キャンプに慣れたらユニフレームの燻製器!使い方も簡単!

最終更新日:2019/01/15

火や煙が出る調理などが気兼ねなくできるのがキャンプの楽しみでもあります。

お酒が大好きな人は、おつまみ作りも楽しいですね。

おつまみといえば、燻製です。

ユニフレームなどのアウトドアブランドでも燻製器が販売されており、キャンプでの燻製作りが今定番となりつつあります。

今回の記事では、ユニフレームの燻製器の使い方や燻製の仕方などについてご紹介します。

燻製の作り方は3種類

キャンプ料理は、野外ならではの調理方法が楽しめるというのも面白い部分です。

焚き火や炭火は定番ですが、燻製もそのひとつです。

通常、お家の中では煙が上がってしまうので燻製料理をするのは難しいですよね。

また、住宅街ではお庭でも煙が出るものはNGという事情もあるでしょう。

燻製とは、木片を熱した煙によって食材を燻煙(くんえん)して保存性を高め、さらに食材に木片特有の風味を付けた保存食、調理法を指します。

「スモーク」とも呼ばれています。

そんな燻製には、大きく分けて3つの作り方があります。

▲熱燻

80℃から140℃の高温によって、短時間燻煙します。

短時間でできあがるので、キャンプなどのアウトドアでは熱燻がおすすめです。

温度管理も難しくないため、初心者でも簡単に作ることができます。

ただ、塩漬けや乾燥時間が短いため、保存には向きません。

▲温燻

30℃から80℃ほどの温度で、数時間から1日ほど燻煙します。

燻製というと温燻で作られたものを指すことが一般的です。

食材の水分量は50%程度になりますので、ほどよく柔らかく食材の風味が感じられます。

温燻できる食材も幅広く、さまざまな食材を楽しむことができます。

▲冷燻

15℃から30℃ほどの低温で長時間燻煙します。

食材の水分量は40%ほどになり、長期間の保存が可能です。

食材自体は噛み応えがあり、噛めば噛むほど旨味が出てくる燻製です。

スモークサーモンが代表的な冷燻の燻製です。

燻製の作り方はいろいろありますが、初心者でも失敗しにくいのは、ユニフレームなどのアウトドアブランドが出している燻製器を使う方法です。

燻製器の使い方や作り方などを見てみましょう。

ユニフレームの燻製器は使い方簡単で携行可!

メイドインジャパンのアウトドアブランドとして、キャンパーに絶大な支持を得ているユニフレームでは、3種類の燻製器を出しています。

▲インスタントスモーカー

3種類の中でいちばんコンパクトな簡易燻製器です。

燻製入門として、まずは持っておきたいひとつです。

短時間で燻製を作ることができるため、日帰りキャンプやバーベキューでもOKです。

コンパクトに収納できますので、持ち運びもラクラクです。

使い方は、スモークチップとバーナーを併用します。

熱燻になりますので、あぶって焼いたような風味に仕上がります。

▲インスタントスモーカー ロング

インスタントスモーカーのロングサイズです。

スモークチップとバーナーを併用する使い方は同じで、一度にたくさんの食材を熱燻できるようになりました。

また、スモークウッドに直接点火する使い方をすると、温燻もできます。

温燻は、火を通さなくても食べられるチーズやちくわなどが向いています。

▲フォールディングスモーカー FS‐600

本格的な燻製器です。

下部のスタンドが取り外せるため、さまざまな熱源に対応しており、熱燻、温燻どちらでもできます。

ツインバーナー、シングルバーナーなど、お持ちの熱源でOKです。

大型の燻製器にも関わらず、折りたためて収納性も高いです。

日本製ならではの高品質で、がたつきが少なく水洗いできるのもポイントが高いですね。

スモークチップはあぶって発煙させる使い方

燻製には、燻煙材が必要になります。

この燻煙材は2種類あります。

種類によって使い方に違いがありますのでご説明します。

▲スモークチップ

木を細かいチップ状にしたものです。

スモークチップは、あぶって発煙させるという使い方をします。

スモークチップに直接火をつけるわけではないため、別の熱源が必要です。

金属製の皿などに置いて、下から火であぶるということになります。

燻製している間は、ずっと火を使い続けなければなりません。

そのため、短時間で完成する熱燻に向いています。

ユニフレームの「インスタントスモーカー」は、このスモークチップを使うことを前提にしています。

量が調整しやすいので、少量の材料や小さな燻製器では活躍してくれます。

そして、チップをブレンドして自分好みの煙を作り出すことができるという点も利点のひとつです。

樹種のブレンドによって燻製の風味が大きく変わりますし、上級者になると茶葉やハーブなどをブレンドする人もいるようです。

スモークウッドは火を付けて自身が発煙する使い方

もうひとつの燻煙材についてもご説明します。

▲スモークウッド

スモークウッドは、木を粉状にしてから棒状に形成したものです。

使い方は、直接火を付けて使います。

スモークウッドに火が付けば、熱源がなくても一定の煙が出続けます。

線香と同じような仕組みです。

1本の発煙時間が決まっているため、時間の管理や燻製の管理がしやすいのがメリットです。

スモークウッドのメーカーによって、発煙時間が異なりますので、火をつける前に確認しましょう。

例えば、4時間発煙するスモークウッドを使って2時間燻煙したいのであれば半分に折って使います。

長時間燻煙したい場合は、スモークウッドをつなげて置けば燻煙し続けてくれます。

ユニフレームの「インスタントスモーカー ロング」「フォールディングスモーカー FS‐600」は、スモークウッドを使うと温燻が可能になります。

スモークウッドは、高温にならずに長時間の燻煙ができますので、温燻が最も得意です。

燻製を作るのには、ユニフレームなどのしっかりした燻製器を使うのがおすすめですが、スモークウッドを使えば段ボールなどの簡易的な燻製器でも燻製が楽しめます。

熱源を使わないスモークウッドならではの使い方です。

ユニフレーム燻製器の使い方で気を付けること

キャンプ初心者の頃は、テントやタープを張るだけでも精いっぱいで、キャンプ料理を楽しむ余裕なんてなかったかもしれません。

しかし、慣れてくれば徐々にキャンプ料理にこだわりたくなり、お隣のキャンプの燻製が気になるようになってくるでしょう。

そうなったら、ユニフレームのインスタントスモーカーです。

燻製の美味しさに目覚めてしまったら、キャンプ料理だけで飽き足らず自宅の庭でも燻製を始めてしまうかもしれません。

ユニフレームの「インスタントスモーカー」の使い方で気を付けるポイントは、ちょっと小さいという点です。

コンパクトなのが売りのインスタントスモーカーですので、軽くて持ち運びも簡単なのはメリットなのですが、大人数でのキャンプでは物足りないかもしれません。

インスタントスモーカーの内部は3段になっていますが、1番下の段はスモークチップを置く段になりますので実際に食材が置けるのは2段のみです。

1段に付き、6Pチーズが6個程度しか置けません。

メイン料理になるものを作るというより、おつまみを作ると考えておいた方が良いでしょう。

もうひとつ、スモークウッドの注意点もお伝えしておきます。

ユニフレームの「インスタントスモーカー ロング」「フォールディングスモーカー FS‐600」で温燻するときにはスモークウッドを使います。

スモークウッドの使い方で気を付けるポイントは、「しっかり火を付ける」という点です。

スモークウッドでありがちな失敗は、火が途中で消えてしまうことです。

せっかく2時間待ったのに、火が消えていて全く燻煙できていなかったら残念ですよね。

スモークウッドに火を付けるときは、1か所に火を付けるのではなく、1面に火を付けるようにしましょう。

ライターではなかなか火が付きませんので、バーナーなどでしっかりと火を付けます。

このとき、燃やしすぎと思うくらいしっかり火をつけてください。

これであとはお好みの燻製になるまで待つだけなので、簡単な使い方ですね。

ユニフレームの燻製器を買ったらこれを作ってみて!

ユニフレームの燻製器で燻製を作るなら、おつまみやおやつに食べられる食材がおすすめです。

初心者でも失敗しにくい食材をいくつかご紹介します。

▲チーズ

6Pチーズやベビーチーズ、カマンベールチーズなど、加熱しなくても食べられるチーズは燻製初心者に向いています。

燻製されたチーズはそのまま食べるのと違った風味になり、安いチーズも極上の美味しさに仕上がります。

▲ナッツ類

燻製にすると、ナッツの脂が落ちてさっぱり食べやすくなります。

香りと食感もアップしますので、おやつに手が止まらなくなります。

▲ゆで卵

ゆで卵を家で作って下味をつけておき、キャンプで燻製にします。

燻製にする前に、ゆで卵の表面を乾燥させておくと崩れにくく、スモークの香りが付きやすくなります。

ぜひキャンプで食べてほしい燻製卵です。

▲トマト

野菜のスモークは意外かもしれませんが、トマトは燻製にして水分を抜くことによって、酸味が旨味に変化し、生のトマトとは違った味わいを楽しめます。

サラダやパスタのトッピングにしたり、さまざまな使い方が楽しめます。

自分だけの燻製方法を探し出そう

燻製に慣れてきたら、さまざまな食材を燻製にしてみると良いですよ。

海鮮なども燻製にすると旨味が増しておすすめです。

ユニフレームの燻製器はそこまで高価ではありませんし、頑丈ですので初心者が燻製を作る際にはぜひ使ってみてください。

今回は燻製器のご紹介でしたが、段ボールを使って、鍋を使って、など工夫をして燻製をしている人も多いようです。

自分の燻製方法を見つけてみてください。

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