キャンピングカーでの旅は、とても楽しいものです。
通常の乗用車とは違い、長距離の移動の最中にリラックスできる空間が保てるのも魅力のひとつです。
特に、移動しながらでもお茶の間にいるようにテレビが見られると大変便利ですね。
そこで、今回はキャンピングカーにテレビを取り付けて見る方法や、取り付ける時に必要なアイテムや機器をご紹介します。
キャンピングカーにテレビは取り付けられるの?
キャンピングカーの種類によっては、あらかじめテレビがオプションで設置されて納車されるものもあります。
しかし、テレビが設置されていないキャンピングカーでテレビを見たいと思ったら、接続するためのさまざまな機器を購入する必要があります。
また、それだけでなくテレビ台や天井など、見やすいところにテレビを設置したいとなれば、補助アイテムを別個に購入する必要があります。
このように、キャンピングカーにテレビを設置するとなると様々なものが必要になるのです。
キャンピングカーにテレビを取り付ける方法もひとつではなく、テレビの視聴状況やニーズによって変わってきますので、数パターンの取り付け方を説明していきます。
まずは、テレビ画面を見たい場所に取り付ける際に必要なアイテムをご紹介します。
キャンピングカーのテレビを取り付けるときに必要なアイテムは?
キャンピングカーのテレビを取り付けるときは、テレビをしっかりと固定するための製品があると安心です。
自宅のリビングと違いキャンピングカーは走行するので、当たり前の話ですが、揺れが発生します。
もし、テレビを固定しないで設置した場合には、落下の恐れがあり大変危険です。
テレビの破損だけでなく、思わぬ事故にもつながる可能性もあるので、きちんと落下防止対策はしておきましょう。
テレビ台にテレビを取り付ける際には、耐震性のジェルクッションを使用すると便利です。
【YXC:滑り止めジェルクッション 4枚入り】
参考価格:999円
カラー:透明な青
形状:四角
サイズ:40×40mm
厚み:5mm
重量:約0.04kg
このジェルクッションは、震度7の地震にも対応している優れた製品です。
テレビの底面に、しっかり張り付けて固定しましょう。
もしテレビを天井から吊り下げたい場合には、アーム式の固定ブラケットを使用しましょう。
【iimono117:モニターブラケット】
参考価格:1,780円
サイズ(約):台座幅11.2×縦3.9×高さ4.3cm
アーム全長:2cm
内容:本体×1個、ネジセット×4組
アームが縦方向に90度、横方向に360度回転するのがポイントです。
キャンピングカーのテレビを取り付けて見る方法~アンテナ編~
キャンピングカーのテレビを取り付けて見る方法の1つ目は、アンテナを設置することです。
キャンピングカーに設置する屋外アンテナには、アンプやブースターを内蔵しているものが一般的に用いられます。
【DIAMOND:無指向性地デジアンテナ DACP-225】
参考価格:21,600円
周波数:UHF13ch~62ch
利得:17dB(+-3dB)
動作電圧:10~26V(12V、24V車対応)
寸法:223(W)×223(D)×132(H)
重量:560g
安定した受信が見込まれますが、電波が届かない場所に移動すると、アンテナだけではテレビが見られない場合があります。
そこで、チューナーを併設することで受信状態の補強ができます。
【DIAMOND:車載用地上波デジタルテレビ用チューナー DACP-AT2x2】
参考価格:36,720円
仕様:HDMI出力搭載
フルセグ・ワンセグ自動切換
4チューナー4アンテナ仕様
自動チャンネルサーチ機能搭載
エリア自動切替機能搭載
取り付けしやすいマグネット式ロッドアンテナ4本付属
また、付属品は次のものがあります。
・本体リモコンセンサーケーブル
・電源ケーブル
・ロッドアンテナ アンテナケーブル(5m)
・リモコン
・miniB-CASカード
・HDMIケーブル(1.5m)
・リモコン用電池
・アンテナ固定用両面テープ
・本体固定用両面テープ
接続方法は、アンテナとチューナーを取り付け、テレビとチューナーを接続します。
キャンピングカーのテレビを取り付けて見る方法~カーナビ編~
キャンピングカーにテレビを取り付けて見るために、カーナビを利用するという方法もあります。
カーナビを利用する場合の利点として、アンテナの設置方法より手順が簡単です。
用意するものは、カーナビ・映像出力ケーブル・HDMIケーブルです。
カーナビ自体が外部映像出力のできるものであれば、カーナビに付いている出力端子とテレビを接続すれば終了です。
アンテナとチューナーをつなぐ方法と比較して、カーナビのほうが多少電力を消費する傾向にあります。
カーナビやテレビ本体にお金をかけて設置する場合と、性能がよいアンテナとチューナーを併設する場合のコストや手間をよく考えて取り付けしましょう。
また、カーナビでテレビを見るよう設置した場合は、エンジンをかけないとテレビが見られないといったマイナス面もありますので、念頭に置いておきましょう。
キャンピングカーのテレビを取り付けて見る方法~ナスネ編~
キャンピングカーにテレビを取り付けて見る方法をご紹介してきましたが、変わり種として、「ナスネ」という機器を使用する方法をお伝えします。
「ナスネ(nasne)」とはソニーから販売している、家でも外でもテレビの視聴や録画など様々なコンテンツが楽しめるものです。
通常の地デジ対応アンテナやカーナビでは、テレビは地デジしか見られません。
また、電波の届かない場所であっても、見たい番組や録画した番組をどうしても視聴したい場合があります。
地デジを含めて、それ以外のメディアも見たい方は、ナスネを接続する方法がおすすめです。
設置するにあたって必要なものは、ナスネとスマホやタブレットと視聴アプリ「Video&TV Side View」と「ソニー製DLNA対応テレビBRAVIA」です。
【ソニー・インタラクティブエンタテインメント:nasne 1TBモデル (CUHJ-15004)】
参考価格:23,760円
内蔵HDD:SATA 2.5inch(容量1TB)
外形寸法(約):43(W)×189(D)×136(H)
質量:約460g
RFチューナー:地上デジタルはISDB-T×1、衛星デジタルはISDB-S×1
電源:AC100V、DC12V/1.5A
なお、一緒に同梱されているのものは次のものです。
消費電力:録画中、2ストリーム配信時9.5W、省電力モードスタンバイ時1.5W
・ナスネ本体
・ACアダプター
・電源コード
・LANケーブル
・アンテナケーブル
・B-CASカード
・クイックスタートガイド
ソニーのDLNA対応テレビを使って、ナスネで録画した番組を見ることが可能になります。
キャンピングカーのテレビを取り付ける際に注意することとは?
キャンピングカーにテレビを取り付ける際は、テレビの設置場所をどこにするかによっても取り付け方が変わります。
また、置く場所によっては、テレビの大きさが制限される場合もあるでしょう。
あらかじめ備え付けのテレビ台を活用するか、キャンピングカーの支柱や天井部に取り付けるかによっても、購入するアイテムの値段や種類が変わります。
アームが回転できるものは、簡単に角度が変えられるので、後部でくつろぐときに見やすい向きに調節することが可能です。
後部のみではなく、走行中以外にテレビを運転席からも見えるようにするのであれば、車両前方の天井に設置しましょう。
チューナーとアンテナをセットで使用し、テレビが12V対応でない場合には、対応させるためにインバーターが必要です。
キャンピングカーによっては、12Vに対応したテレビを購入し取り付けるケースもあるので注意しましょう。
自分の好みに合わせた方法でキャンピングカーのテレビを取り付けよう!
キャンピングカーでテレビを取り付ける方法は、一通りではありません。
設置できる環境が整っているキャンピングカーでは、対応する機器やアイテムを取り付ければ、テレビを楽しめます。
また、カーナビやチューナーに頼らず、スマホと専用のアプリやDLNAテレビを使ってナスネを使い、テレビを楽しむ方法もご紹介しました。
ご自分の好みに合わせて、ご紹介してきた方法を選んで取り付けてみてください。