キャンピングカーが欲しいと思ったら、まずは本物のキャンピングカーを見たいものです。
最近ではレンタルサービスも充実していますが、たくさんの種類を見てみたいというときには物足りないですよね。
それであれば、キャンピングカーショーに行ってみませんか。
キャンピングカーショーでは、さまざまなキャンピングカーを見ることができて新たな出会いがあるかもしれません。
東京近郊では多数開催されていますので、行ってみましょう。
ブーム到来?東京キャンピングカーショーでは過去最多の出展
近年、キャンピングカーの人気が高まっています。
各地で開催されるキャンピングカーショーでは多くの来場者を集め、年々その規模は拡大しているようです。
2018年7月に開催された東京キャンピングカーショーは、過去最多の216台が出展し来場者は2万人を超えました。
以前は、キャンピングカーというとヘビーユーザーや一部のコア層が買う嗜好品でした。
しかし、アウトドア人気からキャンピングカーの人気も高まり、低価格帯のキャンピングカーやレンタルサービスも増えたことから、ライトユーザーにも広がりを見せています。
キャンピングカーとは、車中泊ができる設備が設置されている車両のことです。
乗車条件や搭載設備の条件を満たしたものは8ナンバー車(特殊用途乗用車)となり、キャンピングカーと呼ばれます。
8ナンバーで登録されると車検は2年おきになり、自動車税・重量税が安くなります。
また、キャンピングカーといっても3・5ナンバーや4ナンバーのものも存在します。
このようにキャンピングカーといってもさまざまな車種や装備の違いがありますので、キャンピングカーショーはそれらが一堂に会する貴重な機会です。
キャンピングカーに興味があるのであれば、ぜひ一度は行っていただきたいと思います。
代表的なキャンピングカーの種類を知っておこう
東京で開催されるキャンピングカーショーは年に何度かありますので、前回行けなかったという人は、次回の開催をチェックしておくと良いですよ。
そしてキャンピングカーショーに行く前に、少しキャンピングカーのことについて勉強しておきましょう。
キャンピングカーは形状によっていくつかの種類に分けられます。
代表的なものは以下の3つです。
・キャブコン
キャブコンバージョンの略で、トラックやハイエースなどの荷台に住居を載せたものです。
居住部分が後付けされているため、室内を広く使うことができて快適に過ごせます。
しかし、トラックベースのため運転には気を遣う必要があります。
・バンコン
バンコンバージョンの略で、ミニバンやバンなどの外側は手を入れず、車内だけを居住空間に改造したものです。
居住性はキャブコンに劣りますが、普通車のように運転できて日常使いもできます。
・トレーラー
居住空間の設備を持つトレーラーをけん引します。
トレーラーの重量が750kg以下であれば、けん引免許は必要ありません。
車両と居住空間が完全に切り離されているため、居住性は最も高いです。
車両と切り離せるため、使わないときには取り外しておくことができます。
ただ、使わないときの置き場所を確保しておく必要があります。
キャンピングカーショーが盛況となった要因とは
キャンピングカーショーが盛況となるようなブームの到来には、いくつかの要因が考えられます。
そのひとつとして軽キャンパーの登場があります。
軽キャンパーは、大人2人程度が宿泊できる車中泊装備や簡素なキッチンなどが付いているキャンピングカーで、軽ナンバーで登録されます。
東京などの都心では、キャンピグカーなどの大型車両は駐車場を確保するのも大変です。
一方、軽自動車であれば維持もしやすいですよね。
日常使いしやすいことや車両価格が比較的低いことなどの条件が重なり、あまりキャンプをしない層にも支持を集めています。
また、レンタルサービスが充実してきたことも要因として考えられます。
購入という判断以外にもレンタルサービスという選択肢が増えたことから、キャンピングカーのハードルが下がっているようです。
「日常使いもしたい」「たまに使うだけだからレンタルで良い」というユーザーのさまざまなニーズに対応した車両やサービスが登場したことが、キャンピングカーが広まる要因となったと考えられます。
東京ビッグサイトではペットと一緒?!夫婦とペットが新たなニーズ
ライトユーザーのニーズにより、キャンピングカーの選択肢やレンタルサービスが普及してきましたが、それではこれまでのキャンピングカーは売れなくなってしまったのでしょうか。
キャンピングカーのニーズは、以前のようなファミリー層は減少傾向にあるといわれています。
近年、キャンピングカーの購入層は定年退職後の年代が増加しています。
団塊世代が定年退職を迎え、65歳以上の人口自体が増加しているうえ、その世代は経済的に余裕があるとされているためだと考えられています。
キャンピングカーの購入目的は、「ファミリーキャンプ」から「夫婦2人旅行」がメインとなりつつあります。
また、ペットブームから「ペット連れで旅行できる」もキーワードになっています。
実際、2018年7月に東京ビッグサイトで開催されたキャンピングカーショーでは「ペットと一緒」に入場してキャンピングカーを体験することができました。
「ペット連れ」がキャンピングカーの新たなニーズになりつつあることは確かのようです。
このようにニーズは多様化していますが、ここ数年キャンピングカーの売り上げは伸びているので、レンタルサービスとの住み分けには成功しているようです。
キャンピングカーは消費税増税には間に合わないかも
2018年10月、東京お台場で開催されたキャンピングカーショーでは、消費税増税が購入者の大きな関心ごとになりました。
これまで何度か延期されてきた消費税増税ですが、2019年10月にいよいよ実施されるものとみられています。
8%から10%ですから大きな増税とはいえませんが、購入額が大きくなればその増税額も大きなものとなります。
キャンピングカーの購入金額は400万円台が多いといわれています。
400万円の8%は32万円、10%は40万円です。
その差は8万円となり、決して小さい額ではありません。
そして、なぜ消費税増税の1年も前に購入者の大きな関心ごととなったのかといいますと、それは登録日の問題があるからなのです。
キャンピングカーを含む車両の適用税率は、登録日で決まります。
2019年9月までに登録されれば8%、10月1日以降になると10%です。
キャンピングカーは、一般的に普通乗用車より納車までに時間がかかります。
人気も高まっていることから納車まで1年待ちも普通です。
そのため、消費税増税1年前の契約では、登録が間に合うか間に合わないかの微妙なところとなり、それが購入者の大きな関心ごととなったのです。
今からでは消費税増税には間に合わない可能性が高いので、どうせ間に合わないのであればキャンピングカーショーを巡ってじっくり決めるのがベストですよ。
東京近郊で開催されているキャンピングカーショー
キャンピングカーショーは日本各地で開催されていますが、大きなものとなるとやはり東京で開催されるものがおすすめです。
東京近郊では年に何度か開催されますので、スケジュールを合わせて参加してみてください。
2018年の開催実績をご紹介します。
■ジャパンキャンピングカーショー2018
・幕張メッセ
・2018/2/2~2018/2/4
■神奈川キャンピングカーフェア in 川崎競馬場
・川崎競馬場 特設会場
・2018/4/21~2018/4/22
■キャンピングトレーラーフェスティバル2018
・淵野辺公園多目的広場(神奈川県相模原市)
・2018/6/30~2018/7/1
■東京キャンピングカーショー2018
・東京ビッグサイト
・2018/7/21~2018/7/22
■神奈川キャンピングカーフェア in 川崎競馬場
・川崎競馬場 特設会場
・2018/9/22~2018/9/23
■お台場キャンピングカーフェア2018
・お台場野外特設会場
・2018/10/20~2018/10/21
このように2~3ヵ月に一度は東京近郊で開催されています。
ぜひおでかけしてみてください。
たくさんのキャンピングカーが見られるチャンス
キャンプといっても、本格的なキャンプからグランピング、車中泊まで人それぞれキャンピングカーに求めるスペックは異なります。
キャンピングカーを購入するのは大きな決断となるため、たくさんの車種を見てじっくり吟味してから決めていただくことをおすすめします。
その吟味する場として、キャンピングカーショーは最適です。
たくさんの車種を見たら迷ってしまうかもしれませんが、その迷う時間も楽しいものです。