バーベキューで憂鬱なのは、食後の片付けですよね。
炭化した食材が付着して脂もギトギトな網を洗ったり、ベトベトの汚れがこびりついたバーベキューグリルの片付けをしなくちゃいけないと思うと、どうしても腰が重くなってしまいます。
しかし、アルミホイルを敷くなどの一工夫をすることで片付けが飛躍的に楽になりますよ。
ここでは、バーベキューの後片付けで役に立つワザをお伝えしていきます。
片付けが大変なバーベキュー!アルミホイルを上手に使って解決?
夏になると屋外で楽しむバーベキューが盛んになりますよね。
わいわいと談笑しながら食べるお肉や野菜は、いつもとは一味違うように感じます。
しかし、皆で寄り合って食事をするまではいいものの、その後の片付けに一苦労してしまうというのがバーベキューの唯一の欠点と言えるでしょう。
お肉から滴り落ちた脂は焼き網やグリルをべたべたに汚してしまいますし、網や鉄板の上で真っ黒に焦げついた食材はなかなかきれいに落とすことができません。
これらの片付けに手こずってしまって、バーベキューでお肉を食べた記憶よりも汚れに悪戦苦闘した記憶のほうが強烈に残ってしまう時もあるかもしれませんね。
以上のように辛いバーベキューの片付けですが、アルミホイルを使った一工夫をすることで、かなり楽なものにすることができます。
工夫自体も難しいものではなく、アルミホイルを敷くことや、包んだり丸めたりするだけなので、気軽に挑戦していただけますよ。
次の項からは、アルミホイルを活用したバーベキューの片付け短縮方法についてご紹介していきます。
焦げつき防止にアルミホイルを敷く
バーベキューを終えて、片付けをする時に最も手こずってしまうのは、やはり焼き網の汚れでしょう。
隙間が多いうえに鉄線と鉄線の交点に汚れを貯め込む焼き網は、鉄板や鍋とは違って、いくら洗ってもきちんと洗えているのかどうか不安になりますよね。
そんな焼き網を洗う手間を減らすためには、なるべく網を汚さないことが一番効果的です。
そこで、網を汚しやすい食べ物を焼く時には、アルミホイルを敷くことで網をコーティングして焼きましょう。
例えば、味噌ダレなどに漬け込まれたホルモン系は、網にこびりつくと非常に厄介な存在です。
しかし、網にアルミホイルを敷いてその上で焼けば焦げつきを軽減できますし、タレが煮詰まってよりおいしくいただくことができますよ。
焼き網を洗う手間を削減するために、まずは焼き網をなるべく汚さないように心がけましょう。
また、もし大量の焦げつきが発生してしまった場合には、網を加熱して汚れを炭化させると落としやすくなります。
方法は簡単で、バーベキューであらかた食事が終わったら、焼き網にアルミホイルを被せて残り火で蒸し焼きにするだけです。
汚れが炭化してからワイヤーブラシなどでこすれば、かなりきれいな網に戻すことができますよ。
鉄板不要!アルミホイルで締めの焼きそばが作れる!
先程は、網を汚さないように網の上にアルミホイルを敷くというワザをご紹介しました。
このワザは網を保護するだけでなく、網では焼けないものを焼くためにも使うことができます。
例えば焼きそばです。
細い麺は網で焼こうと思うとすり抜けてしまって、焼ける頃にはほとんどが焼き網から落ちてしまって燃料になってしまっていることでしょう。
そんな焼きそばも、網の上にアルミホイルを敷けば問題なく焼くことができます。
バーベキューの締めに食べたい焼きそばですが、そのためだけに鉄板を持っていくのは荷物の重みが増してしまうので避けたいですよね。
そこで鉄板をアルミホイルで代用すれば、荷物が減らせるうえに気軽に焼きそばができて、一石二鳥です。
焼きそばを作った後のアルミホイルは、もちろん洗わずに捨てられるので片付けもラクラクですね。
他にも、耐熱容器が必要なアヒージョもアルミホイルで作った鍋で調理することができます。
かさばりやすい耐熱容器が不要なので、こちらも嬉しいですね。
ただしこの時、アルミホイルを何重にも重ねて鍋を作ってから、グリルの隅の方で加熱するようにしてください。
もしアヒージョ用の油が漏れてしまうと、鍋から炎が上がってしまうリスクがあります。
バーベキューグリルにアルミホイルを敷くと片付けが楽!
バーベキューで一番汚れるのは焼き網ですが、実はバーベキューグリルも相当汚れてしまいます。
網で焼いたお肉から滲み出した油はバーベキューグリルに落ちますから、当然といえば当然ですよね。
そのうえ、処理に困ってしまう炭や灰もたくさん蓄積するので、ここも片付けが大変なポイントと言えるでしょう。
そんなバーベキューグリルも、アルミホイルで一工夫することで片付けが非常に楽になります。
どうするのかというと、バーベキューグリルの全面にアルミホイルを敷くことで、表面をコーティングしてください。
その際に、バーベキューグリルに空いている通気穴を塞がないことだけ注意してください。
そしてバーベキューを終えたら、アルミホイルごと炭や灰を密閉できる火消し壺のような容器に移せばOKです。
バーベキューグリルに付着する汚れは最低限に抑えられるので、油や灰を拭き取ればそのまま収納できてしまいます。
アルミホイルごと片付けた炭や灰は、完全に火が消えたのを確認して、帰宅後に燃えるゴミに捨てましょう。
炭の下に敷くのも想定済み!バーベキュー用の極厚アルミホイルを使おう!
ここまでバーベキューでアルミホイルを活用する方法をお伝えしてきました。
読んでいく中で、「アルミホイルが便利なのはわかったけど、本当にそんなふうに使えるの?」という疑問が浮かんだ方もいるかもしれません。
確かにアルミホイルはペラペラで、敷くとしてもちょっとした力ですぐに穴が空いてしまいそうな印象がありますよね。
ここまでにご紹介してきたアルミホイルの活用方法ですが、なるべくアウトドア用の極厚アルミホイルの使用をおすすめします。
アウトドア用のアルミホイルは一般的なものと厚みが違います。
一般的なアルミホイルの厚みが0.015mm程度であることに対して、アウトドア用のアルミホイルは0.035mmから0.06mm程度の厚みがあり、かなりしっかりと強度があるのです。
洗浄にもアルミホイル!金たわしとしてゴシゴシ洗える!
ここまで、アルミホイルを使った工夫でバーベキューの後片付けを楽にするワザをご紹介してきました。
しかし、アルミホイルの使い方は敷くことや包むことだけではありません。
バーベキューの片付けの際には、アルミホイルを丸めれば研磨力抜群な金たわしのように使用することができます。
こうして作った金たわしを使えば、しつこくこびりついた汚れもこそげ落とすことができますよ。
バーベキュー以外ではあまり使いみちのない金たわしをわざわざ購入しなくてもいいので経済的ですし、たわし不足で手が空いてしまう人も出ませんので、効率的に片付けを進められますね。
また、アルミホイルで作った金たわしは片付けだけでなく、準備の時にも使えます。
じゃがいもやにんじんのような野菜の皮にアルミホイルをこすりつければ、包丁無しで皮を剥くことができますよ。
まだ刃物を使わせることが心配なお子様と一緒のバーベキューでも、調理のお手伝いを任せられますね。
一緒に準備をすれば、きっとより楽しい思い出になることでしょう。
バーベキューで役立つアルミホイル活用!敷くだけの用途では終わらない!
片付けが大変なバーベキューを楽にするために、アルミホイルを活用するワザをお伝えしてきました。
汚れの付着を防ぐためにポイントを押さえてアルミホイルを敷くことや、アルミホイルで焼き網を蒸し焼きにしたり、金たわし代わりにこすり洗いの道具にしたりと、片付けの様々な場面でアルミホイルを活用できることが伝わったかと思います。
次のバーベキューには、ぜひバーベキュー用の極厚アルミホイルを持っていってくださいね。