スノーピークはキャンパーなら誰もが知る、憧れのアウトドアブランドです。
高品質なユーザー目線の製品を開発し、その自社の製品に対するこだわりの姿勢からは、自社製品への自信と誇りがうかがえます。
そんな世界から注目される日本のブランド、スノーピークのおすすめの製品は多数あります。
今回はその中でも、キャンプの闇夜を明るく優しく照らすランタン・天のその魅力、メンテナンスについてお伝えしていきます。
スノーピークのランタン、どんな製品がある?
スノーピークのランタンの特徴は何といっても扱いやすさと機能性にあるでしょう。
LEDとガスの2種類しかないので、選びやすく扱いやすいです。
また他のメーカーにはない、スノーピークならではの工夫を凝らしたランタンを出しています。
LEDタイプには「ほおづき」と「たねほおづき」があります。
ほおづきの最大の魅力はゆらぎモードで、風の強さに合わせて明かりが揺らぎ、ろうそくのような暖かいムードを演出してくれることです。
機能の1つにおやすみモードがあり、音に反応して明るくなったり暗くなったりします。
たねほおづきは、ほおづきを小さくしたランタンで、価格も半額以下なので手軽に購入できます。
そのフックには、他のLEDランタンにはない強力なマグネットが使われているので簡単に設置可能で、テントでの使用は勿論のこと、車中泊でも活躍するでしょう。
ガスタイプには「ギガパワーBFランタン」「ノクターン」「ギガパワーランタン天オート」があります。
ギガパワーBFランタンの魅力は、何といっても170W相当の明るさにあり、スノーピークのランタンの中で一番明るいタイプのランタンであることです。
自動点火装置付きで簡単に点灯が可能で、使用後のお手入れも簡単で楽な構造です。
次に、ノクターンは明るさがあまりなく、メインランタンというよりはテーブル用のリトルランプです。
マントルを使用していないのでメンテナンスがしやすく、ビギナーでも扱いやすい製品です。
デザインが直線的でおしゃれで、購買意欲をそそる限定デザインのものもあるのも魅力ですね。
では、3つ目のギガパワーランタン天オート、とはどんなランタンなのでしょう。
スノーピーク・天ってどんなランタン?スペックは
スノーピークのランタン、ギガパワーランタン天オートのスペックや詳細について更にお伝えしていきます。
現在販売されている天は、1998年にリリースされたスノーピーク初のガスランタンのリニューアル版です。
スペック
サイズ:φ59×95m
重量:125g
収納サイズ:62×65×103(h)mm
材質:ステンレス、アルミニウム合金、ブラス、耐熱ガラス
最大光量:80W
上記のように、軽量かつ小型でありながら、マントルを使用する本格的なランタンで80Wの明るさがあります。
更に細かい火力コントロールが可能となっており、グローブ装着時でも扱いやすくなっています。
点火の手順も簡単で、専用のガス缶を回して固定し、レバーをゆっくり反時計回りに回しながら、黒いボタンを押すだけで点火できてしまいます。
明るさ、携帯性、デザイン性を総合的に考えてみると、使い勝手の良いランタンということがお分かりいただけるでしょう。
では、そのメンテナンス方法はどのようになっているのでしょうか。
スノーピーク・天の日頃行っておきたいメンテナンス方法
前項ではスノーピーク・天の詳細をお伝えしましたが、ここでは簡単にメンテナンス方法を紹介していきます。
天には購入時に、付属の白いプラスチック製の収納ケースがついています。
普段は、使用後はそのケースに入れて縦に収納しておくと良いでしょう。
使用後は軽いお掃除程度でもメンテナンスは必要です。
キャンプで使ったランタンには虫や空気中の浮遊物、油などがついて汚れているので、アルコールを含んだウェットティッシュや布で優しくふき取りましょう。
グローブの内側もすすが付着していることもあるので、これもこまめにふき取っておきましょう。
バーナーヘッドも汚れが目立ったら汚れを落としましょう。
表面をブラシを使って磨いたら、軽く表面に付着したすすを払い落してエアーダスターなどで汚れを飛ばすと良いです。
ノズル部分も、ガスの通り道である中央部分の穴にゴミやすすがたまりやすく、トラブルの原因になりやすいです。
ノズルはレンチなどを使って外し、ここでもエアダスターで汚れを飛ばすか、湯煎でしっかり洗えばすすも取れるはずなので綺麗にしてしまいましょう。
天のマントルが破れた!マントルのメンテナンスの詳細
ランタンの要ともいえるマントルですが、意外とデリケートなので運搬時や保管の取り扱いには注意が必要です。
スノーピーク・天のマントルのメンテナンスはコツさえわかれば誰にでもできるので、小さな穴や破れがあることに気づいたらすぐに新しいものに交換した方が良いです。
できれば天専用のマントルがあるので、そちらの純正のものを使用しましょう。
破損した状態で継続使用してしまうと、ランタンのガラスが割れたり内部故障の原因となりますので注意しておきたいですね。
まず、最初にグローブを抑えてある金具を外してグローブを外します。
次に、破損したマントルを取り外して新しいものに交換するわけですが、スノーピークの純正のマントルには色がついています。
緑色の方が上でピンク色の方を下にし、向きに注意してて取り付けましょう。
ここである程度形を整えてしわを伸ばして取り付けると、からやきした後に綺麗な球状になり光量が安定します。
またバーナーヘッドに被せる時には、スパーク部分(オートイグナイタ)を巻き込まないようにしましょう。
ここを巻き込んだままだとからやきの時に穴があき、折角新しいものに交換しても無駄になってしまいます。
からやきをするときは、屋内やテント内で行うと煙とにおいが出るので、屋外で作業するようにしましょう。
あとは天を組み立てて元通りにし、点火してマントルを膨らませ点灯確認したら交換完了となります。
天が壊れた?そんな時はスノーピークへ修理に出してみよう
ガスがうまく出ない、明るさが新品時より暗い気がする、とセルフメンテナンスではどうしても原因不明で天がうまく機能しないこともあるかもしれません。
そんな時はスノーピークの直営店へ行くか、オンラインで修理受付をしているのでぜひ利用してみましょう。
スノーピークでは修理の見積もりや配送手続きをオンラインで手軽に便利に行うことができるのです。
始めに、携帯やパソコンから修理エントリーをします。
修理に出すにあたってスノーピークポイント会員になっておく必要があるので、未登録の場合はしておきます。
送付方法が3つあるので、自分でスノーピークに直接着払いで発送するか、持ち込み可能店舗に持ち込むか、集荷引き取り手配を依頼し発送するかを選びます。
次に、修理品の故障状態や不具合、購入時期などを選択し記入していきます。
その後、返送先などの情報を記入して、修理エントリー終了となります。
修理品発送後も、修理の進捗状況を逐一報告してもらえるので安心感があります。
スノーピークのアフターサービスには保証期間がなく、責任をもって修理してくれるので、その手厚い保証は高い評価を受けています。
無料で修理できてしまうこともありますし、仮に有料修理でも発送も着払いでできる上に、返送も修理代に含まれ良心的な価格で修理してくれます。
もし天に限らず、手持ちのスノーピークの製品に不具合が出たら、ぜひアフターサービスを利用してメンテナンスしてみてください。
天のメンテナンス以外で注意しておきたいことは
ここまでメンテナンスについてお伝えしてきましたが、その他にも参考にしてもらいたい点がいくつかありますのであげておきます。
ランタンはスノーピーク・天に限らず、グローブ部分がガラス製のものが数多くあります。
天は購入時はガラス製のものなので、当然ですが扱いを雑にしてしまうと破損する可能性があります。
グローブのスペアを用意しておくか扱いに自信がなければ、別売りでメッシュグローブが販売されているので、そちらに変更してしまうか併用するのも良いかもしれません。
また、マントルは破損しない限りは継続使用可能ですが、消耗品と考えて常に予備を用意しておくと安心ですね。
使用後にはマントルやグローブに破損がないか、チェックをしてからしまっておけば、使う時になって慌てることがなくなります。
また、天で使うガス缶には銀缶と金缶があり、低温でなければ基本的に銀缶で大丈夫なのですが、気温が低くなる冬には火力のある金缶での使用をおすすめします。
こちらのガス缶も予備を常備しておくとよいでしょう。
更に車で運ぶときは、デリケートなランタンは縦置きに収納が鉄則です。
横置きで収納して運んでしまうと、車の振動でマントルやグローブが破損する原因となるので気を付けましょう。
最後に、天は吊り下げる金具がついていないので、基本的にテーブルに置いて使うのがメインになります。
吊り下げたい場合は他のタイプを探すか、どうしても天を吊り下げたい場合は、自己責任になりますが専用の吊り下げアイテムを自作してみるしかなさそうです。
お気に入りのランタンで快適なキャンプを楽しもう
快適にキャンプをするにはアイテムのメンテナンスは重要です。
小さく軽量の天のようなランタンもあれば、遠くからでも眩しいくらいの明るいランタン、メンテナンスのいらないほおづきのようなLEDのランタン、人によって好みも色々ありますよね。
ランタンもスノーピークの製品だけでなく、自分にとって使い勝手が良く手入れのしやすいものを選んで、快適なキャンプが楽しんでくださいね。