キャンパーに人気があるホンダ「N-BOX」。
キャンプ場でよく見かける車種ですが、本当にN-BOXでキャンプができるの?荷物はどのくらい積める?購入するならどのタイプがいいの?など、キャンプに向いている車なのか知りたい方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、N-BOXがキャンプ向きなのかどうなのかを軸に、N-BOXがキャンプに最適な理由やキャンプに必要な荷物をN-BOXに積むコツなどご紹介します。
キャンプが趣味のご家庭で軽自動車の購入を検討している方必見です!
ホンダ「N-BOX」がキャンプに最適な理由
数ある軽自動車の中でも人気のあるホンダ「N-BOX」。キャンプ場へ行くと、N-BOXでキャンプを楽しんでいる方も多く見られます。
そこで、なぜN-BOXがキャンパーに人気があるのか、N-BOXがキャンプに最適な理由についてご説明します。
N-BOXがキャンプに最適な理由
- 軽とは思えない室内の広さ
- 車中泊を意識したシートアレンジ
- 予想を上回る収納力
- 豊富なカラーバリエーション
- 機能性の高さ
N-BOXの一番の魅力が広々とした室内空間。他の軽自動車よりも室内・荷室共にトップクラスの広さを誇り、小学生が室内で立ったまま着替えることもできるほどの高さと広さがあります。
多彩なシートアレンジもN-BOXの魅力。後部座席を前後に19cmほどスライドができる他、前席の背もたれを後ろに倒し、後席と合わせて車中泊が可能なフラットな空間に作ることもできます。
幅、高さ、長さ共にトップクラスの広さを誇るN-BOX。最大で19cm後席をスライドすれば、多くなりがちなキャンプ道具もたっぷり載せられるくらいの収納力があります。また、N-BOXには場所やサイズにこだわった収納も多くついているので、細々したものもすっきり収納することが可能です。
定番人気の白・黒をはじめ、ルーフ部とボディ部の配色が異なるツートーンカラーなど、N-BOXはシリーズ合計24色を展開するほどとにかくカラーバリエーションが豊富。キャンプに映えるポップなカラーも人気です。
N-BOXは機能性の高さにも定評があり、停車状態を保つオートブレーキホールド機能や駐車時の死角を減らすピタ駐ミラー、手が塞がっていても荷物を載せられる便利なハンズフリースライドドアがオプションで付けられるので大変おすすめです。
人気のN-BOXから派生した3車種
キャンプに最適な広々空間が魅力のN-BOXですが、N-BOXから派生したN-BOX+、N-BOXスラッシュ、N-BOXカスタムについてご紹介します。
N-BOX+
N-BOXをベースに作られたN-BOX+(プラス)は中身が大きく異なり、荷室後部の床面がスロープ状に傾斜しているのが特徴。N-BOXよりも15cm低く設計され、自転車など大きな荷物などがより積み込みやすくなっています。ラゲッジスペースの奥行きもN-BOXの約1.5倍。積める・泊まれる・載せるの3つが叶う仕様になっています。
N-BOXカスタム
N-BOXとは内装、外装、カラー全て異なるN-BOXカスタム。一番の特徴はグリルデザインで、丸基調でまとめられたN-BOXに比べ、ヘッドライトは横に広がり洗練された形になるなど、よりスタイリッシュなデザインとなっています。黒とバーガンディの内装が高級感を醸し出し、外装も落ち着いたシックなカラーが設定されています。
N-BOXスラッシュ
"スラッシュ(切る)"という言葉がついているように、N-BOXのルーフを切り取り車高を低くしたのがN-BOXスラッシュ。N-BOXより広さはなくなりましたがスタイリッシュ感が高まり、トールワゴンでありがちな強風による横風の影響も少なくなりました。後部はスライドドアではなく、あえて取っ手を見せないおしゃれなヒンジドアを採用。2020年2月に生産終了になっています。
キャンプに必要な荷物をN-BOXに積むコツ
いくら広さを誇るN-BOXでも、やはり軽自動車となるとどれだけ荷物が積めるのか心配になります。
そこで、1泊2日のテント泊によるキャンプを想定して、親子3人・4人分のキャンプ道具をN-BOXへ積むコツをご紹介します。
3人家族分キャンプ道具をN-BOXへ積むコツ
- 後席片側のシートを足元に収納する
→ これで縦長のグッズも無理なく収納可能に。 - シートを前にずらし荷室空間を広げる
→ 広くなった空間に重たいテントや頑丈なテーブルを置き、その上にコンテナボックスなど小物を収納した箱を載せる。 - 段差ができる箇所はマットなどを活用
→ リアシートを倒した時の段差はマットなどを使ってフラットに。 - 座席と荷物の隙間も無駄にしない
→ デットスペースも見逃さず、隙間を埋めるように荷物を積めることで荷物がズレる心配もない。 - 椅子とクーラーボックスは最後
→ 椅子はキャンプ場に到着した時にすぐに取り出して休めるように、クーラーボックスは買い物がしやすいよう最後に収納。
4人乗車で家族分キャンプ道具をN-BOXへ積むコツ
- 後席シートを最大まで前にスライドさせる
→ 後席を19cmスライドさせることで空間が生まれ積載量がアップ。 - 重い荷物を土台に、底面はフラットな状態にさせる
→ 頑丈な折りたたみテーブルなどを底面に置く。段差はひざ掛けなどで高さを合わせフラットな状態に。 - テトリスのように横積みと縦積みでスペースを埋めていく
→ 重いコンテナを中心に横積みと縦積みで隙間を埋めていく。マットや寝袋は硬い荷物と車の間の緩衝材に使う。 - クーラーボックスはセカンドシートの足元へ
→ クーラーボックスを荷室に入れるのが難しい場合は、セカンドシートの足元へ置いてすぐに取り出せるように。 - 座席の下など車内のあらゆる隙間を有効活用
→ 座席の下、上部もラックなどを使って隙間を有効活用する。車の屋根にルーフボックスを取り付けて積載量をアップさせるのもおすすめ。
N-BOXならキャンプだけでなく車中泊も可能
シートアレンジが自在なN-BOXは、フロントシートを倒せば車中泊が可能になります。
ただ、シートをただ倒しただけでは凹凸が気になり、休息はできてもしっかり寝るのは難しいので、車中泊する場合はN-BOX専用の「ベッドキット」を活用するのがおすすめ。
完全フルフラットになる他、ベッド下には収納スペースも生まれるので、荷物に囲まれることなく快適に眠れます。
また、近年の車中泊ブームにより、通販サイトを覗くと様々な種類の車中泊用マットが販売していますので、車中泊に必須のサンシェードと一緒に購入してみてはいかがでしょうか。
N-BOXの内装をキャンピングカー仕様にしたモデルも
軽自動車ベースのキャンピングカーは、
- 安価でお手頃価格
- コンパクトサイズで運転しやすい
- 維持しやすい
といった理由から人気が高く、キャンピングカーを企画・販売している「ホワイトハウスキャンパー」からは、ソーラーパネル付きポップアップルーフを装備したキャンピングカー「N-BOXキャンパーNeo」が登場し人気を集めています。燃費も維持費も良く、ルーフ上のテントで大人2名が寝れるので、計4名就寝可能に。様々なオプション機能を追加することもできます。
最後に
今回は、キャンパーに人気があるN-BOXについて詳しくご紹介しました。
N-BOXは、
- 軽とは思えない室内の広さ
- 車中泊を意識したシートアレンジ
- 予想を上回る収納力
- 豊富なカラーバリエーション
- 機能性の高さ
の視点からキャンプに最適な車であり、親子3~4人家族の荷物も、ちょっとしたコツでしっかり積むことができます。
ぜひ軽自動車を購入する際の参考にしてください。