【バーベキューにも鉄板がおすすめ】お手入れや料理、自作法など

最終更新日:2024/01/30

【バーベキューにも鉄板がおすすめ】お手入れや料理、自作法など

バーベキューといえば網で焼くイメージがありますが、実は鉄板が優秀です。
そこでここではバーベキューに鉄板がおすすめの理由をはじめ、バーベキューに使う鉄板の選び方、おすすめの鉄板をご紹介します。
また簡単おいしい鉄板料理や、鉄板のシーズニング、お手入れ・保管方法、キャンプ用の鉄板は自作できるのかについてもお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

バーベキューに鉄板がおすすめの理由

キャンプの最大のお楽しみのひとつであるバーベキュー。
網を使っている方が多いと思いますが、実は鉄板でバーベキューをすることでメリットが多くあるということをご存じですか?
鉄板でバーベキューをするメリットは

  • 蓄熱性・保存性に優れており調理しやすい
  • 網に比べて耐久性が高く長く愛用できる
  • 焚き火など直火でも使える
  • 同時にほかの料理を作ることができる
  • 使用後の片付けが簡単
  • バーベキュー以外にも調理の幅が広がる

などです。
網と鉄板のどちらかを選ぶというのであれば、重さはあるもののメニューの幅が広がる鉄板を強くおすすめします。

バーベキューに使う鉄板の選び方

バーベキューでも活躍するキャンプ用の鉄板を選ぶなら形状やサイズ・厚みにも注目して、あなたにとってもっとも使いやすいものを選びましょう。

鉄板にはさまざまな種類があり、大きく3つに分けられます。

平型タイプ

鉄板が平らで、お手入れがしやすい。

深型タイプ

食材が落ちにくく汁気を多く含んだ料理にもおすすめ。

波型タイプ

鉄板の表面が波状になっており、肉の余分な脂を溝に落としてくれる。

サイズは使用する人数に合わせて選びましょう。

また鉄板は厚みがあるほど蓄熱性が高くなり料理がおいしく仕上がると言われています。
そのため極厚鉄板なども人気です。

バーベキューに使うおすすめの鉄板

ここではおすすめの鉄板を3点ご紹介します。

【BUNDOK バンドック 極厚鉄板 6mm BD・478】

鉄板の厚さ6mmmでフチがあり、蓋も付いているので、バーベキューやステーキだけでなく、餃子やハンバーグなど蒸し料理ができるのも◎。

鉄板サイズ約260×180×15mm
重量約2.56kg

【ユニフレーム ファイアグリル エンボス鉄板】

スッキリとしたシンプルなデザインの「ファイアグリル エンボス鉄板」は、凸凹のあるエンボス加工で食材がこびりつきにくいのが特徴です。
ユニフレームの「ファイアグリル」だけでなく「US-DⅡ」などのシングルバーナーでの使用も可能です。

サイズW320×D323×20mm
重量約1.9kg

【スノーピーク グリルプレート黒皮鉄板】

グループやファミリーキャンプにも最適な大きめのサイズの鉄板で、クリア防錆塗装が施されており焚き火などでもガンガン使えるタフさが魅力です。
同ブランドの「焚火台 グリルブリッジL」にセットできます。

サイズ330×500×35(h)mm
重量3.6kg

バーベキュー以外にもある!簡単おいしい鉄板料理

バーベキューやステーキだけでなく、さまざまな料理を楽しめる鉄板。
熱が均一に伝わるので、肉をはじめ魚料理にもぴったりです。
そこでここでは、簡単に作ることができるおいしい鉄板料理をご紹介します。

  • チャーハン
  • 焼きそば
  • お好み焼き
  • チーズタッカルビ
  • 鮭のちゃんちゃん焼き
  • ホットケーキ、フレンチトースト

鉄板が一枚あればメインからご飯もの、甘いデザートまで作ることができます。
ほかにも鉄板を使った簡単でおいしいキャンプ飯はたくさんあるので、ぜひ試してみてください。

キャンプで使う鉄板のシーズニングとは

シーズニングは、サビや焦げ付きやすい鉄板に油をなじませて油膜を作り、サビや焦げ付きから鉄板を守るための方法です。

シーズニングをしないで鉄板をそのまま使用すると、表面に付いたワックスなどが食材に付いてしまいます。
シーズニングをすることで鉄の持つ独特の鉄臭さを軽減することができます。

鉄板のシーズニング手順

  1. まずはフライパンを洗剤を使って洗い、蓋をコンロにのせて煙が出るまでから焼きします。
    鉄板にフチがある場合は四隅に熱が伝わりにくいので、位置を変えながら全体をまんべんなく加熱するのがポイントです。
  2. 煙が出なくなったら油を全体になじませて、野菜のくずなどを炒めて鉄の匂いを消していきます。
    野菜は何でもOKですが、冷蔵庫にショウガやネギの青い部分があればぜひ使いましょう。
    ヘラなどを使ってふち部分にも野菜くずをしっかり回しましょう。
  3. 野菜くずを炒め終わったら、軽く洗って乾燥させて食用油を全体に塗ったら完了です。

鉄板など鉄製の調理器具を使用する前には、必ずシーズニングを行っておくことで長く調理器具を愛用することができます。

キャンプで鉄板を使った後のお手入れ・保管方法

シーズニングをしっかりした鉄板でも、使用後にはまたお手入れが必要です。

使用後のお手入れと保管方法

  1. ヘラやスチールタワシなどで鉄板についた汚れや焦げを落とします。
  2. タワシやスポンジを使って水やぬるま湯で洗い、火にかけ水気を飛ばします。この時洗剤は使いません。
  3. 鉄板が乾燥したらキッチンぺーパーなどで油を薄く塗り込み、耐油紙または新聞紙などに包んで保管してください。

アルミホイルの活用術

どんな調理器具でも必ず使用後のお手入れは必要になります。面倒な使用後のお手入れを少しでも減らしたいなら、バーベキュー用のアルミホイルを使ってみてはいかがでしょうか。

厚さが約0.035~0.04㎜と一般的なアルミホイルの約3~4倍の厚さがあるバーベキュー用アルミホイルなら、鉄板の上に敷いてそのまま料理するだけで鉄板が汚れません。
とくに寒い冬キャンプなど洗い物を少しでも減らしたいときには試してみてはいかがでしょう。

鉄板の代用として網の上にバーベキュー用アルミホイルを敷しいて焼きそばを作ることも可能なようです。
しかし焦げつきやすいので注意が必要です。

キャンプ用の鉄板は自作できるのか

DIYが得意な方なら、キャンプ用鉄板も作ってみたいと考えるかもしれません。
実際、「キャンプ用鉄板 作り方」、「キャンプ用鉄板 自作」などで検索すると、YouTubeなどでさまざまな作り方や作品を見つけることができます。

しかし、ホームセンターで売っている市販の鉄板を使用したとしても、溶接したり切断機を使うなど、素人にはとても難しそうです。

自作というよりも、お手入れをしっかりとすることで長く愛用できるアイテムに育てていくということを心掛けたほうが現実的かもしれません。

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