【キャンプのガス缶】捨て方や廃棄方法を解説

最終更新日:2023/12/24

【キャンプのガス缶】捨て方や廃棄方法を解説

キャンプや登山で使用するガス缶は、使用後は適切に処分しなければ、火災や爆発などの危険を引き起こす可能性があります。そこで、この記事では、キャンプのガス缶の捨て方や廃棄方法などについて解説します。

キャンプで使うガス缶の種類 

キャンプのガス缶には、大きく分けて以下の2種類があります。

  • OD缶
    主にアウトドア用バーナーやストーブに使用されます。
    イソブタンとプロパンの混合ガスを使用しています。
  • CB缶
    主にカセットコンロに使用されます。
    ブタンとプロパンの混合ガスを使用しています。

キャンプで使うガス缶の保管方法と使用方法

キャンプで使うガス缶は、安全に保管・使用することで、爆発や火災などの事故を防ぐことができます。

キャンプで使うガス缶の保管方法

キャンプで使うガス缶は、以下の点に注意して保管しましょう。

  • 40℃以下の場所で保管する

ガス缶は、高温になると内部の圧力が高まり、破裂や爆発の原因になる恐れがあります。
そのため、保管する際は、直射日光が当たらない、温度が40℃以下になる場所に保管しましょう。

  • キャップをして保管する

ガス缶は、キャップをしていないと、ガスが漏れ出す恐れがあります。
必ずキャップをして保管しましょう。

  • 落下や衝撃を与えない

ガス缶は、落下や衝撃によって、ガスが漏れ出す恐れがありますので、保管する際は、落下や衝撃を与えないように注意しましょう。

  • 湿気の少ない場所で保管する

ガス缶は、湿気によって、錆びや腐食が発生する恐れがあります。
湿気の少ない場所で保管しましょう。

具体的には、以下の場所に保管するのがおすすめです。

  • 室内の風通しの良い場所
  • 車内やテントなどの車体内
  • キャップをして立てて保管できる場所

キャンプで使うガス缶の使用方法

ガス缶を使用する際は、以下の手順で行いましょう。

  1. ガス缶のガスが完全に使い切れていることを確認する。
  2. ガス缶のノズルを燃焼器具に接続する。
  3. 燃焼器具の点火装置を押して、ガスを点火する。
  4. 使用後は、ガス缶のノズルを外して、キャップをする。

ガス缶の使用方法は、燃焼器具によって異なる場合があります。
そのため、使用前に必ず燃焼器具の取扱説明書をよく読んで、正しい手順で使用するようにしましょう。

ガス缶使用時の注意点

キャンプで使うガス缶を使用する際は、以下の点に注意しましょう。

  • ガスが残っているガス缶を使わないようにする

ガスが残っているガス缶を使用すると、ガスの漏れや爆発の原因になる恐れがあります。
そのため、ガスが完全に使い切ってから使用しましょう。

  • ガス缶を逆さにしたり、落としたりしない

ガス缶を逆さにしたり、落としたりすると、ガスが漏れ出す恐れがあります。
そのため、ガス缶を扱う際は、十分に注意しましょう。

  • ガス缶の破損や異常を認めた場合は、使用しない

ガス缶に破損や異常を認めた場合は、使用せずにすぐに販売店に相談しましょう。

  • 期限切れのガス缶は、使用しない

また、ガス缶は、使用期限が定められています。
使用期限が切れたガス缶は、絶対に使用しないでください。

キャンプで使ったガス缶の廃棄方法

キャンプで使用したガス缶の廃棄方法は、自治体によって異なります。
一般的には、以下の2つの方法があります。

  • ガスを抜いてから、危険ゴミや缶ゴミとして出す
  • 穴を開けずに、危険ゴミとして出す

ガスを抜く場合

ガスを抜く場合は、以下の手順で行います。

  1. 風通しの良い、火の気のない場所で作業を行う
  2. 缶切りや針金などで、缶の上部にある安全弁を外す
  3. 安全弁が外れたら、竹串や針金などで、缶の内側にあるガスを抜く穴を開ける
  4. ガスが完全に抜けたら、安全弁を元に戻して、穴を開けた部分をテープなどで塞ぐ

ガスを抜く際は、以下の点に注意しましょう。

  • ガスを抜く作業は、風通しの良い、火の気のない場所で行ってください。
  • 安全弁が外れてガスが漏れ出ないように、注意してください。
  • ガスを抜く穴は、缶の内側にあるガスを完全に抜けるように、十分な大きさに開けてください。

ガス缶に穴をあける際におすすめのツール

キャンプで使ったガス缶に穴をあけるには、専用のツールを使うと便利です。
以下のツールなどを、使ってみてはいかがでしょうか。

  • SOTO ガス抜きツールST-770
  • スノーピーク クワガタ
  • ジェットボイル クランチット

穴を開けずに出す場合

穴を開けずに出す場合は、以下の手順で行います。

  1. ガス缶の外側に、ガスが漏れ出ないように、ビニールなどで包む
  2. 穴を開けずに出せる危険ゴミとして出す

穴を開けずに出す場合は、ガスの漏れがないよう、しっかりと包装することが重要です。

キャンプで使ったガス缶の捨て方

先ほどもお伝えしましたが、使い終わったガス缶は、自治体によって廃棄方法が異なります

地域によってガス缶は、可燃ゴミ・粗大ゴミ・危険ゴミに分けられますので、ガス缶の捨て方は各自治体の指示に従いましょう。

捨て方がよくわからない場合は、「地域名 ガス缶 捨て方」などで検索すると、お住まいの地域のガス缶の捨て方について知ることができます。

ガス缶の処理方法が不安な場合は、必ず市区町村のルールを確認することが大切です。

キャンプ場にガス缶用のゴミ捨て場がある場合は、そこで処分することもできます。

もしガス缶が爆発した時は

ガス缶の爆発は、保管方法や使用方法に注意していても、完全に防ぐことはできません。
万が一、ガス缶が爆発した場合は、自分で対処せず、すぐに119番に電話してください。

ガスは目に見えないので、いったん爆発が収まっても、まだ着火していないガスが周囲の物体と反応して再び爆発する二次災害を起こす危険性があります。
たとえ小規模な爆発だったとしても、二次災害を防ぐためには、すぐに119番に電話して、消防署の指示に従うようにしましょう。

最後に

キャンプで使用したガス缶は、自治体のルールに従って、適切に処分することが重要です。
ガスの残量によって、捨て方は異なるため、必ず確認するようにしましょう。
また、ガス缶の爆発を防ぐためにも、保管方法や使用方法に注意することも大切です。

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