バーベキューでいただくお肉はとてもおいしいものですよね。
しかし、お肉以外にも食材を用意しておくことで、よりおいしくお肉をいただくことができます。
中でも魚介類は、お肉の旨さを引き立ててくれる食材の内の一つです。
そんな魚介類をバーベキューで調理するにはホイル焼きがおすすめです。
ホイル焼きで調理すると食材の旨味が閉じ込められ、より深い味わいを楽しめます。
そこで今回は、魚介類のおいしいホイル焼きの作り方についてご紹介いたします。
バーベキューをしようと考えている方は是非参考にしてください。
バーベキューでの正しいホイル焼きの作り方!
アルミホイルで包むだけで簡単に調理ができるお手軽な料理のホイル焼きですが、たまに失敗してしまうことがあります。
失敗する原因としては主にアルミホイルの包み方にあります。
これはご家庭で調理するときでもバーベキューで調理するときでも同様です。
包み方が不十分なため、アルミホイル内の水蒸気が外へ逃げてしまい、食材が十分に加熱されず、食べる際に半生の場合があるようです。
食材に魚介類やお肉を使用したときに半生の状態で食べてしまうと、食中毒の危険があるため特に注意が必要です。
また、食材から出た出汁があふれ出てしまい、おいしいホイル焼きができないこともあります。
そういった事態を防ぐために、ここでは正しいホイル焼きの包み方についてご紹介いたします。
「ホイル焼きをしよう」とお考えの方は是非参考にしてください。
これからご紹介する包み方は基本的な包み方になるので、食材にあわせて包み方を工夫しなければならないことがあります。
①アルミホイルを長めにカットする
まずアルミホイルを長めにカットします。
短いと食材が乗りきらなかったり、食材を包めなかったりするので食材が十分に包めるよう、長めにカットしましょう。
②食材を乗せアルミホイルを半分に折る
食材が完全に隠れるように、アルミホイルを半分に折りましょう。
③2辺を2回から3回ほど折る
アルミホイルを半分に折ったことで、3辺がアルミホイルが重なっている状態になります。
両端の2辺を2回から3回ほど折り返して2辺を密閉した状態にします。
④水を入れたあと完全に密封する
残った1辺からスプーンなどで水を少量入れ、その1辺を2~3回折り返して密封します。
食材にもよりますが水を入れることでアルミホイルの中で水蒸気が発生し、食材が十分に加熱されます。
⑤焼いて完成
そのまま火にかけて焼くだけで完成です。
焼いた際にアルミホイルが水蒸気により膨れ上がることがありますが気にせず焼きましょう。
バーベキューで作る魚のホイル焼きの定番!鮭のホイル焼き!
バーベキューで作る魚介類を使用したホイル焼きの中でも定番といえるのは、鮭のホイル焼きではないでしょうか。
鮭だけでもおいしいホイル焼きができますが、お好みで玉ねぎやアスパラなどの野菜と一緒に焼くことでさらにおいしくなります。
それでは作り方をご紹介いたします。
●材料
鮭の切り身
玉ねぎ
野菜(基本的にどんな野菜を入れてもおいしいホイル焼きができます)
バター
刻みねぎ
●作り方
まず、アルミホイルに玉ねぎを敷きます。
玉ねぎの上に鮭の切り身、用意した野菜を乗せてください。
上から塩コショウを軽く振り、バターと刻みねぎを乗せます。
アルミホイルをしっかり閉じ、じっくり焼いたら完成です。
●注意点
強火で一気に焼いてしまうと焼きムラができてしまう上に焦げやすくなってしまうので、遠火で焼きましょう。
バーベキューをカラフルに!魚介類とキノコのホイル焼き!
ホタテやエビなどの魚介類をキノコと一緒にホイル焼きにすることで色とりどりのカラフルなホイル焼きを作れます。
魚介類の出汁がキノコ類とマッチしてコクが深く、味だけではなく色も楽しめるので、バーベキューの際は作ってみてはいかがでしょうか。
●材料
魚介類(エビやホタテ、イカなどお好みの魚介類を使用しましょう)
玉ねぎ
キノコ(基本的にどんな種類のキノコを使用してもおいしいホイル焼きができます)
めんつゆ
ニンニク
酒
●作り方
まず、めんつゆと酒をお好みに合わせて混ぜ合わせます。
次に玉ねぎを薄切りにします。
アルミホイルにキノコ、魚介類、バター、ニンニクを乗せて、混ぜ合わせためんつゆと酒をかけます。
その後、アルミホイルで包んで焼けば完成です。
●注意点
鮭のホイル焼きの時と同様に魚介類を使用したホイル焼きの際も遠火でじっくりと焼くことがポイントです。
強火で焼くとすぐに焦げてしまうので注意しましょう。
バーベキューのおつまみに最適!アサリのホイル焼き
汁物や炒め物としてもおいしく調理できる魚介類のアサリをホイル焼きにすることで、バーベキューのおつまみとして最適な料理となります。
市販されているアサリを使用すれば問題ないのですが、念のため砂抜きをするようにしましょう。
砂抜きをしないと、口の中を傷つけたり、食感も悪くなったりしてしまいます。
砂抜きの方法はバットなどの容器に塩水を入れてアサリを浸し、暗所に1時間ほど置いておくだけです。
新聞紙を巻いて冷蔵庫などに入れておくと効果的に砂抜きができます。
非常に簡単にできるので、バーベキューでお酒を飲むという方には特におすすめのホイル焼きです。
●材料
アサリ
ベーコン(お好みで入れましょう)
アスパラ(お好みで入れましょう)
酒(日本酒でも白ワインでも構いません)
●作り方
アルミホイルの上にアサリとベーコンやアスパラを乗せます。
アルミホイルの上に置いたら酒をかけます。
アルミホイルで包み、焼けば完成です。
●注意点
アサリの貝が開かないものがあった場合は、傷んでいる可能性があるため食べないようにしましょう。
ツナ缶でできる!魚介類のホイル焼き
上記でご紹介したホイル焼きと同様にツナ缶のツナを使用してもおいしいホイル焼きを作れます。
魚介類として比較的安価で購入できるツナ缶は、相性が良い食材が多いのでバリエーションが豊かなメニューを作れます。
今回はバーベキューに合うツナのホイル焼きの中でも、特に簡単で美味しくできる調理方法をご紹介いたします。
気になる方はお好みでアレンジを加えることで、おいしいツナのホイル焼きができますよ。
●材料
ツナ缶(人数に合わせてツナ缶の数量を考えましょう)
しめじ
まいたけ
塩
醤油
バター
●作り方
まず、しめじの石づきをカットします。
アルミホイルにツナを乗せ、その上から細かくほぐしたしめじとまいたけを乗せます。
用意した調味料を上からかけて、アルミホイルで包んで焼けば完成です。
●ポイント
しめじやまいたけではなくエリンギや椎茸などを使ってもおいしホイル焼きを作れます。
様々なホイル焼きを作ってみよう!
バーベキューでは魚介類だけでなく様々な食材をホイル焼きにすることで、おいしくいただくことができます。
また、バーベキューの主役であるお肉もホイル焼きにすることで、普通に焼くよりも違うお肉を楽しめます。
ここでは魚介類だけでなく様々な食材を使ったホイル焼きのレシピについてご紹介いたします。
少し変わったホイル焼きを味わいたいという方は是非作ってみてください。
●鶏むね肉のホイル焼き
鶏むね肉をホイル焼きにすることで、普通に鉄板や網で焼く時とは違った味わいを楽しめます。
作り方は、まず鶏むね肉の皮を切り落とし、塩やこしょうで味を付けます。
その後、アルミホイルに包んで焼くだけです。
お肉のうまみが外へあふれ出ることなく、中に閉じ込められるため、お肉本来のおいしさをより楽しめます。
●アスパラのホイル焼き
魚介類のホイル焼きに入れてもおいしいアスパラは、アスパラだけでもホイル焼きにできます。
作り方はアスパラにバターを乗せ、塩コショウを軽く振り味を付けます。
味を付けた後アルミホイルに包んで焼くだけで完成です。
アスパラの下の部分は固めなので切り落としてから焼きましょう。
●玉ねぎのホイル焼き
玉ねぎを丸ごとホイル焼きにして豪快にいただきましょう。
玉ねぎの甘さが際立ち、おつまみにも最適なホイル焼きになります。
作り方は玉ねぎ1玉の皮をむき、へたと先端を切り落とします。
玉ねぎを4等分から8等分に切り、アルミホイルの中へ入れ、塩コショウ、おろしにんにく、オリーブオイルを上からかけます。
その後アルミホイルで包んで、遠火でじっくり焼き、玉ねぎが透明になってきたら完成です。
バーベキューでは魚介類のホイル焼きも作ろう
バーベキューで作れる簡単な魚介類のホイル焼きのメニューをご紹介いたしました。
バーベキューではお肉も大変おいしくいただけますが、ホイル焼きにした魚介類もお肉と同じくらいおいしくいただけます。
ホイル焼きにすることで、普通に焼くよりも旨味が閉じ込められ、より深い味わいを楽しめるはずです。
また、魚介類だけでなくお肉や野菜もホイル焼きにすることでおいしくいただくことができます。
バーベキューの際にはホイル焼きも作り、幅広い味わいを楽しみましょう。