キャンプファイファイヤーを盛り上げるおすすめ出し物

最終更新日:2024/04/10

キャンプファイファイヤーを盛り上げるおすすめ出し物

皆でキャンプをする時に欠かせないのが、キャンプファイヤーではないでしょうか。
神秘的な焚き火を囲みながら会話を楽しむのも良いですが、人数が多いときは、出し物があるとより盛り上がりますよ。
この記事では、キャンプでお馴染みのスタンツについてご説明した上で、キャンプファイヤーを盛り上げる出し物についてご紹介します。
保育園から高校まで、出し物に困った時の参考になれば幸いです。

キャンプファイヤーを盛り上げるスタンツとは 

スタンツとは、もともと軽業を意味するアメリカの俗語で、小規模な即興劇のことです。
ボーイスカウトやガールスカウトなどで使われるスカウト用語のひとつでもあり、キャンプファイヤーで行う寸劇や出し物ことを指します。
スタンツは、寸劇、隠し芸、ダンス、楽器演奏、踊り付きの歌など、さまざまな形式で行われ、短い時間でも観客を楽しませることが目的です。

しかしながらスタンツは、ただ発表を見てもらうということだけが目的ではありません。
短い時間をうまく使って、自分たちの出し物で皆を楽しませることを考えて作るべきなのです。

そのため、グループを作って事前に練習したものを見せ合うものも多いですが、昨今では皆で参加するゲームなども含め、リクリエーション全般とも考えても良いようです。

スタンツを作るポイント

  • 仲間と協力して創造する
  • グループ全員が役割を持つ
  • 上手い下手よりも、皆を楽しませたいという気持ちが大切
  • 即興でアドリブを活用したほうが持ち味が出る
  • 受け身の出し物の次は、参加型の出し物にする
  • 短い時間で歯切れの良い展開にする
  • 長くなりすぎないように、時間を決める
  • 声は大きく、動作はオーバーに
  • 歌はミュージカル風や替え歌などにして踊りも付ける

スタンツはチームワークが大切です。
仲間と協力して作りましょう。
セリフを完璧に覚えるよりも、大まかな流れを把握した後は、即興のアドリブも人間性が出て楽しいものです。

ここまでスタンツについて、ご紹介してきました。
これらのことを念頭において、キャンプファイヤーの出し物を考えていきましょう。

保育園・幼稚園のキャンプファイヤーの出し物

好奇心旺盛で、どんな出し物でも楽しめるのが保育園や幼稚園児です。
キャンプファイヤーを囲んで、皆で歌ったり体を動かすゲームなどは、大興奮間違いなしです。
ここでは、園児が皆で楽しめる簡単な出し物についてご紹介します。

保育園や幼稚園でのキャンプファイヤーの出し物は、歌からスタートしてもよいでしょう。
定番の「燃えろよ燃えろ」を始め、心あたたまる名曲「ね」、友達と一緒にいるのが嬉しくなる「たいせつなともだち」など、素敵な歌がたくさんあります。

ぜひ、キャンプファイヤーのスタートは、園児皆で元気よく歌う出し物で、印象的な歌詞を味わいながら一体感を高めてみるのはいかがでしょうか。

ジェスチャーゲーム

まず、先生がお題を決めて、ジェスチャーをする子どもに伝えます。
ジェスチャーをする子は、声を出さず、体の動きや表情だけで表現します。
それを見ている子どもたちが、何を表現しているのか言い当てます。

命令ゲーム

リーダーの指示役が、指示の最初に「命令」と言った時だけ指示に従うゲームです。
テンポ良く、ときにはひっかけも混ぜながら指示していくと盛り上がります。
道具や準備が不要なので手軽に行えますが、意外に集中力が必要です。
最初に先生がお手本を見せて、ルールをしっかり理解してもらうと良いでしょう。

大きくなれるかな

最初は全員赤ちゃんからスタートし、ハイハイで動き回ります。
先生の合図で、近くの子とジャンケンし、勝った子は子どもになって膝をついて歩きます。
同じように次の合図で勝てば大人になって普通に歩き、また勝てば老人になって腰を曲げて歩きます。
じゃんけんに勝ったお年寄りは、上がってゲームから抜けます。

リーダーあてゲーム

鬼以外の子供たちが円陣を組み、リーダーを決めます。
鬼が輪の中に入り、みんなで「せーの」で歌を歌います。
途中でリーダーが手拍子を始めたら真似をして手拍子、スキップし始めたらスキップするなど、リーダーの動きに合わせて他の子どもたちも動きます。
鬼はそれを見て誰がリーダーなのか当て、曲の終わり頃までに当たるようにします。

あんたがたどこさ

全員が炎を囲み、座ります。
童謡の「あんたがたどこさ」を皆で歌い、リズムに合わせて自分の太ももを叩きます。
しかし「さ」が付く時だけ、右隣の人のももをポンと叩くというゲームです。

小学生におすすめのキャンプファイヤーの出し物

小学校のキャンプファイヤーでは、火を迎えるところからスタートするのが一般的です。
厳かで神聖な雰囲気を出すために、火の神様を演じる人や、火の神様への祈りを捧げるセレモニーを行うこともあります。
キャンプファイヤーの火に、「友情の火」「希望の炎」など、意味のある名前を付けるのも素敵ですね。
高学年であれば、周りの静けさに耳を傾けながら、火の神様への祈りを捧げるセレモニーを行うのも良いでしょう。

そこでおすすめな出し物のひとつが、火を題材にした寸劇です。
キャンプファイヤーに点火する演出として、人気のある題材をご紹介します。

着火役の人を呼ぶ寸劇

火の精や火の神様などに扮した着火役となる人を呼ぶ寸劇です。
人間に火を与えたギリシャ神話のプロメテウスや、ハワイの神話の火山の女神ペレなど、人間と火の神様に関する伝説はたくさんあります。

色々なストーリーがありますので、出し物として演じやすくアレンジしてみてはいかがでしょうか。

ハンカチ落とし

火を囲んで輪になっている状態を生かし、ハンカチひとつで楽しく遊べるのがハンカチ落としゲームです。

目を閉じて輪になって座り、鬼になった子がハンカチを輪になっている子の後ろにハンカチを落とします。
ハンカチを落とされた子は、鬼を追いかけて輪の外側を走り、鬼に追いつけば鬼はもう一度鬼をやります。
ハンカチを落とされた子が鬼に追いつけず、鬼がハンカチを落とした所に座ってしまえば、次はハンカチを持っている子が鬼です。

シンプルなルールですが、目を閉じてハンカチが落とされたかどうかをじっと待っているのは、ドキドキします。

中学生におすすめのキャンプファイヤーの出し物

中学生のキャンプファイヤーでの出し物は、高速マイムマイムなど、定番にすこし手を加えた変わり種もおすすめです。

(高速)マイムマイム

キャンプファイヤーの火を囲み、輪になって踊ります。
徐々にスピードを上げていく高速マイムマイムが盛り上がるでしょう。

伝言ゲーム

チームごとに一列に並び、先頭の子どもに伝える言葉を教えます。
後ろの子どもにだけ聞こえるように言葉を伝え、最後まで伝わったら答え合わせをします。
だんだんお題を複雑にしていくと、まったく違う言葉になって伝わって面白いですよ。

ラインナップゲーム

リーダーの出すお題に合わせて順番に並ぶゲームです。
最初に一列に並び、「はじめ!」の合図でリーダーの出したお題順に並びます。
お題の順番に入れ替わって一列に並んだら座り、順番通り並べていたらOKです。

お題の例

  • 誕生日順
  • 名前の五十音順
  • 出席番号順
  • 身長順
  • 年齢順

高校生におすすめのキャンプファイヤーの出し物

高校生が盛り上がる、キャンプファイヤーの出し物をご紹介します。
芸達者な生徒さんがいれば、コントや物まねなどを披露してもらっても楽しいです。

なんて言っているでしょうゲーム

何かをくわえながら言葉を話し、周りが何と言っているか当てるゲームです。
珍回答に爆笑が沸き起こるかもしれません。

他己紹介

自分を紹介する自己紹介ではなく、友達のことを紹介する他己紹介です。
お互いをよく知り合えるきっかけにもなるでしょう。

しりとりで自己紹介

前の人の名前の最後の文字で、しりとりで自己紹介していきます。
前の人が「山田タロウ」さんでしたら、次の人は「ウ」から始まる言葉で自己紹介を始めます。

ほかにも、事前に準備ができれば以下のような出し物も盛り上がるでしょう。

  • コント・漫才
  • J-popダンス
  • 替え歌
  • ものまね
  • 短めの怪談話

キャンプファイヤーの締めくくりは

キャンプファイヤーの締めくくりは、興奮が落ち着く出し物がおすすめです。
締めくくりには、1分ゲームや静けさを誘導できるゲーム、穏やかな楽曲を歌うのが良いでしょう。

1分ゲーム

1分ゲームは、「はじめ」の合図から1分経過したと思うタイミングで手を挙げ、1分に最も近い人が勝ちとなるゲームです。

命令ゲームで静かになる命令を出す

「手はおひざ」「静かにする」「話さない」などの命令ゲームをすると、その場が落ち着いてきます。

静かな曲の演奏や歌

最後に「遠き山に日は落ちて」などのしみじみとした楽曲を演奏と歌で締めくくるのも、キャンプファイヤーの思い出として心に残るでしょう。

今回は、キャンプファイヤーを盛り上げる出し物についてご紹介しました。
キャンプファイヤーは、子どもたちにとって特別な思い出になるイベントです。
そんなキャンプファイヤーをより盛り上げるために、ぜひ今回ご紹介した出し物を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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