飯盒炊爨?飯盒炊飯?その違いを徹底解説!

みんなでキャンプを楽む時は、野菜切り係や火の準備の係やテントを張る係などそれぞれ分担しますね。

そして、誰かが「飯盒炊爨やるよ」となった時、「飯盒炊爨じゃなくて飯盒炊飯じゃないの?」という感じの話になったことのある方も、いるのではないでしょうか。

言われてみれば、意外と知らないその違いについてお話ししていきます。

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飯盒炊飯と飯盒炊爨の違いって?①

まずは、飯盒炊飯の方です。

こちらの飯盒炊飯の方が、飯盒炊爨よりもよく耳にするのではないでしょうか。

飯盒炊飯は読んで字のごとく、飯盒で炊飯することです。

飯盒は携帯用の煮炊きをする、アウトドアでお馴染みの道具です。

では、大きな違いの炊飯の意味とは何でしょう。

炊飯とは「米を食用にするために水と加熱して飯にする操作」です。

つまり、飯盒炊飯とは飯盒を使用してご飯を炊くことを言います。

ちなみに、飯盒炊飯に使用する飯盒ですが、あの独特なそら豆型の形をしている理由はご存知ですか?

「変な形だな」、と思っている方も多いかもしれませんが、非常に理にかなった形なのです。

あの独特な形のおかげで、火をかけた時に飯盒の内で、水の対流が起こり均等に熱が加わるのです。

今でこそ丸形のクッカーという万能ツールが販売されていますが、飯盒の開発された20世紀初頭では、非常に画期的なシステムでした。

飯盒炊飯と飯盒炊爨の違いって?②

次に、飯盒炊爨についてです。

飯盒炊飯は飯盒でご飯を炊くことでしたよね。

それでは、この飯盒炊爨との違いは、どのようなものがあるのしょうか。

飯盒は同じで、炊爨の部分だけが違います。

炊爨の「爨」って字なのですが、あまり一般的な漢字ではありませんし、非常に難しい漢字ですね。

調べたところ、「爨」の一文字で「かしぎ」と読むそうです。

その意味は、かまどや炊くという意味で、「炊」という漢字とほぼ同じ意味です。

炊爨とは同じ「炊く」という意味の漢字を並べた同義語ということがわかります。

では、「炊く」とはどのような意味なのでしょうか。

「炊く」とは、米などの穀物を煮て食べられるようにするという意味と、西日本では煮るという意味で「炊く」を使うそうです。

「炊く」というだけで、その中にはご飯を炊くという意味も含まれているようです。

つまり、飯盒炊爨も飯盒を使って米を炊くという意味では、ほとんど同じことなのですね。

飯盒炊飯と飯盒炊爨の違いはない!?

飯盒炊飯と飯盒炊爨の違いですが、結局のところ両方とも同じ飯盒を使って、お米を炊くという意味では間違いないようです。

では、なぜ飯盒炊飯と飯盒炊爨、同じ意味で2種類の言葉が存在するのでしょうか。

もう少し掘り下げてみましょう。

私が調べたところ、比較的年配の方が飯盒炊爨の方をよく使うようです。

かつては、炊飯という言葉がなく炊爨という言葉を使っていました。

しかし、高度成長期を迎え、炊飯器という家電が広く普及しだしてから、炊爨から炊飯という言葉が一般的になったのではないかと推測されます。

そこから、炊爨と炊飯、同じ意味で混同して使われていったのではないでしょうか。

ちなみに、飯盒の歴史はとても古いです。

先にも述べたように、20世紀初頭に開発されました。

当時の飯盒は兵式飯盒と言われており、皆さんお馴染みのそら豆型の飯盒のことを言います。

兵式飯盒という名前の通り、旧日本軍内において使用する携帯調理器具として、兵隊一人一人に配給されていました。

屋外を使用することを前提にしており、非常に軽量かつ頑丈で携帯性に優れたものとなっています。

そら豆型にも意味があり、対流が起こるだけでなく、あの形が体に丸くフィットして携帯しやすく、飯盒を複数並べて炊く際に適度な隙間が空き、火が均等に伝わりやすくなるよう設計されているのです。

アウトドアで飯盒を使用する際に、そんなウンチクを披露するのもいいのではないでしょうか。

飯盒炊飯・飯盒炊爨の炊き方

ここまで、飯盒炊飯と飯盒炊爨について解説してきましたが、どちらも、「米を炊く」という意味では同じようです。

それでは、ここからは、飯盒を使ったお米の炊き方についてご紹介しましょう。

まずは、米と水の計量をしましょう。

分量はきっちり量りましょう。

大体これくらいかなと、目分量で測ってしまうと、べちゃべちゃの炊きあがりになったり、水分が少ないと焦げてしまうかもしれません。

しっかりとお米はすり切りいっぱい、水は水平な場所において計量しましょう。

お米と水の割合は1対1.2を目安に量ります。

新米の場合は水分量が多いので1対1.1くらいで、古米の場合は1対1.3で調整してください。

飯盒の準備ができたら火にかけます。

まずは、強火です。

中のお水を沸騰させましょう。

ぐつぐつと沸騰する音が聞こえたら、中火に調整して引き続き火にかけましょう。

吹きこぼれが見えてきたら、次は弱火に移して、さらに火にかけ続けます。

吹きこぼれが収まったら、火から離して、10分くらい蒸らします。

この際、ひっくり返すと全体的に炊きムラがなく仕上がると言われていますが、どちらでもいいそうです。

複数の飯盒を使用している場合は、ひっくり返す場合とひっくり返さない場合、2パターン試してみて、味の違いを比べてみるのもいいかもしれません。

炊きあがった際に、芯が残っていたり、まだ水分が残っていてびちゃびちゃした仕上がりになっていたら、極弱火でもう少し火にかけて調整しましょう。

この時火加減が強いと、すぐ焦げてしまうので注意してください。

そして、焦がしてしまった場合は修正するのが難しいので、焼きおにぎりやチャーハンなどにして、レシピを変更して臨機応変に対応しましょう。

どうしても、修正不能なくらい焦げてしまったら、食べるのを諦めましょう。

もったいないからと言って、無理に食べてしまうとお腹を壊してしまうかもしれないので、決して食べてはいけません。

飯盒炊飯・飯盒炊爨で!いつもと違った一工夫レシピ

飯盒炊飯・飯盒炊爨では、白米を炊くのが一般的ですが、ここからはいつもと違い、一工夫した美味しいレシピをご紹介します。

まずは、飯盒で作る炊き込みご飯の作り方です。

先にご説明したお米と水の分量を量る必要があります。

そして、ここでご紹介するのは、炊き込みご飯なので水ではなく、だし汁を準備します。

だし汁を作るのですが、本格的にカツオと昆布の合わせだしをとってもいいですし、便利なだしパックを使用しても構いません。

さらに、面倒な場合は顆粒だしを使用してもいいと思います。

だし汁を準備したら、だし汁200㏄に対して、醤油を大さじ1杯、酒を大さじ1杯を入れて、炊き込みご飯用のだし汁の完成です。

お好みで、みりんを加えたり、ごま油を加えたりすると、味や風味が変わって美味しいと思います。

次に具材を準備しましょう。

これも、お好みで好きな具材を入れればいいと思うのですが、定番は鶏肉・人参・ごぼう・こんにゃく・油揚げなどでしょうか。

本当にお好みなので、アサリなどの海産系を入れても美味しいです。

具材・だし汁が準備できたら、あとは普通の飯盒と同じように作ってください。

だし汁の分量は、具材からの水分が出るので気持ち少な目がいいでしょう。

お米1に対して、だし汁が1.1くらいですね。

また、炊く時もだし汁や醤油などが入っている分、若干焦げやすくなっています。

いつものお米と同じように炊くと少し焦げるかもしれないので、これも気持ち火を抑えめで炊くと丁度いい具合に仕上がります。

吹きこぼれが収まるところで、火からは外すように言いましたが、この時も少し早めに引き上げるといいでしょう。

一工夫した炊き込みご飯は、いつもと違う格別の味になります。

普通の飯盒炊飯ができるようになったら、ステップアップして炊き込みご飯を作ってみましょう。

飯盒炊飯・飯盒炊爨以外にも!?汁物レシピ

飯盒炊飯・飯盒炊爨は、お米を炊くことを意味しますが、ここではお米以外の調理方法もご紹介します。

飯盒というのは意外と優れもので、煮物・汁物・炒め物なんでも可能です。

その中で、比較的簡単なのが汁物です。

煮物・炒め物は少し上級者の料理で、屋外では火の加減の調整をするのは難しく、初心者は悪戦苦闘する可能性があります。

ここでは、簡単で、アウトドアで大人気の豚汁の作り方を紹介します。

アウトドアの季節は暑い夏が定番でわざわざ熱いものを作るのもどうかと思いますが、火が沈み少し肌寒くなってきたころに、温かい汁物はじんわりと胃にしみて、非常に美味しいものです。

それでは、まずは具材を準備しましょう。

豚バラ肉・大根・人参・こんにゃく・里芋・長ネギなどが定番でしょうか。

お好みで、白菜やシイタケなどをいれても、味に深みが出てとても美味しいです。

料理はどの食材を使っても間違いというわけではありませんので、キャンプで余ってしまった野菜を一掃してもいいかもしれませんね。

作り方としてはまず、だしをとりましょう。

だしは炊き込みご飯の時と同じで、こだわってとってもいいですし、面倒なら顆粒だしを使用しても構いません。

あとは、火の通りにくい順から、飯盒に入れて煮たら完成です。

豚肉を先に炒めてから、汁の中に入れると香ばしくて美味しくなります。

あく取りはしっかりしましょう。

火加減が強すぎると、具材に火が通る前に水分が飛びすぎて、濃い味付けになってしまうので、注意が必要です。

非常に簡単で、体がほっこり温まる豚汁をぜひ試してみてください。

飯盒炊飯でも炊爨でもどちらでもいい

飯盒炊飯と飯盒炊爨の違いについて、ご説明しました。

両方とも同じ意味で、飯盒を使ってご飯を炊くという意味です。

飯盒炊飯という方が、今では一般的のようですが、飯盒炊爨と言っても間違いではありません。

友人から間違いを指摘されたら、自信をもって間違っていないことを主張しましょう。

古くから使われているのは飯盒炊爨の方のようなので、そういった微妙な違いを知っておくのもいいかもしれません。

アウトドアの時に、ちょっとしたウンチクとして話をするのもいいかもしれません。

アウトドアをみんなで楽しめる豆知識になるでしょう。