車は汚れが付いたままにしておくと、車体や装備が劣化してしまい寿命が短くなってしまうと言われています。
長距離、長時間使用するキャンピングカーは特に汚れやすく、また白い車体についた汚れが目立ってしまうものです。
そこでここでは、キャンピングカーの洗車について詳しく解説します。キャンピングカーの洗車場の見つけ方や、洗車機の使用、洗車料金などをはじめ、洗車に必要な道具、洗車の手順もお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
キャンピングカーの洗車方法
キッチンやトイレが完備され車内で宿泊することができ、快適に長旅を楽しめるキャンピングカーは、長距離の移動もラクラクです。
普通乗用車なら長距離移動や雨染みなどの汚れが気になったときには、ガソリンスタンドやセルフ洗車場、自宅で洗車することができますが、大きなキャンピングカーの場合は、どのように洗車したら良いのでしょう?
キャンピングカーを長く乗り続けるためには、洗車をして車体をきれいにすることが必要です。
普通車同様、洗車をせずに放っておくと車両の表面や装備が劣化してしまい車の寿命が短くなってしまいます。
キャンピングカーの洗車は手洗いが基本となります。洗い方は普通車と変わりません。
まずはホースを使って全体を濡らし、汚れを落としていき、最後にクロスで水滴を噴き上げれば完了です。
とはいえ、その大きさから洗車も一苦労のキャンピングカー。以下で洗車について詳しく説明していきます。
キャンピングカーの洗車場の見つけ方
先ほど書いたように、キャンピングカーの洗車方法は手洗いが基本です。
では洗車する場所はどこがいいのでしょう。
自宅の駐車場やガレージ、庭などのスペースに余裕があれば自宅での洗車が可能です。
しかしスペースがない場合は、洗車場を探さなければいけません。特に大型のキャブコンやバスコンなどの場合は、洗車する場所を見つけるのも大変です。
自宅以外でキャンピングカーを洗車できる場所としては、コイン洗車場がパッと思いつきますが、大型のキャンピングカーの場合は、入り口に高さ制限や洗車スペースのサイズ制限があることが多く入らないということも考えられます。
そのため、コイン洗車場には事前にお持ちのキャンピングカーを洗うことができるのか確認することをおすすめします。
バンコンクラスのキャンピングカーであれば問題なく使用できることがほとんどです。
キャンピングカーは洗車機で洗えるのか
洗車には、いつでも手軽に車を洗うことができるガソリンスタンドの自動洗車機を利用している方も多いと思います。
しかし、キャンピングカーは洗車機使用NGです。
というのも、洗車機はキャンピングカーの洗車を想定していません。
そのため、網戸やソーラーパネル、ベンチレーター、オーニング、リアラダーといったパーツの破損だけでなく、車体に傷がついてしまったり、洗車機そのものを破損してしまう可能性もないとは言えません。
大きなキャンピングカーは、そもそも洗車機に入るサイズではありませんので、間違っても利用しないようにしてください。
キャンピングカーの洗車料金
手洗いが基本だと繰り返していますが、業者などに頼むことはできないのでしょうか?
普通車なら手洗いの代行サービスがあります。
しかし、装備品が多いキャンピングカーの場合は、手洗い代行に対応してくれる業者が少ないのが現実です。
どうしても洗車をお願いしたいという場合には、キャンピングカーを購入した店舗やキャンピングカーのレンタルを行っている業者に洗車依頼をするという方法があります。
キャンピングカーのレンタルを行っている業者やキャンピングカー専門の業者にでは、5,000円~1万円程度で洗車してもうことができそうです。一度問い合わせをしてみてはいかがでしょう。
キャンピングカーの洗車に必要な道具
キャンピングカーを洗うためには、普通車同様カーシャンプー、洗車ブラシ、クロスの3つをはじめ、高さがあるため脚立が必要になります。
カーシャンプーなどの洗剤には、水垢を取る成分が配合されたものや強力洗浄剤配合のものがあると良いでしょう。
ブラシはトラック用エクステンション洗浄ブラシがあると便利です。
洗車後ワックスについては、メリットデメリットの両方があるようですが、艶がなくなったボディには磨きワックスを使うとピカピカになるようです。
キャンピングカーの洗車の手順
以下の順番で行うと、洗剤跡などが残らずきれいに洗車できます。
- ルーフ部分
高圧洗浄機と洗剤スプレーボトルを使い、洗浄用の洗剤をルーフに吹きかけ、ブラッシングしながら一気に洗剤をしっかりと洗い流します。 - 車体側面の上部
高圧洗浄機と洗剤スプレーボトルを使い、洗浄用の洗剤をルーフに吹きかけ、水垢が激しい時は、水垢専用洗剤を使って汚れを除去し、ブラッシングしながら一気に洗剤をしっかりと洗い流します。 - 車体側面の中部
洗剤を高圧洗浄機にてスプレーしブラッシングしていきます。 - 車体の下部
サイドモールから下、バンパー、アルミホイールなどを同じ手順で洗います。
ホイールは専用のブラシを使うと汚れがしっかりと落ちます。 - 拭き上げ
最後にしっかりと吹き上げればOKです。
キャンピングカーを汚さないためのひと工夫
キャンピングカーは乗っていなくても雨や土埃によって汚れていきます。
なかなか気軽に洗車できないキャンピングカーですので、できれば汚れが付くのを防ぎたいものです。
カバーを掛けたり、キャンピングカー専門の業者にコーティングを依頼するのも有効です。
カバーをかけることが難しい場合は、やはりこまめに洗車するのが一番。
特に黄砂のあとにはすぐに洗車したいところです。
雨による水垢を予防するためにも月に1~2回は洗車できるときれいな状態を保つことができるでしょう。