釣りは趣味としてポピュラーなものですが、いざ自分が挑戦しようと思うとどんな道具を用意すればいいかわからなくて、チャレンジするまでのハードルが高く感じてしまいますよね。
そこで、この記事では海釣りにターゲットを絞って、釣りを始めるために必要な道具一式をご紹介していきます。
釣りといえば釣り竿は必須!海釣りに使うメインの道具一式!
釣りにはタックルが必要になります。
タックルとは、魚を釣り上げるための道具一式を指します。
具体的には、釣り竿(ロッド)、釣り糸(ライン)、リール、仕掛けをまとめてタックルと呼びます。
これらのうち、釣り竿や釣り糸は説明不要だと思いますので、リールと仕掛けについて詳しくお伝えします。
まずリールは、釣り糸を巻き取る装置のことです。
釣りをしている姿を想像すると、釣り竿の根本で何かを回しているイメージがある方も多いと思いますが、その装置がリールです。
次に、「仕掛け」は釣り糸に取り付けるもので、魚をとるための仕掛けそのもののことを指します。
仕掛けに含まれるものとしては、釣り針、釣り針を沈めるためのおもり、釣り針が沈みすぎないようにするための浮き、偽物の餌であるルアーなどがあります。
タックルは釣りを行う場所や狙う魚によって組み替える必要があります。
初心者のうちは一つの魚種に狙いを定めてタックルを用意しておいて、のちのち他の魚種やフィールドに対応できる道具を充実させていくといいでしょう。
タックルの他には?魚釣りに必要となる道具一式!
先程はタックルということで、釣り竿一式の紹介をしました。
続けて、魚釣りに欠かせない道具を列挙してご紹介していきます。
■仕掛け入れ(ケース類)
先程の項でお伝えしたように、釣り竿の糸には仕掛けを取り付けて魚釣りを行います。
仕掛けは狙う魚種によって違いますし、釣りの最中に糸が切れてしまって仕掛けをなくしてしまうこともあります。
そこで、釣りの最中に狙う魚を変える場合や、仕掛けを魚に取られてしまった場合を想定して、予備の仕掛けを持っていくことが定石です。
仕掛けは無造作に扱うとからまってしまって使えませんから、ケースに入れてしっかりと保管しておきましょう。
■餌箱
私達が新鮮な食べ物を好むように、魚も新鮮な餌を好みますから、餌の鮮度で食いつきが変わります。
そこで生き餌が弱らないように、餌箱を用意しておきましょう。
直射日光にさらされて弱ってしまうことを防ぐのが餌箱です。
保冷作用をもっていて、より餌を長持ちさせる餌箱も市販されています。
■玉網(たまあみ)
玉網はタモやランディングネットとも呼ばれる、魚をとるための大きな網です。
小さい魚であれば玉網は必要ありませんが、釣り竿にはどんな魚がかかるかわかりません。
大きい魚を無理に釣り上げようとすれば、釣り竿が折れてしまうことも考えられます。
そのため、玉網を用意しておくことをおすすめします。
近頃は折り畳めてコンパクトな玉網も市販されていますよ。
こんな道具も必要?海釣りで用意すべき道具一式!
釣りを始めようと思ったときに、誰もが必要な道具として釣り竿を挙げることができるでしょう。
しかし、その他に何が必要かと聞かれたら返答に困ってしまうかもしれませんね。
確かに、魚を釣る行為だけであれば釣り竿と餌さえあれば十分ですが、釣りに出かけて長時間楽しむことを考えると、他にも細々とした道具一式が必要になってきます。
そこで、ここではタックルの他に用意しておきたい道具についてご紹介していきます。
■ハサミ(ラインカッター)
釣り糸は、魚が暴れても切れにくいように非常に頑丈にできています。
ハサミやラインカッターなしで釣り糸を切ろうとすると、うまく切れなかったり思わぬ怪我をする恐れもあります。
地味ながら重要な道具ですから、忘れないで持っていくようにしましょう。
■バケツとロープ
釣った魚を入れておいたり、魚に触れてぬめりを帯びた手を洗ったりと、バケツは大活躍します。
また、海釣りのフィールドの中には、川とは違って水面に近づけないようなところもあります。
例えば、堤防では水を汲もうと思っても、水面は遥か下です。
そういったときにロープがあれば、簡単に水を汲み上げることができますよ。
釣れた魚の処理用に!針はずしやメゴチバサミも用意!
魚が釣れたあとに活躍する道具一式もありますので、ここでご紹介します。
■針はずし
魚が針を飲んでしまった場合には、針はずしを使って食い込んでいる針を外します。
使い方ですが、針外しの先端を釣り糸に沿わせて、そのまま魚の口の奥まで入れます。
針はずしが突き当たったら、そこに針が食い込んでいます。
針はずしを押し込むことで、食い込んだ針が外れます。
針が外れたら、再び刺さらないように慎重に針はずしごと取り出します。
■プライヤー(ペンチ)
釣り針は鋭いうえに、かえしがついているため一度刺されば抜けません。
それは、魚だけでなく人間でも同じです。
もし針が刺さってしまったら病院で摘出してもらうしか方法がなくなってしまうので、針を外す時には安全のためにもプライヤーで外してください。
■メゴチバサミ
メゴチバサミは、ギザギザした挟み面をもつトングのような道具です。
ぬるぬるするうえに暴れる魚を抑え込むのはなれるまでは大変ですが、メゴチバサミを使えば手も汚さずにしっかりと魚を捕まえることができます。
魚の扱いになれないうちは用意しておきたい道具です。
本格的に釣りを始めようと思ったら!揃えておきたい道具一式!
本格的に釣りを始めようと思ったら、更に道具は増えていきます。
ここでは、本気になったときに買うべきな道具をご紹介します。
■ロッドケース
釣り竿をいくつも持ち歩くようになれば、ロッドケースが絶対に必要になります。
釣り竿一式を運ぶときに便利なだけでなく、釣り竿の保護にも役立ちますので、本格的に釣りを始めようと思ったら購入して損はありませんよ。
ロッドケースにはリールを外して収納するものと、リールを付けたまま収納できるタイプがありますので、お好みで選んでください。
■竿掛け
「魚が釣り竿に入れ食い!」というように大漁の釣りができれば嬉しいものですが、現実には待ってる時間もかなり多いです。
そこで竿掛けを用意しておけば、釣り竿を立てかけておけるため両手が空くので、待っている間に他の仕掛けの用意をしていることもできますよ。
竿掛けは、なるべく安定したものを選ぶといいでしょう。
海水を入れたバケツをおもりにして安定させるという方法もあります。
忘れないで用意しよう!海釣りに行く服装!
釣りに使う道具は釣り竿だけではありません。
水辺には危険がありますから、きちんと釣りをする際に必要な服装一式も揃えておきましょう。
最後に、釣りに行くときに用意しておきたい服装をご紹介します。
■ライフジャケット
近年、水辺のアクティビティではライフジャケットを装着することが常識になってきています。
水中では人間は無力です。
命を守るためにも、ライフジャケットの装着をおすすめします。
■帽子
海沿いの強い日差しを浴び続けていると、熱中症になってしまう恐れがあります。
帽子をかぶるだけでも体感温度がかなり下がりますので、身につけることをおすすめします。
周囲の釣り人の釣り針で怪我をしないためという意味合いもあります。
■靴
水辺の足場は不安定ですし、海藻などで滑る恐れもあります。
堤防などでは運動靴で十分ですが、水をかぶるような足場ではフェルト底やスパイク底の靴を履いて滑らないように気をつけましょう。
■グローブ
釣りをしていると、何かと手に怪我をすることが多いです。
そういった怪我を防止するために、グローブの装備をおすすめします。
釣りに必要な道具はたくさん!一式揃えて釣りにチャレンジ!
釣りに挑戦してみたいけれど、どんな道具を替えばいいかわからない初心者に向けて、釣り用具一式のご紹介をしてきました。
これらのグッズを揃えておけば、さしあたって困ることはないと思います。
タックル以外に、忘れがちなのが服装です。
安全な服装をして、楽しい釣りに挑戦しましょう。