アウトドアの楽しみと言えばバーベキューではないでしょうか。
屋外で食べる料理は、普段お家で食べているような料理でも、よりおいしく感じられます。
ただ、屋外での調理は、普段とは勝手が違い苦戦してしまいがちです。
しかし、バーベキュー初心者でも簡単に作ることができる料理もいくつかあります。
今回は初心者の方向けのレシピとバーベキューの方法についてご説明します。
始めが肝心!バーベキューのときの簡単な火起こしの方法
バーベキューでまず苦戦するのが火起こしです。
初心者がいきなり炭火にチャレンジすると、全く火が起きず1時間、2時間かかるという話はよくあります。
そのようなことになってしまっては、料理をする前にせっかくのバーベキューが台無しです。
そのため、しっかりと事前に火起こしの方法を確認して、準備をしたうえで炭火を起こしていきましょう。
それでは、火起こしの方法についてご説明します。
まず、細い木の板や枝を準備してください。
なるべく乾燥していて、燃えやすそうなものを選んでください。
枝の準備ができたら、それを格子状に組んでください。
隙間を開けすぎず、詰めすぎず、空気の通り道を意識して並べましょう。
並べ終わったら、今度はその上に炭を並べてください。
並べる炭も、あまり大きいものではなく、小さめの細長く燃えやすそうなものが良いでしょう。
そして、木と同じように、空気の通り道を意識するように炭も並べてください。
並べ終わったら下から着火します。
最初の方は、火の勢いが弱いので、うちわであおぐなどして、新鮮な空気を送り入れるようにしてください。
しばらくすると、炭に燃え移るので、炭に火が燃え移り火が落ちつたら、火起こしの完了です。
もしこの方法が難しかったら、着火剤などを使用すると良いでしょう。
より簡単に火起こしができますよ。
簡単!バーベキューの炭火の火力調整方法
「さぁバーベキューを始めよう!」と思ってスタートしたものの、火力が強すぎて料理が焦げてしまった経験はありませんか?
また、肉の油が炭火の上に落ちて、火傷をした経験はありませんか?
これは、炭火の火力の調整が適切できていないことが原因です。
火力の調整がうまくいっていないと、上手に起こせた炭火が有効活用できません。
それでは、火力の調整方法についてご説明します。
方法はいたって簡単で、着火した炭をコンロの片側に寄せるだけです。
そのときに意識して欲しいのが、火力のゾーン分けをするように炭を配置することです。
炭の固まっている方は強火ゾーン、反対に炭の少ない部分は弱火ゾーン、そしてその真ん中が中火ゾーンと分けましょう。
例えば、強火ゾーンでは、肉の表面に焦げ目をつけるために利用します。
長時間炙っていると、肉が焦げてしまうので注意してください。
中火ゾーンは、強火ゾーンで焦げ目をつけたお肉を中まで火を通すのに利用します。
また、焦げやすい食材はこちらで調理するのがおすすめです。
弱火ゾーンでは、食材の保温や避難ゾーンとして利用してください。
焼きあがった食材はとりあえずここに置いて、保温しておくと良いでしょう。
このように、炭の置き方を工夫すればうまく火加減を調節できます。
ぜひ実践してみてください。
初心者でも簡単なお肉を使ったバーベキュー料理
それでは、ここから初心者でも簡単なバーベキュー料理についてご説明します。
まずは、お肉を使った料理をご紹介します。
最初にご紹介する料理は、難しく思われるメニューのスペアリブですが、作り方は意外に簡単です。
まずは、ソース作りをしましょう。
用意する食材は、醤油・酒・みりん・ニンニク・ショウガ・ケチャップ・ソースです。
これらの食材を全て混ぜ合わせ、ジップロックに入れてください。
そして、そこにお肉をいれて、ソースがよくしみ込むように揉み込みます。
そののちそのまま一晩寝かしましょう。
バーベキュー当日はそれを焼くだけです。
ちなみに、ソースがついている分焦げやすいので、火加減には注意しましょう。
次にご紹介する料理は、ジャークチキンです。
こちらもまずは、ソース作りから始めます。
用意する食材は、すりおろし玉ねぎ・ニンニク・オールスパイス・チリペッパー・クミン・ライム・オリーブオイル・塩です。
これらの食材を混ぜ合わせ、ジップロックに入れてください。
そして、そこにお肉を入れて揉み込み一晩寝かせます。
後は当日焼くだけで完成です。
スペアリブと同じくソースがついていて焦げやすいので、焼き加減に注意しましょう。
お肉の次はお魚を使った簡単なバーベキュー料理をご紹介!
次はお魚を使った簡単なバーベキュー料理をご紹介します。
まずご紹介するレシピはシンプルなサンマの塩焼きです。
家庭でもよく調理されるサンマの塩焼きですが、炭火を使って焼くとまた一味も二味も違います。
作り方ですが、まずはサンマの水気をキッチンペーパーなどでとり、塩を振ってください。
そして、炭火の上に乗せて焼いていくのですが、焼く前に焼き網にお酢を塗っておくことをおすすめします。
なぜなら、お酢を塗ることによって、皮が焦げ付くのを防げる効果が期待できるからです。
炭火は遠火の強火に調整しましょう。
両面に焦げ目がついたら完成です。
遠赤外線の効果で、外はパリッと中はふっくらと仕上がっているでしょう。
次にご紹介するレシピは、アクアパッツァです。
用意する食材は、ミニトマト・オリーブオイル・レモン・塩コショウ・白ワイン・アンチョビペースト・ニンニクです。
アルミホイルを筒状にして、これらの食材とメインとなるお魚を入れてください。
そして、アルミホイルに蓋をし、中火ゾーンで15分ほど焼きます。
魚に中まで火が通れば完成です。
ヘルシーにお野菜を使った簡単バーベキュー料理
次はお野菜を使った簡単バーベキュー料理をご紹介します。
最初にご紹介するレシピは、焼きパプリカです。
色鮮やかなパプリカですが、焼くことによって甘みが増して美味しく食べられます。
作り方はいたって簡単で、パプリカをそのままバーベキューコンロの上に置いて焼くだけです。
全面が真っ黒こげになり、柔らかくなったら完成です。
ナイフなどを使って、真っ黒こげになった皮をはぎ、種を取り除いて食べましょう。
次に紹介する料理は、焼き玉ねぎです。
こちらもとても簡単です。
まず、玉ねぎを皮のまま新聞紙でくるみ水で濡らしてください。
そして、それをアルミホイルに包み焼いていきます。
たまにころころと転がしながら、まんべんなく火が通るようにしましょう。
竹串を刺し、すっと中まで刺して完成です。
こちらも火を通すことによって、自然の甘みが増して美味しく仕上がります。
バーベキューにあると重宝する便利グッズをご紹介!
最後にバーベキューをするうえで、とても便利なグッズをご紹介します。
まずおすすめしたいグッズは火起こし器です。
火起こし器は、煙突効果を利用することによって、簡単に炭に火をつけられるアイテムです。
火起こしにはどうしても時間と手間がかかってしまいます。
しかし、火起こし器を使えば、そのまま放置しておけば簡単に炭に火がつきます。
また、火起こし器と火消し壺がセットになっているものがありおすすめです。
次におすすめする便利グッズはキャリーです。
バーベキューをするためには様々な道具が必要です。
料理をするにしても、その道具や食材などかなりの量になります。
そのようにたくさんの荷物や食材を運ぶときに、キャリーがあれば楽に運べます。
キャリーのなかには折り畳み式のものも売られているので、場所も取らず重宝しますよ。
最後におすすめするのがウエットティッシュで、アルコールを含んだものを選ぶと良いでしょう。
屋外で調理する場合、衛生面に注意が必要です。
調理する前に、調理道具などをしっかりとウエットティッシュを使って除菌してから調理をしましょう。
また、汚れた手で調理すると食中毒の危険性もあるので、もったいぶらずにウエットティッシュで除菌してから、次の作業に移るように意識すると良いでしょう。
色々な食材を使って楽しいバーベキューにしよう!
バーベキューをする上で炭火はとても重要です。
正しい着火方法や火力調整方法を理解して、炭火を起こしましょう。
そして、バーベキュー料理は意外に簡単なレシピもたくさんあります。
変に凝ったのを作るよりも、まずはこちらでご紹介したような、シンプルな料理から楽しんでみてはいかがでしょうか。