キャンピングカービルダー「ナッツ」のボーダーバンクスとは

最終更新日:2019/03/27

アウトドア好きの方なら、一度はキャンピングカーでの冒険旅を夢見たことがあるのではないでしょうか。

キャンピングカーを手にすることで、テントやコテージなどとは一味違ったキャンプスタイルを味わうことができ、遊び方は無限大に広がります。

今回は、定番キャンピングカービルダー「ナッツ」から、大型キャンピングカー「ボーダーバンクス」をご紹介いたします。

キャンピングカービルダー「ナッツ」とは、どんな会社?

「ボーダーバンクス」の製造・販売を行う「ナッツ」とは、日本の大手キャンピングカービルダーです。

今日流行している軽キャンパーから、本格的なフルコンまで幅広く展開しています。

この「ナッツ」の本社は北九州に所在し、神奈川、京都、愛知など全国7箇所に直営販売店を置いています。

メンテナンスやトラブル対応など、直営販売店の充実したサポートも有名で、ナッツの人気を支える大きな要因となっています。

また、北九州にある国内工場のほか、中国とフィリピンに大型の製造拠点を有し、安定した生産を行なっています。

なお、「ナッツ」では、セミオーダー方式で生産しています。

そのため、シート生地やカーテン、ファニチャーカラーを自由に選び、自分だけのオリジナルキャンピングカーに仕上げることができます。

また、一年に一度、キャンピングカー愛好者の集うイベントも開催しており、キャンピングカーライフのサポートに熱い企業であることが窺えます。

「ナッツ」が手がけるキャンピングカー「ボーダーバンクス」とは?

「ボーダーバンクス」とは、ナッツが手がけるキャンピングカーのフラッグシップモデル「ボーダー」の後継車種にあたるキャンピングカーです。

ボーダーバンクスは「Boder Bankbed Style」から名付けられており、その名のとおり、これまでの「ボーダー」には無かったバンクベッドが搭載されています。

バンクベッドがあることで、ファミリーでの使用や大人数に適した一台に生まれ変わりました。

ベースとなる車両はトヨタ製「コースター」というマイクロバスで、その定員は最高で29人乗りです。

また、ナッツ独自の急速充電システム「エボリューションシステム(Evolusion System)」を搭載しています。

このエボリューションにより、アイドリング状態でエアコンを使用し続けることができるほか、4・5時間程度の走行で4基のバッテリーが満充電になります。

さらに、万が一のバッテリー上がりでも、搭載されているサブバッテリーでエンジンを始動することができ、バッテリートラブルの心配はほとんどありません。

90Lの大型冷蔵庫があり、大人数や長距離の移動でもたくさんの食材を保管することができます。

マルチルームは乾燥室、トイレ、シャワールームなど、あらゆる使い方に対応できます。

内装のカラーリングは、ローズウッド、ナチュラル、チーク、ウォルナットから選ぶことができ、好みに応じた空間を楽しむことができます。

車両後方に設置された常設ベッドスペースには読書灯や手元スイッチが装備されています。

なお、このボーダーバンクスは、内装・間取りの違いにより「Type L」、「Type D」、「Type T」の3タイプが展開されています。

ボーダーバンクスの仕様について①「Type L」

キャンピングカービルダー「ナッツ」の定番ラインナップ「ボーダーバンクス」について、まずは「Type L」からご紹介いたします。

この「Type L」は、「ロングソファ仕様(Long Sofa)」であることを表しています。

その名のとおり、車内の右壁側に長さ2,050mmのロングソファを大胆に配置しています。

足元も広々使えて、まるで自宅のようにくつろぐことができるでしょう。

また、このソファは一人用のベッドとしても使用できます。

バンクベッドは1,580mm×2,020mmと非常に広く、大人なら2人、子供なら3人が就寝できるほどの広い空間があります。

なお、バンクベッドを使わない時は収納スペースとしても大活躍します。

車両後部に設置された常設ダブルベッドは1,400mm×2,020mmの広さで、ベッド下には収納スペースがあります。

そのほか、キッチンスペースには円形大型シンクや2口コンロ搭載のキッチン、横幅750mmのゆったりとした一人用ソファなど、魅力的な機能が満載です。

ボーダーバンクスの仕様について②「Type D」

キャンピングカービルダー「ナッツ」の定番ラインナップ「ボーダーバンクス」について、2つ目は「Type D」をご紹介いたします。

この「Type D」は、「ダイネット仕様(Dinette)」、つまりダイニングスペースが充実した仕様であることを表しています。

この「Type D」はこれまでのボーダーの仕様を受け継いだロングセラーモデルで、まさにド定番といえる仕様です。

ダイニングには4人が向かい合わせで座れるダイネットシートが置かれ、広々としたテーブルが設置されています。

ドアよりも後方にキッチンが配置された「Type L」とは異なり、「Type D」ではドアよりも前方にキッチンが置かれています。

これにより、キッチンが広く使えるほか、ダイニングスペースとキッチンの距離が近くなります。

さらに、ダイニングスペースにはテレビも取り付けられています。

家族のだんらんスペースにピッタリの仕様ではないでしょうか。

車両後部に設置された1,400mm×2,020mm常設ダブルベッドのほか、ダイネットシートを展開することでベッドとして使用することもできます。

なお、「Type D」のバンクベッドの広さは1,900mm×2,020mmで、3タイプの中では最大です。

ボーダーバンクスの仕様について③「Type T」

キャンピングカービルダー「ナッツ」の定番ラインナップ「ボーダーバンクス」について、最後は「Type T」をご紹介いたします。

この「Type T」は「ツインベッド仕様(Twinbed)」を表しています。

その名の通り、車両後部に設置された常設ベッドがツインベッドになっています。

このツインベッドは、そのほかのラインナップ同様のダブルベッドに変形することも可能です。

人数や使い方に応じてベッドを使い分けられることは、大きな魅力でしょう。

また、ツインベッドの間の通路や、ベッドスペースへのステップには間接照明が設置されており、足元の安全を確保できるほか、おしゃれなムードも演出しています。

1,580mm×2,020mmの広々としたバンクベッド、ベッドに展開できるダイネットシートも装備しています。

なお、ダイネットやキッチンの間取りは「Type D」と同じ作りになっています。

お値段は3型式全て同じ¥12,920,000で、さらに外装、内装、エンジン仕様、デジタル機器などのオプションを追加することができます。

「ナッツ」が手がけるキャンピングカーをご紹介!

「ナッツ」からは、ボーダーバンクス以外にもさまざまなキャンピングカーが販売されています。

●5タイプから好みの仕様が選べる「マッシュ」

「マッシュ(mush)」はマツダのボンゴをベースとした、ライトキャブコンです。

ライトキャブコンながら室内は広々と使うことができ、ダブルベッド仕様や二段ベッド仕様など、秘密基地のようなワクワク感を味あわせてくれる一台です。

気になるお値段は¥4,552,000~と、お買い求めやすい価格帯であることも大きな魅力のひとつです。

●二人旅にちょうど良い「スピナキャルルック」

「スピナキャルルック(Spinach CALLOOK)」は軽自動車をベースとした軽キャンパーです。

二人乗りにちょうど良い大きさと¥3,190,000~というキャンピングカーにしてはお手軽な価格も大きな魅力です。

また、外装もレトロで可愛いデザインをしており、そのデザインが気に入ってスピナキャルルックを選ぶ方も少なくありません。

キャンピングカーへの憧れを現実にしてくれる一台

ナッツからは、今回ご紹介した以外にも多くのキャンピングカーラインナップが展開されています。

お手頃価格の「スピナシリーズ」やちょうど良い「マッシュ」も良いですが、やはりキャンピングカーらしさのある大型キャンパーに憧れますよね。

ぜひ皆さんも「ボーダーバンクス」と一緒に、楽しいキャンピングカーライフを送ってください。