アウトドアでなければなかなかできない調理法として、燻製があります。
燻製になじみが無い方は「燻製って自分でできるものなの?」と驚かれるかもしれませんが、ちょっとした道具を揃えるだけで、簡単に香しい燻製を作ることができますよ。
そこで燻製をしてみたいという方におすすめなのが、SOTOから販売されているスモークポットIHです。
この記事では、スモークポットIHと燻製の仕方について簡単にご紹介していきます。
SOTOの燻製器・スモークポットIH
燻製というと、大きな機材を使って長時間食べ物を煙で燻すというイメージがあるかもしれません。
確かに、市販されているような燻製食品は大掛かりな装置で燻されていますし、燻製を趣味で行っているような方は金属製の大きな燻製器を使っていらっしゃることが多いです。
しかし、意外にも燻製はそこまで大変なものではありません。
ちょっとした材料さえ揃えれば、ご家庭でも簡単にチャレンジできる調理方法なんですよ。
そう聞くと、燻製をしてみたい気持ちが湧いてきますよね。
そんな方におすすめしたいのが、SOTOから販売されているスモークポットIHという燻製器です。
これは陶器で出来ている燻製器で、一見するとただの土鍋にしか見えません。
しかし、スモークポットIHを使えば燻製が手軽に行えると評判ですし、IHにも対応しているので、アウトドアだけでなく自宅でも燻製が楽しめますよ。
次の項では、SOTOから販売されているスモークポットIHについて、詳細なご説明をしていきます。
SOTO製スモークポットIHのすごいところ
SOTOから販売されているスモークポットIHは、お手軽に燻製が行えるためおすすめの商品です。
燻製器にありがちな金属製ではなく、かわいらしい色合いの陶器製ですから、楽しい気分で使うことができそうですね。
寸法は以下の通りです。
・外径:約26cm
・内径:約24cm
・高さ:約14cm
・重量:約2.3kg
以上のことから、8号の土鍋と同じようなサイズ感だと思っていただければ間違いはないでしょう。
参考として、メーカー希望小売価格は¥6,500-(税別)です。
この製品の注意点として、陶器製であるため割れてしまうということが挙げられます。
うっかりして、強い衝撃を与えてしまわないように注意しなければいけません。
そこで、アウトドアなどで持ち運ぶ際にはクッション性のある別売りの収納ケースを使うことをおすすめします。
持ち運びやすい取っ手がついていますし、スモークポットの中に燻製に使う道具を入れておけば、燻製関係のものをセットで収納しておくこともできますよ。
家でも燻せる!SOTOのスモークポットはIH対応!
SOTOのスモークポットIHの特徴として、その名の通りIH機器に対応しているという点が挙げられます。
近頃はIH加熱調理機器が普及してきていますから、嬉しい特徴ですよね。
また、燻製は製法として長時間加熱し続けることが必要になりますが、ガス火ではなくIHならば、つけっぱなしにしていても安心感が高いですよね。
もちろん、アウトドア中にガス火や炭火によって燻製を行うこともできますよ。
ここまでIH対応のメリットをお伝えしましたが、「そもそも煙が出る燻製を室内ではしないよね」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、スモークポットIHは密閉性が高いため、あまり煙が出ないという特徴を持ち合わせています。
もちろん換気扇を回して換気することをおすすめしますが、室内が煙たくなってしまったり、臭いがついてしまう心配はほとんどいらないといえるでしょう。
安心してご自宅で燻製食品を作ってみてくださいね。
次の項からは、具体的に燻製の方法についてご紹介していきます。
燻製の手順は簡単!しっかり準備して手軽にスモークしよう!
SOTOのスモークポットIHを使って燻製する方法をご紹介していきます。
そこでまず、大まかな流れについて触れていきますね。
【燻製の手順】
①食材の下味付け
②食材の乾燥
③鍋のスモークチップの準備
④加熱
⑤燻す
⑥寝かせる
以上の手順を踏むことで、おいしい燻製食品を作ることができますよ。
次に、必要となるものをご紹介します。
【燻製に必要な道具や材料】
・スモークポット
・スモークチップ
・食材
・温度計(必要に応じて)
・アルミホイル
・砂糖(お好みによって)
上から3つが、燻製のために絶対に必要となる物です。
スモークチップには様々な木の種類がありますので、好みの種類を探してみてください。
初心者には、万能なナラやクルミのチップがおすすめです。
また、下の3つについては、燻製の方法や味の好みによってなくても問題ないものです。
それでは、次の項からは燻製の手順について詳しくご紹介していきます。
燻製は下準備が肝心
それでは、SOTOのスモークポットIHを使って燻製する方法について、詳細にご説明していきます。
①食材の下味付け
燻製をするときは、あらかじめ下味をつけておいたほうがいい食材の下準備をしておきましょう。
お肉や魚、煮卵などは、下味を付けておくと燻製後の味わいが深くなり、おいしくいただくことができます。
②食材の乾燥
食材を燻す前に、表面についた水分をしっかりと落として、乾燥させておきましょう。
水分が残っていると煙の臭いが余計に溶け込んでしまって、味にえぐみが出てしまう場合があります。
逆に、乾燥させすぎてしまうと燻製のいいにおいが移りにくくなってしまうので、試行錯誤して程よい乾燥加減を掴んでください。
③鍋のスモークチップの準備
鍋の中に煙のもとになるスモークチップを敷きます。
このとき、鍋にアルミホイルを敷いた上からチップを入れると、燻製後の掃除が簡単になります。
また、チップに大さじ1~2の砂糖を混ぜ込むと、においの乗りがよくなって味がまろやかに仕上がりますよ。
燻製には種類がある!美味しさもそれぞれ
引き続き、SOTOのスモークポットIHを使って燻製する方法についてご説明していきます。
④加熱
チップの上に金網をのせて、そこに食材を並べて、加熱を行います。
加熱する際には陶器の保護のため、強火は使わずに徐々に加熱するようにしてください。
また、このときの加熱の仕方で燻製の種類が変わります。
燻製の種類は大まかに分けて、冷燻、温燻、熱燻の3種類があります。
冷燻は、生ハムやスモークサーモンが代表的な燻製方法です。
25℃以下の冷たい煙を使って、数カ月単位の長期間で食材を燻す燻製方法です。
熱燻は、80℃以上の温度で短時間食材を燻す方法です。
主に、肉のような生では食べられない食材を、燻しながら加熱する際に行われます。
温度調整が簡単なので、キャンプなどで行われる燻製はだいたいが熱燻です。
温燻は、冷燻と熱燻の間くらいの温度や時間で燻す方法です。
チーズやナッツなどの、生で食べられるものに風味を付ける際に行われます。
煙の温度を確認するために、温度計を用意しておくと便利ですよ。
以上に挙げた方法のうち、スモークポットでは温燻か熱燻が行えますので、食材に合わせて加熱時間や温度を調整してください。
⑤燻す
十分な時間加熱したら火を消して、そのまま5分程度スモークポットを置いておきます。
この間に煙から食材に香りが移っていきますから、蓋は取らないでくださいね。
⑥熟成させる
燻製は、燻してから食材が冷める間に味が落ち着くので、冷まして熟成させればトゲのないまろやかな食味になります。
ただし、熱燻の場合はジューシーさも魅力なので、冷ましすぎないうちに食べたほうがおいしいものもありますよ。
燻製は意外とお手軽!ひと手間加えて素敵な食卓を!
以上、SOTOのスモークポットIHを使った燻製の方法についてご紹介してきました。
燻製はハードルが高いように思われがちですが、チャレンジしてみると簡単で拍子抜けするかもしれません。
そのうえ、自分で燻した食材は最高のおかずやおつまみになりますよ。
アウトドアでの食事をグレードアップさせるために、ぜひチャレンジしてみてください。