カヤックのパドルはどれが良い?最適な選び方をご紹介!

最終更新日:2019/01/15

雄大な自然の中で、水面に浮かびながらカヤックを漕いでいると、とても爽快な気分になりますね。

また、カヤックはオリンピックの種目でもあり、全国で競技大会も盛んに行われています。

そんなカヤックになくてはならないもの、それは『パドル』です。

パドルがなけれはカヤックを漕ぐことは出来ず、前に進むことすら出来ません。

そんな重要なパドルは、どんな種類があって、どうやって選べば良いのでしょうか?

ここでは、パドルの種類や選び方について、じっくりご紹介していきます。

カヤック用パドルの種類

まずは、カヤック用のパドルにはどのような種類のものがあるのでしょうか?

パドルは実際に水をかく先端部分の『ブレード』と、持ち手の部分『シャフト』によって出来ています。

そんなパドルは、ブレードの素材や形状、シャフトの形状などによって、様々な種類のものがあります。

また、パドルの長さも様々で、自分の身長などから自分に合ったものを探す必要があります。

もちろん価格も、比較的安価なものから高価なものまであるので、自分の予算なども十分に考慮してから購入することをオススメします。

では、そんなたくさんの種類があるパドルの中から、一体どのようにして自分に一番合ったものを探せば良いのでしょうか?

パドル選びを、とても難しく感じられる方もおられるかもしれませんが、安心して下さい。

ここからは、パドルの素材や形状、シャフトの形状、パドルの長さからどうやって自分に一番合ったものを探せば良いのか、その選び方をご紹介していきます。

カヤック用のパドルのブレードの材質による選び方

パドルは、ブレードの部分の軽さや強度がカヤックの操作性に大きく影響してきます。

なるべく軽く、しかも強い素材が理想で、各メーカーで販売されているものも、軽くて強い素材が使われることが多くなっています。

その素材の特徴によって、カヤックのパドル操作に大きな違いが出てくるので、素材によって、選び方も変わってきます。

では、パドルの素材別に、特徴を見ていきましょう。

『カーボン素材』

飛行機などの航空機や、釣りざおやゴルフクラブなどにも使用されている、とても軽量なのにも関わらず、高い強度があるのが特徴です。

その固さによって、カヤックを漕いでいる時もブレードがしなりにくいので、ブレードで捕らえた水を逃さないため、より推進力を得ることが出来ます。

ただし、漕ぐ時に力が必要になってくるので、上級者向けのパドルになります。

『ファイバーグラス素材』

細いガラス繊維を使用した素材で、とても軽く強度にも優れています。

カーボン素材と比べると少し柔らかみがあるので、ブレードにしなりがあり、捕らえた水を程良く逃がすことが出来ます。

漕ぐ力にあまり自身のない、初級者~中級者向けのパドルになります。

『グラス/ナイロン素材』

ナイロン樹脂にガラス繊維を練り込んだ素材で出来ています。

軽量かつ、岩などにぶつけても割れにくい強度を兼ね備えています。

他の素材のものに比べて、比較的安価なものが多いので、初心者の入門用にオススメのパドルです。

カヤック用パドルのブレードの形状による選び方

ブレードの形状によるパドルの選び方ですが、パドルのブレードの面積が、水を捕らえる量に大きく関わってきます。

ブレードの面積が大きければ大きいほど、より多くの水を捕らえることが出来るので、より推進力があります。

逆にブレードの面積が小さいと、水を捕らえる量が少なくなるので、楽に漕ぐことが出来るようになり、長時間カヤックを漕ぐ時などに向いています。

『ハイアングル モデル』

ブレード形状が四角に近い形をしています。

このハイアングルモデルは、パドルを水面に対し垂直に入れるので、とても大きな推進力を得ることが出来ます。

しかし、その分漕ぐ時の力が必要になります。

『フォームコア モデル』

フォームコアモデルはブレード内部に浮力体を搭載しているので、浮力体によって水中でのパドルの浮き上がりにより、スムーズに漕ぐことが出来ます。

通常のパドルよりも、肉厚のブレードになります。

カヤック用パドルのシャフトの形状による選び方

パドルのシャフトの形状によっても、カヤックを漕ぐ時の力のかけ方などに大きく影響が出てくるので、それによって選び方も変わります。

シャフトには、真っすぐな『ストレートシャフト』と、シャフトが曲がっている『ベントシャフト』があります。

●ストレートシャフト

一般的によく見られる、オーソドックスな形状の真っすぐなシャフトです。

『ベントシャフト』に抵抗がある方や、まだ慣れていない初心者の方などは特にオススメです。

また、『ベントシャフト』に比べると、比較的安価なものが多いのも特徴です。

●ベントシャフト

カヤックを漕いでいる時の手首とシャフトの角度を、より理想的な角度に保つことで、さらにカヤックのコントロール性が良くなります。

この理想的な角度を保てるように作られているのが、『ベントシャフト』です。

漕いでいる時の手首への負担を極力やわらげることが出来るので、カヤックを長時間の漕ぐ時や、カヤックのコントロールを多く必要とする時も、疲労が少なく、最大限のパフォーマンスをすることが出来ます。

身長とカヤック幅による選び方

カヤックで、ツーリングをする時や、レクリエーションでカヤックを漕ぐ時のパドルの選び方は、漕ぐ人の身長と、使用するカヤックの幅でパドルのサイズを決めます。

長いパドルは、遠くまで漕げるだけでなく、短いパドルに比べて漕ぐ回数が少なくて済むので、短いパドルより疲労が少なくなります。

逆に短いパドルは、長いパドルより手前で漕ぐので、少ない力で前に進むことが出来ます。

このような長さの違いを踏まえて、自分に合った長さを選択する必要があります。

女性の方や子供は、210㎝までの短めのパドルの方が扱いやすくなります。

男性の方の場合は、一般的に220㎝~230㎝くらいの長さがオススメになります。

ただし、身長によってカヤックに座った時の座高の高さや、腕の長さなどでも変わってくるので、身長が180㎝くらいある方は、240㎝~が目安になってきます。

さらに、カヤックの幅によってパドルの長さも調整する必要があります。

カヤックの幅が広いと、その分をパドルの長さにも考慮して選択します。

オススメのカヤック用パドル

ブレードの素材や形状、シャフトの形状、パドルの長さによる選び方を書いてきました。

ここでは、たくさん種類のあるカヤック用のパドルの中から、オススメのものをいつくかご紹介します。

◯シーパッセージアルミ テイクアパートパドル

グラス/ナイロン素材・ストレートシャフト

初心者でもとても扱いやすいツーリング用のパドルです。

◯パースート グラスベント

ファイバーグラス素材・ベントシャフト

少し柔らかめのシャフトでベントシャフトを採用しているので、長時間漕ぎ続けても、手首への負担が少なくて済みます。

◯ユーコンパドル カーボン

カーボン素材・ハイアングルモデル・ストレートシャフト

ツーリングに最適なパドルで、ブレード面積が大きく、川でも安心して使うことが出来ます。

◯アトラス カーボンベント

カーボン素材・ハイアングルモデル・ストレートシャフト

最もパワーのあるブレードを持つ、パドルです。

ハイアングルモデルなので、とてもパワフルに漕ぐことが出来ます。

厳しい状況でも大活躍してくれます。

自分に最適なカヤック用パドルで快適なカヤックライフを!

カヤック用パドルの選び方について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?

今まで、パドル選びに迷っていた方や、今使っているパドルに満足していない方、今よりさらに自分に最適なパドルと出会いたい方!

是非、今回ご紹介した選び方を参考にして、パドル選びをしてみてはいかがですか?

自分にぴったりなパドルと出会えれば、さらに快適なカヤックライフを楽しめること間違いなしです。

安全にはくれぐれも注意して、楽しいカヤックライフを送って下さい。