釣りをする際のラインと仕掛けとの結び方をご紹介!

最終更新日:2019/10/21

釣りをする際、ラインとラインを結んだり、ラインに仕掛けを結んだりといった機会があります。

結び方には様々な種類があり、釣りをする状況や狙う魚によって適した結び方があります。

そんな結び方は、ベテランの方はすぐに適したノットを作り釣りを楽しむことができますが、初心者の方は難しいのではないでしょうか。

ここではラインと仕掛けとの結び方についてご紹介いたします。

釣り初心者の方は是非参考にしてください。

釣り初心者の方でも簡単に結べる仕掛けの結び方!外掛け結び

ハリスと釣り針を結ぶ外掛け結びをご紹介いたします。

外掛け結びは、仕掛けを結ぶ際に初心者の方からベテランの方まで、幅広く使用されている結び方です。

初心者の方でも簡単に結ぶことができるため、しっかりと覚えましょう。

1.針の軸にハリスを沿わせる

2.ハリスの先端で輪を作り釣り針の軸で押さえる

針とハリスの先端がクロスを描くようにして針の軸で重なっている状態になります。

3.ハリスの先端で針とハリスの本線を一緒に下から上へ巻いていく

輪の外側にハリスの先端を巻いていきます。

巻く回数は3回から4回ほどにしましょう。

4.ハリスの先端を輪の中へ通し引っ張る

ハリスの先端を引っ張ることで輪が締まっていき、結び目ができます。

この時、締めこまないことがポイントです。

5.結び目を針の根元まで移動させ締めこむ

結び目を作ったら、針の根元まで移動させましょう。

移動後は針とハリスの先端、ハリスの本線を持ってしっかりと締めこみます。

6.ハリスの先端をカットして完成

外掛け結びよりもほどけにくい仕掛けの結び方!内掛け結び

外掛け結びと比べると、強度が高くほどけにくい結び方です。

しかし、若干難易度が上がり結びにくくなっています。

結びにくいとはいえ、簡単な結び方のため、初心者の方でも比較的結びやすい結び方です。

釣りをする際に仕掛けとハリスの基本的な結び方の一つのため、しっかりと理解しましょう。

1.針の根元にハリスを当てて押さえる

沿わせるというわけではなく当てるだけで充分です。

2.ハリスの先端で輪を作り針の根元で押さえる

3.輪の中にハリスの先端を4回から5回通す

輪の中にハリスの先端を通すところが外掛け結びとの違いです。

4.ハリスの先端と針を一緒に持ちハリスの本線をゆっくり引っ張る

ハリスの本線を引っ張ると輪が縮んでハリの根元に結び目が移動します。

いきなり引っ張るとハリスが切れてしまうことがあるため、ゆっくりと引っ張りましょう。

5.ハリスの本線とハリスの先端を引っ張り締めこむ

6.ハリスの先をカットして完成

釣りで使用するノットの基礎となる結び方!ユニノット

ルアーのラインアイや金属環などを結ぶ基本的な結び方の一つであるユニノットをご紹介いたします。

ユニノットは簡単で覚えやすく、釣り初心者の方にでも使用できるため結び方を覚えておきましょう。

安定した強度で、簡単にはほどけないため、おすすめの結び方です。

また、ユニノットの結び方を応用することで内掛け結びや電車結びなども結べるため覚えておくと便利な結び方でもあります。

1.ラインをアイに通す

初心者の方はラインの先端を長めに通しておくことで、仕掛けを結びやすくなります。

2.ラインの先端で輪を作る

3.ラインの先端で輪と本線を巻く

輪とラインの本線を固定するように3回から4回ほど巻いていきましょう。

4.ラインの先端を軽くゆっくりと引っ張る

ラインの先端を持ちゆっくりと引っ張ります。

この時に軽く結び目を作るようにすることがポイントです。

きつく締めこんでしまうと、結び目を移動できなくなってしまいます。

5.ラインの本線をゆっくりと引っ張って結び目をアイまで移動させる

ラインの本線を引っ張ると結び目がアイのほうへ移動していきます。

摩擦を軽減するために引っ張る前に、結び目とアイの間のラインを濡らしておきましょう。

6.ラインの本線を引っ張り締めこむ

結び目をアイまで移動させたらラインの本線を引っ張り締めこみます。

この時、いきなり強く引っ張るとラインが切れてしまうことがあるため、ゆっくりと引っ張っていきましょう。

7.ラインの先端をカットして完成

釣りの仕掛けが自由にアクションできる結び方!ループノット

ループノットは主に仕掛けであるルアーとラインを結ぶ際の結び方です。

仕掛けを直接結ぶのではなく、ループに通してその先で結ぶため、仕掛けが固定されず自由なアクションを持たせることができます。

結び方も比較的簡単なため、初心者の方でも簡単に結ぶことができます。

ルアー釣りをするという方は是非参考にしてください。

1.ラインに片結びを作る

完全に結ぶのではなく、輪が残る程度に結ぶことがポイントです。

2.ラインの先端を仕掛けのアイに通し片結びの輪に通す

3.仕掛けのアイまで結び目を移動させ軽く締めこむ

ラインの本線とラインの先端を引っ張り、結び目をアイまで移動させます。

結び目がほどけない程度に軽く結ぶことがポイントです。

4.ラインの先端で輪を作り本線と輪を2回から3回巻き付ける

ラインの先端とラインの本線でユニノットを作りましょう。

5.ラインの本線と先端を持ち引っ張る

引っ張るとアイのところにあった結び目が移動しユニノットに近づいていきます。

6.結び目同士が重なったら締めこむ

締めこむ際にゆっくりと力を得れて締めこむことがポイントです。

7.ラインの先端をカットして完成

ルアー釣りの基本的な結び方!ダブルクリンチノット

ダブルクリンチノットはルアー釣りをする際に仕掛けを結ぶ基本的な結び方です。

クリンチノットと呼ばれるノットにひと手間加えるだけで強度が高まるため、ダブルクリンチノットのほうをご紹介いたします。

クリンチノットでも特に問題ありませんが、強度は格段にダブルクリンチノットのほうが高いためダブルクリンチノットを利用することをおすすめいたします。

1.エアにラインを通す

2.再度同じ方向へエアにラインを通す

2回エアにラインを通したことになり、輪が一つできます。

この輪がほどけないように指で押さえておきましょう。

3.ラインの先端を本線に巻き付ける

巻き付ける回数は3回から5回程度巻き付けます。

巻き付け過ぎると摩擦でラインの強度が弱くなるため、巻き付けすぎないようにしましょう。

4.輪にラインの先端を通す

この時、エア付近にはラインを2回通したことによりできた輪と、ラインの先端を本線に巻き付けた際にできた輪の2つの輪があります。

先端を輪の中に通す際にはこの2つの輪を通しましょう。

また、2つの輪にラインの先端を通したことにより、新たな輪が1つできます。

5.新たにできた輪にラインの先端を通す

6.ラインの先端と仕掛けを抑えて本線を引っ張る

ラインの本線を引っ張る際に結び目ができるあたりのラインを湿らしましょう。

また、摩擦をできるだけ弱くするため、ゆっくりと引っ張りましょう。

7.ラインの先端を引っ張り締めこむ

この時も同じように結び目を濡らしておきましょう。

8.ラインの先端をカットして完成

釣りのプロも利用する結び方!完全結び

完全結びは漁師結びとも呼ばれており、非常に強度が高く、釣りのプロの方もよく仕掛けを結ぶ際にこの結び方を利用しています。

「プロが利用する結び方はなんだか難しそう」と思われる方もいるかもしれませんが、それほど難易度が高いわけではありません。

初心者の方でも比較的簡単に仕掛けを結ぶことができる上、強度が高いため大物を狙う際にはおすすめの結び方です。

1.ラインをアイに通す

2.ラインを戻すようにして再び先端をアイに通す

ラインの先端をUターンするようにして再びアイに通すことで、アイの中に2本のラインが通り、アイの先にラインがループしている形になります。

3.アイの先端のループを折り返してラインのほうへ持ってくる

4.ラインの先端でラインの本線とループを巻いていく

ラインの先端でラインの本線とループになっているラインを3回ほど巻いていきます。

5.ラインの先端をループの中へ通して本線を引っ張る

巻き終えたら、ラインの先端をループの中へ通し、先端を押さえたまま本線を引っ張ります。

引っ張るとループが締まっていき結び目ができます。

6.結び目ができたらラインの先端を引っ張り締めこむ

7.ラインの先端をカットして完成

仕掛けの結び方を覚えると釣りの幅が広がる!

ハリスやルアーのアイなどへの結び方をご紹介いたしました。

仕掛けへの結び方や結びの特徴を理解すると、釣りをする状況や狙う魚の種類によって結び方を変えることができます。

結び方を変えることで、釣りの楽しみ方の幅がより広がります。

また、使用するハリスやルアーによって結び方を変えることも、釣りの楽しみ方の一つです。

釣り糸が切れた際でも結び方を知っていれば安心して釣りを楽しむことができます。

仕掛けの結び方を理解して、釣りの楽しみの幅を広げましょう。

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