夏のイベントと言えば、キャンプ。キャンプといえば、厳かで神秘的な焚き火を囲んで楽しく集う、キャンプファイヤー。この記事ではキャンプファイヤーをする仲間や友達と、より仲良くなれること請け合いの、楽しいレクリエーションをご紹介します。
また、家の庭で焚き火やキャンプファイヤーを安全にする方法なども解説しています。安全に楽しくキャンプファイヤーレクを実施したい時の参考になれば幸いです。
幼稚園におすすめのキャンプファイヤーレク
幼稚園では、皆で楽しく体を動かすレクリエーションがおすすめです。
以下に、幼稚園児が簡単な動きで楽しむことができるレクリエーションをご紹介します。
命令ゲーム
遊び方
- リーダーを決める
- リーダーが「命令!」と声をかけて命令する
- 「命令」と号令があった時だけ従う
- 間違った人は座る
- 最後まで残った人が勝者
「命令!立て!」で、全員が立ちます。
命令!と号令がかかった時だけ、命令に従います。
ただ「立て!」と言っただけの場合は立ってはいけません。
間違った人はその場に座ってゲームから離脱します。
最後まで命令に従えて残った人が勝ちです。
フラフープ送りゲーム
キャンプファイヤーを囲んで輪になっている状態で、そのまま遊べるゲームです。
遊び方
- 輪になって手をつなぎ、2チームになる
- よーいドンでそれぞれの先頭からスタート
- つないだ手を離さないようにしてフラフープを送っていく
- 先に最後尾までフラフープをくぐり抜けたチームが勝ち
フラフープは分解できる組み立て式のものを使用すると、持ち運び時にもかさばりません。
小学生が喜ぶキャンプファイヤーレク
小学生には、比較的短めの時間で終了するレクリエーションが良いでしょう。
集中力が保てるように、長くても5分以内に終わるゲームがおすすめです。
ハンカチ落としゲーム
ハンカチ落しはシンプルなルールですが、小学生がエキサイトする楽しいゲームです。
用意するものはハンカチだけと、準備いらずなのも嬉しいポイントでしょう。
キャンプファイヤーを囲んだ輪になった状態のままゲームができます。
ハンカチの他に、タオルやぬいぐるみでも代用可能です。
遊び方
- 内側を向いて座り、輪になる
- 鬼を決める
- 鬼はハンカチを持って輪の外側を周り、座っている人に気づかれないようにハンカチを落とす
- ハンカチを落とされた人は鬼を追いかけて走る
- 鬼は捕まれないよう走り、ハンカチを落とした人が座っていた空いている所に座る
- 鬼は、座る前に捕まったらもう一度鬼をする
- 鬼を捕まえられなかった人は、新しい鬼になる
ちょうちんゲーム
4つの簡単なポーズを覚えて、リーダーのひっかけジェスチャーにつられないようにするゲームです。
- 大きいちょうちん…大きく両手を広げて大きなちょうちんを抱えているようなポーズ
- 小さなちょうちん…手の幅を狭めて小さなちょうちんを持つポーズ
- 長いちょうちん…上下に手を広げて長いちょうちんを抱えているポーズ
- 短いちょうちん…上下の手の幅を狭めて短いちょうちんを抱えているポーズ
遊び方
- 上記の4つのポーズを覚えたら、リーダーを決める
- リーダーがジェスチャーしながら「大きいちょうちん」などと言ったら、他の人も言われたちょうちんの大きさのポーズを取る
- リーダーはわざとちょうちんの大きさとは違うポーズを取る
リーダーのひっかけジェスチャーに必ずつられて間違える人がいるので、楽しく盛り上がること請け合いです。
中学生におすすめのキャンプファイヤーレク
記憶力を駆使する、楽しい頭の体操になるゲームで夏の思い出を彩りましょう。
林間学校や自然教室などでも活用できるレクリエーションです。
八百屋さんゲーム
八百屋さんにある、野菜の名前を一つずつ付け足していくゲームです。
前の人が言った野菜を覚えていなければならないので、ゲームが続くほど難易度が高まります。
遊び方
- リーダーを決め、スタートとする
- リーダーが八百屋さんにある野菜の名前を一つ言う
- 次の人は、前の人が言った野菜に新しい野菜の名前を一つ付け足す
- 前の人の言った野菜を忘れたり、新しい野菜の名前を言えなかったら負け
(手拍子)キャベツ→(手拍子)キャベツ、トマト→(手拍子)キャベツ、トマト、白菜、という具合に手拍子に合わせ、リズム良く進んでいきます。
八百屋さんの他に、魚屋さんなどにアレンジしても楽しめるでしょう。
高校生が盛り上がるキャンプファイヤーレク
キャンプファイヤーの神秘的な明かりのもと、何がが始まりそうな期待感が味わえるゲームをご紹介します。
ルールが少々複雑なので、中学生や高校生以上の方へおすすめです。
ウィンクキラーゲーム
遊び方
- 全員輪になって立ち、目をつぶる
- リーダーはウィンクキラーを一人決めて、黙ってウィンクキラーの肩を叩く
- ウィンクキラーが決まったら、全員目をあけて歩き回る
- ウィンクキラーは、目が合った人にウィンクする
- ウィンクされた人は、5秒以内に「やられた」と言ってその場に座る
- ウィンクキラーが誰かわかった人は「わかった!」と言って手をあげて、疑っている人を指名する
- 決められた時間以内に過半数以上の人を座らせることができれば、ウィンクキラーの勝ち
ルール
- ウィンクキラーも犯人以外のふりをして、ウィンクキラーを指名できる
- 2人以上が同じ人を指名して、その人がウィンクキラーだったら、ウィンクキラーの負け
- ウィンクキラーによって座らされた人は、指名することができない
- 指名した人がウィンクキラーではなく外れた場合、ウィンクキラーの勝ち
- ウィンクしてもウィンクに気づかれなかった場合は無効
アイコンタクトがウィンクキラー探しのポイントになるので、目が合う度にドキドキするゲームです。
大人におすすめのキャンプファイヤーレク
大人がキャンプファイヤーレクで盛り上がるためには、参加する年代に合わせることができるゲームがおすすめです。
ジェスチャーゲーム
大人が参加しているキャンプファイヤーレクの場合、普通のジェスチャーゲームより盛り上がるのは、有名人やミュージシャン当てジェスチャーゲームです。
参加している年代に合わせて、有名人の仕草や、その世代の方が誰でも知っているであろうヒット曲の振り付けなど、オーバーなくらいのジェスチャーで表現すると盛り上がるでしょう。
ジェスチャーする人は声を出すことや、文字を書くことはしてはいけません。
大人数で楽しく盛り上がるキャンプファイヤーレク
大人数で行うレクリエーションというだけで、賑やかで楽しい印象がありますよね。
以下にご紹介するゲームは、特に小さなお子様が多いと、お祭りのような賑やかさになること請け合いです。
じゃんけん列車
遊び方
- 音楽をかけて、自由に歩き回る
- 音楽が止まったら、近くの人とジャンケンする
- 負けた人は、勝った人の後ろにつく
- 先頭者がジャンケンを繰り返し、列を長くする
人数が多いほど、列がどんどん長くなっていって楽しく盛り上がります。
キャンプファイヤーを囲む長蛇になることもあるかもしれません。
家でもできるキャンプファイヤー
近年はキャンプブームで、庭キャンプやベランダキャンプが注目されています。
遠くの野外に行かなくても自宅の敷地内でできるキャンプは、手軽にキャンプ体験ができることで人気があるようです。
せっかくキャンプをするなら、自宅の敷地内といえど、火を囲んで気分を盛り上げたいもの。
郊外に住み広い庭があるなら、癒やし効果が高いと言われている焚き火で、家でもキャンプファイヤー気分を味わいましょう。
郊外のスペースのある庭でキャンプファイヤーを楽しむ方法
安全にキャンプを楽しむためにも、準備は明るいうちから初めて周辺への配慮を怠らないようにしましょう。
準備するもの
- 燃えやすく、乾燥した薪(杉、松、檜、ナラがおすすめ)
- 薪をくべるための軍手
- 火種用新聞紙
- 火ばさみ
- うちわなどあおぐもの
- 多目的ライターやマッチ
- 消火用の水
- 難燃ウェア
- 焚き火シート
組み上げ方
- 平らで安定している地面に焚き火シートを敷き、その上に焚き火台を設置する
- 火種の新聞紙を丸めて置く
- 薪を井桁型に組む(井桁型は炎が上に向かうので、控えめにしたい方は合掌型に薪を組む)
- 多目的ライターなどで火種に着火する
- うちわで風を送る
- 火が燃えだして来たら、薪を少しずつ入れていく
焚き火が終わったら、薪の燃えかすは火ばさみではさんでバケツの水に浸しておきましょう。
燃えていた薪はやがて炭になりなますが、炭が燃え尽きるには2〜3時間ほどかかります。
火消し壺がある場合は、炭を入れて不完全燃焼で消すことができますが、容器が大変熱くなるので冷めるまで取り扱いに注意しましょう。
不完全燃焼で消した炭は、再利用することができます。
庭でキャンプファイヤーや焚き火をする時の注意点
- 焚き火が禁止されている場所もあるので、焚き火が許可されている場所か自治体の条例などを確認する
- 法律的に問題がなかったとしても、炎や煙が出るので近隣へのマナーを徹底する
- 火の始末は就寝前に確実に行い、火種がなくなることを確認する
- 化繊の衣類は火の粉で穴が開きやすいので、難燃ウェアにすると安心
- そばに燃えやすい物や、倒れやすい物を置かない
- 薪は十分に乾燥させた、良質なものを使用する
- 焚き火台に直接水をかけない
- 砂や土をかけて消さない
キャンプファイヤーや焚き火の煙が、火事や野焼きと勘違いされ通報されると、消防署が出動してしまいます。
近隣の迷惑にならないよう、細心の注意を払うことが大切です。
キャンプ用品のレンタル
近頃流行しているキャンプをしてみたいけれど、高価なキャンプグッズを最初からすべて揃えるのは少し荷が重いと感じる方や、使わない時に必要な収納場所がないと感じている方は、レンタルで気軽に本格的なキャンプを体験してみるのはいかがでしょうか。
以下に、キャンプ用品をレンタルできる会社をご紹介します。
TENTAL
東京都渋谷区に拠点を置く株司会会社TENTが運営するTENTAL(テンタル)は、キャンプギア専門のレンタルサービスの会社です。
キャンプギアとは、キャンプで使いたい便利なアイテムのことを指します。
キャンプに興味があるけれど、何から揃えていいかわからないということもよくあること。
そのような時はまずはTENTALのようなレンタルサービスを利用して、気軽にキャンプの楽しさを体験してみることがおすすめです。
TENTALでは、キャンプ初心者向けにオールインワンセットや、一人で大自然と対峙するソロキャンプセット、そして100名まで対応可能な法人向けレンタルセットなどがあります。
近頃流行のソロキャンプから、企画キャンプやツーリングキャンプなど、シチュエーションに合わせた幅広い対応力が魅力です。
また、キャンプ初心者の方でなくとも、コットンテントやカマボコテントなど、気になっているテントを気軽に試すことができるのも、キャンプ好きには大きな魅力でしょう。
2021年現在のところ、対応エリアは本州と四国となっています。
CAMPDAYS
岐阜県郡上市に拠点を置く有限会社EAT&LIVEが運営するCAMPDAYS(キャンプデイズ)は、キャンプ道具をすべて宅配レンタルできる会社です。
キャンプ場へ直接配送ができるので、スムーズにキャンプがスタートできます。
楽しいキャンプが終わったら、返却は集荷依頼を行うだけ。
後片付けの煩わしさが軽減されます。
キャンプ場への直接配送を希望する場合は、配送先のキャンプ場へ「受け取り」や「返送の時の集荷」が可能かを確認して予約しましょう。
CAMPDAYSでは全国配送に対応しており、合計金額が5,000円以上の場合、往復送料無料なのがポイントです(2021年現在)。
合計金額が5000円未満の場合は、全国一律2,000円の往復送料で対応しています。
ただし、北海道・沖縄・離島への配送は対応しておりません。
焚き火の癒やし効果
焚き火には、薪を組んだり火を起こしたりと手間はかかりますが、人間を惹きつけてやまない魅力があります。
さまざまに姿を変える炎を見ながら、語り合ったり暖を取ったりと魅力が尽きない焚き火ですが、近年その焚き火に大きな癒やし効果があると話題になっています。
その秘密は「1/fゆらぎ」。
焚き火のゆれる炎とパチパチ音には、リラックスに深くかかわると言われている「1/fゆらぎ」成分が含まれています。
「1/fゆらぎ」とは、一見規則的に感じるのですが不規則なゆらぎを含む動きのこと。
このゆらぎが生体リズムと共鳴し、精神的な安定や心地よさを感じると言われています。
確かに、パチパチという音を聞きながらゆれる炎を見ていると、すうっと心が静まっていくようです。
焚き火が燃えているだけの動画が、たくさんの人に視聴されているのも納得ですね。
静かなブームとなっている焚き火ですが、多くの人にヒーリング効果をもたらしているのかもしれません。
最後に
キャンプファイヤーは夏のレジャーの醍醐味とも言える楽しいイベントですが、火を扱いますのでくれぐれも十分な注意を払うようにしましょう。
特に、消火はしっかりと確認することが大切です。
怪我や火傷のない楽しいキャンプをするために、安全への配慮は欠かせません。
注意点を押さえて安全に楽しみ、充実したレクリエーション時間を過ごしてくださいね。