おしゃれで、機能的、そしておいしい料理が作れると人気の「ル・クルーゼ」は、自宅での料理以外にもキャンプでも大活躍できることをご存知でしょうか?材料や調理器具に制限がある中でのキャンプ料理は、シンプルな調理法や、お手軽なものになりがちですが、ル・クルーゼを使うことでおしゃれにおいしく仕上がるなら、これを使わない手はありません。
そこで、今回は、キャンプで使ってほしいル・クルーゼの鍋を始めとしたさまざまなアイテムや、おすすめのレシピ、使用の際の注意点などをまとめました。調理中、そしてテーブルの上もおしゃれを演出できるル・クルーゼの魅力をぜひ知ってください。
おしゃれなキャンプはル・クルーゼにおまかせ
カラフルなデザインで、おしゃれな調理器具と言えば、「ル・クルーゼ」です。
ル・クルーゼは、料理をおしゃれにおいしく「魅せる」だけではなく、機能性も充実しているとして、自宅での料理の他に、アウトドアでの人気があります。
特に、おしゃれでおいしいキャンプ飯を追求する女子の間で、ル・クルーゼは圧倒的な人気を誇ります。
ル・クルーゼをキャンプで使う魅力をまとめると
- 鮮やかなカラーがテーブルで映える
- フタが重いのでダッチオーブンのような料理が作れる
- 手入れが簡単
- 熱伝導が高く、蓄熱性もある
- 自宅でもキャンプでも使える
このように、おしゃれなのに機能的、そしてインドア、アウトドアのどちらのシーンでも活躍するル・クルーゼは、一生使えるアイテムとしてとてもおすすめです。
ル・クルーゼをキャンプで使う時の唯一の難点は「重さ」です。
これは、ル・クルーゼの鍋が鋳物ホーロー製でできているからです。
しかし、この重さがあるからこそ、調理中の蒸気を逃さず、高い保温性がキープできるので、キャンプ飯をおいしく仕上げたい方には、あまり気にならない重さとも言えます。
ル・クルーゼの歴史とこだわり
それでは、ル・クルーゼの歴史とこだわりについて、少しご紹介します。
ル・クルーゼの誕生は、1925年にフランスの小さな村の鋳物工場からスタートしました。
これまでの伝統的な製法を守りながら、現在の世界的なキッチンウエアのブランドへと成長しました。
ル・クルーゼのこだわりは、ル・クルーゼ製品の品質の高さとデザイン性がそれを証明しています。
フランスの伝統の製法を駆使し、職人の技のこだわりを感じる鋳物ホーロー製、そしてキッチンに彩りを加える遊び心。
ル・クルーゼは、このような歴史とこだわりで、世界中にファンを増やしています。
キャンプで大活躍するル・クルーゼのアイテム
鍋や食器、キッチン周りのアイテムなど、キャンプで活躍するアイテムは、ル・クルーゼにはたくさんあります。
また、キャンプでのキッチン周りやテーブルの上をル・クルーゼ製品でそろえることで、統一感のある、おしゃれな空間を作れます。
それでは、多彩なカラーと形状から選べるル・クルーゼ製品の中から、キャンプにおすすめのアイテムを厳選してご紹介します。
(カラーやサイズは2022年1月現在のものです)
【鍋】
ル・クルーゼの代表的な製品は、何と言っても鍋です。
●シグニチャー ココット・ロンド
サイズが豊富で使い勝手が抜群なル・クルーゼの鍋の中で、一番キャンプで使ってほしい鍋は定番の「ココット・ロンド」です。
ココット・ロンドでは、煮込み料理の他、炊飯もできます。
別売りのスチーマーを使うと、蒸し料理も可能です。
ココット・ロンドは、カラー別にサイズに違いがあります。
カラー:オレンジ・チェリーレッド
サイズ:(直径x高さ)16x8cm、18×8.5cm、20×9.5cm、22x10cm、24x11cm
カラー:マリンブルー・クールミント・メレンゲ・シェルピンク・ソレイユ
サイズ:(直径x高さ)14×7.3cm、16x8cm、18×8.5cm、20×9.5cm、22x10cm、24x11cm
その他の鍋
ココット・ロンド以外の鍋でキャンプで使える鍋は、ハートのフォルムがかわいらしい「ココット・ダムール」、花の形がテーブルの上を華やかにする「ココット・フルール」、ちょっとした料理に使える「シグニチャーソースパン」などが便利です。
また、キャンプで大人気のスキレットも、ル・クルーゼが作ると、カラフルでおしゃれな仕上がりになります。
ル・クルーゼのスキレット「シグニチャースキレット」はサイズは直径が20cmで、チェリーレッド、マリンブルー、オレンジの3色のカラー展開です。
【フライパン】
フライパンは、メインのおかずや、クレープなどのデザート作りにも活躍するアイテムです。
●TNSシャロー・フライパン
こびりつきにくく、汚れ落ちが抜群のル・クルーゼのフライパン「TNSシャロー・フライパン」は、洗い物を簡単に済ませたいキャンプでこそ活躍します。
サイズ:(直径x高さ)20x4cm、22×4.5cm、24×4.5cm、26×4.5cm、28×4.5cm
【食器】
ル・クルーゼの鍋やフライパンは、そのままテーブルに乗せてもおしゃれですが、鍋を使わない料理や、冷たいデザートなどは、ル・クルーゼのシンプルでカラフルな食器が、キャンプの気分を盛り上げます。
●ネオ・ラウンド・プレート(5枚入り)レインボー
カラフルな5色のプレートが、テーブルの上を鮮やかに演出します。
大皿料理の取り皿として、ファミリーキャンプや、グループキャンプなどにおすすめです。
サイズ:(直径x高さ)17×2.5cm、22x3cm
ル・クルーゼのニューイヤーコレクションとして発売された、ロッカク・プレートは、濃い目のカラーが特徴の六角形のお皿で、多くのル・クルーゼファンが、おせちなどで使うお皿として大人気です。
六角形の側面を使い、いろいろなお皿の組み合わせの並べ方が可能で、キャンプ用のお皿としても人気があります。
現在は、公式サイトでの販売は終了していますので、Amazonや、楽天市場などのショッピングサイトや、フリマアプリなどから購入できます。
●カップ・タンブラー
キャンプで飲む食後のコーヒーや、BBQをしながら飲むお酒は格別ですが、ル・クルーゼのカップやタンブラーは、その楽しみを見た目と使いやすさで倍増させます。
・マグ 400ml アガベ
400nlの大容量で、コーヒーや、スープなどを飲むときに便利な大きさです。
ル・クルーゼのロゴ入りで、深みのあるブルーグリーンのカラーは、気分を落ち着かせたい時にピッタリです。
・タンブラー 250ml
保冷性に優れているストーンウエアは、ビールなどを楽しむ時におすすめのタンブラーです。
カラー:チェリーレッド・ホワイト・オレンジ・ローズクオーツ・ソレイユ・クールミント・マリンブルー・ミストグレー
【その他の調理アイテム】
ル・クルーゼには、他にもキャンプをおしゃれにするたくさんのキッチンアイテムがそろっています。
●メープルウッド・カッティングボード
北米産のメープルウッドを使用したカッティングボードは、変質や変形がしにくく耐久性があります。
厚みがあり、落ち着いた木目のカッティングボードは、まな板として使う他、チーズや生ハムなどのおつまみ用の皿としても使えます。
●アイスクーラースリーブWA126
ワインやシャンパン、スパークリングワインの持ち運びに便利なアイテムです。
あらかじめアイスクーラースリーブを冷蔵庫に入れておくことで、ボトルを冷やすことが可能です。
カラー:マットブラック・チェリーレッド・オレンジ・ホワイト(ハート柄入り)
キャンプのご飯が楽しみになるル・クルーゼの鍋で作るレシピ
先ほどご紹介した、ル・クルーゼの定番の鍋、ココット・ロンドを使ったキャンプにおすすめのレシピをご紹介します。
まずは基本のご飯を炊こう
(材料)
- 直径18cmのココット・ロンド
- 米 1合(180cc)
- 水 1カップ(200ml)
(炊き方)
- 米を洗い、分量外の水で30分程浸水させます。
- ココット・ロンドに米と水を入れて中火にかけます
- 沸騰したら、弱火にして10分ほど待ちます
- 10分後に火を止め、さらに15分ほど蒸らせば完成です
この基本の炊飯の仕方を覚えておくと、炊き込みご飯や、パエリアなどのバリエーションが広がりますので、米と水の分量のバランスを調節しながら、ご飯料理を増やしてみると良いでしょう。
見た目が抜群におしゃれなブイヤベース
(材料)
- 直径18cmのココット・ロンド
- シーフードミックス 150g
- 白ワイン 大さじ1~1.5
- たまねぎ 1/4
- にんじん 1/5
- セロリ 1/4
- オリーブオイル 大さじ1
- トマトホール缶 200g
- 洋風スープの素 小さじ1
- 塩コショウ
- にんにく 1片
- サフラン 少々
- ローリエ
- 水 1.5カップ
(作り方)
- 全ての野菜を一口大にカットします
- ココット・ロンドにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で香りが出るまで炒めます
- 香りが立ったところでサフラン、にんじん、たまねぎ、セロリを加えます
- 野菜に火が通ったら、シーフードミックスを加えます
- さらに白ワイン、トマトホール缶を加えます
- 水と洋風スープの素、サフラン、ローリエ(半分に折る)を加えてさらに煮込みます
- 最後にローリエを取り出し、塩コショウで味を調えたら完成です
今回は、キャンプで手軽に使えるシーフードミックスを使いましたが、本格的なブイヤベースを目指すのなら、エビやあさり、ムール貝、イカなどの新鮮な具材を使うとさらにおいしく出来上がります。
ル・クルーゼならキャンプでパンが楽しめる
ご飯を炊いて、煮込みも出来るココット・ロンドは、パンも焼ける優れものです。
(材料)
- 直径18cmのココット・ロンド
- 薄力粉 140g
- 砂糖 大さじ1
- 塩 小さじ1/4
- 牛乳 70ml
- 油 大さじ1.5
- ベーキングパウダー 小さじ1
- 牛乳 70ml
- スライスチーズ 4枚
(作り方)
- 薄力粉と砂糖、ベーキングパウダー、塩をボウルに入れて混ぜ合わせます
- 真ん中にくぼみを作り、油と牛乳を入れます
- 全体が粉っぽさがなくなるまでまぜ、優しい力でこねます
- 生地がまとまったら、4等分にして丸めます
- 生地を手のひらで少し平らにしてスライスチーズを入れて再び丸めます
- 同じものを4つ作ったら、オーブンシートを敷いたココット・ロンドに入れてフタをします
- 弱火で約10分ほど焼いたら、1度火を止めて5分ほど待ちます
- 5分後に生地をオーブンシートごと取り出して、生地をひっくり返してそのままオーブンシートごとココット・ロンドに戻し、フタをします
- 10分程弱火で焼いたら出来上がりです。
- そのままココット・ロンドにパンを入れておくと焦げる可能性があるので、すばやく取り出しましょう
パン用の生地の材料を、キャンプ場で計量するのが困難な場合は、材料を全て量り、小分け袋などに入れて持って行くと便利です。
また、ボウルに入れてこねる作業は、ジッパー袋などを利用すると洗い物を減らせます。
パンの中に入れるものを変えるだけで、いろいろな味わいのパンが楽しめます。
キャンプで人気のル・クルーゼとストウブの違いとは
よく似ていると噂の、ル・クルーゼとストウブの鍋。
どちらもフランス生まれで、鍋の機能性や特徴のほか、見た目もとても似ています。
それでは、どこが違うのでしょうか。
この違いは、見た人の感じ方によるので決定的とは言えませんが、ル・クルーゼがカラーやデザインが豊富で女子に好まれるスタイル、ストウブはどっしりとしていて、重厚感のある、料理男子に好まれるようなデザインであるところです。
実際にル・クルーゼとストウブ、どちらの鍋も使っている方のブログを拝見させていただくと、ル・クルーゼよりもストウブの方がフタが重く、密閉度が高いとの感想が書かれていました。
料理は、好きな道具一つで、美味しい料理を作ろうと思うモチベーションにつながります。
特に楽しい思い出を残したいキャンプでの料理は、好きなカラーやデザインのル・クルーゼやストウブの鍋を使って、おしゃれで満足できる一品を作りましょう。
ル・クルーゼの鍋をキャンプで使う時の注意点
ル・クルーゼを一生使える鍋としてキャンプで愛用するには、いくつかの注意点があります。
熱源に注意
ル・クルーゼの鍋は、直火、IHクッキングヒーター、オーブンなどの熱源の使用ができます。
キャンプの熱源としての使用頻度の多い、焚き火や炭火コンロなどの使用は、火力の調節が難しく、高温調理になる可能性があるので、使わない方が良いでしょう。
キャンプで使う場合のおすすめの熱源は、ガスコンロやバーナーです。
どのような熱源を使うにしても、強火での長時間使用と、空焚きは絶対にやめましょう。
持ち運びにに注意
ル・クルーゼの鍋は、鋳物ホーロー製で、持ち運びの際に落としてしまうと割れる可能性がありますので、キャンプへ持って行く時は、しっかりとしたケースに入れて保管し、持ち運びましょう。
ル・クルーゼの鍋をキャンプで愛用している方の中には、キャンプ場へ持って行く時は、購入した際の箱を活用したり、別売りのポットカバーなどを利用されている方が多くいらっしゃいます。