話題の小型キャンピングカー「ラクーン」の気になる価格は?

最終更新日:2019/03/31

「キャンピングカー」といえば、アウトドア好きなら一度は憧れた経験があるのではないでしょうか。

「走る一軒家」といったイメージが強かったキャンピングカーも、今日では軽自動車をベースとしたコンパクトなものも多く発売されています。

今回は、お手軽に遊べて、お求めやすい価格のキャンピングカー「ラクーン」についてご紹介し、そのお値段を見ていきます。

小型キャンピングカー「ラクーン」の販売元は?

今回ご紹介する小型キャンピングカー「ラクーン(La.kunn)」は、埼玉県にある「オートショップ・アズマ」より発売されています。

この「オートショップ・アズマ」では、軽自動車やミニバンをベースとした小型キャンピングカーを中心に販売しています。

「オートショップ・アズマ」は埼玉県越谷市に本社を構え、そのすぐ近くには展示場も有しています。

購入前にこちらの展示場を訪れて、実物を見てみるのが最良でしょう。

また、本社工場も近くにあり、キャンピングカーの製作風景が見えることもあります。

そして、今回ご紹介の「ラクーン」は初代ラクーンに加え、フォルムや内装品に改良が加えられた「ラクーンⅡ」が存在します。

今回は、初代の「ラクーン」を中心にご紹介し、「ラクーンⅡ」における変更点と、それぞれの価格についてご紹介します。

小型キャンピングカー「ラクーン」はどんなマシンなの?

「ラクーン」は、マツダ・スクラム、またはスズキ・キャリーの軽トラックをベースにして作られた小型キャンピングカーです。

「世界最小キャブコン」とも言われ、これまでのキャンピングカーの常識を覆すほどコンパクトになりました。

このラクーンは軽トラックをベースにして作られているため、燃費が安く済み、小回りが利き、購入価格もぐっと抑えられています。

ラクーンの駆動方式もベース車両の展開と同様の2WD-AT、2WD-5MT、4WD-AT、4WD-5MTの4パターンから選ぶことができます。

安価でお手軽に済ませるなら2WD-AT、本格的なフィールドでの使用なら4WD-5MT、といった選び方で良いでしょう。

なお、排気量は660ccの軽トラックをベースとしていますが、キャンピングカーなので8ナンバー(特殊用途自動車)での登録になります。

カタログによると、ラクーンの乗車定員数は4、5人程度で、実際に車内で就寝可能な人数は、大人2人+子供2人と記載があります。

なお、車内のベッド形状の違いにより、二種類のラインナップがあります。

ソファ型ロングシートの「ベンチタイプ」と、向かい合わせになるボックスシート型の「リアベッドタイプ」です。

どちらも、シートをリクライニングすることで広々としたベッドに変形します。

天井には扉付きの収納ボックス、床下には保冷ボックス、運転席上のルーフにもバンクベッドがあり、空間を有効利用しています。

小型ながら狭さを感じさせない作りも、人気の秘訣ではないでしょうか。

なお、形状はそのままに、ダイハツ・ハイゼットをベースに作られた「ラクーン タイプ”D”(La.kunn Type”D”)」も発売されています。

小型キャンピングカー「ラクーンⅡ」は、「ラクーン」とどう変わった?

「オートショップ・アズマ」から発売されている「ラクーン」に改良を加えた「ラクーンⅡ」が、同社から発売されています。

ラクーンⅡの最大の変更点は、そのフォルムです。

見比べてみると一目瞭然です。

ラクーンでは角張ったフォルムをしていましたが、ラクーンⅡではコロっとした丸いフォルムに一新されました。

そして、運転席上部のバンクベッドも1,700mm×1,580mmに延長されました。

小柄な方やお子様なら充分に就寝可能な空間になっています。

また、セカンドシートはFASP社製のマルチリクライニングシートへ変更されました。

このFASP社製のマルチリクライニングシートはキャンピングカーのシートの定番で、座り心地と寝心地を両立しつつ、自由度の高い使用方法が評価されています。

このセカンドシートをリクライニングすることで、1,950mm×1,400mmのフロアベッドとして使用できます。

大人2人でも充分に眠れる広さでしょう。

そのほか、ラクーンⅡでは割れにくくて軽量なアクリルウィンドへ変更、パネル工法を用いた製造方法への変更といった違いがあります。

ラクーンと比べれば、割高になることが予想できますが、気になる価格は次の項でご紹介します。

「ラクーン」と「ラクーンⅡ」の価格は?

「オートショップ・アズマ」から発売されている、キャンピングカー「ラクーン」と「ラクーンⅡ」の気になるお値段です。

●ラクーン

ラクーンの車両価格は、駆動方式の違いにより次のようになっています。

2WD-5MT ¥2,689,000 ~(税別)

4WD-5MT ¥2,827,000 ~(税別)

●ラクーンⅡ

ラクーンⅡの車両価格は、駆動方式の違いにより次のようになっています。

2WD-5MT ¥2,838,000 ~(税別)

4WD-5MT ¥2,976,000 ~(税別)

なお、「ラクーン」と「ラクーンⅡ」ともに、登録諸費用や諸税類は別です。

このように、ラクーンⅡは割高になります。

しかし、広々使える空間、寝心地と座り心地に自由度を兼ね備えたシート、そのほか細かな改良点を加味すれば、わずかな差ではないでしょうか。

そのほかのラインナップと価格①「ケーアイ」

「ケーアイ(K-ai)」は、「ラクーン」を販売する「オートショップ・アズマ」から発売されている小型キャンピングカーです。

「ラクーン」と同じくマツダ・スクラム、またはスズキ・キャリーをベースとして作られています。

ケーアイは「ラクーンシリーズ」よりもコンパクトな作りになっています。

ケーアイとラクーンとの最大の違いは、そのルーフ形状の違いにあります。

ラクーンシリーズに装備されていたバンクベッドはなく、ルーフが低くなっている分、コンパクトな作りです。

そのルーフには、格納式のルーフベッドになっており、必要な時だけ広げて使える構造です。

室内は、ラクーンと同様に、「ベンチタイプ」と「リアベッドタイプ」の2種類から選ぶことができ、就寝可能人数は大人2人+子供2人です。

気になる価格は次のとおりです。

・2WD/5MT ¥2,622,000 ~(税別)
・4WD/5MT ¥2,760,000 ~(税別)

価格も抑えられているため、お手軽に手を伸ばしやすいのではないでしょうか。

そのほかのラインナップと価格②「フィール」

「オートショップ・アズマ」から発売されている「フィール(feel)」は、軽トラックをベースとした小型キャンピングカーでは物足りない方にオススメな一台です。

フィールはトヨタ・ライトエースをベース車両として作られているため、ラクーンシリーズよりも広々とした作りになっています。

駆動方式は、2WD-AT、2WD-5MT、4WD-AT、4WD-5MTから選ぶことができます。

車内は、ソファシートとサブマットの2つのロングシートが向かい合わせて配されています。

これらのシートを展開することで、就寝用のフロアマットとして使用することができます。

運転席上部のバングベッドは奥行が1,800mmあり、お子様や小柄な方なら就寝できます。

なお、マルチルームが装備されており、トイレや収納スペースなど、様々な用途で使用可能です。

15Lの冷蔵庫は標準装備されています。

そのほか、オプションで冷房を取り付けることも可能です。

気になる価格は次のとおりです。

・2WD 5MT ¥4,290,000 ~(税別)
・4WD 5MT ¥4,540,000 ~(税別)

初めての一台にオススメ

ラクーンシリーズは小型であっても本格的なキャンピングカーとして、充分な機能を備えています。

お買い求めやすい価格も魅力ながら、駐車スペースに困らないことも、小型キャンピングカーが選ばれる理由の1つでしょう。

これまでの常識を覆す程の価格帯なので、初めての一台にいかがでしょうか。

憧れのキャンピングカーをお手軽に手に入れて、アウトドアライフを思う存分、満喫しませんか。