が発生する場合もあります。
アーリーチェックインを受け付けしていない宿泊施設でも、チェックイン時刻まで荷物だけは預かってくれるところもありますので、もし早く到着した場合にはフロントに確認してみてください。
反対に、「レイトチェックアウト」とは、通常のチェックアウト時間を超えて、ゆっくりと滞在したいときに利用するものです。
前日の遅い時間まで仕事だったり、レジャーを楽しんだりした場合などに、翌日の午前中はゆっくり休んで、午後に宿泊施設を出発することができます。
連泊しなくても午前中にゆっくりできるのは、とても助かりますよね。
しかし、レイトチェックアウトを利用する場合にも、前もっての予約が必要となります。
また、宿泊施設によってまちまちですが、半日分~1日分程度の料金が追加で加算さる場合もあります。
スケジュールに応じて、アーリーチェックインとレイトチェックアウトを利用してみてはいかがでしょうか。
山小屋に宿泊!その際のチェックインとチェックアウトは?
これまでは、旅館やホテルに連泊する際の、疑問点などについてお話ししてきました。
ここでは、旅館やホテルとは異なる、山小屋へ宿泊する際の、チェックインとチェックアウトなどについて、お話ししていきます。
山小屋へのチェックインは、場所にもよりますが、15時までにすませる方がいいでしょう。
なぜなら、山は、午後から曇ってしまうことが多く、特に日没が早い秋や冬では、気温低下による事故が起きてしまう危険性が高まるからです。
また、チェックインした順番から、いい場所を与えてもらえるという点も、早めにチェックインしたい理由です。
チェックアウトに関しては、旅館やホテルとは異なり、連泊するなどの場合を除いて、8時にはチェックアウトしなければなりません。
登山は、早い時間から行動する場合が多いので、普通の宿泊施設と違い、チェックアウトも早くなっているのです。
宿泊する山小屋によって、詳細も異なりますので、ご利用の際はあらかじめ確認するようにしてくださいね。
チェックインチェックアウトは一度ずつ!
旅館やホテル、山小屋へ宿泊する際の、チェックインとチェックアウトについて、疑問は解決しましたか?
連泊をする場合には、毎日チェックイン・チェックアウトをする必要はありません。
また、山小屋は、一般の旅館やホテルに比べて、チェックインとチェックアウトの時刻が早いと覚えておきましょう。
どの点においても、宿泊施設ごとで対応は異なりますので、事前によく確認して利用するようにしてくださいね。